SDカードリーダーランキング15選2020年最新版|安いカードと高いカード、どっちも速いのはどれ?
2020年02月14日(金)
西尾 崇彦
西尾 崇彦/Test by 家電批評編集部
SDカードリーダーランキング15選2020年最新版|安いカードと高いカード、どっちも速いのはどれ?
パソコンにSDカードの写真などを転送する場合、パソコンに付属するSDカードスロットを使っている人も多いのではないでしょうか? でもそれ、もしかしたらSDカードの性能をちゃんと発揮できていないかもしれません。今回は同じSDカードでもリーダーが変わることでどれだけ速度が変わるのかをチェックしてみました!

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家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
小枝祐基 氏 フリーライター
小枝祐基 氏
スマホ・PC・Mac関連の書籍や記事執筆を精力的に行うフリーライター。これまで家電批評・MONOQLO誌では、識者と協力しながら製品比較テスト記事等を執筆している。
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  • 【大前提】SDカードに合わない
    リーダーでは速度が出ません
デジカメで撮影した写真や動画の保存、スマホ・タブレットのバックアップなど、何かと使う機会の多いSDカード。最近では大容量の製品が安価になり、1枚のカードでたくさんのデータが保存しやすくなりました。

しかし、せっかく大容量のカードを購入しても、リーダーが古くてはパソコンへの転送に時間がかかってしまうなど、SDカードの持つ性能を発揮しきれません。
一方で、いざSDカードリーダーを購入しようとしても、タイプの異なる製品が複数あり、どれを買えばいいか迷う人もいるかと思います。そこで、SDカードリーダーを購入する前に、押さえるべきポイントをチェックしていきましょう。
  • 【SDカードリーダーのタイプ】
    SDカードリーダーは大きく分けて2種類あります
最初に押さえたいのはSDカードリーダーのタイプです。大きく分けて「USB接続タイプ」「Wi-Fi接続タイプ」があります。

USB接続タイプは、パソコンにケーブルを差し込むだけなので誰でも簡単に使えます。

Wi-Fi接続タイプは、ケーブル不要で接続できるのがメリット。またパソコン以外にもスマホやタブレットなど複数の端末から同時にアクセスしてデータをやり取りするような使い方もできます。ただし、データの転送速度はUSB接続タイプの方が高速です。
  • USB接続タイプ
ケーブルレスで携帯しやすいスティックタイプが人気。通常のSDカードとMicroSDカードスロットの2口を備えるタイプが主流です。Wi-Fiタイプに比べ、比較的リーズナブルな製品が多くあります。
  • Wi-Fi接続タイプ
本体にSDカードを差し込むと、Wi-Fi経由で端末とワイヤレスでつながります。バッテリー内蔵やルーター機能、USB機器連携など、SDカードリーダー以外の機能を持つ製品も多いです。
  • 【USB接続タイプの選び方】
    USB3.0対応はマスト。あとは使用するSDカード次第です
パソコンで使うなら、転送速度が速く、設定も簡単なUSB接続タイプがおすすめです。

製品選びでチェックしたいのがUSBの速度、USBコネクタの形状、使用するSDカードの規格です。それぞれ、注意したいポイントを下記にまとめました。
  • 【USBの速度】USB3.0以上は必須です
比較的新しいパソコンを使っているなら、おそらくUSB3.0以上の規格に対応しているはず。しかし、カードリーダーのなかには、USB3.0よりも古いUSB2.0が採用されている製品もあります。

ご存知の方も多いと思いますが、USB2.0の転送速度は480Mbps(0.48Gbps)であるのに対し、USB3.0は5Gbpsと、転送速度はUSB2.0の約10倍のスピード。あくまでも理論値ですが、それでもUSB3.0の方が圧倒的に高速です。

なので必ず、高速データ転送に対応するUSB3.0以上のリーダーを選びましょう。
  • 【USBコネクタの形状】USB-AかUSB-Cかを必ず確認
USB端子の形状にも違いがあります。古くからPCなどに使われている形状はUSB-Aで、いまも多くのカードリーダーがこのタイプに対応しています。一方、新しめのPCやスマホには、より細身のUSB-Cが搭載されることも多いです。

PCだけでなくスマホでもSDカードリーダーを使う場合、USB-Cの製品が候補になります。ただしUSB-C製品であっても転送規格はUSB2.0という製品もあります。USB-Cだから転送速度が早いわけではないので注意しましょう。

なお、リーダーによってはUSB-AとCの両方のコネクタを搭載する機種もあります。
  • 【SDカードの規格】UHS-Ⅱ対応は高速だけど高い
SDカードのパッケージには、そのカードが持つ性能がさまざまな記号で表示されていますが、ここでチェックしたいのが「UHS-Ⅰ」「UHS-Ⅱ」などの表記。これは「UHS(Ultra High Speed)」という規格で、SDカードと機器の転送速度を表しており、数値が大きくなるほど速度も速くなります。

もし使用するSDカードがUHS-Ⅱ対応の場合、カードリーダーもUHS-Ⅱ対応製品を選ばないと、SDカード本来の読み書き速度が出ません。ただしUHS-Ⅱ対応のSDカードは32GBでも1万円前後とまだまだ高価。

現実に購入しやすいのはUHS-Ⅰ対応の製品(転送速度 100MB/s程度)となるため、高価なSDカードを使わない場合は、リーダーもUHS-Ⅰに対応していれば問題ないでしょう。
  • スマホで使うなら端子の違いにも注意が必要
先ほど、スマホで使うならUSB-Cが候補と言いましたが、やや古いスマホだと、MicroUSB端子である場合もあります。またiPhoneの場合はAppleの独自規格であるLightning端子に対応する製品を選ぶ必要があります。
MicroUSB端子
MicroUSB搭載のカードリーダー。最近はLightningやUSB-A・Cなどすべてのコネクタに対応するマルチタイプも販売されています。
Lightning端子
Lightning搭載のカードリーダー。こちらはAppleの純正品が販売中です。似たような形の他社製品も売られていますが、速度や相性を重視するなら純正品を選ぶ方が間違いがないでしょう。
  • 【付加機能01】対応メディアの数はあまり気にしなくてOK
「◯◯種類のメディアに対応!」などの謳い文句を見かけますが、正直この点はあまり気にしなくて良いです。対応メディア数が多いからといって、SDカードの読み書きが速くなるわけではなく、むしろ余計なスロットが増える分、携帯性が悪くなったり、ムダに割高になってしまう可能性もあります。

多くの人にとってはSDカードスロットのほかにマイクロSDカード用のスロットが付いていれば十分かと思います。
  • 【付加機能02】複数カードを同時に読み込める機種もある
対応メディアの数は気にせずOKと言いましたが、最近は複数スロットの同時マウントに対応する製品も登場しています。複数タイプのカードを何度も抜き差しせずに済んだり、MicroSDからSDカードへのダイレクトコピーもが可能になります。

利用シーンは限られますが、気になる人は検討材料にいれても良いかもしれません。
  • 【ここもチェック!】一部のSDカードは
    特別なリーダーで性能を発揮できる
冒頭でSDカードについて、「UHS-Ⅰ」と「UHS-Ⅱ」という規格があることに触れました。検証でもUHS-Ⅱ対応のSDカードとリーダーの組み合わせは、かなり高速であることがわかりました。反面、UHS-Ⅰのみ対応のSDカードでは100MB/sを超えることはありませんでした。

しかし、実はUHS-Ⅰのみ対応のSDカードでも、より高速な転送速度を持つものがあります。

例えば、サンディスクのSDカードには、UHS-Ⅰでありながら記載の速度が150MB/sや170MB/sなどの製品が多数あります。これ、実はサンディスクの独自規格によるもので専用のカードリーダーが必要なんです。
SDカードの販売ページをよく確認すると、カードリーダーは「SDDR-C531」を使用した場合のみ170MB/sを達成した、という記載が見つかりました。実際に試してみましたが、残念ながらUHS-Ⅱ対応リーダーを使用しても100MB/s前後で頭打ちとなりました。

SDカード購入の際には、速度の数字のみにとらわれず、リーダーが対応するかどうか、しっかりとチェックをしてください。
  • 【Wi-Fi接続タイプの選び方】
    無線は11ac対応が高速。アプリの使いやすさも重要
Wi-Fi接続タイプのSDカードリーダーは、実は結構前から存在します。スマホとパソコンの両方でデータをやり取りしたい人や、複数人でデータを共有したい人など、一定のユーザーからは長く支持されています。
ただし、転送速度がUSB接続タイプに比べて遅かったり、アプリの使い勝手が機種により変わったりします。また、USB接続タイプに比べて操作が複雑なぶん、SDカードリーダー以外の付加機能が製品選びのポイントになってきます。
  • 【無線】11ac対応ならUSB2.0並の速度が出る
USB接続タイプに比べて転送速度が劣るのは事実ですが、無線LANの規格が11ac対応なら、433Mbpsで通信が可能。USB3.0との速度差は大きいですが、USB2.0に近い速度が出ます。なお使用するスマホが11acに対応している必要があります。
  • 【操作性】製品レビュー+アプリストアのレビューもチェック
USB接続タイプはデスクトップ上の操作でSDカードのデータが扱えますが、Wi-Fi接続タイプの多くはパソコンではブラウザ、スマホでは専用のアプリを使います。そのため、操作の仕方は機器によりまちまち。購入に際してはアプリの評価や更新状況にも目を通しておきましょう。
  • 【付加機能】ダイレクトコピーがあると便利
Wi-Fi接続タイプは、その大きさに加えて、速度面や操作性でUSB接続タイプの方が有利なこともあり、ユーザーからは「結局USBの方がよかった」などの声も聞かれることがあります。そこで決め手となるのが、Wi-Fi接続タイプならではの付加機能です。

トレンドの機能はモバイルバッテリー機能、ルーター機能、そしてUSB機器へのダイレクトコピー機能です。これらの機能があると、普段持ち運ぶモバイルバッテリーに置き換えたり、出張時のホテルWi-Fi化や、旅行時の撮影写真バックアップなどができるメリットがあります。

せっかく購入した製品をより長く使うためにも、SDカードリーダー以外に使えそうな機能があるものを選びましょう。
  • 【USBタイプのランキング10】
    複数のカードで転送速度など4項目をテストしました
前置きが長くなりましたが、いよいよランキングの発表です。まずはパソコンメインで使えるUSB接続タイプから紹介。

転送速度の速さはもっとも重要ですが、現実には安価なSDカードを使用するシーンも十分に考えられます。

そこで、検証には「UHS-Ⅱ」対応の高価なSDカードに加えて「UHS-Ⅰ」対応の比較的安価なSDカードも使用。各リーダーで「Crystal Disk Mark」によるベンチマーク測定を複数回実施し、各SDカードでのシーケンシャル・ランダムの最高値を得点化して「転送速度」の評価を行いました。

そのほか、USB-A・C両対応や同時マウント、携帯性サイズやケーブルレスなどの「付加機能」、スペック通りの数値が出るまでにかかった時間などをもとに「安定性」、さらに実勢価格をもとに「コスパ」と4つの項目で採点をし、50点満点でスコアをつけています。
  • 速度・機能性・安定感
    据え置きならこれがベストです!
SanDisk
SDDR-489-J47
販売価格:2856円(税込)
●サイズ/W57.91×H18.28×D123.05mm 
●インターフェース/USB 3.0(USB-A)
●本体スロット/SD、microSD、コンパクトフラッシュ
●互換性/ UHS-II、UHS-I、UDMA 7
1位の栄冠を手にしたのは、サンディスクの「SDDR-489-J47」。USB-Aコネクタで幅広いパソコンに対応し、UHS-Ⅱ対応で読み書き速度はトップクラス。ベンチマークスコアは2位機種よりわずかに劣りましたが、USB-Aコネクタ機種では最速でした。

またUHS-Ⅱ対応カードだけでなく、格安SDカードでも好成績。性能を考えると値段も十分にお手頃なおすすめモデルです。
スロットはSDカード、microSDカード、コンパクトフラッシュの3口があり、SDHCやSDXCなど、さまざまなタイプのカードに対応。スロットが手前側にあり、差し込む向きも統一感があります。

またサイズが小さいmicroSDはノックで抜き差しが可能。引っ張り出す煩わしさがなく使いやすさは抜群です。なお複数カードの同時マウントにも対応しています。
底面に滑り止め加工が施してあり、安定感があります。付属ケーブルも十分な長さがあり、設置しやすいのもポイント。本体サイズがやや大きめなので携帯には向いていませんが、そのぶん使用感は抜群でした。

結果はこちらです
転送速度27/30pt:付加機能5/10pt:安定性5/5pt:コスパ1/5pt:総合38/50pt
検証最高速度
読み込み速度:259.03MB/s
書き込み速度:233.61MB/s

UHS-Ⅱ対応カードの性能を十分に引き出す転送速度を記録。価格は比較的高価な方ですが、実勢価格が3000円以下と思えば割高感はありません。格安SDカードでも読み込み95.64MB/sとトップクラスの数値を記録しました。画像ファイルだけでなく、データサイズの大きな動画の転送も本機なら安心です。
  • 転送速度は本機が最速!
    USB-C搭載パソコンならこちらを
SanDisk
SDDR-409-G46
販売価格:2699円(税込)
●サイズ/W30.7×H12×D149mm
●インターフェース/USB 3.1(USB-C)
●本体スロット/SD
●互換性/ UHS-II、UHS-I
SDスロットのみを搭載するシンプルなリーダー。付加機能などは乏しいものの、最大312MB/sの高速転送に対応し、今回のテストでは読み書きともに最速。ランダムアクセスの数値も上々で、リーダーとしての機能は文句なしでした。

USB-C非搭載の機種では使いにくさもありますが、条件が合えば本機がおすすめです。なお、国内向けには販売しておらず、ネット通販では並行輸入品が販売中です。
ケーブルが一体で携帯しやすいのが長所。スティックタイプは携帯性は抜群ですが、カードを側面に差すタイプが多く、ほかのコネクタに干渉しがち。その点本機なら、コネクタ部がスリムでケーブルの長さも程よく確保され干渉を防げます。ほかの機器をつないだ状態でも使いやすいのは大きなメリットです。
MacBookユーザーにも使いやすいUSB-C端子を採用。また、USB-C搭載のスマホやタブレットでも問題なく認識できました。デジカメで撮った写真をすぐにタブレットで確認したり、スマホからSNSに投稿したりと、今後ますますUSB-Cのメリットは大きくなるはずです。

結果はこちらです
転送速度28/30pt:付加機能2/10pt:安定性5/5pt:コスパ1/5pt:総合36/50pt
検証最高速度
読み込み速度:259.65MB/s
書き込み速度:236.76MB/s

シーケンシャルリード・ライトに加えて、ランダムリードの数値が16.25MB/sと、今ランキング中で最速を記録。また格安カードでも98.79MB/sとトップクラス。USB-Cタイプで速度を求めるなら断然本機がおすすめです。
  • 性能自体はトップクラス
    コスパがややネックに
バッファロー
BSCR708U3
販売価格:3884円(税込)
●サイズ/W85×H16×D50mm・約42g
●インターフェース/USB 3.0(USB-A)
●本体スロット/SD、MicroSD、コンパクトフラッシュ、メモリースティック
●互換性/ UHS-II、UHS-I
バッファローの上位モデルが見事3位にランクイン。UHS-Ⅱに対応し、検証では読込最大258.78MB/sとトップに迫る数値を記録。メーカースペックの読み込み200MB/s以上という文言に偽りはありません。

価格面が不利となり順位を落としましたが、対応メディアが豊富で、メモリースティックなどもアダプタ不要で読み取り可能。SDカード以外も使うなら本機が第一候補になります。
USB-A対応で1位の「SDDR-489-J47」が最大のライバル。どちらかというと据え置きに向いていますが、サイズ感は本機の方がかなりコンパクトなので携帯性に分があります。複数メディアの同時マウントに対応するなど、付加機能が充実するのもポイントです。

結果はこちらです
転送速度27/30pt:付加機能3/10pt:安定性5/5pt:コスパ0/5pt:総合35/50pt
検証最高速度
読み込み速度:258.78MB/s
書き込み速度:231.7MB/s

読み書きともに上位2機種とほとんど遜色なし。格安SDカードの読み込みでは、1位機種を上回る96.9MB/sを記録しました。ランダムの数値で多少見劣りがしましたが、それでも上位との差はわずか。今後価格差を埋めることができれば、十分にベストバイ足り得る性能を持っています。
  • UHS-Ⅱ対応では断然コンパクト
    高速で携帯しやすいリーダー
SONY
MRW-S1
販売価格:2414円(税込)
●サイズ・重量/W57.4×H31.7×D11.2mm・20g
●インターフェース/USB 3.1(USB-A)
●本体スロット/SD
●互換性/ UHS-II、UHS-I
軽量・コンパクトなSDカードリーダー。UHS-Ⅱ対応で検証での読込最大値は240.31MB/sと十分に高速。スロットはSDカードのみとシンプルですが、速度重視でかつUSB-Aのみを搭載するモバイルPCなどと組み合わせるなら、携帯しやすい本機が第一候補です。
UHS-Ⅱ対応機種のなかではダントツでコンパクト。使い勝手の良いUSB-Aタイプなので、不意にデータの受け渡しをするシーンなどに備えてカバンに入れておくと何かと重宝します。

結果はこちらです
転送速度27/30pt:付加機能2/10pt:安定性3/5pt:コスパ2/5pt:総合34/50pt
検証最高速度
読み込み速度:240.31MB/s 
書き込み速度:226.71MB/s

トップ3と比べると読み書き速度の数値を落としたものの、ランダムリードの数値では15.88MB/sとトップクラスで、実力は十分。格安カードを使った検証では、読み込みで99MB/sと最速の数値を叩き出しました。

これはスティックタイプに多く見られた傾向ですが、検証用のPCやSDカードとの相性も影響したのか、スペック値の速度が出るまでに時間を要するなど、今回のテストでは安定性でやや評価を落としました。

ですが価格もまずまずこなれているので、格安カードと組み合わせる場合でも有力候補といえるでしょう。
  • 格安ながら大健闘
    デュアルコネクタで汎用性が高い
COCOCKA
USBマルチカードリーダー
販売価格:938円(税込)
●サイズ/W28×H8×D75mm・10g
●インターフェース/USB 3.0(USB-A・C)
●本体スロット/SD、microSD
Amazonで売れ筋上位の格安リーダーがまさかの大健闘。USB-AとCのデュアルコネクタ対応で、PC・スマホなどの機器で共有可能です。スロットもSDとMicroSDの2口があり、汎用性の高さは抜群。高コスパの意外な伏兵でした。

結果はこちらです
転送速度16/30pt:付加機能5/10pt:安定性4/5pt:コスパ5/5pt:総合30/50pt
検証最高速度
読み込み速度:94.17MB/s 
書き込み速度:84.31MB/s

UHS-Ⅱ対応機に比べると明らかに速度は劣るものの、読み込み94.17MB/s、書き出し84.31MB/sと高スコアを記録。格安カードでのテストも良好で、数値上は有名メーカー品と比べても遜色がありません。耐久性などは未知数ですが、格安なので1台持っておいて損はなさそうです。
  • スマホと好相性な超コンパクトサイズ
    持ち歩きたくなる質感の良さも魅力
Anker
USB-C 2-in-1
カードリーダー
販売価格:1299円(税込)
●サイズ/17×H9×D42mm
●インターフェース/USB 3.0(USB-C)
●本体スロット/SD、microSD
●互換性/ UHS-I
スマホ周辺機器でもおなじみのAnker製で、今回もっともコンパクトなUSB-Cリーダーです。比較的低価格ながら表面が金属製のカバーで質感がよく、剛性もありそう。また今回試してみたところ、複数カードの同時マウントもこなせました。USB-Cで携帯しやすさ重視なら間違いなく本機がオススメです。

結果はこちらです
転送速度17/30pt:付加機能5/10pt:安定性4/5pt:コスパ4/5pt:総合30/50pt
検証最高速度
読み込み速度:91.45MB/s 
書き込み速度:81.6MB/s

シーケンシャルの数値は標準的でしたが、ランダムリードが14.75MB/sとUHS-Iモデルのなかではトップの数値。コンパクトながら同時マウントがこなせるなどの付加機能もあり、コスパもまずまず。スマホメインで使うなら有力候補です。
  • 売れ筋の格安スティックでも
    十分な速度が出せました
バッファロー
BSCR27U3
販売価格:795円(税込)
●サイズ/64×H10×D26mm・13g
●インターフェース/USB 3.0(USB-A)
●本体スロット/SD、microSD
●互換性/ UHS-I
今ランキングで最安となるバッファローのスティックタイプです。SDカードやPCとの相性か、スペック値の速度が出るまでに若干の時間を要しましたが、最終的には同価格帯のUHS-Ⅰモデルの中でトップクラスの数値が出せました。安定感にはやや欠けるもののコスパや携帯性は抜群です。

結果はこちらです
転送速度17/30pt:付加機能3/10pt:安定性3/5pt:コスパ5/5pt:総合28/50pt
検証最高速度
読み込み速度:94.38MB/s 
書き込み速度:85.55MB/s

検証時の読込最大値が94.38MB/sと、UHS-Ⅱ非対応モデルでは最速値をマーク。動作が安定するまでに時間がかかりましたが、安定すれば十分な速度が出せました。
  • デュアルコネクタで
    質感も上々
サンワサプライ
ADR-3TCMS6
販売価格:1993円(税込)
●サイズ/80×H11.2×D20mm・12g
●インターフェース/USB 3.1 Gen1(USB-A)
●本体スロット/SD、microSD
●互換性/ UHS-I
5位の「COCOCKA」と同じくデュアルコネクタモデルです。価格はこちらの方が割高ですが、筐体がスリムで携帯性に優れており、質感の良さはこちらが上。検証ではランダムの数値でやや遅れをとりましたが、シーケンシャルでの読み書き速度は十分に出ていました。

結果はこちらです
転送速度15/30pt:付加機能5/10pt:安定性4/5pt:コスパ3/5pt:総合27/50pt
検証最高速度
読み込み速度:91.44MB/s 
書き込み速度:82.63MB/s

検証時の読込最大値が91.44MB/sと、シーケンシャルの数値は標準的。ランダムの数値が若干低かった点も含めて、傾向としては5位の「COCOCKA」に似ていました。価格差がネックとなり順位を落としましたが、ビジネスシーンに馴染むデザインはこちらの方が無難です。
  • 読み込み速度は出ていたものの
    書き出しで数値を落とし残念でした
エレコム
MR3-A014S
販売価格:1831円(税込)
●サイズ/85.5×H14.6×D45.5mm・52g
●インターフェース/USB 3.0(USB-A)
●本体スロット/SD、microSD、コンパクトフラッシュ、メモリースティック、XDピクチャーカード
●互換性/ UHS-I
ケーブル一体で持ち運びやすい多機能リーダー。読込最大値は94.36MB/sと好調でしたが、書き出しの数値が若干伸び悩みました。なお本機には専用の高速化アプリが提供されています。今回の検証方法ではカバーしていませんが、アプリ上で転送操作をすることでさらなる高速化が見込めます。

結果はこちらです
転送速度15/30pt:付加機能4/10pt:安定性4/5pt:コスパ3/5pt:総合26/50pt
検証最高速度
読み込み速度:94.36MB/s 
書き込み速度:77.59MB/s

検証時の読込最大値が94.36MB/sと比較的高速でしたが、書き出しの数値が足を引っ張り伸び悩みました。格安カードではそこまでの差が出ていないため、検証機との相性もあるかもしれません。なお多機能タイプながら価格はまずまず安価で、選択肢としてはそれほど悪くはありません。
  • ランダムがややネックも
    コスパは魅力
トランセンド
TS-RDF5K
販売価格:927円(税込)
●サイズ/56×H8.9×D24mm・18g
●インターフェース/USB 3.1 Gen 1(USB-A)
●本体スロット/SD、microSD
●互換性/ UHS-I
Amazon売れ筋上位の人気モデル。ツヤツヤとした質感が特徴的で、コンパクトさはトップクラス。転送速度自体はライバルと遜色はありませんでしたが、ランダムの数値がネックとなり順位を落としました。価格はお手頃なので、7位のバッファロー「BSCR27U3」の対抗となりそうな機種です。

結果はこちらです
転送速度14/30pt:付加機能2/10pt:安定性3/5pt:コスパ5/5pt:総合24/50pt
検証最高速度
読み込み速度:92.91MB/s 
書き込み速度:84.5MB/s

ネットでは速度が出なかったという報告も見かけましたが、今回の検証では読み書き速度は比較的良好でした。ただしランダムリードの数値が8.46MB/sとライバルよりも一段数値を落としてしまいました。とはいえ、コスパも含めれば十分に魅力的です。
  • 【iPhone向け】おすすめランキング5
    コピー速度の実測を比較しました
続いて、iPhoneで使いやすいSDカードリーダーをランキングでご紹介します。Lightning端子接続タイプやWi-Fi接続タイプなど、タイプの異なる複数のカードリーダーを集め、下記の項目で比較してみました。

まずは「転送速度」ですが、製品ごとに読み込み方法にも違いがあり、iPhoneの写真アプリで直接読み込める場合もあれば、専用アプリ上で操作する場合もあります。そこで、今回は写真100枚(約1GB)をSDカードからiPhoneにコピーし終えるまでの時間を実測。各リーダーで2種類のSDカードを使って検証を行いました。

そのほか、操作の煩雑さや初期設定、カードの抜き差ししやすさなどの「操作性」、サイズや重量、形状、付属物の有無などを考慮し「携帯性」、SDカードリーダー以外の機能がどれだけあるかを「付加機能」として採点しています。
  • iPhoneで速度重視なら
    純正を選んで間違いありません!
Apple
Lightning-SDカード
カメラリーダー
販売価格:2828円(税込)
●インターフェース/Lightning
●本体スロット/SD
iPhoneで使用する場合、本機のスペック上の転送速度はUSB2.0速度。それでも、ライバルに比べて圧巻の転送速度を記録しました。写真のプレビューもサクサクで、十分に実用的な速度感でした。iPhoneユーザーなら常備して損のない一品です。

結果はこちらです
転送速度18/20pt:操作性9/10pt:携帯性5/5pt:付加機能1/5pt:総合33/40pt
検証最高速度
1GBデータコピー:27.03秒

写真100枚を約27秒で転送し断然高速。写真アプリに直接読み込める手軽さも◯。写真以外のファイルも「ファイル」アプリですばやく読み込めます。
  • 純正には劣るもののまずまずの速度
    質感などは価格なりです
WERPOWER
iPhone iPad専用 SDカードカメラリーダー
販売価格:1380円(税込)
●インターフェース/Lightning
●本体スロット/SD
Apple純正と似たようなデザインで、Lightning接続に対応するカードリーダー。USB 2.0でスペック上の転送スピードは480Mbpsまで可能ですが、同条件で比べたところ純正の方が速度が出ました。

ただし価格は純正の半額以下で、Wi-Fiやマルチタイプの製品よりも速度は上でした。安さ重視なら全然アリな選択肢です。

結果はこちらです
転送速度16/20pt:操作性7/10pt:携帯性5/5pt:付加機能1/5pt:総合29/40pt
検証最高速度
1GBデータコピー:36.04秒

純正には及びませんが、転送速度は約40秒と実用レベル。特別な設定も不要で、操作感は純正と同等。ただ格安ゆえか、SDカードの差し込み口が固いなど、作りは純正に比べて荒削りな印象です。
  • カードリーダー以外の付加機能が充実
    速度もまずまず健闘しました
RAVPower
FileHub
RP-WD009
販売価格:6999円(税込)
●サイズ/W113×H76×D25mm・199.4g
●Wi-Fiスピード/733Mbps(2.4GHz:300Mbps、 5GHz:433Mbps)
●本体スロット/SD
Wi-Fi接続タイプのSDカードリーダー。モバイルバッテリー機能やWi-Fiルーター機能など付加機能が充実します。SD→USB機器へのダイレクトコピー機能も備え、ワンタッチでUSBメモリなどにデータ転送が可能です。

複数端末からの同時アクセスも可能で、簡易NASのような使い方も便利。動画をダイレクトに再生することもできます。11acに対応しており、転送速度もWi-Fi接続タイプとしては健闘しました。

結果はこちらです
転送速度6/20pt:操作性7/10pt:携帯性1/5pt:付加機能5/5pt:総合19/40pt
検証最高速度
1GBデータコピー:131.99秒

速度検証は2分オーバーとそれなりに時間は要したものの、多機能さでカバー。ずんぐりとかさばりますが、6700mAhの大容量モバイルバッテリーとして考えれば納得のサイズです。パソコンからのアクセスはブラウザが基本ですが、慣れればすんなり使えます。スマホアプリも、比較的写真の読み込みが早いです。
  • マルチコネクタは便利ですが
    Lightning接続にしては速度が伸び悩みました
AKINK
4in1外付メモリーカードリーダー
販売価格:1650円(税込)
●インターフェース/USB-A・C、MicroUSB、Lightning
●本体スロット/SD、MicroSD
複数のコネクタを搭載するマルチタイプ。一台あればパソコン、iPhone、Androidなどさまざまな端末で使いまわせるため、利便性の高さが魅力です。

ただ、iPhoneでは専用のアプリから読み込む必要があり、ファイルコピーにかかった時間も純正の約5倍と、操作性・転送速度ともに大差がつきました。スロットはSDとMicroSDの2口を用意しています。

結果はこちらです
転送速度7/20pt:操作性5/10pt:携帯性4/5pt:付加機能2/5pt:総合18/40pt
検証最高速度
1GBデータコピー:124.8秒

マルチコネクタで使いやすい点は付加機能として評価。携帯性の高さも持ち味といえます。端子直結タイプですが、転送速度は純正に及ばず、Wi-Fiリーダーといい勝負でした。
  • 名刺ケースサイズで携帯性は◯
    転送速度は正直厳しいかも
パナソニック
BN-SDWBP3
販売価格:1480円(税込)
●サイズ/W56×H90×D9.7mm・47g
●無線LAN/IEEE802.11b/g/n
●本体スロット/SD
14年発売のロングセラー。名刺ケースサイズなのでWi-Fiリーダーとしてはコンパクト。ルーター機能などは備えていませんが、最大5台までの端末から同時接続が可能。また実勢価格もWi-Fiリーダーとしては格安です。690mAhのバッテリーを搭載し、約1時間40分のバッテリー駆動ができます。

結果はこちらです
転送速度3/20pt:操作性4/10pt:携帯性3/5pt:付加機能2/5pt:総合12/40pt
検証最高速度
1GBデータコピー:252.33秒

2.4GHz帯のみ対応で、データコピーにかかった時間は約5分と、速度は厳しめ。モバイルバッテリーやWi-Fiルーターなどの機能も備えず、得点が伸び悩みました。ただ薄型で携帯性能は高く、とりあえず安価なWi-Fiタイプが欲しい人には選択肢になります。
  • SDカードリーダーのおすすめメーカーは?
今回の検証を受けて、おすすめのメーカーをピックアップ。これはと思う3社をご紹介します。それぞれのメーカーの特徴や販売製品なども合わせてまとめましたので、SDカードリーダー購入の参考にしてみてください。
  • 【おすすめメーカー1】SanDisk
性能で選ぶなら筆頭候補が「SanDisk(サンディスク)」です。フラッシュメモリー製品を中心に手がけ、コンパクトフラッシュやSDカードの開発にも関わる、メモリーカードシェアNo.1を誇るブランドです。2016年よりWestern Digital傘下になりました。

独自技術により、同社製のSDカードを組み合わせることで、UHS-I規格で定義される104MB/sを超える読み取り速度170MB/sを実現するカードリーダーもリリースしています。

  • 【おすすめメーカー2】BUFFALO
「BUFFALO(バッファロー)」は愛知県名古屋市に本社を置くパソコン周辺機器メーカーです。Wi-Fiルーターや外付けHDD、NASなどさまざまな周辺機器の開発や販売を手がけ、各ジャンルで高いシェアを誇る一方、「おもいでばこ」のようなユニークな製品も提供しています。

販売するSDカードリーダーは、シンプルなスティックタイプからスマホ向けの小型タイプ、UHS-Ⅱ対応の高性能タイプまで幅広いラインナップを用意。コスパにも優れた製品が多く、ビギナーからヘビーユーザーまであらゆるニーズに対応します。

  • 【おすすめメーカー3】Anker
「Anker(アンカー)」はモバイルバッテリーや充電機、ワイヤレススピーカー、完全ワイヤレスイヤホンなど、スマホ周辺機器を中心に製品開発・販売を行うメーカーです。現在はロボット掃除機やモバイルプロジェクターなどの製品も手がけています。

モバイル関連が得意分野だけに、カードリーダーもコンパクトでスタイリッシュ。リーズナブルで使いやすいスマホ向けリーダーを選ぶならおすすめのメーカーです。
  • 【まとめ】最高速度より
    自分の環境に合うかが大事
今回のテストでは、転送速度の数値がよかった製品が上位に並ぶ結果となりました。ですが重要なのは、普段使用するSDカードの性能に合うリーダーを選ぶことです。

今回、残念ながら下位になってしまった製品も、「UHS-Ⅰ」スピードクラスの製品では十分な速度が出ており、性能は申し分ありませんでした。

まずはSDカードをチェックし、パソコンで使うのかスマホとも共有するのかなど用途を絞った上で、ご自身の環境に合う一台を見つけていただければと思います。

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