ローストビーフもジャーキーも! テスコム“低温オーブン”の実力は?【後編】|『家電批評』とプロが検証
2020年02月12日(水)
the360.life編集部
the360.life編集部/Test by 家電批評編集部
ローストビーフもジャーキーも! テスコム“低温オーブン”の実力は?【後編】|『家電批評』とプロが検証
1万5000円前後という低価格ながらも、低温調理を含め、1台6役の多機能ぶりが話題のテスコムの「低温コンベクションオーブンTSF601」。そこでその真価を判断すべく、『家電批評』で徹底検証しました。後編は「科学する料理研究家」ことさわけん氏と行った「トースト」「ビーフジャーキー」「温泉卵」「とんかつ」「ローストビーフ」の調理テストの結果をお届けします。

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家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
さわけん 氏 科学する料理研究家
さわけん 氏
辻調理師専門学校フランス校卒業。フランスの二ツ星(当時)ムーランドムージャンなどに勤務経験のある本格派。その後、イタリアンカフェのシェフを経て料理研究家に転身し世界の料理を研究。
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※情報は『家電批評』2020年3月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
  • 噂の低温オーブンは
    お手頃でコンパクトサイズ
手頃かつ料理にも使えるオーブントースターを探すとき、「低温オーブン」という選択をする人はまだまだ少ないかもしれません。

ところが、テスコムのTSF601なら値段も1万5000円前後。この価格でしかもコンパクトサイズ。ひとり暮らしの調理器具としても購入を検討したくなる話題の商品なんです。
その低温モード付きの多機能はどんな調理を可能にするのでしょうか。後編となる今回は、ガチで調理した結果を紹介します。

▼TSF601の基本性能を紹介した記事はこちら!
  • 多機能で低温調理も可能!
    テスコムのTSF601
テスコム
低温コンベクションオーブン TSF601
実勢価格:1万3750円

サイズ・重量:W346×H243×D395・4.7kg 
消費電力:1200W
温度調節:35~230℃
加熱方式:石英管ヒーター
モード設定:5モード 
高温はもちろん、低温でも調理できてしまう1台6役(発酵食品メーカー、フードドライヤー、低温調理器、オーブン、ノンフライヤー、トースター)の多機能オーブンTSF601。省スペースで使え、いろんな料理を楽しむことができます。

それでは、「トースト」「低温+ファン」「低温」「高温+ファン」「高温」の5種類のモードで調理した結果を見ていくことにします。 
  • テスト1:トースト
▼トーストモード(3分30秒)
庫内は4枚の食パンがちょうど収まるサイズです。開閉はしやすく、とくにストレスを感じることはありません。1枚焼きは3分、4枚は3分半が目安です。
食パン4枚がちょうど入りました。
三菱電機のブレッドオーブンやシャープのヘルシオグリエのような感動系ではなく、忙しい朝をアシストしてくれる効率系という印象です。焼きムラは出ましたが、味わいはまずまずでした。
4枚同時焼きなら及第点!
  • テスト2:ビーフジャーキー
▼低温モード60℃+ファン(6時間)
調理に6時間かかるということで、さわけん氏ではなく編集部スタッフが調理。焼肉のタレに浸けおいた牛肉をトレイに乗せて放置しただけだったのですが、その6時間後……。
トレイに乗せて放置しただけ
なにコレ、超美味しい! 手作りだから? できたてだから? 語彙の乏しさが悔しく感じるほど、素晴らしい出来栄えのジャーキーが完成しました。時間こそかかるものの、素人でも放ったらかしでできる逸品でした。
仕込みから半日ちょいで絶品ジャーキーが完成!
  • テスト3:温泉卵
▼低温モード80℃(40分)
任意の温度をキープし続けられるのであれば、温泉卵もできるのでは。そこで冷蔵庫の卵を入れてみたところ、いい塩梅のトロトロ卵が完成! めんつゆをかけてみたところ、非常に良いつまみになりました。微調整もラクそうです。
微調整でもっとお好みに。
  • テスト4:ノンフライとんかつ
▼高温モード230℃+ファン(30分) 
さわけん氏による下ごしらえののち、取扱説明書に従い高温モード230℃で30分待ちます。
下ごしらえはさわけん氏に依頼。
3分ほどで衣に色がつき始めましたが、10分経過時に焦げの進行が停止。一抹の不安が……。
10分後、焦げの進行が停止。
油がパチパチと音を立て始めますが、やはり衣はキツネ色になりません。取り出してみると、衣がポロポロと剥がれてしまい、イマイチな結果になりました。
肉自体はめっちゃ美味かったのですが……
  • テスト5:ローストビーフは至高であり究極
▼高温モード140℃+ファン(35分)→追加で160℃+ファン(5分) 
とんかつに次いでチャレンジしたのはローストビーフ。ここでさわけん氏が、説明書の指示(フライパンで焼き目をつけた後、70℃で2.5時間)とは異なる独自のアレンジを提案。取材班はそれに乗ることにしました。
さわけん氏独自のアレンジで調理することに。
塩・コショウを振り、「高温モード140℃+ファン」で35分。塊肉の内部温度をはかりつつ見守りましたが、なかなか温度が上がりません。そこで焼き網をはずし、設定温度を160℃に変更し、5分延長することにしました。
途中で温度を上げて延長。
すると、耳まで美しい最強ローストビーフが完成しました! これはすごい。今年一番うまい!
美しすぎるローストビーフの完成。
  • ローストビーフは至高の出来!
    とんかつは苦戦も満足の結果に
今回行った調理テストでは一部に波乱はあったものの、おおむね満足できる結果でした。

テストの結果を踏まえると、人気を集めている低温調理器やフードドライヤーとしては問題なく稼動しそうです。長時間、きっちり仕上げてくれたことを鑑みると、今回テストしませんでしたが、ヨーグルトなどの発酵系にも期待が持てそうです。
おおむね満足できる結果!
調理後の掃除を振り返ると、お手入れ自体は「普通のトースター」という感じでした。枠網がはずせたり、パンくずトレイが用意されているなど、一般的な機能は備わっています。
さわけん 氏
科学する料理研究家

さわけん 氏のコメント
「安いオーブン」という捉え方ならかなりお得です
以上、TSF601の調理テストの結果をお伝えしました。

すべてが満点という製品ではないですが、さまざまな料理ができてコンパクトでお手頃の価格。話題になるのもうなずける一台でした。キッチンが狭いけどオーブンが欲しい、しかもいろんな料理を楽しみたいという人は、買って損はありません!

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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