グーグル「Pixel4」の口コミや評判はホント? 広告なしでレビューします!
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the360.life編集部
the360.life編集部/Test by 家電批評編集部
公開日: 2020年02月28日

グーグル「Pixel4」の口コミや評判はホント? 広告なしでレビューします!

グーグルの人気アンドロイドスマートフォン「Pixel4」「Pixel4 XL」。 アメリカで開催された発表会の模様は新聞やテレビ番組でも取り上げられ、日本でも大きな話題となっていました。昨年10月の発売から半年近く経ち、中古市場にも出回りはじめした。そこで今回は発売後の口コミや評判は本当なのか? 広告なしでレビューします!

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家電批評
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
家電批評編集部 副編集長
阿部淳平
家電批評編集部所属。給料の半分を機材につぎ込む編集部随一のカメラ&レンズジャンキー。誌面ではよく自腹を切って本音のレビューを執筆している。デジタル製品に強い一方、生活家電は絶賛勉強中。

スマートフォン グーグル謹製最新スマホの 「Pixel4」はどこがスゴいのか?

発売前から話題となっていたグーグルのアンドロイドスマートフォン「Pixel4」「Pixel4 XL」。昨年10月に発売されるやいなや、これまでのモデルから大幅にアップグレードされたといった口コミや評価で溢れていますが、実際のところどうなのでしょうか?

最近では、型落ち・中古市場価格もじわじわ下落しており、あらためて狙っている方も少なくないかもしれません。

こちらのサイトでは6万円台で、未使用SIMロック解除済モデルがありました。
https://price-rank.com/p/4781
Price Rankより

eBayでは、400ドル台も!

そこで今回は編集部が広告一切なしで独自に大検証を行い、いったいどこが最新なのか、目玉ポイントはどこなのか? を徹底レビューいたします!

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スマートフォン 「Pixel4」「Pixel4 XL」 違うのは大きさだけです

まずは製品概要からご紹介していきましょう。今回「Pixel4」と「Pixel4 XL」が発売されましたが、違いは大きさだけです。
[Pixel4]
グーグル 
Pixel4
(5.7インチ)
実勢価格:8万9980円(64GB)

サイズ・重量:約W68.8×H147.1×D 8.2 mm・162g
メモリ:6 GB LPDDR4x
プロセッサ:Snapdragon 855+Pixel Neural Core+Titan M セキュリティ モジュール
[Pixel4 XL]
グーグル 
Pixel4 XL
(6.3インチ)
実勢価格:11万6600円(64GB)

サイズ・重量:約W75.1×H160.41×D 8.2 mm・193g
メモリ:6 GB LPDDR4x 
プロセッサ:Snapdragon 855+Pixel Neural Core+Titan M セキュリティ モジュール
[カラーバリエーションは3色]
Google Pixel4は白、黒、オレンジの3色展開です。白と黒は128GBと64GBモデルが選べますが、オレンジは限定色扱いで64GBのみのラインナップとなっています。

[SIMフリー版かソフトバンク版のみ]
購入できるのはフリー版かソフトバンク版のみとなっています。前モデルの「Pixel3」はドコモとソフトバンクからも発売されましたが、「Pixel4」はドコモの取扱いがありません。

スマートフォン [外観]iPhone 11シリーズに デザインはそっくりになった?

前モデルの「Pixel3」からの大きな変化が背面カメラです。シングルカメラからデュアルカメラに進化したのですが、カメラ部分のパーツをスクエアにまとめたレイアウトは「iPhone 11」シリーズにそっくりです。

また、「Pixel3」の背面にあった指紋認証ボタンを省略し個人認証は顔認証に一本化するなど、iPhoneと似ている! という部分がいろいろ見受けられるデザインになりました。

[似ているポイント1:カメラのデザイン]
iPhone 11では賛否両論だったカメラのデザインですが、「Pixel4」も似ています。ただ、レンズが目立たない「Pixel4」のほうが好みという人は多いかもしれません。

(Pixel4)
(iPhone 11 Pro)
[似ているポイント2:顔認証のみに]
指紋認証を廃止して顔認証のみになりました。ただ「Pixel4」は、目を瞑っていても顔認証できてしまうという問題を抱えており、ソフトウェアアップデートで対処される予定です。

(Pixel4)
(iPhone 11 Pro)
[似ているポイント3:背面のマットな質感]
「Pixel 3」に引き続き、マットな質感になっています。iPhone 11 Proが光沢からマットに路線変更したので、結果似ることになりました。


かなり似ているポイントがありますが、似ているのは外観だけ。ソフトウェアをみてみると、グーグルならではの仕掛けがいっぱいみつかるんです。次からじっくりお伝えしていきます!

スマートフォン [AI]誰でも意識せずにAIを使いこなせる! それが4代目の凄さ!

まずはこちらの写真、何をしているかわかるでしょうか?
じつはこれ、「Pixel4」でドイツ語で書かれた紅茶のラベルを日本語に翻訳しているところです。ちょっとすごくないですか? カメラを物体にかざすだけで、書かれている文字を認識してコピーしたり、翻訳したりできます。

そもそも英語以外の外国語だと翻訳アプリに入力するのが一苦労ですが、これなら入力不要ですよね。「何かを調べるには、調べる対象を言語化しなければいけない」というテーゼをカメラでサクッと突破しているのです。

この機能は最初、「Pixel3」に搭載され、いまでは「グーグルレンズ」アプリとして独立してアンドロイドでもiPhoneでも使えます。というように「Pixel3」はAIによる画像認識が特徴でしたが、「Pixel4」では音声がAI処理のターゲットになりました。

まだ英語のみですが、ボイスレコーダーアプリで人の話し声をリアルタイムで書き起こして保存できる機能や、動画に自動で字幕をつける機能が加わったのです。

しかも、書き起こし機能では、音が会話なのか音楽なのか、歓声のような環境音なのかを区別して会話のみテキストにまとめてくれます。

そして、使い方はアプリを立ち上げるだけというシンプルさ。これ、日本語にも対応したら取材や打ち合わせが超絶捗りそうじゃないですか? このように、仕事や生活のサポートにまで手を広げるのがグーグル流なのです。


[AIポイント1:撮るだけで外国語を翻訳]
カメラが捉えた画像を解析して文字を探し出し、リアルタイムで翻訳したり、文字データをコピーできます。もちろん、どこの地域の言葉が書かれているかも自動で検出します。精度は下がりますが縦書きや斜めに描かれた文字も認識してくれちゃいます。
被写体を撮影すると被写体によく似た画像を分析。どんな商品か検索してくれる機能もあります。

[AIポイント2:スラスラ~と会話が文字に変換]
「Pixel4」で標準搭載されたボイスレコーダーアプリ。まだ英語のみの対応ですが流れるように音声を英文テキストに変換してくれます。

プレゼンの動画やテレビ番組のインタビューシーンで試してみましたが、早口な英語でも素早く変換できていました。もちろん精度は100%ではありませんが、メモとしては十分でしょう。
しかも、こんな風にキーワードを自動で抽出してくれるのです。こちらは「Pixel4」の発表会動画で試したところ。ちゃんとPixelやPrivacyなどもっともらしいワードが抽出されています。
英語のプレゼン動画を書き取ってくれます。


しかもそれをそのまま、Google翻訳にかけることができるんです。
ボイスレコーダーアプリからはGoogle翻訳をすぐ呼び出せます。


英語のみになりますが、「自動字幕越こし」機能は自動で動画に字幕もつけることができます。
「自動字幕越こし」機能は「Pixel4」の設定画面で有効にできます。例えば、動画を確認したいけど、音を出す訳にはいかないしイヤホンも使えない…そんなシーンで役立ちますね。


ガジェットの世界でここ数年最大のバズワードは「AI」。でも、AI、AIって聞く割にはどう便利なのかいまいち、実感できませんでしたが、この「Pixel4」は違います! 誰でもAIの凄さを手軽に味わえるスマホでした。

スマートフォン [カメラ性能]新搭載のデュアル レンズ。 AIがいい仕事しています

「Pixel4」は写真のクオリティも大きく進歩しています。「Pixel3」はシングルカメラでしたが、「Pixel4」は望遠カメラを追加したデュアル仕様になりました。iPhone 11やファーウェイ P30 Proのような超広角カメラは非搭載でトレンドからはちょっと遅れ気味ですが、実写してみるとハイレベルと言うか、めっちゃいいです! 

[カメラ性能1:夜景モードのクオリティがすごい]
リコーのハイエンドコンパクトカメラ「GRⅢ」と夜景を比較してみました。撮り比べると、夜景モードのクオリティにびっくりします。「Pixel4」の「ナイトモード」は高級コンデジが悔しがるレベルです!

こちらは「Pixel4」で撮影したものです。
「Pixel4」の夜景モードは複数枚の写真を同時に撮影してAIで処理する仕組みで、ノイズは上手に抑えつつ建物の外壁などのテクスチャもディティールを維持できています。


こちらは「GRⅢ」で撮影した写真です。
「GRⅢ」はノイズを許容しつつディティールも残す画像処理となっていますが、細かいノイズが出ています。

上記の写真を拡大してみました。
左:「Pixel4」
建物のディティールは見事に再現。ただ、樹木の枝葉は塗りつぶしたような不自然さも残っています。

右:「GRⅢ」
ISO6400、シャッター速度1/10秒、、F2.8で撮影しています。細かいノイズが発生していますがシャープです。

[カメラ性能2:明るさ調整も賢い!]
カメラアプリで画面内を一回タップすると、画面右側に、明るさを調整できるスライダーが表示されます。
このスライダー、写真の明るい部分と暗い部分を分けて調整できるという優れものなんです。

さらに「Pixel3」では人肌のシャープネスがきつすぎ、暗くなりがちだったポートレートモードもだいぶ自然な描写になっています。

[カメラ性能3:背景ボカシも進化!]
背景ぼかしも進歩を感じます。近景、中景、遠景と遠くなるほどになだらかにボケていく処理は見事です。Pixel3ユーザーはカメラ目当てに買い換えるのもありですね。
背景に緑の葉が重なるというスマホの背景ボカシが苦手とするシーンでも、手前の葉っぱと花だけを正確に検出できました。

[カメラ性能4:望遠レンズを搭載!]
望遠レンズも組み込まれていますが、標準と望遠の違いはわずか2倍。そこから先は画像処理による超解像ズームを利用することで、けっこうズームできちゃうんです。
6倍くらいからやや細部の描写が甘くなってきますが、InstagramやFacebookに投稿する分には十分な画質を実現しています。

スマートフォン [タッチレス]“かざして操作”が スマホの新定番になるかも?

「Pixel4」には「モーションセンス」という新機能も搭載されています。この機能は画面に触れることなくスマホの操作ができるという触れ込み。手の動きを認識するためディスプレイの上部から60GHzという高周波の電波を出します。60GHz帯の電波は自動車の障害物検知レーダーなどで使われていて、スマホで利用するには総務省の認可が必要です。

発売当初は日本では無効にされていましたが2月から日本でも利用可能になりました。いまのところジェスチャーでできる操作は極めて限定的ですが、「タッチレス」という新しいトレンドをうむかもしれません!


「手をかざして操作する」そんなSFぽい新機能を試してみました!
画面上で手を横に動かすと曲をスキップしたり巻き戻したりできます。左から動かしても右から動かしてもスキップになるなどやや安定しませんでしたが、反応そのものは素早いです。

スマートフォン [その他機能]痒いところに 手が届く機能も満載です!

「Pixel4」は、まだまだ嬉しい機能が盛りだくさん詰め込まれています。毎日の暮らしにい溶け込み便利にしてくれる機能ばかりを、ここで一挙にご紹介します。

[その1:eSIM対応で海外旅行に便利]
SIMカードなしで通信会社と契約できる「eSIM」に対応しています。編集部で試したところ「IIJ」がiPhone向けに提供している「データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) 」が利用できました。
海外旅行や出張の際、現地に到着してからすぐにセットアップができます。設定は簡単で通信会社から送られてくるQRコードを読み取るだけです。

[その2:スリープ中も常時点灯]
スリープ中でも時刻や天候など最低限の情報表示する機能を搭載しています。Google Map使用中はルート案内の常時表示も可能です。

[その3:ダークモードでバッテリー節約も!]
「Pixel4」は有機ELパネルを採用しています。有機ELは発光しない時に黒色となるので、ダークモードにするとバッテリーの節約につながります。

[その4:Suicaもnanacoも使える!]
Google Payとおサイフケータイは「Pixel3」と同様に利用可能です。使える電子マネーの種類が多いのはiPhoneにはない特徴ですね。
nanacoやWAON対応はiPhoneにないメリットとなります!
デザインはちょっと寂しいですが……そこは目をつぶりましょう!

[その5:握ってGoogleアシスタントは便利!]
ボディの下側をギュッとにぎるとGoogle アシスタントが起動する「Active Edge」という仕組みも用意されています。握る強さは設定画面で調整可能です。
ュッとすると、起動します。なお、Googleアシスタントは次期バージョンが開発中で、話しかけてから応答までのスピードが高速化されたり、複数の命令を連続して話しかけられるようになるといいます。

[その6:性能はiPhone 11 Proに肉薄!]
スマートフォンで定番のベンチマークアプリ、「AnTuTu」の結果がこちらです。
OSが異なるので断定はできませんが、「Pixel4」は「iPhone 11 Pro」に迫るハイスコアを記録しました。さすがハイエンドモデルです。

スマートフォン [結論]日常に溶け込み、進化を 一緒に体験する。そんなスマホです

ここまで「Pixel4」の特徴を掘り下げてきました。日本では正直、真価をまだ発揮できませんが、モーションセンスが解禁される、音声の書き起こしが日本語に対応する、グーグルアシスタントが新しくなるという風に、どんどん便利に進化していく過程を体感できるのだと、ポジティブに捉えることもできます
[Pixel4]
グーグル 
Pixel4
(5.7インチ)
実勢価格:8万9980円(64GB)

サイズ・重量:約W68.8×H147.1×D 8.2 mm・162g
メモリ:6 GB LPDDR4x
プロセッサ:Snapdragon 855+Pixel Neural Core+Titan M セキュリティ モジュール
[Pixel4 XL]
グーグル 
Pixel4 XL
(6.3インチ)
実勢価格:11万6600円(64GB)

サイズ・重量:約W75.1×H160.41×D 8.2 mm・193g
メモリ:6 GB LPDDR4x 
プロセッサ:Snapdragon 855+Pixel Neural Core+Titan M セキュリティ モジュール
画面の品質も上がってるのでヌルヌルサクサク動きますし、防水(IP68)や急速充電対応など、基本性能もバッチリです。

最近のスマホはアジア圏のメーカーを中心に筐体のピカピカさを競い合うような風潮がありますが指紋汚れが目立ちます。一方、「Pixel4」のマットでシンプルなスタイリングは過剰なゴージャスさがなく、気兼ねなく使い倒せる、日常の道具としてちょうどいい塩梅となっているのも好印象。

グーグルレンズや音声の書き起こしも派手さはありませんが、日常を便利にする機能です。決して安くはありませんが、ハードもソフトも日常に溶け込めるように作り込まれている。それが「Pixel4」のプロフィールなのです。

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