コーヒードリッパーとは?

コーヒードリッパーとは? コーヒードリッパーおすすめ イメージ

自宅でドリップコーヒーを楽しむために用意したい三種の神器は、ドリッパーとドリップポット、コーヒーミルです。これらがあれば、自宅のコーヒーがカフェ並みになります。

まず必要なのがドリッパーです。ドリッパーとは、コーヒー粉をフィルターでこして珈琲を抽出する際に使用する器具。

値段はプラスチック製なら1000円以下でも購入でき、これとペーパーフィルターさえ用意すればドリップコーヒーが楽しめるので、最初に用意するべきアイテムです。

ドリッパーの構造しだいで珈琲の味が変わる

ドリッパーの構造しだいで珈琲の味が変わる コーヒードリッパーおすすめ イメージ

粉からコーヒー成分を抽出するためのドリッパーは、ハンドドリップでは要の存在です。ドリッパーの構造は各メーカーによって異なり、それぞれ美味しい珈琲を抽出するために考えて作られています。

また、ドリッパーの構造の違いで、抽出時間などが変わることから、コーヒーの味わいも必然的に変わってきます。

でも初心者にとってはどれを選べば美味しいコーヒーが入れられるのか、わからない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ドリッパーの基本や選び方、人気ブランドの売れ筋ドリッパーやその特徴について解説します。

コーヒードリッパーの選び方は?

コーヒードリッパーの選び方は? コーヒードリッパーおすすめ イメージ

ドリッパーは大きく分けると、形状とお湯の落ちていく穴の数によって、各ドリッパーの特徴が分かれます。

選び方1:形状

コーヒードリッパーの形は、台形と円錐型の2つが一般的です。

台形

深いコクを味わいたい方は台形のドリッパーがおすすめ。お湯を注いだ際、全体にお湯が染み込んでから抽出されるため、濃厚な味に仕上がります。

円錐型

スッキリとした味わいをお求めの方は円錐型のドリッパーがおすすめですお湯が一気に浸透し、ストレートに抽出されるため、スッキリと飲みやすいコーヒーになりますよ。

選び方2:素材

ドリッパーにはプラスチック製、陶器製、メタル製の3種類があり、材質によって性格が多少異なります。

材質の違いが影響するのは温度。珈琲の抽出にお湯の温度が影響するため、陶器製など熱伝導率が低いものは、入念にお湯で温めておくようにしたいものです。

プラスチック製

プラスチック製 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

低価格で丈夫というコスパの良さが魅力です。軽くて落としても割れず扱いやすいです。

ビギナーはまずプラスチック製から始めましょう。

陶器製

陶器製 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

重くて扱いに注意が必要なのと、抽出前にしっかり温める必要があります。

温度変化が少ないため、慣れれば上質な抽出が可能です。

メタル製

メタル製 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

ステンレスや銅などの金属製ドリッパーです。やや高価格ですが、熱伝導率が高いのがメリットです。ドリップに慣れてきたら試してみたい素材です。

選び方3:穴

ドリッパーの抽出穴は、注いだお湯がコーヒー豆を通過し、サーバーに落とすためのものです。

穴の数の多少、サイズの大小などでお湯が落ちる速度は変わり、味が変わってきます。また、リブ(溝)の形状もメーカーごとに違いがあり、それも味に違いが出るポイントです。

1つ穴は濃いめ

1つ穴は濃いめ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

1つ穴はお湯の量や速度を気にせず注いでも美味しいコーヒーになるよう調整してくれます。

3つ穴はさっぱりめ

3つ穴はさっぱりめ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

穴の数が多いので抽出速度が速く、雑味が出る前に美味しさだけドリップし、さっぱり味になります。

小さめ穴は初心者向け

小さめ穴は初心者向け コーヒードリッパーおすすめ イメージ

一気にお湯を注いでも、小さな穴で抽出に時間をかけて、安定した味の珈琲になります。

大きめ穴は上級者に人気

大きめ穴は上級者に人気 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

お湯を注ぐ速度により抽出の速さが変わり、味の調整がしやすい分、上級者に人気です。

選び方4:使用フィルターの素材

コーヒーフィルターの素材は、ペーパータイプが一般的です。ほかには「ステンレス製」のドリッパーであれば、フィルターを使わない「ペーパーレス」でドリップできるものもあります。

ドリッパーによっては使用したいフィルターが使えない場合もあるので、ドリッパーを購入する前にチェックしておきましょう。

ペーパータイプ

手軽に珈琲を淹れられるため、使用したことがある方も多いのではないでしょうか。

ペーパーフィルターはほとんどのドリッパーで使用が可能ですが、ドリッパーの形状に合ったペーパーフィルターを選ぶよう注意が必要です。

ステンレス製

フィルターを使わない「ペーパーレス」でドリップできるものです。

使用後、穴詰まりがないようしっかり洗うなどの手間はありますが、ゴミが増えないことやペーパーフィルターより深いコクが味わえることから、コーヒー好きに人気のドリッパーです。

キッチン代表的なブランドの特徴は?

代表的なブランドの特徴は? コーヒードリッパーおすすめ イメージ

迷ったときはブランドで選ぶのもひとつです。ここでは代表的なコーヒーブランド「メリタ」「カリタ」「ハリオ」のドリッパーの特徴をご紹介します。

メリタ式ドリッパーの特徴は?

ドイツのメーカーだけに、ヨーロッパらしい濃いめの味に仕上がりやすいメリタ(Melitta)式。抽出時間が一定になりやすいというメリットもあるため、濃いめが好きな人だけでなく、ビギナーにもオススメです。

メリタ式は直線リブで1つ穴

メリタ式は直線リブで1つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ
メリタ式は直線リブで1つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

直線のリブで1つ穴の台形型ドリッパーです。1つ穴なのでコーヒーを淹れる抽出時間が一定になりやすく、お湯の温度や粉の量を一定にすればいつも同じ味を楽しめます。濃いめの味を出せるのも特徴です。

カリタ式ドリッパーの特徴は?

抽出スピードが速めのカリタ(Kalita)式は、えぐ味や雑味が出づらく、スッキリめの味わいに仕上げやすいです。また、酸味を楽しみたいという場合にも相性が良く、日本人の好みにマッチしたドリッパーです。

カリタ式は直線リブで3つ穴

カリタ式は直線リブで3つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ
カリタ式は直線リブで3つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

直線のリブで3つ穴の台形型ドリッパーです。3つ穴により速い抽出速度を実現します。雑味が出る前に美味しさだけを引き出すことが可能です。豆本来の旨味を引き出してくれるドリッパーでもあります。

ハリオ式ドリッパーの特徴は?

ネルドリップに近いまったりとした味わいを実現するハリオ(HARIO)式です。また、お湯を注ぐスピードの違いで味わいを変えやすいという特徴もあり、プロの使用率も高いです。ドリップテクニックを磨くにも最適です。

ハリオ式は円錐型で大きな1つ穴

ハリオ式は円錐型で大きな1つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ
ハリオ式は円錐型で大きな1つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

従来の扇型とは異なる円錐型の新しいタイプのドリッパーです。特徴は大きな1つ穴と、上部まで伸びるスパイラルリブ。コーヒー粉がしっかり膨らみ、ネルドリップに近いより滑らかな味わいになります。

キッチン定番ブランドのドリッパーのおすすめは?

ここでは定番ブランドの代表的なドリッパー8商品を紹介します。

【定番1】メリタ「アロマフィルター
 AF-M 1×2」

  • メリタアロマフィルター AF-M 1×2
  • 実勢価格: ¥468

テク不要でも誰でも美味しく淹れられる

  • 初心者向け
  • コクが出る

メリタ「アロマフィルター AF-M 1✕2」は、「誰にでも美味しいコーヒーを」という同社のコンセプトの通りの設計が特徴です。

1つ穴抽出。これによりお湯のスピードの影響を受けず、初心者でも安定したドリップが可能になります。抽出時間はほかのドリッパーより長めで、やや濃いめの仕上がりになります。

通常のメリタのドリッパーより、やや高い抽出穴。その分、最初の蒸らし分のお湯が落ちず、しっかりと珈琲を蒸らすことができ、深いアロマを引き出してくれます。

対応フィルター
メリタ フィルターペーパー1×2
素材
プラスチック製
対応人数
2~4人用
抽出口
1つ穴
型番
AF-M 1×2

味の特徴:濃厚な味わい

味の特徴:濃厚な味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ

抽出時間はほかのドリッパーよりやや長めなので、やや濃いめの仕上がり。メリタ推奨の1杯の粉量が8gとやや少ないのも、ドリッパーの特性を考慮したものだからです。

味の特徴:濃厚な味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

濃いめの仕上がりになる分、苦味とコクが強調されやすいです。しっかりめの珈琲が好きな人にオススメのドリッパーといえます。

縦に入った溝

縦に入った溝 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

流体力学にもとづいて設計された溝の深さとドリッパーの角度で、最後の一滴までしっかり抽出できます。

抽出穴は1つ

抽出穴は1つ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

小さな1つ穴が、適切な湯量と時間をコントロールしてくれるため、安定した美味しさを生みます。

【定番2】カリタ「プラスチック製コーヒードリッパー 102-D」

  • カリタプラスチック製コーヒードリッパー 102-D
  • 実勢価格: ¥282

3つ穴構造で珈琲の美味しい成分を抽出

  • 大定番
  • さっぱり

カリタ「プラスチック製コーヒードリッパー 102-D」は、雑味が出る前に美味しさだけをドリップするのが魅力です。

3つ穴抽出。ドリッパーに注がれたお湯は、独自の3つの穴構造により、素早くコーヒーが抽出されます。その味わいはさっぱりとしながらもキレがあります。

カリタドリッパーにおける1杯分のコーヒー粉の分量は10gが目安ですが、コーヒーのテイストが少し物足りないようであれば、粉の量を多くして味を調整することもできます。

プラスチック製で扱いやすく、低価格なのも魅力です。

対応フィルター
カリタ コーヒーフィルター 102
素材
プラスチック製
対応人数
2~4人用
抽出口
3つ穴
型番
#05001

味の特徴:雑味のない旨さ

味の特徴:雑味のない旨さ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

抽出時間が速ければ速いほど、雑味のないあっさりめのコーヒーに仕上がるため、後味はさっぱりとしながらも、コーヒーの味わいはしっかりと感じられます。

味の特徴:雑味のない旨さ コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

キレの良さが際立つ味わいです。ほど良い酸味と苦味のバランスに優れています。お湯のスピードによって味も調整可能なため、プロも愛用しています。

縦に入った溝

縦に入った溝 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

内側に長く入った直線上の溝によって、お湯はストレートにコーヒー粉を通過していくため、素早い抽出を可能にしています。

抽出穴は3つ

抽出穴は3つ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

カリタ式と呼ばれるドリッパーの最大の特徴は、抽出穴が3つであること。1つ穴に比べて抽出スピードが速いのが特徴です。

【定番3】カリタ「ウェーブドリッパー 185 S

  • カリタウェーブドリッパー 185S
  • 実勢価格: ¥3,820

ウェーブフィルターによる抽出効果は絶大

  • 初心者向け
  • しっかり味

カリタ「ウェーブフィルター 185 Sは、セットで使用するペーパーフィルターの形状が画期的なウェーブ構造で誰が淹れても美味しいです。

丸い平底タイプで、文字通りウェーブ状の受け皿型で、側面には20個のひだがあります。

側面のひだによって、ドリッパーとの接着面積を限りなく少なくすることに成功しており、フィルター内の偏ったところにお湯が溜まらず、速やかにドリップできます。

また、コーヒー粉がお湯に触れることで吐き出す炭酸ガスをうまく外に逃がすこともできます。コーヒー粉全体からバランス良く、均一に抽出することが可能です。

熱伝導率が高いステンレス製なので、湯通しするだけでもドリッパーが温まり、注いだお湯が冷めにくいです。ウェーブフィルターとのセットで、驚くほどバランスの良いコーヒーになります。

対応フィルター
ウェーブフィルター185
素材
ステンレス製
対応人数
2〜4人用
抽出口
3つ穴
型番
5033

味の特徴:しっかりとした味わい

味の特徴:しっかりとした味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ

雑味などは感じないバランスのとれた味わいです。初心者でもこのセットで淹れれば美味しい一杯になります。

味の特徴:しっかりとした味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

ウェーブ式は専用のフィルターが必須です。

味の特徴:しっかりとした味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ3

通常のカリタ式ドリッパーに比べてしっかりとした味わいが特徴です。コーヒーの旨味を存分に楽しむためのドリッパーといえます。

円錐型の平底タイプ

円錐型の平底タイプ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

底が平らになっているので、偏ってお湯を注いでも、コーヒー粉全体に馴染みやすい構造です。

カリタ式3つ穴

カリタ式3つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

カリタの代名詞ともいえる3つ穴は健在。速やかな抽出で余計な雑味をカットしてくれます。

【定番4】ハリオ「V60 透過ドリッパー 02 クリア」

  • ハリオV60 透過ドリッパー 02 クリア
  • 実勢価格: ¥463

ネルに近いまったりとした味わいに

  • プロも使用する
  • まったり

ハリオ「V60 透過ドリッパー 02 クリア」は、長く渦を巻く溝構造と大きな1つ穴が特徴です。

円錐形なので注がれたお湯は中心に向かって流れていき、滞留時間は長くなります。

それにより、コーヒー粉とお湯が触れる時間が長くなり、コーヒー粉の膨らみを妨げないので、コーヒーの成分がより多く抽出されます。

コーヒー粉が吐き出す炭酸ガスをうまく外に逃がし、スムーズな抽出ができる仕組みになっています。味わいはまったりとしており、ネルドリップで淹れたものに近いです。

プロの使用者が多いのも特徴です。ある程度ハンドドリップに慣れてきたら、ハリオのドリッパーで自分だけの味を探してみるのもオススメです。

対応フィルター
V60 ペーパーフィルター
素材
プラスチック製
対応人数
1~4人用
抽出口
1つ穴
型番
VDR-02-T

味の特徴:まったりとした旨さ

味の特徴:まったりとした旨さ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

お湯のスピードの影響が味に出やすく、ゆっくり注げば濃いめのしっかり味に、素早く注げばさっぱりとした軽めの味わいになります。

味の特徴:まったりとした旨さ コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

注ぎ方にもよりますが、ネルドリップのような深みのある味わいが特徴です。深いコクと適度な苦味が美味しさを生み出しています。

渦巻き状の溝

渦巻き状の溝 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

スパイラルリブと呼ばれる渦巻き状に長く入った溝は、ペーパーとドリッパーの密着を防ぎます。

大きな1 つ穴

大きな1 つ穴 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

ハリオが採用する大きな1つ穴は、注ぐお湯のスピードが大きく味に影響を与えるのが特徴です。

【定番5】キーコーヒー「Noi クリスタルドリッパー」

  • キーコーヒーNoi クリスタルドリッパー
  • 実勢価格: ¥589

ダイヤカットのリブが美味しさの秘訣

  • 初心者向け
  • バランス良し

キーコーヒー「Noi クリスタルドリッパー」は、ビギナーでもバランスの良い珈琲を抽出することができます。

一見、見た目のデザイン重視で作られたもののように思えますが、デザイン性だけでなく、美味しいコーヒーを淹れるための機能性も考えて採用されたものです。

最大の特徴は、ダイヤモンド形状のリブ(溝)。360度均等にフィルターとドリッパーが触れるため、ムラができにくく、バランスの良い均一な抽出を可能にしています。

対応フィルター
円錐形コーヒーフィルター 1~4人用
素材
ポリカーボネート樹脂
対応人数
1~4人用
抽出口
1つ穴
型番
E390777H

味の特徴:ほど良い酸味と苦味が絶妙

味の特徴:ほど良い酸味と苦味が絶妙 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

ハンドドリップをいかに失敗のないものにするか、という観点から開発されたクリスタルドリッパーは、コーヒー豆の美味しさをバランス良く引き出してくれます。酸味と苦味のバランスがほど良くとれた美味しさが魅力です。

味の特徴:ほど良い酸味と苦味が絶妙 コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

酸味と苦味、コク、キレともにバランスのとれた味わいです。テクニックに大きく左右されないため、初心者でも美味しく淹れられます。

ダイヤ状の凹凸

ダイヤ状の凹凸 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

円錐型のフォルムとダイヤカットの凹凸が、抽出スピードを最適にしてくれ、均一な抽出を可能にしています。

ダイヤ状の凹凸 コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

ハリオのドリッパーと同様に、抽出穴は1つ穴を採用しています。穴は大きいものの、抽出スピードはダイヤカットによって抑えられます。

【定番6】ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」

  • ケメックスマシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>
  • 実勢価格: ¥3,399

実験室の“フラスコ・コーヒー”から誕生

  • 美しい佇まい
  • サーバー一体型

ケメックス(CHEMEX)「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」は、実験室で生まれた機能美あふれるデザインです。

1941年の誕生以来、半世紀以上にわたって愛されてきた逸品です。ドイツ生まれのアメリカの化学者、ピーター・シュラムボーム博士が考案者です。

ドリッパーとサーバーが一体型になったシンプルにしてインパクトのあるフォルムは、無駄がなく機能美を体現したデザインです。専用のペーパーフィルターを使用してドリップします。

そのデザイン性の高さから、数多くの有名デザイナーたちに愛用されるだけでなく、MoMA(ニューヨーク近代美術館)やスミソニアン博物館などで永久展示品に指定されています。

対応フィルター
ケメックス フィルター 3 カップ用
素材
耐熱ガラス、天然木、革
対応人数
1~3人用
抽出口
1つ穴
型番
CM-1C

味の特徴:バランスのとれた味わい

味の特徴:バランスのとれた味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ

苦味、酸味、キレ、コクそれぞれのバランスのとれた味わいが特徴です。しかも、雑味はなく、しっかりとコーヒー感と風味が感じられます。

天然木のハンドル

天然木のハンドル コーヒードリッパーおすすめ イメージ

フラスコのようなくびれ部分には、天然木のハンドルが付いています。ここを持つことで熱さを感じずにサーブできます。取りはずしも可能です。

【定番7】ハリオ「ドリップポット・ウッドネック」

  • ハリオドリップポット・ウッドネック DPW-1
  • 実勢価格: ¥2,450

入門に最適なサーバー固定型

  • 中・上級者向け
  • まったり味

ハリオ「ドリップポット・ウッドネック」は、一度は挑戦したい絶品のネルドリップです。

ネルドリップで淹れたコーヒーは、豆のポテンシャルを最大限に引き出すことができ、まろやかで奥深い味わいが魅力です。コーヒー党に絶大な人気の抽出方法です。

ポットの上に片手で持ったまま保持しなければならないネルドリッパーが多いなか、ドリッパーをポットに固定できるのが便利です。憧れのネルドリップが自宅で気軽にできます。

これからネルドリップを始めてみようという方にオススメです。

対応フィルター
ドリップポット・ウッドネック用ろか布
素材
耐熱ガラス製
対応人数
1人用
抽出口
1つ穴
型番
DPW-1

味の特徴:まろやかな味わい

味の特徴:まろやかな味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ

名店と呼ばれる喫茶店などで提供されることの多いネルドリップ。ネルドリップで淹れたコーヒーは、しっかりとしたコーヒー感はありながら、どことなく甘味を感じるまろやかさが特徴です。

初心者なら入門に最適なサーバー固定型がおすすめです。

味の特徴:まろやかな味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

おろしたてのネルは、使用する前にコーヒー粉を入れたお湯で煮沸し、布のニオイを消してから使いましょう。

味の特徴:まろやかな味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ3

ネルはペーパーフィルターより目が粗いため、甘味を含んだ油脂分がより抽出されます。その分苦味や酸味を包み込むまろやかな味です。

ウッドネック付きネル

ウッドネック付きネル コーヒードリッパーおすすめ イメージ

ハンドル部分が木製で握りやすく、ポットに固定できるから、ドリップに専念できます(写真のものは現製品と柄の色が異なります)。

ネルの縫い目

ネルの縫い目 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

ネルには表裏があり、起毛している側が内側になるように使用します。その際、縫い目が外側にきます。

【定番8】キントー「SCS コーヒーカラフェセット 2cups ステンレス」

  • キントーSCS コーヒーカラフェセット 2cups ステンレス
  • 実勢価格: ¥3,839

豆の成分をダイレクトに抽出

  • 豆本来の味わい
  • ペーパー不要

キントー(KINTO)「SCS コーヒーカラフェセット 2cups ステンレス」は、金属製のメッシュフィルターを使用します。

ペーパーフィルターに比べて、きめが粗い分、ペーパーフィルターでは通さないコーヒー豆の油分まで抽出されます。

その味わいもペーパードリップとは大きく異なり、コーヒー豆本来のポテンシャルを発揮してくれるという理由で人気のジャンルでもあります。

最大の特徴は、ダイヤモンド形状のリブ(溝)。360度均等にフィルターとドリッパーが触れるため、ムラができにくく、バランスの良い均一な抽出を可能にしています。

ペーパーフィルターを用意しなくてもいいというのは、買い忘れてコーヒーが飲めない、というペーパーロス問題からも解放されます。

対応フィルター
金属製メッシュフィルター
素材
8-8 ステンレス、飽和ポリエステル 樹脂、AS 樹脂、耐熱ガラス
対応人数
1~2人用
抽出口
1つ穴
型番
27620

味の特徴:ダイレクトな豆の味わい

味の特徴:ダイレクトな豆の味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ

注意すべきは、使う豆の質が悪いと、えぐ味や雑味がダイレクトに味に出てしまう点です。豆の品質や鮮度に気を配ってください。

また、メッシュの目の粗さを考慮し、豆の挽き具合を粗挽きにしておくと微粉が抑えられます。使用する豆のクオリティと挽き具合に注意することが、美味しく淹れるポイントです。

味の特徴:ダイレクトな豆の味わい コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

豆の味を存分に感じられるのが特徴で、苦味や酸味もストレートに表現されます。豆によっては雑味が出るので注意が必要です。

付属のホルダー

付属のホルダー コーヒードリッパーおすすめ イメージ

付属のホルダーには、ドリップしたあとのドリッパーが直接置けるので便利です。また、目盛りが記され、コーヒー豆の計量カップとしても使えます。

キッチンその他のドリッパーのおすすめは?

同じコーヒー粉を使っていてもドリッパーを替えることで、コーヒーの味わいを変えることができます。ここでは、定番から個性派までさまざまなドリッパーの特徴を紹介します。

ハリオ「ペガサスドリッパー 01」

  • ハリオペガサスドリッパー 01
  • 実勢価格: ¥382

粉が膨らみやすく味の再現性も高い

ハリオ「ペガサスドリッパー 01」は、HARIOでは珍しい台形型ドリッパーです。渦を巻くようなリブにより空気が抜けやすくコーヒー粉がしっかり膨らみ、2つの抽出穴は味の再現性を高めます。

側面には粉の計量ができるメモリがあり、専用のスプーンが不要なのが便利です。初めてのハンドドリップに最適なドリッパーのひとつです。

対応フィルター
台形型
素材
AS樹脂
対応人数
1~2人用
抽出口
2つ穴

キントー「SCS ブリューワー 2cups プラスチック」

  • キントーSCS ブリューワー 2cups
  • 実勢価格: ¥550

お湯の注ぎ方で味わいをコントロール

キントー「SCS ブリューワー 2cups プラスチック」は、大きな1つ穴の抽出穴と、幅広で直線のリブにより抽出スピードが速く、あっさりとした味わいの珈琲が淹れられるドリッパーです。

ただ、お湯を注ぐスピードや蒸らし時間を調節すれば、好みの味わいで淹れられる楽しみもあります。

対応フィルター
円錐型
素材
AS樹脂
対応人数
1~2人用
抽出口
1つ穴
型番
27649

CAFEC「フラワードリッパー DEEP27」

  • CAFECフラワードリッパー DEEP27
  • 実勢価格: ¥1,210

究極の1杯のために追求されたドリッパー

CAFEC「フラワードリッパー DEEP27」は、ドリッパーの底の角度を27度と鋭角にすることで、1杯分のコーヒー粉でも深い濾過層が作られます。

お湯がしっかりと粉に触れるので、コーヒーの味を十分に引き出します。お湯の注ぎ方も中心に注ぎ続けるだけと簡単で、ビギナーに優しいです。

対応フィルター
円錐型
素材
飽和ポリエステル樹脂
対応人数
1人用
抽出口
1つ穴
型番
FDD-27

ORIGAMI「ドリッパー エアー S」

  • ORIGAMIドリッパー エアー S
  • 実勢価格: ¥1,320

軽量かつ衝撃に強くアウトドアにもおすすめ

ORIGAMI(オリガミ)「ドリッパー エアー S」は、折り紙で折ったようなデザインのドリッパーです。

鋭角なリブが空気の抜ける隙間をしっかり確保し、お湯の流れるスピードを安定させます。冷めにくく、ドリップ中もお湯の温度を維持しやすいのが魅力です。

別売りの専用ホルダー(1100円〜)を使うと安定してドリップできます。

対応フィルター
ウェーブ型、円錐型
素材
AS樹脂
対応人数
1〜2人用
抽出口
1つ穴
型番
Dripper

カリタ「102-ロト」

  • カリタ102-ロト
  • 実勢価格: ¥965

3つ穴で素早く雑味のない味わいに

カリタ「102-ロト」は、カリタ定番のドリッパーのひとつです。

お湯を注ぐと3つ穴から素早く抽出され、雑味などが混ざる前に美味しさだけがドリップされ、クセがなく後味がすっきりとしたコーヒーが飲めます。

対応フィルター
台形型
素材
陶器
対応人数
2〜4人用
抽出口
3つ穴
型番
#02003

メリタ「プレミアムフィルター」

  • メリタプレミアムフィルター
  • 実勢価格: ¥5,000

これまでとは一線を画す最上級のドリッパー

メリタ「プレミアム フィルター」は、より深く長いリブとアシンメトリーな形、そして少し大きくなった抽出穴によって、従来のメリタのドリッパーより抽出時間を調整しやすく、味の自由度を高めています。

抽出後のドリッパーを置ける受け皿が付属しています。

対応フィルター
台形型
素材
磁器
対応人数
2〜4人用
抽出口
1つ穴
型番
PF-WH 1×2

ハリオ「浸漬式セラミック ドリッパー スイッチ」

  • ハリオ浸漬式セラミック ドリッパー スイッチ
  • 実勢価格: ¥3,135

浸漬式と透過式を楽しめるドリッパー

ハリオ「浸漬式セラミック ドリッパー スイッチ」は、コーヒー粉をドリッパー内でお湯に浸す浸漬式です。お湯の注ぎ方に味を左右されず、だれでも均一な味を抽出できます。

土台部分のスイッチを上下させれば、通常のドリッパーのように透過式でドリップすることも可能です。

対応フィルター
円錐型
素材
陶器
対応人数
1~2人用
抽出口
1つ穴
型番
SSDC-200-W

amadana「Beasty Coffee」

  • amadanaBeasty Coffee コーヒードリッパー
  • 実勢価格: ¥4,400

抽出コントロールしやすい不均一のリブ

amadana「Beasty Coffee」は、金属と磁器のコントラストが印象的。インテリアとしてもデザイン性が高いドリッパーです。

佐賀県有田の職人がひとつひとつ丁寧に仕上げたドリッパーは、リブをあえて不均一にすることで適切な抽出コントロールができるようになっています。

対応フィルター
円錐型
素材
磁器
対応人数
1〜4人用
抽出口
1つ穴
型番
ABC-D1-GW

ハリオ「V60 耐熱ガラス透過ドリッパー 02」

  • ハリオV60 耐熱ガラス透過ドリッパー 02
  • 実勢価格: ¥1,400

ハリオ独自の円錐型ドリッパー

ハリオ「V60 耐熱ガラス透過ドリッパー 02」は、ハリオの定番ともいえるV60シリーズのドリッパーです。

不透明なマグカップやサーバーに載せても、ベース部分にある大きな穴からドリップされたコーヒーの量を確認できます。

対応フィルター
円錐型
素材
耐熱ガラス
対応人数
1〜4人用
抽出口
1つ穴
型番
VDGR-02-B

ブリューイスタ「トルネードデュオ ダブルウォール ガラスドリッパー」

  • ブリューイスタトルネードデュオ ダブルウォール ガラスドリッパー
  • 実勢価格: ¥7,150

竜巻状の18本のリブ

ブリューイスタ(Brewista)「トルネード デュオ(Tornado Duo) ダブルウォール ガラスドリッパー」は、ひとつひとつ手作業で作られています。

ダブルウォールガラスだからこそ実現した、持ち手がないシンプルなフォルムです。

竜巻状の「Tornado」と呼ばれる独自の18本のリブにより抽出速度が速く、クリアな味わいのコーヒーが出来上がります。

対応フィルター
円錐型
素材
耐熱ガラス
対応人数
1〜2人用
抽出口
1つ穴
型番
BV4058TDG
  • ブリューイスタトルネードデュオ ダブルウォール ガラスドリッパー
  • 実勢価格: ¥7,150

竜巻状の18本のリブ

ブリューイスタ「トルネード デュオ ダブルウォール ガラスドリッパー」は、ひとつひとつ手作業で作られています。

ダブルウォールガラスだからこそ実現した、持ち手がないシンプルなフォルムです。

竜巻状の「Tornado」と呼ばれる独自の18本のリブにより抽出速度が速く、クリアな味わいのコーヒーが出来上がります。

対応フィルター
円錐型
素材
耐熱ガラス
対応人数
1〜2人用
抽出口
1つ穴
型番
BV4058TDG

april「エイプリル グラスブリュワー」

  • aprilエイプリル グラスブリュワー
  • 実勢価格: ¥6,820

世界大会で使用され話題に

april「エイプリル グラスブリュワー」は、世界的ロースターが構想から3年をかけて作り上げたドリッパーです。

ドリッパー底のフィルターホルダーや空気の循環を助けるエアポケットなど、これまでにない構造でコーヒーのポテンシャルを引き出してくれます。

ガラスの繊細な美しさも魅力です。ベース部分とドリッパー本体は分解可能で洗いやすいです。

対応フィルター
ウェーブ型
素材
耐熱ガラス
対応人数
1〜3人用
抽出口
1つ穴

珈琲考具「ワンドリッパー」

  • 珈琲考具ワンドリッパー
  • 実勢価格: ¥2,200

ガス抜けが良く雑味が出にくい

珈琲考具「ワンドリッパー」は、円錐型と台形型の紙フィルターに対応しているのが便利です。

側面の壁がなくワイヤーでフィルターを支える構造によって、紙フィルターとドリッパーが密着することがないため、ドリップ時に発生するガスが逃げやすく、雑味が出にくいです。

対応フィルター
円錐型・台形型
素材
18-8ステンレス
対応人数
1人用
抽出口
1つ穴
型番
42158

GLOCAL STANDARD PRODUC TS「TSUBAME M&W Dripper 2.0/MB」

  • GLOCAL STANDARD PRODUCTSTSUBAME M&W Dripper 2.0 / MB
  • 実勢価格: ¥4,400

金属加工の街・新潟県燕市で誕生

GLOCAL STANDARD PRODUC TS「TSUBAME M&W Dripper 2.0/MB」は、マットブラックに塗装されたステンレス製ボディと木製のハンドルのコントラストがオシャレなドリッパーです。

使い込むほどに味が出るハンドルは、長く使うほどに愛着が湧いてきます。

対応フィルター
円錐型
素材
ステンレス
対応人数
1〜2人用
抽出口
1つ穴
型番
HD3834

ロゴス「レイリー・ホーローコーヒードリッパー」

  • ロゴスレイリー・ホーロー コーヒードリッパー
  • 実勢価格: ¥4,345

レトロなデザインが魅力のホーロー製

ロゴス「レイリー・ホーローコーヒードリッパー」は、表面に防錆性の高いガラス質を焼き付けたホーロー製です。

コーヒーの匂いや色が移りにくいため長く愛用でき、いつでも新鮮なコーヒーを楽しめます。

柔らかな白にゴールドの縁取りのレトロなデザインが、ドリップタイムの雰囲気を盛り上げてくれそうです。

対応フィルター
円錐型
素材
スチール
対応人数
1~2人用
抽出口
1つ穴
型番
81280069

COFIL「COFIL flow」

  • COFILCOFIL flow
  • 実勢価格: ¥5,657

目詰まりしにくく半永久的に使える

COFIL「COFIL flow」は、ペーパーレスドリッパーの大きな悩みだった目詰まりを、独自のセラミック技術で改良しています。

ペーパーフィルターより少し大きい穴が無数に空いており、コーヒーの旨味成分であるアロマをよく通し、コーヒー本来の味を引き出せます。

対応フィルター
不要
素材
多孔質セラミック
対応人数
1~4人用
抽出口
メッシュ
型番
13904301

キントー「SCS ステンレスフィルター 2cups」

  • キントーSCS ステンレスフィルター 2cups
  • 実勢価格: ¥1,961

コーヒーの旨味を余さずドリップ

キントー「SCS ステンレスフィルター 2cups」は、コーヒー本来の苦味や香りがダイレクトに抽出できます。

コーヒーの風味を豊かにするコーヒーアロマをそのままドリップし、豆本来の味わいと香りを保ったコーヒーに仕上げてくれます。

ペーパーフィルター不要で繰り返し使えるエコなドリッパーです。豆は中挽きからやや粗挽きがオススメです。

対応フィルター
不要
素材
ステンレス
対応人数
1~2人用
抽出口
メッシュ
型番
27624

CBジャパン「折り畳めるコーヒードリッパー」

  • CBジャパン折り畳めるコーヒードリッパー
  • 実勢価格: ¥823

折りたためて持ち運びに便利

CBジャパン「折り畳めるコーヒードリッパー」は、軽量なポリプロピレン製で、薄く折りたためる構造のドリッパーです。

アウトドアなどにも気軽に携帯できるため、どこでも淹れたてのコーヒーを楽しめます。付属のケースにペーパーフィルターも一緒に収納しておけるのも便利です。

対応フィルター
円錐型
素材
ポリプロピレン
対応人数
1~2杯
抽出口
1つ穴

ドリップの基本は? 美味しいコーヒーの淹れ方のコツ

バリスタ・石谷貴之さんに教わった、ドリップの基本や美味しく淹れるコツををご紹介します。

準備編

1:豆を用意して14gの豆を挽く

1:豆を用意して14gの豆を挽く コーヒードリッパーおすすめ イメージ

まずはコーヒー豆の準備から。豆はスケールで重さを量って用意します。一杯分14gが基準です。

石谷貴之 氏
バリスタ
石谷貴之 氏 のコメント

僕の定番レシピでのコーヒー豆の分量は14gを基本にしています。

1:豆を用意して14gの豆を挽く コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

普段は業務用のミルを使っていると言う石谷さん。出先でコーヒーを淹れる際には、手挽きのミルを使います。均一の粒度で挽くことが大事。ここでは中挽きの粉にします。

2:90℃の湯を沸かし器具に湯通しする

2:90℃の湯を沸かし器具に湯通しする コーヒードリッパーおすすめ イメージ

続いてお湯を沸かしますが、その温度は90℃。湯温をしっかり計って、いつでお同じ温度で抽出するのが重要です。

2:90℃の湯を沸かし器具に湯通しする コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

抽出の前にペーパーフィルターを含め、器具に湯通しします。そうすることで、器具全体を温めることができ、抽出時の温度低下を防ぐことができます。

石谷貴之 氏
バリスタ
石谷貴之 氏 のコメント

ドリッパーからサーバーまで、一度湯通しして温めておきます。

3:挽いた粉を入れ平らに慣らす

3:挽いた粉を入れ平らに慣らす コーヒードリッパーおすすめ イメージ

挽いたコーヒー粉をドリッパーに入れます。

石谷貴之 氏
バリスタ
石谷貴之 氏 のコメント

ここまでの準備では豆の分量とお湯の温度を計ることが重要です。

3:挽いた粉を入れ平らに慣らす コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

ドリッパーを手でトントンと叩くようにして、粉を平らに慣らします。これでハンドドリップ前の準備は完了です。

ドリップ編
 

1:1投目を注ぎ30秒間蒸らす

1:1投目を注ぎ30秒間蒸らす コーヒードリッパーおすすめ イメージ

最初に粉の中心から円を描くように、お湯を注ぎます。1投目のお湯は30gを目安に注ぎます。

1:1投目を注ぎ30秒間蒸らす コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

1投目を注ぎ終えたら、蒸らしの時間。この蒸らし時間は30秒が目安です。

石谷貴之 氏
バリスタ
石谷貴之 氏 のコメント

お湯の量と蒸らし時間をチェックしながら淹れていきます。

2:その後3回に分けてお湯を注ぐ

2:その後3回に分けてお湯を注ぐ コーヒードリッパーおすすめ イメージ

最初の蒸らし前を1投目とすると、その後に2~4投目まで、合計4回に分けてお湯を注ぎます。2投目は100g、3、4投目はそれぞれ40gのお湯を注ぎます。

石谷貴之 氏
バリスタ
石谷貴之 氏 のコメント

2~4投目の間隔は10秒ほどです。合計2分程度で抽出が終わります。

2:その後3回に分けてお湯を注ぐ コーヒードリッパーおすすめ イメージ2

最後の4投目を注ぎ終えた時点で、合計210gのお湯を注いだことになります。お湯が落ち切るのを待って抽出が完成です。

味を調整する4つのポイントは?

コーヒー豆は細いほど濃い味わいに

コーヒー豆は細いほど濃い味わいに コーヒードリッパーおすすめ イメージ

豆の挽き具合によって、抽出時における成分の出方が変わってきます。

細挽きほど粒子が細かい分、お湯の通りが遅く、濃い味わいになります。逆に粗挽きほど粒子が粗いため、お湯の通りが早く、軽い味わいになります。

コーヒー豆の量が多いほど重めの味に

コーヒー豆の量が多いほど重めの味に コーヒードリッパーおすすめ イメージ

お湯の量が一定だとして、それに対するコーヒー豆の量の増減でも味わいが変わってきます。豆の量が多いほどどっしりとした重めの味わいになり、少ないほど軽めの味わいになります。

お湯の温度が高いほど味は強い

お湯の温度が高いほど味は強い コーヒードリッパーおすすめ イメージ

お湯の温度が高いほど、成分の抽出が早く、低いほど抽出が遅いです。ただし、96℃以上のお湯ではえぐみや雑味まで抽出してしまったり、逆に温度が低すぎると、しっかり抽出できないので注意が必要です。

抽出時間は長いほどコクが出る

抽出時間は長いほどコクが出る コーヒードリッパーおすすめ イメージ

抽出時間はお湯を注ぐスピードで変わってきます。ゆっくり細くお湯を注げば、その分抽出に時間がかかり、コクのある味わいになります。太めのお湯で短時間に注ぐと、軽くあっさりとした味わいになります。

コーヒードリッパーのおすすめ まとめ

以上、コーヒードリッパーのおすすめでした。

ハンドドリップで珈琲の味の決め手となるドリッパー。珈琲道具の中でも複数持ちするとコーヒーの楽しみの幅が広がります。

初心者ならまずは定番ブランドから試してみて、自分好みの味を見つけるためにいろいろなものを使ってみてください。

最後にビギナー向けの3商品を改めて紹介します。

メリタ「アロマフィルター AF-M 1×2」

メリタ「アロマフィルター AF-M 1×2」 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

メリタ
アロマフィルター AF-M 1×2
実勢価格:¥
558
対応フィルター:メリタ フィルターペーパー1×2
素材:プラスチック製
対応人数:2~4人用
抽出口:1つ穴

メリタ「アロマフィルター AF-M 1×2」は、「誰にでも美味しいコーヒーを」という同社のコンセプトの通りの設計が特徴です。

初心者でも安定したドリップが可能になります。抽出時間はほかのドリッパーより長めで、やや濃いめの仕上がりになります。

カリタ「ウェーブドリッパー 185 S

カリタ「ウェーブドリッパー 185 S」 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

カリタ
ウェーブドリッパー 185 
S
実勢価格:¥4465
対応フィルター:ウェーブフィルター185
素材:ステンレス製
対応人数:2~4人用
抽出口:3つ穴

カリタ「ウェーブフィルター 185 S」は、セットで使用するペーパーフィルターの形状が画期的なウェーブ構造で誰が淹れても美味しいです。

熱伝導率が高いステンレス製なので、湯通しするだけでもドリッパーが温まり、注いだお湯が冷めにくいです。ウェーブフィルターとのセットで、驚くほどバランスの良いコーヒーになります。

キーコーヒー「Noi クリスタルドリッパー」

キーコーヒー「Noi クリスタルドリッパー」 コーヒードリッパーおすすめ イメージ

キーコーヒー
Noi クリスタルドリッパー

実勢価格:¥605
対応フィルター:円錐形コーヒーフィルター 1~4人用
素材:ポリカーボネート樹脂
対応人数:1~4人用
抽出口:1つ穴

キーコーヒー「Noi クリスタルドリッパー」は、ビギナーでもバランスの良い珈琲を抽出することができるドリッパーです。

最大の特徴は、ダイヤモンド形状のリブ(溝)。360度均等にフィルターとドリッパーが触れるため、ムラができにくく、バランスの良い均一な抽出を可能にしています。

以上、コーヒードリッパーの選び方や正しい淹れ方、おすすめのコーヒードリッパーの紹介でした。

気になったアイテムは、ぜひチェックしてみてくださいね。

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