ダイソンよりまずこちらを!
掃除のハードルをぐっと下げる秀逸コードレス
2016年06月03日(金)
阿部 淳平
阿部 淳平/Test by 家電批評編集部
ダイソンよりまずこちらを!
掃除のハードルをぐっと下げる秀逸コードレス
今や掃除機の定番となっているスティック型コードレス。コードレスって「電池持ちが悪い」とか、「吸引力が弱い」とかって思ってませんか? それ相当古いです。今のコードレスはかなりスゴイんです。この手軽さ、一度使ったらもう手放せませんよ!
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  • スティックといえばダイソン
    でも、それ以外もかなりいいです!
ダイソンのスティック掃除機ユーザー曰く「コードレスの快適さを一度味わってしまうと、もう普通の掃除機には戻れないです」。確かに掃除機にコードがない快適さは格別。ただ、ダイソンじゃなければダメかといえば、そんなことありません。というか、むしろ、ダイソンの弱点を補った国内ブランドのほうが勝る点も多いんです。

今回はダイソンと売れ筋クリーナー計6台を1カ月かけて、編集部、主婦、お掃除の専門家がそれぞれテスト。その結果、本サイトが5つ星に選んだのが国内ブランドの2モデルでした。今回テストした4項目は以下の通りです。
・吸引力テスト
100円玉をビニールに入れ、5秒間持ち上げられた枚数をテストした。1枚4.8gで計算

・壁際テスト
壁際にたまったゴミを取り除けるかをチェック。簡単なようで、取り残す機種も多い

・混合ゴミテスト
掃除機が吸引したゴミから電子秤で砂・ビーズの重さを計測。目視では判断の難しい絨毯の掃除力判定の目安にした

・操作性テスト
家事アドバイザーの藤原千秋さん、主婦ライターの土居雅美さんにご協力いただき、「持ちやすさ」「角掃除のしやすさ」「家具下掃除のしやすさ」「持ち上げての掃除のしやすさ」「ヘッドの走行性」「ゴミの捨てやすさ」「フィルター手入れのしやすさ」「音の静かさ(騒音性)」「収納・充電のしやすさ」の9項目にわたってチェックしました。
  • 今回テストした製品はこちら(価格はテスト時の実勢価格)
・東芝 TORNEO V cordless VC-CL1200 5万3870円
・マキタ CL182FDRFW 3万2000円
・ダイソン V6 Fluffy SV09MH 6万6960円
・日立 PV-BC200 2万6140円
・三菱 iNSTICK HC-VXF30P 8万5310円
・エレクトロラックス ergorapido Lithium ZB3113AK 3万7580円
  • 最軽量で小回り抜群!
    今買うなら断然トルネオです!
今回のテストで1位に輝いたのはトルネオシリーズの上位機種モデルVC-CL1200 。サイクロン部、ハンドル、延長管とパーツ配置がかなりダイソンに似ていますが、大きな違いは2kgを切る重量。その軽さのおかげでダイソンに比べて、操作がとにかく軽やか。押す、引く、曲がるにしっかり追従するヘッドと軽量ボディでベッドの下も棚の上も、ホントに掃除しやすい!

絨毯掃除など一部のテストでは、5万円の製品としてはやや物足りないところもありましたが、使い勝手のよさは絶対。ちょっと汚れたらサッとお掃除したいという人にピッタリの逸品です!
キャニスター含め東芝製掃除機は総じて優秀。同社は白物家電事業を中国の美的集団に売却してしまうようですが(もったいない!)、掃除機の実力は相当高いんです!
東芝 TORNEO V cordless VC-CL1200 7万4800円
  • [テスト結果発表!]総じて優秀。畳と絨毯だけはやや苦手です
[吸引力 評価S]100円玉を115枚持ち上げられた。6台中1位はダイソン。それに次ぐ2位。
▼[正面ゴミ取り 評価S]1ストロークでほぼ完璧に砂を吸引!

▼[サイドゴミ取り 評価A]壁際への対応力はハイレベル。ヘッドを1往復させればわずかな取りこぼしも認められなかった。正面もサイドも取り残しが見られなかったのは本製品とマキタ、三菱の3製品だった。

▼[絨毯掃除 評価B]毛糸と紙くずは取れるものの砂・ビーズの取り残しは多い。

▼[フローリング掃除 評価A]しっかり取れる。ブラシの絡みつきがやや多い。

▼[畳掃除 評価B]ビーズと砂は取りきれたが、毛糸や紙くずが残った。
  • ゴミすてラインを超えても吸引力に余裕も
100gずつ砂を繰り返し吸わせましたが、ゴミすてラインをオーバーしても500gまでは吸引力はほとんど変化しませんでした。ゴミがたまると急激に吸引力が下がる製品も少なくないので、この点においてもトルネオは非常に優秀です。
[ココはマイナス]
各テストで高い評価を得た本製品ですが、紙くずや毛糸でテストした際、ヘッドの左右へゴミを押し出してしまう傾向があります。同様の現象は畳以外でも確認できました。コレはヘッド部分の弱点と言えそうです。
  • 使い勝手は細かいところまで気配りされていました
[使い勝手]持ちやすさ A+/角を掃除 S/家具下を掃除 A/持ち上げて掃除 A/ヘッドの走行性 A+/ゴミの捨て A/フィルター手入れ A/騒音 B+/収納・充電 A

▼[メンテナンス]「お手入れブラシ」はダストカップに収納可能で紛失を防げる。

▼[ヘッドの追従性]グネグネと滑らかで90°近く曲げることもできる。

▼[取りまわし]高所のお掃除も楽勝。小柄な女性でも片手で持ち上げながら掃除できる。

▼[収納]収納時はコンパクトにまとめられるのは高評価。ただし、延長管を外さないと充電できない仕様。そこはちょっと面倒くさく感じる。
  • もうひとつのベストバイはマキタ!
    弱点は絨毯だけ、高速充電は超便利
マキタ CL182FDRFW 2万6500円
もうひとつオススメなのが、業務用のマキタ。業務用とはいえ、某通販誌などで圧倒的な人気を誇りコードレス掃除機としてはもはや定番として有名です。

東芝を上回る1.5kgと超軽量。特長は、とにかく小回りが利くということに尽きます。ヘッドの走行性、角の掃除、家具下などの隙間、いずれの場所でもスイスイ。ブラシがとてもシンプルなので毛糸や紙くずが構造上絡みつかないのも大きなメリットと言えます。

また、スティック型では珍しい紙パック式を採用。ゴミ捨てが容易かつ、機構がシンプルなため家庭用と業務用の中間的な製品となるこの機種にとっては非常に適しています。

バッテリーが外付け式なのもマキタの特長。例えば、前出の東芝製品は2000回の充電が交換の目安で、販売店等に交換依頼をする必要がありますが、マキタのバッテリーは外付けなので、持ちが悪くなったら買い換えればOKです。

一方、注意すべき点はトルネオ同様、絨毯の掃除。もともと業務用ということで、フローリングやカーペットといったフラットな場所に適した1台と言えます。

また、排気の処理も注意。マキタの掃除機はHEPAフィルターなどを搭載しません。高機能ダストバッグにスポンジフィルターが内蔵されているのみです。とはいっても、紙パックも実質フィルターの役割を果たすので、素通しというわけではないですが。そのへんが気になる方は要注意です。
  • [結果発表!]フローリングにはマキタがベスト
▼[正面ゴミ取り 評価S]これは完璧。砂一粒も残っていなかった。
▼[サイドゴミ取り 評価A]ヘッドを押し始めた部分にわずかな取り残しは見られた。
▼[絨毯掃除 評価C]紙くずを取りこぼすほか、毛糸を押し出して吸引できず。
▼[床掃除 評価A]砂やビーズは一切残らず。ヘッドの動きもスムーズだ。
▼[畳掃除 評価A]往復させると、かなりきれいに。ほんの少し土が残る。
  • 子どもでも使いこなせる単純明快さがイイ!
[使い勝手]持ちやすさ A/角を掃除 S/家具下を掃除 S/持ち上げて掃除 S/ヘッドの走行性 A+/ゴミの捨てやすさ S/フィルターの手入れ A+/騒音 B+/収納・充電 B


▼[収納性]スタンドは用意されていないが(外付けバッテリーだから充電スタンドは不要)、その代わりストラップで壁掛けは可能。
▼[充電]18Vのリチウムイオンバッテリーを使用。同社の電動工具と共用で、わずか22分で充電を終えられるのは、ほかのスティック掃除機にはマネできない強み。

[ゴミ捨て] 大容量のダストバッグ(左・1枚)と使い捨ての紙パック(右・10枚)が付属。どちらか好きなほうをセットできる。ダストパックは洗えば繰り返し使える。
  • [結論]吸引力も大事ですが
    コードレスは断然小回り性です!
掃除機を選ぶ場合、吸引力を重視しがちですが、「気づいたときにサッと取り出して掃除する」というコードレス掃除機に一番期待される部分を考えると、使い勝手をより重視するべきです。

トルネオとマキタの使い勝手の良さは、他を圧倒していました。多少吸引力が劣る部分もありますが、それを補ってあまりある機動力。ダイソンの吸引力を選ぶのも大いにアリですが、本サイトではトルネオとマキタをまずは推したいと思います。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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