家電 話題の除湿器全4モデルの実力を比較!

なんとも不安定な天候の今日この頃、みなさまも洗濯にご苦労されていることかと思います。

洗濯物を外に干すにはちょっと不安、だけど室内干しじゃ生乾きになっちゃう……そんなお悩みを解消するべく、このところ話題のデロンギや躍進のアイリスなど、最新の全4モデルを比較してまいりました!

[除湿器選びのテーマ]
・室内干しの洗濯物がよく乾く!
・使いやすい!
・それでいて安い!


これらの願望叶えてくれるのは一体どれ? 下記テストにてその実力を確かめました!

[テスト方法]
テスト①:除湿力

検査機関で室温25℃、湿度80%の環境を作り、衣類乾燥モード(標準)で5時間運転した際の除湿力を検証
テスト②:稼働音
衣類乾燥モード時の音の大きさを測定
テスト③:
各モデルの機能や使いやすさを評価

話題の除湿器全4モデルの実力を比較! イメージ

部屋の水分をガチで吸い取ってくれる除湿器のベスト、いよいよ発表します!

……が、今回エントリーした各モデルは、いずれも非常に優秀で、甲乙つけがたいというのが正直なところです。アナタのおウチに最適な機能がどれなのか、各モデルのポイントにも注目してください。

S評価 ムーブアイがヤバいくらい便利三菱サラリは衣類乾燥のプロ!

除湿器:三菱電機:サラリ MJ-120MX

三菱電機
サラリ MJ-120MX
実勢価格:4万1800円
サイズ:幅360×奥行210×高さ534mm
重量:13.5kg
タンク容量:約3L
タイプ:コンプレッサー式

除湿力そのものはアイリスに一歩譲りますが、衣類の乾いていない部分を狙って除湿してくれるうえ、乾き残りの部分を光で知らせてくれる「光アシスト」機能でさらに便利になっています。

それでいて、お値段なんと4万円(と少し)! 衣類乾燥のプロというべきその能力、ぜひアナタのおウチで確かめてみてはいかがでしょうか。


[ポイント]湿った場所を特定!

ムーブアイがヤバいくらい便利三菱サラリは衣類乾燥のプロ! イメージ

湿った部分を探すムーブアイや単品を集中して乾かす「ズバ乾」機能がスゴすぎ! 的確に乾燥させることができる理由がコレなんです。

[ポイント]ジーンズが1時間で乾いた!


厚手の生地でも、乾いてない部分を集中的に乾燥させることができるので……

ムーブアイがヤバいくらい便利三菱サラリは衣類乾燥のプロ! イメージ2

たった1時間で吸水性の高いジーンズが完全に乾きました!

ムーブアイがヤバいくらい便利三菱サラリは衣類乾燥のプロ! イメージ3

もちろん、シャツやタオルなどの小物もバッチリです。


[ポイント]夏以外でも活躍必至

ムーブアイがヤバいくらい便利三菱サラリは衣類乾燥のプロ! イメージ4

湿気がたまりやすい押し入れや、げた箱にも効果的なんです。冬には結露対策としても活用できます。


[リザルト]
テスト① 除湿量:2887ml 評価: ◯
テスト② 稼働音:62.3dB 評価:◯
テスト③ ピンポイント除湿がスゴすぎ! 評価:◎

A評価 デロンギは一人暮らしなら機能もコスパも大満足!

話題のデロンギもなかなかの好成績でした! 除湿力は若干弱いものの、本体がコンパクトで移動しやすくなっており、操作盤もシンプル。直感的に使えて、振動音もたいへん静かです。

3万2000円というお値段も魅力です。初めての1台、あるいはひとり暮らしならコレでOKです!

除湿器:デロンギ:タシューゴ アリアドライ マルチ 衣類乾燥除湿機  DEX16FJ

デロンギ
タシューゴ アリアドライ マルチ 衣類乾燥除湿機
DEX16FJ
実勢価格:3万2270円
サイズ:幅335×奥行225×高さ505mm
重量:10kg
タンク容量:約2.2L
タイプ:コンプレッサー式

[ポイント]軽くて移動がラクなんです

デロンギは一人暮らしなら機能もコスパも大満足! イメージ

場所をとらないこと、取っ手があって持ち運びやすいことは素晴らしい長所です。操作ボタンも、今回テストしたモデルの中ではもっとも理解しやすいタイプでした。


[リザルト]
テスト① 除湿量:1707ml 評価: ◯
テスト② 稼働音:48.2dB 評価:◎
テスト③ コンパクトで扱いやすい 評価:◎

A評価 除湿能力抜群のアイリスは部屋干しを考えないなら◎

今回テストした4モデルのうち、除湿力3L超えと圧倒的でした! 目標湿度を設定できる機能は非常に重宝します。ですが、洗濯物は乾燥にムラが目立ち、ジーンズなど厚手の衣類はちょっと苦手。部屋干しは考慮に入れず、部屋全体の湿度を抑えたい人向きです。

ちなみに、HEPAフィルターを用いた空気清浄能力を搭載しているのもポイント。これで3万円を切る価格は正直スゴいです。

除湿器:アイリスオーヤマ:空気清浄機能付除湿機 DCE-120

アイリスオーヤマ
空気清浄機能付除湿機 DCE-120
実勢価格:2万5843円
サイズ:幅343×奥行300×高さ617mm
重量:14kg
タンク容量:約4L
タイプ:コンプレッサー式

[ポイント]空気清浄機能を搭載

除湿能力抜群のアイリスは部屋干しを考えないなら◎ イメージ

除湿中はどうしても部屋を閉め切る必要があります。が、そんな状況でも空気をクリーンにしてくれるのはたいへんありがたいです。空気の汚れを色で表示してくれるのも便利。

繰り返しますが、衣類乾燥を目的としない場合、価格を考慮に加えても購入の検討をすべき1台であることは間違いありません。


[リザルト]
テスト① 除湿量:3067ml 評価:◎
テスト② 稼働音:63,4dB 評価:◯
テスト③ 目標湿度設定機能が便利 評価:○

B評価 スイング機能で2段干しにも対応稼働音はちょっと気になりました

除湿能力はそこそこで、天井から床までのスイング機能は便利で、消臭能力も重宝します。ですが、稼働音が大きいのが難点。

除湿器:シャープ:プラズマクラスター除湿機 CV-G120

シャープ
プラズマクラスター除湿機 CV-G120
実勢価格:3万2289円
サイズ:幅360×奥行260×高さ565mm
重量:13.3kg
タンク容量:約3.1L

[ポイント]2段スイング機能

スイング機能で2段干しにも対応稼働音はちょっと気になりました イメージ

2段干しはもちろん、床に置いてある靴も乾燥できます。大量の衣類を一度に干すことが多い場合、かなり魅力的なモデルです。


[リザルト]
テスト① 除湿量:2767ml 評価: ◯
テスト② 稼働音:70.1dB 評価:△
テスト③ 衣類消臭機能もあり 評価:○

家電 [テスト結果一覧]除湿力と個性的な機能も絶対注目です

[テスト結果一覧]除湿力と個性的な機能も絶対注目です イメージ

家電 【参考】パナF-YHPX200は高いけれど除湿力は圧巻!

価格帯が異なるため今回はエントリーしておりませんが、パナソニックの新型「F-YHPX200」は、さすがはハイエンドだけあり、今回エントリーした全4モデルよりも除湿力が一段上なんです。

ですが、衣類の乾燥は三菱よりちょっと時間がかかります。

コストと衣類乾燥。この2点をスルーするならば、ぜひにとオススメできるモデルでした。

除湿器:パナソニック:F-YHPX200

パナソニック
F-YHPX200
実勢価格:7万287円
サイズ:幅378×奥行296×高さ662mm
重量:17.4kg
タンク容量:約5L
タイプ:ハイブリッド式

進化が止まらない昨今の除湿器。アナタのおウチにピッタリな1台は見つかりましたでしょうか? ジメジメ対策は家電を使ってスマートに解決しちゃいましょう!


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