冷凍パンが美味しく焼ける トースターを探しました

セールでつい買いすぎてしまう食パン、美味しいうちに食べきるのって難しいですよね。美味しさを逃さないように小分けにして冷凍しても「買った日より美味しさがレベルダウンしちゃった」なんてこともありがち。

逆に「普通のトーストよりも冷凍パンをトーストしたほうが水気が残ってフワフワ」という説もあります。

冷凍パンが美味しく焼けるトースターを探しました イメージ

この真逆の事象の原因は、トースターにあるかもしれません。そこで冷凍トーストが美味しく焼ける最強のトースターを探すべく、編集部厳選6機種をジャッジ。

テストの方法は単純明快に1項目だけ。表面サクサクで中はモチモチという、焼き上がりの「サク・モチ度」を50点満点で評価しました。

それでは結果の発表です!

[1位]モチモチ度がUP! パナソニック NT-T500-K

6機種の頂点に立ったのはパナソニック「NT-T500-K」。普通のパンを焼いたときよりもモチモチ度が数段アップし、表面や耳はサクサクという素晴らしい焼き上がりです。「普通のトーストよりも冷凍パンをトーストしたほうが美味しい」説を実証する結果となりました。

パナソニック:NT-T500-K:トースター

パナソニック
NT-T500-K
実勢価格:5605円
サイズ・重量:
本体寸法:約H22.2×W37.0×D32.3cm
庫内寸法:H8.7×W32.4×D26.9cm
受け皿:内寸約W30.7×D25.5cm・約3.8kg
消費電力:1300W
電源コードの長さ:約1.0m
ヒーター(上・下):U字型石英管
本体:3面ディンプル庫内
火力切替:5段階(1300W・700W(下火)・650W・600W(上火)・300W(上火))
トースト枚数:3枚
付属品:焼き網、受け皿、フライネット

■サク・モチテスト結果:45点/50

普通のパンをトーストすると三角形の焼きムラが目立っていましたが、冷凍パンではご覧のとおり均一にキレイな焼き色がつきました。

[1位]モチモチ度がUP!パナソニック NT-T500-K イメージ

懸念されていた「裏焼けすぎ問題」ですが、冷凍トーストの場合は問題なし! いい焼き色になりました。

口に入れてみると、パンの中央に水分が多く感じられます。というのも、水分蒸散率が低いから。

[1位]モチモチ度がUP!パナソニック NT-T500-K イメージ2

普通のトーストの水分蒸散率が9.5%だったのに対し、冷凍トーストは8.8%。なんと冷凍したほうが水分が多く残りました! 結果として、短時間でちゃんと火が通りながらモチモチ感が増すこととなりました。

[2位]サクサク強めの焼き上がり バルミューダ K01E-WS

唯一無二のサク・モチ食感のトースターは、冷凍トーストがサクサク強めで美味しく焼き上がります。

バルミューダ:BALMUDA The Toaster K01E-WS:トースター

バルミューダ
BALMUDA The Toaster
K01E-WS
実勢価格:2万2500円
サイズ・重量:
本体寸法:H209×W357×D321mm
庫内寸法:H178×W274×D204mm・約4.3kg
電源:AC100V 50Hz/60Hz
定格消費電力:1300W
電源コード長さ:1m
同梱物:焼きアミ、取扱説明書(保証書付き)、ガイドブック、5ccカップ、注意チラシ

■サク・モチテスト結果:42点/50

パンを焼く前に5ccの水を入れるバルミューダ手法。普通のトーストなら感動のサクモチのトーストになりますが、冷凍パンではこれが仇となり、サクサク感が薄まってしまいました。とはいえ、テストした機種の中ではサクサク感強めで、小麦の良い香りがします。

[3位]口当たりの良い食感 アラジン AET-G13N

わずか0.2秒でヒーターが立ち上がり、「ネオ・モチモチ」食感のアラジン「AET-G13N」が3位となりました。

アラジン:AET-G13N:トースター

アラジン
AET-G13N
実勢価格:1万5280円
サイズ・重量:
最大外径寸法:H235×W350×D334mm
庫内有効寸法:H87×W310×D285mm・約3.75kg
カラー:ホワイト
消費電力:1300W
ヒーター:グラファイトヒーター(日本製)
コードの長さ:1.2m
温調機能:280℃~100℃
付属品:グリルパン、グリルネット

■サク・モチテスト結果:41点/50

高出力・高火力で水分を逃さず焼き上げるためか、パンの角に水分が若干残り気味。しかしながら中はモチモチで、口当たりが良い食感に好印象。

4位: [4位]焼き時間に悩む……
デロンギ EOI407J-W

4位はシャレたデザインで「軽やかなサクサク感」が好評のデロンギ「EOI407J-W」です。

デロンギ:EOI407J-W:トースター

デロンギ
EOI407J-W
実勢価格:1万1570円
サイズ・重量:
外形寸法:H220×W435×D345mm
庫内有効寸法:H115×W265×D245mm(※上下ヒーター間)・5.2kg
庫内容量:8.5L

■サク・モチテスト結果:39点/50

トーストの仕上がりは良いのですが、問題は焼き時間。そもそも庫内の温度が上がるのに時間がかかる機種なので、冷凍パンだと何分焼けば良いのかわかりづらい……。

4位: [4位]未知のサク・モチ体験
ヘルシオ グリエ AX-H2-R

ヘルシオ グリエ「AX-H2-R」で焼いた冷凍トーストは、冷凍されたパンとは思えない仕上がりでした。

シャープ:ヘルシオ グリエ AX-H2-R:トースター

シャープ
ヘルシオ グリエ
AX-H2-R
実勢価格:1万9800円
サイズ・重量:
外形寸法:H218×W412×D315mm
庫内有効寸法:H76×W259×D230mm・約6.4kg
加熱方式:過熱水蒸気/パワー3段階(弱・中・強)
タイマー:15分
電源:AC100V、50-60Hz共用
定格消費電力:1410W
付属品:焼き網、コーティングトレイ、メニュー集

■サク・モチテスト結果:39点/50

「加熱水蒸気」で焼き上げるため、焼きたてこそ水分のこもりとベタつきを感じますが、1分ほど放置すると余分な水分が飛んでサクサクになります。外側は感動のサクサク、中のモチモチは異体験!?

6位: [6位]ふんわり香ばしい
タイガー魔法瓶 KAK-A100-W

フワモチトーストが焼けるタイガー魔法瓶「KAK-A100-W 」。加湿のないトースターでは、いちばん美味しい冷凍トーストが焼けました。

タイガー魔法瓶:KAK-A100-W:トースター

タイガー魔法瓶
KAK-A100-W
実勢価格:4014円
サイズ・重量:
サイズ:約H22.4×W31.2×D27.1cm
車内有効寸法:約H8.5×W26.0×D21.0cm・約2.8kg
消費電力:1000W
電源コード:1.0m

■サク・モチテスト結果:37点/50

一口噛めば、口の中に広がる香ばしさは格別です。冷凍トーストでもふんわりさは上々です。

モチモチ度が段違いになる 焼く前の「シュッシュッ」

美味しく冷凍トーストが焼ける"神6"をご紹介しましたが、その他のトースターでも美味しく焼ける秘密道具をご存知ですか? それは、霧吹きです。焼く前に2回ほどパンの表面にシュッシュッとすれば、段違いにモチモチなトーストになるんです。

カインズ:マイクロミスト 350ml:スプレー

カインズ
マイクロミスト 350ml
実勢価格:780円
サイズ:W80×H255×D64mm
材質:PET樹脂、ポリプロピレン
容量:約350ml
原産国:日本

カインズの霧吹きは園芸用で、細かいミストが広範囲に広がります。ミストが細かいため、パンの表面のみならず内部にもじわっと水分が浸透するようで、冷凍トーストが美味しく仕上がります。もちろん普通のトーストに使用しても同じような効果があります。試してみる価値アリです!

美味しい冷凍トーストが焼けるトースターランキングでした。ご紹介した"神6"ならイマイチだった冷凍トーストが「うまい!」に変わるかもしれません。パンを冷凍することがある人は、こちらを参考にトースターを選んでみてくださいね。