オーブントースターおすすめランキング15選 | 料理のプロが選んだNo.1は?[2018年]
2018年11月26日(月)
360.life編集部
360.life編集部/Test by 家電批評編集部
オーブントースターおすすめランキング15選 | 料理のプロが選んだNo.1は?[2018年]
パン好きの必須アイテムともいえるオーブントースター。市場には高性能なトースターが続々登場し、「外はサクサク、中はモチモチ」な食感を追求しています。料理の専門家の協力のもと、最強のトースターを決めるとともに、選び方のコツをご紹介します。
▼本記事の取材・テストを行ったのはコチラ
家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
さわけん 氏 科学する料理研究家
さわけん 氏
辻調理師専門学校フランス校卒業。フランスの二ツ星(当時)ムーランドムージャンなどに勤務経験のある本格派。その後、イタリアンカフェのシェフを経て料理研究家に転身し世界の料理を研究。
風間章子 氏 料理家
風間章子 氏
料理家。調理師。イタリアンレストランで6年間修行の後、カフェの立ち上げ、雑誌やwebなど様々なメディアにて料理監修で活躍中。
  • 新しいトースター時代の到来!
    水を使って「至高の美味しさ」へ
トースターなんてどれも一緒、というイメージを覆したのが、2015年にバルミューダから発売された「BALMUDA The Toaster」。

水を加えてパンを焼く「スチーム式」を採用したのが特徴で、焼き上げたトーストはサクサクでフワフワ。一口食べれば小麦の香ばしさが口中に広がる感動の美味しさは衝撃的でした。
バルミューダで焼いたトーストの美味しさは口コミであっという間に広がり、当時2万5000円という高額にもかかわらず、2015年の発売から累計販売台数45万台を突破しました。

そのバルミューダ・インパクトを受け、まさに新時代の幕開けと言わんばかりの勢いで、各メーカーから美味しいトーストを追求した高級トースターが続々と登場しています。
果たして、バルミューダの地位は発売から3年が経過した今もなお、健在なのでしょうか? 

それでは、最強のトースターを決めるとともに、ただ焼くだけではない新時代の「美味しく焼ける」トースターの選び方をご紹介します。
  • 「加熱方式」で食感が変わる!
    まず、抑えるべきはこの3タイプ
トースター新時代以降のトースターは、機能が多様化しています。例えば焼き方。

バルミューダの「スチーム式」を受けてか、今は「水分」に着目した加熱方式がトレンドです。大きく3つのタイプがあるので、どのように違うのか見ていきましょう。

1.スチーム式
あらかじめ少量の水を入れ、庫内にスチームを充満させてから加熱し、パンの表面にスチームの膜を作って焼くという仕組み。

細かなスチームで中はふんわりしつつ、高温で焼き上げるので表面はサクサクに仕上がります。

2.過熱水蒸気
本体にセットされたタンク内の水を加熱して水蒸気にし、さらに100℃以上に加熱して、過熱水蒸気を発生させます。

その過熱水蒸気が食材に触れて冷やされ、水に戻る際に生じる凝縮熱で、外側がサクサク、内側がモチモチ食感のパンに焼き上げます。

3.遠赤グラファイト
鉄の約10倍の熱伝導率をもつといわれる遠赤グラファイトは、約0.2秒で発熱して強火力で一気に焼き上げるため、パン内部の水分を逃しません。ぷりんとした弾力をもつ仕上がりが特徴です。

他にも製品タイプとして、様々なものがあります。

「3面ディンプル庫内」は、熱をさまざまな方向へ反射させて庫内全体をムラなく温め、高火力で一気に焼き上げます。仕上がりはカリっに近い硬めの食感です。

そのほか従来のタイプとして、一般的な「ベーシック」タイプ、「ポップアップ」、2段式の「縦型」なども挙げられます。
  • トースター選びのポイントは
    焼き上がりと使い勝手がキモです
さて、話は変わりますが、本当に美味しいトーストとはどのようなものでしょうか?

理想は、高級ホテルのモーニングに出てくるトーストが挙げられるでしょう。外はサクサク、中はほどよく水分を含んでモチモチ、さらに香り豊か……それが、本当に美味しいトーストではないでしょうか。
そんな究極のトーストを毎朝食べられるために、最強のトースターを、料理のプロと一緒に探しました。

評価のポイントは直感的に操作でき、面倒な設定をしなくてもサクモチのトーストが焼けること。編集部がピックアップした15機種について、以下6つのテストを170点満点で評価しました。

[ポイント1]外サク度(40点)
美味しいトーストといえば、表面がサクサクしていることが重要です。ここでは、「外サク度」と呼ぶことにしました。

水分が飛びすぎて硬くなったり、逆に水分の飛びが甘く、ベタついたりしっとりしすぎる場合は、美味しさも損なわれてしまうとし減点対象にしました。余分な水分を飛ばし、必要な水分を保ったものを美味しいトーストとしています。

[ポイント2]中モチ度(40点)
食パンのモチモチ感は、小麦粉に含まれる硬い「β(ベータ)デンプン」が、加水と一定以上の加熱で膨らむ「糊化/α(アルファ)化」によって生まれるもの。

パンから水分が抜けてしまうと元の硬いβデンプンに戻ってしまうため、水分をパンから逃さず、あるいは加水して焼き上げたものがモチモチに仕上がります。

今回は焼きたてのトーストを識者2名に食べ比べてもらい、中までモチモチに焼き上がっているか「中モチ度」として評価しました。

[ポイント3]焼きムラの有無(30点)
焼きムラがあるトーストは、味や食感にもムラが出てしまいます。均一な焼け具合かどうかチェックしました。

[ポイント4]片付け・掃除(30点)
雑菌の繁殖を抑えるためにも、焼き網などパンが直接触れる部分は清潔にしておきたいですよね。理想はすべて取り外して丸洗いできることですが、構造上なかなか難しいため、パンくずトレーを外して洗えることを最低条件としました。

網などが外しやすく、掃除へのハードルを下げてくれる機種を高く評価しています。

[ポイント5]操作性(30点)
どんなに美味しいトーストを焼けても、使うたびに取扱説明書を見なければいけないのでは普段使いには向きません。取扱説明書を読まなくても直感的に操作できる機種を高く評価し、使いこなすまでに時間がかかってしまう機種を減点しました。

また、操作パネルの文字の読みやすさも評価の対象としました。

[ポイント6]水分蒸散率
トーストの前・後の重さを測り、減少した割合を計測しました。

100gのパンをトーストして90gになった場合、「水分蒸散率」は10%。水分蒸散率を調べることにより、トースト後に残る水分量や、「水分が残ったほうが、中心のモチモチ感がキープされる」などの判断基準となります。測定値にブレがないよう、各10回測って平均値を割り出しました。

それでは、いよいよランキングの結果を発表します!
  • 革命的ベストバイは健在
    BALMUDA The Toaster
[加熱方式:スチーム式]
バルミューダ
BALMUDA The Toaster
K01E-WS
実勢価格:2万2900円
サイズ・重量:
本体寸法:H209×W357×D321mm 
庫内寸法:H178×W274×D204mm・約4.3kg
電源:AC100V 50Hz/60Hz
定格消費電力:1300W
電源コード長さ:1m
同梱物:焼きアミ、取扱説明書(保証書付き)、ガイドブック、5ccカップ、注意チラシ
1位となったのは、2015年の発売以来、ずっと「美味いトーストが焼けるトースター」として王者に君臨し続けている「バルミューダ」です。

2017年春にダイヤルの表記がワットから温度制御に変わり、パン以外の料理にも対応できるようにリニューアル。またパンくずトレーが改良されるなど、若干の変更が加わった新モデルが発売されました。
[評価]
パンを焼く前に水を入れるバルミューダ手法。たった5ccの水が、外側はサクサク、内側がモチモチのトーストに焼き上がる秘訣です。
焼きたいパンによって、モードを選んで使います。選べるモードは5種類で、トーストモード、チーズトーストモード、フランスパンモード、クロワッサンモード、クラシックモード。正面左下にある、アイコンが描かれたダイヤルで切り替えます。

庫内は食パン2枚が隙間なくピッタリ入る大きさ。
パンの厚みや大きさが変わっても注水量は5ccのままなので、水の量に悩むことはありません。

ただ焼き上がってからもう少し焼き目をつけたいという場合、短時間で焼き目をつけるのに向いている「クラッシックモード」に切り替えなければならないのがちょっと手間に感じるかもしれません。

トーストの食感は唯一無二のサクサク・モチッ!
歯にあたる瞬間のサクサク、またその後の「モチッ」は非常に良いバランスで、感動サクサク加減はダブル1位に輝いたヘルシオを圧倒しています。
風間章子 氏
料理家

風間章子 氏のコメント
私にとっては中心部の「ふわもち」が非常に好みですね。
「スチーム式なら、外がべったりするのでは?」と思われるかもしれませんが、外のサクサク食感には秘密がありました。

バルミューダの加熱を観察すると、「庫内を水蒸気で満たす」→「徐々に加熱してパン内部に火を通す」→「最後の1分弱で一気に加熱して表面を焼き上げる」という3ステップに分かれるようでした。

最後の1分間で「ジュワーッ」と焼き目をつける時間が、表面のサクサク感をアップさせるという秘訣といえそうです。
さわけん 氏
科学する料理研究家

さわけん 氏のコメント
抜群のさっくり感は他と一線を画してます。
また、焼きムラについてもバルミューダは優等生です。3回連続で焼いてみました。
2回目の裏側に多少焼きムラができたものの、1回目と3回目の焼き色はほぼ一緒。焦げることもなく、かなり優秀です。

お手入れは思ったほど手間に感じませんでした。
パンくずトレーは割と引き出しやすく、簡単にお掃除できます。ただ、注意していただきたいのは給水口。
お手入れを怠ると水垢が残ってしまいます。こまめに手入れするといいでしょう。

なお、実際にトースターを使う時のことを考慮して、食パンの他にも、冷凍した食パン、クロワッサンでも焼いて実食してみました。
冷凍した食パンの場合、最高の焼き色になったのは4分40秒。トーストの表面はクラム(内側の白い部分)、クラスト(耳)ともにサクサクしていて香ばしい焼き上がりになりました。

冷凍によって水分が減った状態から焼いてもパサパサにならず、甘みと酵母の香りが感じられ美味しいトーストに。

またクロワッサンモードで焼いたクロワッサンは、まさにパイのような歯ごたえになりました。外側はやや硬めのサクサクに、内側はむっちりとしたパイのような層が感じられます。
好みに応じて、水分を抜くために数分庫内に放置してもいいかもしれません。

総じて、サクサクッとした食感を好む舌を満足させるのは、バルミューダのトースターといって違いないでしょう。
  • 奇跡の「サクモチ食感」
    ヘルシオ グリエ AX-H2-R
[加熱方式:加熱水蒸気]
シャープ 
ヘルシオ グリエ
AX-H2-R
実勢価格:1万9800円
サイズ・重量:
外形寸法:H218×W412×D315mm 
庫内有効寸法:H76×W259×D230mm・約6.4kg
加熱方式:過熱水蒸気/パワー3段階(弱・中・強)
タイマー:15分
電源:AC100V、50-60Hz共用
定格消費電力:1410W
付属品:焼き網、コーティングトレイ、メニュー集
バルミューダと並んでダブル1位に選ばれたは「ヘルシオ グリエ」。

100℃以上の「過熱水蒸気」で調理する「ヘルシオ」シリーズの中でもトーストや冷凍食品、お総菜の温め直しなどに特化しており、至高のサクモチなトーストが焼けるトースターです。

[評価]
熱効率と加熱性能を重視しているためか、庫内は外見よりも狭めの構造になっています。
食パンをピッタリ2枚並べるのが限界です。
水タンクの容量は最大40cc。焼き上げ後に計量したところ、トーストでは20.5cc、冷凍トーストでは残り21.5cc、クロワッサンでは22.5ccの水を使っていることが判明しました。

大量の水で過熱水蒸気を発生させて焼き上げることで、外はサクサクで中はモチモチの食感を実現しているようです。このように、湯気ががっつり立ち上ります。
そのおかげか、水分蒸散率は最高数値を記録しました。

トーストを10回焼いた場合、パンの重さの平均値は焼く前60.352g、焼いた後55.730g。これにより7.6%の水分蒸散量となり、テストした15機種で最も水分が残っていました。
この水分蒸散率が中モチ度と比例しているようで、表面の焼き目はカリカリなのに、中は感動を覚えるほどのモチモチ感が堪能できます。

さらに、焼き目のムラも優秀でした。
3回連続焼きしたところ、2枚めのパンは少し表面が黒めに仕上がりましたが、これぐらいは許容範囲。大量の過熱水蒸気が立ち込めた状態で焼くため、多少サーモが効きにくくなりますが、ムラは少ない印象です。

また、ユーザーの清潔志向にも気を遣っていて、掃除のしやすさは合格点でした。
焼き網、パンくず受けは外して丸洗いができます。クロワッサンの皮や、パンくずが溜まりがちな棚受けの下には十分なスペースがあり、手を入れて拭き掃除ができるので、手入れのしやすさは高評価でした。
風間章子 氏
料理家

風間章子 氏のコメント
網受けの下に拭き掃除ができる十分なスペースがあるのは素晴らしい!
なお、もっちりとした焼き上がりが特徴のヘルシオは、トーストだけでなくクロワッサンでも「もっちり」食感に仕上げました。
過熱水蒸気弱で4~6分という説明書の記述に従ってみると、外側のパイ生地のサクサク感、内側はもっちりしたパンのような仕上がりに。
クロワッサンにしては内側の軽さがやや足りない印象でしたが、しっとり系が好みであれば向いています。

さっくりとした歯ごたえが好みならバルミューダを、耳までもっちりした食感が好みならヘルシオをおすすめしたいことから、ベストバイが2機種並ぶ結果となりました。
  • 速く一気に焼き上げる
    アラジン AET-G13N
[加熱方式:遠赤グラファイト]
アラジン
AET-G13N
実勢価格:1万5280円
サイズ・重量:
最大外径寸法:H235×W350×D334mm 
庫内有効寸法:H87×W310×D285mm・約3.75kg
カラー:ホワイト
消費電力:1300W
ヒーター:グラファイトヒーター(日本製)
コードの長さ:1.2m
温調機能:280℃~100℃
付属品:グリルパン、グリルネット
ベストの焼き色までたったの2分29秒と、スピード重視タイプ。 高出力・高火力で水分を逃さず焼き上げたトーストの食感は、アラジン独自の「もっちり」が楽しめます。

[評価]
タイマーをひねるとヒーターがわずか0.2秒で立ち上がり、パン内の水分を逃さず一気に焼き上げます。この「速く、一気に」がアラジンならではの、もっちり食感を保っている理由でもあります。

基本的に、トースターの庫内の温度が上がるにつれ、パンの水分はどんどん失われていきます。つまり、トースターの発熱と加熱時間が短いほど、パンの内部に水分を保てるというわけなのです。その法則にピッタリとはまったのが、このアラジンでした。
なのでスチームなどで加水はしていませんが、トーストは周りがサクサク、中身がふんわり。酵母の香りと小麦本来の甘みが強く感じられ、口に入れた瞬間に思わず「ウマイ!」と漏らしてしまう出来栄えです。
クラムが口の中でむちむちと裂けながら、ぷりんとした弾力を醸しだします。この食感こそがアラジン独特の新しいモチモチ感です。
3回連続焼きしたところ、2回目は庫内が熱くなりすぎてパンが焦げてしまいました。3回目はサーモスタットがうまく作用し、きれいな焼き色がつきました。内部温度が上がりすぎないよう、気をつけたいところです。

ただ掃除のしやすさは、やや残念な結果に。
焼き網は外して洗えるので、衛生的に使用できます。また焼き網の下に「パンくずカバー」があり、パンくずが落ちにくい構造になっています。

しかしパンくずカバーが外れないので、下にたまったカスが取りにくく減点対象となりました。
  • 硬めのトーストが好きならアリ
    パナソニック NT-T500-K
[加熱方式:3面ディンプル庫内]
パナソニック
NT-T500-K
実勢価格:5605円
サイズ・重量:
本体寸法:約H22.2×W37.0×D32.3cm 
庫内寸法:H8.7×W32.4×D26.9cm 
受け皿:内寸約W30.7×D25.5cm・約3.8kg
消費電力:1300W
電源コードの長さ:約1.0m
ヒーター(上・下):U字型石英管
本体:3面ディンプル庫内
火力切替:5段階(1300W・700W(下火)・650W・600W(上火)・300W(上火))
トースト枚数:3枚
付属品:焼き網、受け皿、フライネット
表面は「サクっ」よりも「カリっ」に近い食感のパナソニックのトースター。

三角形の焼きムラが目立ち、触った瞬間「あっつ!」と声が出るほどパン自体が熱くなってしまうなど、細かな点で上位3機種に届きませんでした。

[評価]
1300Wの高熱量! 3分21秒で焼き上げます。
焼き上がった瞬間はパンが非常に熱いので、トングなどを使って取り出すのをおすすめします。
食べてみると表面はカリカリしていて、小麦本来の香ばしさが広がります。クラムにもっちり感はありませんが、全体的にふんわりとして空気を含んだ生地が口の中で踊るよう。
熱が3面から反射するため裏が焦げやすく、2回目は裏が黒くなってしまいました。3回連続で焼いたところ、3回目はサーモスタットが作動して焦げませんでした。最初はタイマーを短めに設定したほうが良いようです。

また上下ヒーターの熱さを切り替えることで、300Wから1300Wまで5段階に火力を切り替えられるので、様子を見ながら調整するのもアリ。

庫内のお手入れは、楽ちんなトースターです。
焼き網はバネの上に乗っているだけなので、簡単に外して丸洗いできます。

パンくずトレイの前面が少し飛び出ているのでつまんで外しやすく、焼き網も外せば広い庫内すべてに手が届き、隅々まで手入れできるのもうれしいポイントです。
  • 耳までもちもち食感!
    タイガー魔法瓶 KAK-A100-W 
[加熱方式:ベーシック]
タイガー魔法瓶
KAK-A100-W 
実勢価格:4014円
サイズ・重量:
サイズ:約H22.4×W31.2×D27.1cm 
車内有効寸法:約H8.5×W26.0×D21.0cm・約2.8kg
消費電力:1000W
電源コード:1.0m
「中心はモチっとしつつも表面は上質なサクサク状態。なおかつ耳にも水分が残っておりモチモチ」なちょうどいいフワモチトーストが焼けます。

[評価]
消費電力は1000Wながら熱効率は高めです。
庫内が下り坂の形状になっているためか、効率よくパンに熱が届く構造になっています。
耳がモチモチの良い意味で不思議な食感。
連続焼きには向いていないようです。熱のまわりが良いため、コンガリ……なんてことになってしまうことが判明しました。一度使ったら、10分ほどおいたほうが良さそうです。

ダイヤルはシンプル。W数の選択と時間を設定するだけです。
これなら迷うことなくインパクト大の、耳までモチモチとしたトーストが焼けますね。
  • モチ少なめ・サク多め
    デロンギ EOI407J-W
[加熱方式:ベーシック]
デロンギ
EOI407J-W 
実勢価格:1万1570円
サイズ・重量:
外形寸法:H220×W435×D345mm 
庫内有効寸法:H115×W265×D245mm(※上下ヒーター間)・5.2kg
庫内容量:8.5L
中心のモチモチ感が上位機種と比べて抑えめですが、軽やかなサクサク感が好評のデロンギ。シャレたデザインも評価されました。

[評価]
5分弱でちょうど良い焼き色になりました。
庫内の温度が上がるのに時間がかかるタイプ。しかし、一度温度が上がれば下がりにくいようです。
中はふんわりしているわけではなく、半分に裂いてみると「サックリ」別れていく印象です。
連続して焼くと、温度の下がらない2回目は少し焼き色が濃くなりましたが、3回目はサーモが機能してキレイな色合いになりました。

使用していて気になったのは網。
扉を開けると、網はスライドして手前に来るものと思っていましたが、本製品は扉と網が連動していません。なので、高温の庫内に手を入れて、焼けたパンを取り出さなければなりません。

加熱時は、素手で触らないように気をつけてください。
  • 耳が焼けてない?
    デロンギ CTLA2003J-R 
[加熱方式:ポップアップ]
デロンギ
CTLA2003J-R 
実勢価格:5244円
サイズ・重量:H220×W185×D305mm・約1.45kg
電圧:100V
周波数:50/60Hz
消費電力:800W
電源コードの長さ:1.3m
旧来の手法「ポップアップ」のデロンギ「CTLA2003J-R」は、パンが焼けた香りの良さがたまりません!

[評価]
ポップアップらしからぬ、と言うべきか、「カリカリ」とはまでいかないサクサクとした食感が強めで、中心のモチモチ感も残った焼き上がりです。
外に出ている耳にあまり火が通らず、あまり焼けていません。ポップアップの構造上、仕方ありませんが好みは分かれるところです。
  • 子供が好きなサクサク感
    コイズミ KOS-1213/W 
    
[加熱方式:ベーシック]
コイズミ
KOS-1213/W 
実勢価格:6367円
サイズ・重量:
本体サイズ:約H235×W350×D330mm 
庫内サイズ:約H90×W290×D260mm・約4.1kg
電源:AC100V 50Hz/60Hz
消費電力:1200W
温度調節:約80~230℃
タイマー:15分計タイマー
トースト枚数:1~4枚
本来は当たり前と思われがちですが、1枚のトーストの中にムラが少なかった、ベーシックなタイプのトースターです。

[評価]
中心のモチモチ感が弱く、口の中でもたつくような食感に仕上がりました。
大人の評価はイマイチですが、表面や耳のカリカリに近いしっかり目の焼き上がりが子供には好評でした。

デザイン性のある四角いダイヤルは、識者、テスター全員が回しにくく使いづらいと指摘。
また直感的に操作するのが難しいという意見もありました。慣れている丸型の方が使いやすいようです。

外側のサクサク感と内側のモチモチ感のバランスが取れているとはいえないものの、ムラの少なさといった面も含めて平均的な結果となりました。
  • 中心に火が通りやすい
    アイリス EOT-R1001-AA 
[加熱方式:ベーシック]
アイリスオーヤマ
EOT-R1001-AA 
実勢価格:3426円
サイズ・重量:
商品サイズ:約H22.8×W30×D27.5cm(電源コードを除く) 
庫内有効サイズ:約H9.2×W25.8×D22cm・約3.0kg
電源:AC100V 50/60Hz
定格消費電力:1000W
出力切替:450/550/725/1000W
タイマー:15分(電源スイッチ兼用)
焼き網:メッシュ網
シンプルなダイヤルまわりと、カワイイ見た目は好印象。しかし2枚のパンを並べて焼くと、左右で焼きムラが散見されました。

[評価]
トーストはほどよいモチモチ感とはいかず、全体的にパサパサとした印象でした。
中心部に火が通り過ぎるようで、モチモチどころかゴワッとした食感。好みの焼き上がり時間を見つけるまでに、調整が必要でした。

中心に火が通りやすいため、焼く前に霧吹きで2、3回シュッシュッとすることにより、ほどよく水分の残った仕上がりになります。
  • 昔ながらのザクザク派なら
    象印 ET-WM22-RM 
[加熱方式:ベーシック]
象印マホービン
ET-WM22-RM 
実勢価格:4980円
サイズ・重量:
外形寸法:H23.5×W40×D28cm 
庫内寸法:H11×W27×D22cm・本体質量:約3.7kg
トレー内寸:22×20cm
タイマー:15分
消費電力:1000W
これぞ「これまでのトースター」といった感じで、昔ながらのザクザク派にはオススメです。

[評価]
耳も中心も、かなりザクっとした仕上がりです。
香ばしいトーストを食べている感が強く、ふわっとした食感が好きな方には少し嗜好が合わないかもしれません。

操作は非常にシンプルなダイヤル式で、掃除のしやすさ、庫内がよく見えるガラス面は高評価でした。
  • 掃除のしにくさが目立った
    Estale MEK-33 
[加熱方式:ポップアップ]
マクロス
Estale MEK-33 
実勢価格:2598円
サイズ・重量:約H18×W26×D16cm・約1.1kg
コード・約85cm
材質:PC、亜鉛メッキ、ABS
電源方式:交流式
定格電圧:100V
定格周波数:50/60Hz
定格消費電力:700W
対応厚み:4枚切り(約30mm)まで
焼き上がりは外側はサクサク、内側はモチモチですが、掃除がしにくい点が気になりました。

[評価]
「外サク度」「中モチ度」は十分に達していて、焼き上がりは上々。
耳まで一定の火が通り、口当たりもいい仕上がりに。連続焼きを行うとムラのある箇所が見られましたが、一人暮らしであれば問題ない程度です。

味と食感でいえば7位のデロンギよりも上位にくるのですが、とにかく掃除がタイヘン……。
下部にある引き出し式のトレーに大半のパンくずは落ちます。しかしヒーター部分にこびりついた汚れは、逆さにして振るしかないのが気になりました。
  • コンパクトでシンプル
    日立 HTO-CT30 R 
[加熱方式:ベーシック]
日立
HTO-CT30 R 
実勢価格:2950円
サイズ・重量:
外形寸法:H23.2×W31.0×D29.7cm 
庫内寸法:H8.9×W26.1×D21.5cm・約3.1kg(付属品オーブン皿を含むと約3.3kg)
電源:交流100V 50/60Hz
消費電力:1000W
3位のアラジンと比べるとモチモチ食感が不足していますが、火力が強く、サクサク食感が好みな人の焼き上がりです。

[評価]
表面はかなりサクサクな食感になりました。
内側は「モチモチ」というより「モサモサ」に近い印象でした。おそらく火力が強く、中心付近の生地に火が通りきる前に、外側が仕上がってしまうためと思われます。

ただ3位のアラジンの「高温で一気に焼き上げて、内側のモチモチを保つ手法」に比べるとバランスが今ひとつで、注意して焼かないと好みの食感にもっていきづらいようです。
手前より奥のほうが火の通りが良いらしく、より表面サクサクの仕上がりになりました。
  • 奥と手前で焼きムラ
    ビタントニオ VOT-20
[加熱方式:縦型]
ビタントニオ:VOT-20:トースター
ビタントニオ
VOT-20
実勢価格:6000円
サイズ・重量:H33×W24.2×D27cm・3.5kg(トレイ除く)
本体色:ブラウン
電源:AC100V
コード長:約1.2m
消費電力:1000W
主材料本体:鋼板、ステンレス、ガラス
13位は上下2枚ずつ縦にパンを並べられる、縦型タイプのビタントニオです。

[評価]
上・中・下にヒーターが設定されているのが特徴ですが、熱が上に向かうという性質のとおり上段のパンはかなり火が入ってしまう結果となってしまいました。

それよりも気になったのが、同じ段で焼いたパンでも、庫内奥と手前でムラがある点。
耳の食感が「カリカリ」と「ふにゃふにゃ」の差が激しく、プロからは厳しい評価となりました。また中心の食感も「モチモチ」より「モサモサ」に近いようです。
外側のサクサク食感、また操作性は一定の評価を得たものの、とくに上段で焼いた場合の「火が通り過ぎ感」には不満が残る結果となりました。
  • 焼き具合が不安定
    アイリスオーヤマ MOT-012
[加熱方式:縦型]
アイリスオーヤマ:MOT-012:トースター
アイリスオーヤマ
MOT-012
実勢価格:3524円
サイズ・重量:
商品サイズ:約H33×W24.2×D25.5cm 
庫内サイズ:上段・約H7×W18.9×D19.2cm、下段・約H6×W18.9×D19.2cm・約3.7kg
電源:AC100V(50/60Hz)
コードの長さ:約1.0m
デザイン性は高く評価されましたが、庫内が見えないないことと、焼きムラが目立つことが気になりました。

[評価]
13位の縦型のビタントニオと同様に、上下の焼きムラが目立ってしまい減点に。上段のほうが良く焼けていました。

外側のサクサク加減は悪くなく、調整できれば問題なしです。
というのも、外から中が見えないので「焼けた香り」で取り出すタイミングを判断せざるを得ないのが難しいところ。

また中の網が外せないので、掃除の際に手を入れるのに非常に苦労しました。
指が入らず、これでは掃除がしやすいとはいえません。
  • 新時代の食感とはいかず
    ヒロ・コーポレーション
[加熱方式:ベーシック]
ヒロ・コーポレーション:OVA-8WH:トースター
ヒロ・コーポレーション
OVA-8WH 
実勢価格:3080円
サイズ・重量:
本体:約H20×W35.4×D23cm
庫内:約H16×W24.5×D22cm・約2.5kg(受け皿含む)
電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:875W
庫内容量:約8L
温度制御装置:サーモスタッド/216℃ヒューズ
コード:ゴムコード 約1.0m
噛む位置によって食感が全然違い、バルミューダ以前のトースターのようです。

[評価]
点数が低くなった要因は「中モチ度」にあります。
噛む位置によってフワっと美味しかったり、ゴワっとぼそぼそしていたりと食感にムラがありすぎます。焼けている部分ではサクサクというよりも、カリカリといった印象でした。

これはある種、「バルミューダ以前」のトースターでよく見られた現象で、あくまで本テストに限った話ではあるものの、トレンドに乗った焼き上がりとは言い難い結果になってしまいました。


またメンテナンスの面では、トレーが本体を思いっきり傾けなければ外せない点が今ひとつの評価に。
掃除のたびにこれでは……ちょっと面倒です。


以上、トースター15製品のランキング結果の発表でした。
上位5機種の強さが圧倒的でしたが、とくにダブル1位のバルミューダとヘルシオが並ぶという、面白い結果となりました。2製品は点数こそ一緒ですが、仕上がりには各々の特徴が出ています。サクサクが好きならバルミューダ、モッチリ派ならヘルシオがオススメです。

こちらを参考にして、お好みのトーストが焼けるトースターを選んで下さいね。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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