スマートフォン Bluetoothは常に進化中次の世代がやってきた!

Wi-Fiと並ぶワイヤレス接続といえばBluetooth。ここ数年iPhoneのイヤホンジャック廃止によるワイヤレスイヤホンへの注目など、何かとピックアップされることの多かったBluetoothですが、今こそ注目しておきたいのがそのバージョンです。

普段あまり意識しないかもしれませんが、Bluetoothは数年単位でバージョンが上がっており、その度に機能や転送速度が向上しています。2017年には最新版の「5.0」が発表されました。

[Bluetoothのバージョンアップ]

Bluetoothは常に進化中次の世代がやってきた! イメージ

最新版の「5.0」が発表されたとはいえ、Bluetoothは送り手(トランスミッター)と受け手(レシーバー)双方のバージョンに気をつける必要があり、すぐには普及しませんでした。

例えば5.0対応のiPhoneを使っていても、イヤホンのバージョンが4.2だった場合、下方互換されて4.2で接続されます。でも、発表から1年以上たったことで、5.0に対応するイヤホンなどのガジェットが揃ってきました。

Bluetoothには他にもコーデックなど細かい指標が多くありますが、ことバージョンに関しては単純に数字が上のほうが絶対に繋がりやすくて速いので、今後新たにガジェットを購入する際はバージョンを意識しておくことをオススメします。

また、わざわざ5.0対応に買い換えなくても、レシーバーやトランスミッターで拡張するという方法もあります。例えば、こちら。

スマートフォン さすがANKER!くっつけるだけで5.0に

アンカー:Soundsync:ガジェット

アンカー
Soundsync
実勢価格:3999円
サイズ:W70×H70×D22mm
重量:51.5g
同梱ケーブル:Micro USB,AUX,RCA,光
Bluetooth:5.0

接続するだけでBluetoothを5.0にバージョンアップできるガジェットです。Bluetoothのトランスミッターとレシーバーが一体になっているのが特徴で、これ1台で2台ぶんの働きをします。切り替えも簡単です。

[トランスミッター(送り手)として使用]

さすがANKER!くっつけるだけで5.0に イメージ

例えばBluetooth 4.2のPCに繋げると、5.0にバージョンアップ。5.0対応のイヤホンと接続すれば、5.0のパフォーマンスを実感できます。

[レシーバー(受け手)として使用]

さすがANKER!くっつけるだけで5.0に イメージ2

有線タイプのイヤホンでも、Soundsyncを経由して5.0対応のスマホと接続すれば、5.0のスゴさを実感できます。

スマートフォン 気になる“遅延”問題4.0と5.0を比較テスト

ワイヤレスで気になるのは、やはり音声の“遅延”問題。そこでこのSoundsyncを使って、Bluetooth5.0が4.0からどれほど改善されているか比較テストをしてみました。

まずはSoundsyncを使わず、Bluetooth4.0対応のイヤホンでYouTubeを視聴し、さらに音楽ゲームをしてみたところ、遅延は20F前後でした。

気になる“遅延”問題4.0と5.0を比較テスト イメージ

Soundsyncを繋いでスマホのトランスミッターとして使い、Bluetooth5.0対応のイヤホンで試したところ、遅延は10F以下。明らかに遅延の改善が見られました。

ただし、音質にはほぼ影響しません。Bluetoothのバージョンが関わってくるのは、あくまでつながりやすさや遅延といった部分なので、イヤホンの音質が向上するわけではありません。

スマホ、Bluetoothスピーカー、完全ワイヤレスイヤホンなど徐々に対応ガジェットも増えてきたBluetooth5.0。特にiPhoneは「8」からBluetooth5.0に対応しており、新たな時代に備えていたことがわかります。5.0がこれからの定番となることは間違いありません。