アウトドアLEDランタンとは?

LEDランタンとは? イメージ

LEDランタンとは充電池や乾電池を使う電気ランタンの総称です。ガソリンや灯油(ケロシン)、ガスランタンのように火事や一酸化炭素中毒の心配がないため、いまキャンプランタンの主流になっています。

アウトドアLEDランタンのメリット・デメリットは?

さて、LEDランタンのメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

LEDランタンのメリット・デメリットは? イメージ

【メリット】

  • テントの中でも使える
  • 倒しても安全
  • キャンプ場の移動で携行できるタイプがある
  • 充電式や乾電池式なので電源の確保が比較的簡単
  • 虫が寄りにくい
義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ホワイトガソリン、ケロシン(灯油)、ガスなどの燃焼させるランタンは、基本的にはテント内では使用しません。どうしても使用する場合は換気をしっかりしましょう。毎年、一酸化炭素中毒の事故が発生しています。テントの大きさやデザインなどによりますが、COチェッカーで試すと、驚くほど一酸化炭素が発生していることがわかります。その点、LEDタイプならば安心です。

【メリット】 イメージ

一方ガソリン・ガス・ケロシン・ろうそくなどと比較してこんなデメリットがあります。

【デメリット】

  • 雰囲気がいまひとつ
  • ちらつき、ゆらぎが生じない
  • 暖房効果がほぼ無い

ただし最近では、ろうそくの火のように明かりが揺らぐLEDライトも発売されています。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

最近のキャンプブームで大人気の燃焼系ランタンですが、雰囲気はいいですよね。キャンドルランタンとかも。ただ、防災用品としては、特に地震災害の場合は余震もあるので、倒しても安心なLEDランタンをおすすめします。

アウトドアLEDランタンの具体的な選び方は?

LEDランタンの具体的な選び方は? イメージ

それではさっそくランタンの具体的な選び方やチェックポイントを義村氏に解説してもらいましょう。

アウトドア【選び方1:電源】USB充電と乾電池式はどちらを選んだらいい?

【選び方1:電源】USB充電と乾電池式はどちらを選んだらいい? イメージ

LEDランタンの電源には大きくUSB充電と乾電池の2種類があります。電池に比べてUSB充電の方がランニングコストの点で優れていますが、アウトドアではいざ電池が切れたときに充電できない……といったことが起こりかねません。

【選び方1:電源】USB充電と乾電池式はどちらを選んだらいい? イメージ2

対する乾電池は、使用する大きさにもよりますが、連続点灯時間も長く安心。予備を持って行けば電池切れの心配がありませんし、コンビニなどで簡単手に入れることができます。そうした意味ではUSB充電vs乾電池は後者に軍配が上がります。

乾電池派はエネループ(繰り返し充電できるニッケル・水素電池)を使えば、ランニングコストを低く抑えることができます。

防災観点では、先の東日本大震災の時は店頭から単一、単二の在庫切れが起こりました。下記の写真のような、単三電池を単二や単一サイズに変更できるアダプターが販売しているので用意しておくと便利かもしれません。

【選び方1:電源】USB充電と乾電池式はどちらを選んだらいい? イメージ3
義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

おすすめは単三か単四で、ヘッドライトやラジオなどと共通化しておくといいと思っています。なお通常のアルカリ乾電池は初期電圧が1.5Vですが、充電式のエネループなどのニッケル水素電池は、多くが1.2V、リチウム乾電池は1.8Vと異なるので、ちらつきがないか? 異常に熱くならないか? など、使用する電池で動作確認したほうがよいでしょう。

アウトドア【選び方2:電池の様式】内蔵電池ならお得?

【選び方2:電池の様式】内蔵電池ならお得? イメージ

USB充電の場合、内蔵だと、その電池が寿命を迎えると使えなくなってしまいます。その結果ランニングコストは低いはずなのに割高に……なんてことも。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

「LEDランタンは消耗品」と割り切るなら別ですが、愛用品として長く付き合っていきたい人は取り出し可能な充電池を備えたUSB充電式を選ぶと良いでしょう。

アウトドア【選び方3:ランタンの明るさ】ランタンは明るいほどいいの?

【選び方3:ランタンの明るさ】ランタンは明るいほどいいの? イメージ

ランタンは「できるだけ明るいほうがいい」と考える方も多いですが、必ずしもそうとは言えません。

たとえば明るさのモードがhighとlowの2種類しかなくて、highがメチャクチャ明るいとき。夜テント内が明るすぎて逆に照明を落としたい。でもlowでは暗すぎる……なんてことがあります。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

個人的には、メインの照明は明るければ明るいほどいいと思っています。ほとんどの照明に調整機能がついています。ただ、部屋の照明にメインの照明と間接照明があるように、LEDランタンひとつで賄うにはちょっと無理があるかな? ファミリーキャンプなどでは、夜中のトイレや炊事場が暗いことなどもあるので、テント内用とタープ下用などと用途別に複数用意しておくと、なにかと便利です。

ランタンの明るさの単位は?

ランタンの明るさの単位は? イメージ

LEDランタンを買うときにまず気になるのが明るさ。製品情報ではルーメン(lm)という言葉が出てきますが、ルーメンとはLED照明の明るさの単位で、ランタンなどの光源がすべての方向に放つ光の量を表します。

昔は電球などを40Wや60Wと消費電力で慣習的に表していたのですが、LEDの普及でルーメンという単位になりました。

ランタンの明るさの単位は? イメージ2

メインの明かりとしてLEDランタンを使用するなら、1000ルーメン程度の明るさがあれば、サイト全体を照らすことができ大人数のキャンプでも安心です。少人数だと700ルーメン程度、またソロキャンプの場合は300ルーメン程度の光量がおすすめです。

テント内やテーブルを照らすためのサブランタンなら150~300ルーメンが適しています。

また、トイレや夜間の散歩など、足元を照らすために使用するなら100ルーメン程度の明るさがあれば十分でしょう。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

この値が大きいほど明るい照明器具ということになります。が、安い商品だと「ほんとに1000ルーメン?」みたいな商品はよくあります。実際の使用ではカンデラ(光度) ルクス(照度)なども考慮しなければなりません。ちなみに、6畳の部屋のシーリングライトの場合、2700~3700ルーメンが目安となります。キャンプの場合は、もっと暗くてもよいでしょうが、防災観点からは、停電時にほぼ同じような生活を送るならば、かなりの明かりが必要になることをイメージしてもらえばと思います。

アウトドア【選び方4:ランタンの色】白色・暖色の両方を兼ねたものを選ぶ

白色はしっかりとサイトを照らしてくれますが、キャンプの雰囲気的に合わないことが多いので、電球色=暖色のモードを兼ね備えたランタンを選びましょう。

【選び方4:ランタンの色】白色・暖色の両方を兼ねたものを選ぶ イメージ
白色モード
【選び方4:ランタンの色】白色・暖色の両方を兼ねたものを選ぶ イメージ2
暖色モード

また防災用でも白色の場合はどこか落ち着かない雰囲気になってしまい、長時間点けていると目も精神的にも疲れてしまいます。そうした場合もやはり暖色モードを備えているのが良いでしょう。

アウトドア【選び方5:機能】ランタンに求められる機能は?

【選び方5:機能】ランタンに求められる機能は? イメージ

キャンプや防災目的の場合、ランタンはテーブルや地面に置くだけではなく、吊り下げて使う機会も多いです。そのためランタンにフックが付いていると非常に便利。

【選び方5:機能】ランタンに求められる機能は? イメージ2

ただし上の写真のような形の場合、高い位置に吊り下げると地面に影ができてしまいます。そのためランタンを逆さまにして使える機能を備えたものを選ぶと影が気になりません。

【選び方5:機能】ランタンに求められる機能は? イメージ3

もうひとつ大切なのが防水性。キャンプ場の天気は変わりやすいので注意が必要です。とくにUSB充電の場合、ケーブルの差込口から水が入る場合があり、下手すると故障につながります。

アウトドア防災グッズとしてのLEDランタンは?

防災グッズとしてのLEDランタンは? イメージ

震災時は電気が止まることがあるので、USB充電式のものは使えなくなる場合があります。そういった意味で防災用に選ぶなら断然電池式です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

安全で扱いやすいLEDランタンが防災用品としては一択ですが、一方で残量が分かりにくい、暖が取れないなどのデメリットがあります。また白色は意外にリラックスしにくい色なので、暖色系の光にも切り替えられるランタンがオススメです。

アウトドアLEDランタン10製品を徹底比較!採点基準は?

LEDランタン10製品を徹底比較!採点基準は? イメージ

さて、今回はコールマンやスノーピークなどアウトドアの人気ブランドやパナソニックなど、さまざまなメーカーからLEDランタン10製品を厳選しました。

それらの製品を、監修の義村氏に実際に使ってもらい、採点を実施。その結果をおすすめ順にランキング化しました。

なお、採点基準は以下の6項目です。

検証項目1:明るさ[配点20点]

検証項目1:明るさ[配点20点] イメージ

十分な明るさを備えているか、逆に明る過ぎないか。調光や調色ができるかどうか。ディフューザー(光を拡散させるための囲い・上写真)はうまく機能しているかなど、明るさ全般についてチェックし、総合的に評価しました。

検証項目2:持久力[配点20点]

検証項目2:持久力[配点20点] イメージ

キャンプや防災用として必要な光量で長時間点灯させられるのか。電池切れはしにくいかなどを商品データと実際の使用を元に評価しました。

検証項目3:電源・充電の手間[配点15点]

検証項目3:電源・充電の手間[配点15点] イメージ

電源を確保しやすいか、充電をしやすいか。電池切れしたときに対処しやすい商品かなどを判定しました。またUSB充電の場合、電池を取り出すことができるかどうかの評価も、この項目に入ります。

検証項目4:耐久性[配点15点]

検証項目4:耐久性[配点15点] イメージ

商品を長く使うことができるか、故障はしにくいかなどを評価しました。

検証項目5:機能性[配点15点]

検証項目5:機能性[配点15点] イメージ

スイッチは付けやすいか、操作が面倒ではないか。持ち運びに便利か。吊り下げや防水など便利な機能が付いているかどうなど、機能全般を評価しました。

検証項目6:コスパ[配点15点]

検証項目6:コスパ[配点15点] イメージ

以上の5項目と値段を比較し、お手頃な商品かどうか、義村氏とスタッフで判定しました。

それでは、LEDランタン10製品のおすすめランキングスタートです!

第1位使い勝手NO.1!1 優しい明かりで照度も抜群の「GENTOS」

ジェントス(GENTOS):エクスプローラー EX-036D:照明

ジェントス(GENTOS)
エクスプローラー EX-036D
実勢価格:3473円

サイズ:約直径7.3×15.8cm
本体重量:約400g(電池含む)
電源:単三形電池×6本
明るさ:白色/450lm
点灯時間:白色(強/18時間、弱/128時間)、暖色(強/39時間、弱/255時間)

▼採点結果

  • 明るさ: 19/20点
  • 持久力: 19/20点
  • 電源: 14/15点
  • 耐久性: 14/15点
  • 機能性: 15/15点
  • コスパ: 15/15点
  • 合計: 96/100 点 

第1位に輝いたのは「GENTOS」のLEDライト。1位の決め手は逆さにしても使える機能性や、スイッチなどの優れた操作性、明るいながら目に優しい光など多岐に渡りました。

電源は単三電池6本。白色や昼白色、暖色と3段階に光の色を変えられる調色機能を備えています。

▼採点結果 イメージ
白色モード
▼採点結果 イメージ2
暖色モード

スイッチ長押しで弱~強まで無段階に調光が可能。また本物の炎のように暖色光量がランダムに変化する「キャンドルモード」も搭載しています

▼採点結果 イメージ3

丈夫なフックを備えていますが、底にはビルトインフックが収められていて、カバー部分を外し、逆さまに吊るして使用できます。影なく照らす事ができて非常に快適。

▼採点結果 イメージ4

電池残量を知らせてくれるバッテリーインジケーター付きで安心。なおエネループも使用可能です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

リフューザーのカットが良く、目が疲れにくく心地よいLEDランタンです。明るさが無段階で調節でき、ゆらぎモードがあるのも秀逸。スイッチが直感的、つまり考えずに切り替えができる点も◎。キャンプ、防災ともに大活躍するランタンだと思います。電池式ですがエネループ使用可能でランニングコストを抑えることができます。電池が単三だというのもいいですね。

第2位単三乾電池1本でキャンプ・防災と大活躍の「Ledlenser」

レッドレンザー(LEDLENSER):LEDランタンML-4:照明

レッドレンザー(LEDLENSER)
LEDランタンML-4
実勢価格:4950円

サイズ:9.7×3.45×3.45cm
重量:71g
電源:専用充電池(Li-ion)/単三アルカリ電池×1本
明るさ:300lm(ブースト)
点灯時間:ミドル/8時間、ロー/45時間

▼採点結果

  • 明るさ: 18/20点
  • 持久力: 16/20点
  • 電源: 15/15点
  • 耐久性: 15/15点
  • 機能性: 15/15点
  • コスパ: 15/15点
  • 合計: 94/100 点 

第2位は単三電池1本で使える「Ledlenser」。コンパクトで携帯性に優れ、どこにでも持って行くことができます。

▼採点結果 イメージ

カラビナ式スナップフックを備え、バックパックなどに簡単に装着ができます。

▼採点結果 イメージ2

モードはブースト(付属充電池のみ)、パワー、ミドル、ローの4つ。配光が良く、心地よい明かりを提供してくれます。ただし単三電池1本なので、持久力は短めです。

▼採点結果 イメージ3

電池は専用充電池でも使用できるハイブリッド型。付属のマグネット式充電ケーブルで、USBポートから簡単に充電可能です。

IP66なので雨の日の屋外でも使用可能。本体下部に蓄光素材を採用しており、暗いテントや車内でも見つけるのが容易です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

充電式ながら電池を取り外せるのが秀逸。普通の電池も使えるので、予備を持ち歩けば電池切れの心配がありません。操作はシンプルで誤操作が少ないのも◎。雨の日も使えるのが良いですね。ただ充電しながら使えないという点と、高い所に吊るしたときに本体の影が広がります。また、白色と暖色の切り替えは無く、製品購入時にどちらかを選ばなければなりません。よく考えられたLEDランタンです。付属の充電式リチウムバッテリーは14500(3.7V)で、単三乾電池(1.5V)とほぼ同じサイズですが、対応製品以外に使わないように! あと、充電ケーブルが特殊なので、紛失注意です。

第3位明るくてサイト全体をラクラク照らせる「WAQ」

ワック(WAQ):LEDランタン:照明

ワック(WAQ) 
LEDランタン
実勢価格:9980円

サイズ:8.1×8.1×2.6cm
重量:220g
電源:充電式(10,000mAhリチウムイオン蓄電池)
明るさ:1000lm
点灯時間:1000lm/最大7時間、100lm/最大100時間

▼採点結果

  • 明るさ: 20/20点
  • 持久力: 18/20点
  • 電源: 13/15点
  • 耐久性: 13/15点
  • 機能性: 15/15点
  • コスパ: 13/15点
  • 合計: 92/100 点 

第3位は「WAQ」の充電式ランタンでした。3色の明かりに切り替えができて、さらに4段階の調光=1000lm、550lm、200lm、100lmが可能です。

▼採点結果 イメージ

タープにぶら下げてキャンプサイト全体を照らしたり、テーブル回り、テント内に置いたりとさまざまなシーンに合わせた使い方ができます。

▼採点結果 イメージ2
電球色

モバイルバッテリーとしての性能も備えていてスマホを2~2.6回充電することができます。気になるのが防水性ですが、”防滴カバー”をUSB差込口に装着することで水や湿気、ホコリなどの侵入を防ぎます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ルーメナーで火がついた数多くのLEDを配置しているパネルタイプのLEDランタン。光の拡散もいい感じで、軽くて扱いやすいのが特徴です。明るさも十分だし持続時間も比較的長め。ハンドルにカラビナを装着してさまざまな場所に取り付けられるので汎用性も高いと言えます。ただし防滴カバーが付いているとはいえ、防水性にはやや不安があります。

第4位: ゴールゼロ「LIGHTHOUSE micro FLASH」

ゴールゼロ(Goal Zero):LIGHTHOUSE micro FLASH:照明

ゴールゼロ(Goal Zero)
LIGHTHOUSE micro FLASH
実勢価格:8888円

サイズ:3.8×3.8×8.9cm
重量:72.6g
電源:充電バッテリー式(電池内蔵)
明るさ:150lm
点灯時間:最大170時間

▼採点結果

  • 明るさ: 17/20点
  • 持久力: 18/20点
  • 電源: 14/15点
  • 耐久性: 13/15点
  • 機能性: 14/15点
  • コスパ: 13/15点
  • 合計: 89/100 点

第4位は小さくて持ち運びに便利な「Goal Zero」。ハンディなのでソロキャンプや防災用におすすめです。

▼採点結果 イメージ

操作は点灯時に電源ボタンを長押しすることで無段階の明るさ調節が可能。

▼採点結果 イメージ2

発光パターンを切り替えるには電源ボタンを短く押すことで、本体上部が点灯するフラッシュライトモード、ランタンモード(ハイモード)、片側のみが点灯するランタンモード(ローモード)の3パターンの発光モードが選択できます。

▼採点結果 イメージ3

IPX6の防滴仕様となっていて、雨や水しぶきのかかる状況でも使用が可能です。ただし充電時はコネクタ部を完全に乾かす必要があります。

USB接続部は写真のように本体内蔵で充電ケーブル不要。またバッテリー残量を4段階で表示するインジケーターが非常に便利です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ランタンだけでなく、ハンディライトの機能もついたキャンパーに人気の製品。残量が一目で分かるのが良いですね。ケーブル不要でモバイルバッテリーを持っていればいつでも充電できるので非常に便利。また充電しながら使えるのも◎。ただし光を直接観るとちょっとまぶしので合わない人がいるかもしれません。バッテリーが交換できないので耐久性でやや劣るのも難点です。

第4位: キャンパーに根強い人気の「コールマン」

コールマンジャパン:コールマン(Coleman)  クアッドマルチパネルランタン:照明

コールマンジャパン
コールマン(Coleman) 
クアッドマルチパネルランタン
実勢価格:7382円

サイズ:約直径14.5×23.5(h)cm
重量:約1200g
電源:アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売)
明るさ:800lm(8本・High)
点灯時間:8本/約20時間(High)、約120時間(Mid)、約400時間(Low)

▼採点結果

  • 明るさ: 18/20点
  • 持久力: 17/20点
  • 電源: 14/15点
  • 耐久性: 14/15点
  • 機能性: 14/15点
  • コスパ: 12/15点
  • 合計: 89/100 点 

同点で第4位にランクインしたのはコールマンの「クワッドマルチパネルランタン」。キャンパーに根強い人気があるアイテムです。

▼採点結果 イメージ

最大の特徴は4つに分割する発光パネル。背面の可動式ハンドルがスタンドになり、炊事等で手元を照らしたり、就寝時に枕元のナイトライトにしたりとさまざまな使い方ができます。

パネルをセットした状態では光は全面発光で、暗い部屋を明るく照らしてくれます。

▼採点結果 イメージ2

※画像はAmazonより

またUSBポート付きで急な停電でも携帯電話やラジオの充電が可能。IPX4で防水性能にも優れています。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

複数人で使用するときに非常に便利なランタンですね。キャンプサイトでは、光源を分けて全体を明るくしたり、クーラーボックスや調理中のフライパンを確認したりと活躍間違いなし。単一電池さえ確保できれば、防災用品としても優秀なのでは? USB出力ができますが、電池との組み合わせで、自分のスマホなどがしっかり充電できるか確認したほうがいいと思います。個人的には、コールマンのガゾリンランタンと同じ色温度だったらもっといいのになーとも思っています。

第6位: 可愛らしいデザインで人気の「snow peak」

スノーピーク(Snow Peak):たねほおずき:照明

スノーピーク(Snow Peak)
たねほおずき
実勢価格:4400円

サイズ:6.2×6.2×7.5cm
重量:120g
電源:単四形アルカリ乾電池(LR03)3本使用
明るさ:60lm
点灯時間:Hi-60時間、Low-100時間

▼採点結果

  • 明るさ: 14/20点
  • 持久力: 16/20点
  • 電源: 15/15点
  • 耐久性: 15/15点
  • 機能性: 14/15点
  • コスパ: 14/15点
  • 合計: 88/100 点 

第6位はsnow peakの「たねほおずき」。人気商品「ほおずき」の名を継いだランタンです。

▼採点結果 イメージ

「ほおずき」は実勢価格で1万円を越えるため今回はランクインしませんでしたが、こちらはその半額以下。可愛らしいデザインが特徴的で思わず欲しくなってしまうランタンです。

▼採点結果 イメージ2

ループにマグネット、本体上部にはマグネットキャッチが備えられていて、ヒモに通してぶら下げたり、ループマグネットを磁石に付く素材に直接吊り下げたりすることが出来ます。

▼採点結果 イメージ3

シリコン製のソフトシェードにより柔らかな光が楽しめます。光量調節は2段階の固定された明るさか、スイッチの長押しで好みの照度を選択可能です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

実用性よりもデザイン性で評価されている商品ですね。キャンプではテント内のナイトライトやテントの目印などさまざまな使い方ができると思います。ただ明かりのモードが分かりにくいのと、編集部に届いたものがスイッチがかなり固く押しづらかったのが難点でした。防水性に関してはIPX4級相当とありますが、やや心配です。個人的には、キャンプ用だったらこれぐらいの色味が好みです。

第6位: 防災用としてはかなりオススメな「パナソニック」

パナソニック(Panasonic):LEDランタン BF-AL06N-W:照明

パナソニック(Panasonic)
LEDランタン BF-AL06N-W
実勢価格:2690円

サイズ:スタンドセット時/約幅7×奥行7×高さ14㎝、本体寸法/約幅6×奥行6×高さ13cm
重量:本体/約155(乾電池エボルタNEO含む)、スタンド/約30g
電源:単三形乾電池3本使用
明るさ:最大110lm
点灯時間:全灯色/連続約17時間(乾電池エボルタNEO使用、白色・電球色/連続約2200時間(明るさ1・乾電池エボルタNEO使用)

▼採点結果

  • 明るさ: 15/20点
  • 持久力: 15/20点
  • 電源: 15/15点
  • 耐久性: 14/15点
  • 機能性: 15/15点
  • コスパ: 14/15点
  • 合計: 88/100 点 

同点6位にランクインしたのは「パナソニック」。シンプルな外見ながら非常に使い勝手が良いランタンです。

▼採点結果 イメージ

調光(6段階)・調色(3色)機能で使用シーンに合わせた明かりの調整が可能。小雨の中でも使用可能な防滴構造なのでキャンプでも使えます。

▼採点結果 イメージ2

点灯、消灯はスタンドに置いた状態では手で頭を押すだけでOK。スタンドから外した状態では底部のスイッチを使用します。なお調光や調色は側面にあるスイッチで行います。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

デザインがシンプルであたかも電球なのでキャンプに合うかどうかですが、防災用として日常のベットサイドに置いて使うといいと思います。操作もシンプルでお年寄りからお子さんまで幅広い世代で使えますね。ただし形状が転がりやすいのが△。震災時などは倒れてテーブルから落ちる可能性も。

逆さにして使える「Lighting EVER」

ライティングエバー(Lighting EVER):LEDランタン パワーバンク キャンプランタン:照明

ライティングエバー(Lighting EVER)
LEDランタン パワーバンク キャンプランタン
実勢価格:2999円

サイズ:95mm×88mm×184mm
重量:550g
電源:USB充電
明るさ:昼光色/700lm、フラッシュ/1000lm
点灯時間:最大12時間

▼採点結果

  • 明るさ: 17/20点
  • 持久力: 13/20点
  • 電源: 13/15点
  • 耐久性: 13/15点
  • 機能性: 14/15点
  • コスパ: 15/15点
  • 合計: 85/100 点 

第8位は「Lighting EVER」のLEDランタン。実勢価格で2千~3千円台とお求めになりやすい商品です。

▼採点結果 イメージ
電球色

点灯モードは、昼白色や電球色などの計4つ。スイッチを長押しして無段階調光が可能。なおフラッシュモードは無段階調光調色対応できません。

▼採点結果 イメージ2

ランタンの底に収納式のフックが付いているため、カバーを外して逆さにして吊り下げることができ、広範囲を照らすことも可能です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

GENTOSのあのモデルにそっくりですね。乳白色のリフューザーですが、カットのせいか中が見えて非常にまぶしいのが難点。明るさとコスパを求める人にはおすすめですが。

第9位: 5つの充電方法を備えた「DABADA」

ダバダ(DABADA):LEDランタン:照明

ダバダ(DABADA)
LEDランタン
実勢価格:2998円

サイズ(約):25×12×12cm 
重量(約):クリアレンズ590g/ホワイトレンズ600g
電源:USB充電、単四電池×3個、ソーラー充電、手回し充電、シガーソケット
明るさ:180lm、54lm

▼採点結果

  • 明るさ: 16/20点
  • 持久力: 14/20点
  • 電源: 13/15点
  • 耐久性: 12/15点
  • 機能性: 14/15点
  • コスパ: 15/15点
  • 合計: 82/100 点 

第9位の「DABADA」は、USB、乾電池、ソーラー、シガーソケット、手回しと5つの充電方法を備えたLEDライト。スマホへの充電も可能です。

▼採点結果 イメージ

点灯モードはhighとlowの2種類。

▼採点結果 イメージ2

頭頂部にはフックが付いており、テント内やタープに吊り下げ可能です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

いろいろな電源に対応していて防災用品として一見よさそうではありますが、大きさの割に暗いかな、と思います。

第10位: 折り畳めて携帯に便利な「キャプテンスタッグ」

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG):LEDランタン NEWフローティング ライトUK-4019:照明

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
LEDランタン NEWフローティング ライトUK-4019
実勢価格:1273円

サイズ(約):外径9×高さ17㎝(ハンドル含まず) 
収納サイズ:約幅10×奥行9×高さ7cm
重量:約220g
電源:DC4.5V、単4形乾電池3本使用
明るさ:Highモード約100lm、Lowモード約50lm
点灯時間:Highモード=連続約10時間、Lowモード=連続約20時間、点滅=連続約25時間 

▼採点結果

  • 明るさ: 16/20点
  • 持久力: 12/20点
  • 電源: 13/15点
  • 耐久性: 12/15点
  • 機能性: 14/15点
  • コスパ: 13/15点
  • 合計: 80/100 点 

第10位は「キャプテンスタッグ」のLEDランタン。

▼採点結果 イメージ

防水タイプで水に浮くので、水辺の近くで使うのにおすすめです。

▼採点結果 イメージ2

ジャバラ式で高さ調節可能。コンパクトに収納できて非常に便利です。

▼採点結果 イメージ3

※画像はAmazonより

また、水に濡らしたくない物は本体の中に収納可能など防災・サバイバル機能も搭載。色はオレンジとホワイトの2色展開です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

軽くてコンパクトなのが良いですね。海で遊ぶときや釣りなどで大活躍するかもしれません。ただ光はやや暗め。キャンプではサブとして使うならありですね。

以上、LEDライトのランキングでした。

今回の記事を参考に、お気に入りのLEDランタンを見つけてくださいね。