日本一“軽い”スーツケースがリモワを凌駕した理由
2017年05月10日(水)
青山 卓弥
青山 卓弥/Test by MONOQLO編集部
日本一“軽い”スーツケースがリモワを凌駕した理由
とにかく機動力が抜群で、ディティールも抜かりナシ! リモワやサムソを凌駕した知られざる逸品スーツケース、シフレ「ゼログラ」を徹底解説いたします!
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  • 知る人ぞ知る快適スーツケース
    動きやすさは天下一品!
スーツケースの重要なポイントのひとつ、持ち運びやすさ。この点で、全15点のスーツケースを比較した結果もっとも素晴らしかったのがシフレ「ゼログラ」です。
航空機の機内持ち込み最大重量である10kgになるよう、内部に重りを入れて調整した上で、さまざまな場所で持ち歩いてみたのですが、リモワやサムソナイトなど一流ブランド(5~6万円クラス)より圧倒的にラクチン! スイスイ動かせる軽やかさには持ち歩いたテスター全員が驚くレベルでした。

先に公開しました無印良品「キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー」と同率1位という評価を得た、この隠れ逸品について詳しく解説いたします。
シフレ
ゼログラ ZER2008-46
実勢価格:1万9000円
  • [機内持ち込み]規定サイズ内なら
    スーツケースを預ける必要ありません
100席以上の航空機の場合、高さ、幅、奥行きの長さを足して115cm以内、重量10kg以内という条件を満たすスーツケースは機内に持ち込むことができます。

※必ず事前に各航空会社にお問い合わせください
  • [15製品中1位の理由①]
    滑るように運べる!
路上、地下鉄の構内など、およそ2.2kmの道のりをスーツケースを引いて歩いたところ、ゼログラのラクチンさは圧巻でした。滑らかな道でも凸凹道でも、とにかくスイスイ進むのです。方向転換するときも、じつにスムーズ。スーツケースの足回りは価格で決まるものではない、そんな主張を感じるクオリティでした。
ちなみに、ゼログラを引いた後に、他モデルを手にすると、軽くブレーキがかかっているような印象になるほど。これ、大げさじゃないんです。

キャリーバーは3段階の調整が可能で、最長約95cmになります。比較的短いのですが、ストレスはまったくありません。
ハンドルの出来もバッチリ。
スッと手に馴染む形状です。

タイヤは直径50mm、厚さ15mmで柔らかめ。特に目立つ仕様ではありませんが、遊びが少なくキッチリ整備されている印象です。加えてボディの外側ギリギリに配置することで、持ち歩き時の異常なスムーズさを生み出しているのだと思われます。
量販店などで見かけたら、ぜひ一度手にしてみてください。このスイスイ感はちょっと他に見当たりませんよ!
  • [15製品中1位の理由②]
    取っ手の出来が素晴らしい!
指を入れるスペースが十分に取られているので、非常に掴みやすいんです。

おまけに、ずっと触っていたくなるくらい気持ちイイ素材でできているので……
よっこいせと持ち上げるときも非常にラクなのです。

リモワやプロテカなどの一流メーカー品と比較してもまったく見劣りしません。すごいです。
  • [15製品中1位の理由③]
    シンプル&フラットなボディ
取っ手やロック部分が無駄に出っ張っていると、そのぶん内部の容量が削られてしまうので、ボディー全体がなるべくフラットな方が評価が高くなります。ロックのパーツは引っかけて破損した場合、カギがかけられなくなってしまうので、特にフラット化が求められる部分です。
ゼログラ:ロック部分も出っ張りがなく、実にフラット
ダメモデル:凹凸が多い
ロック部分にありがちなカギを挿し込む箇所の出っ張りもなく、実にフラット。ボディはやわらかめですが壊れにくく、大荷物への対応力もバッチリ。
  • [15製品中1位の理由④]
    大容量で軽い!
40Lという、全15製品中最大の収納力も魅力ですが、下記の荷物をすべてのスーツケースに詰めたところ、唯一全重量10kgを下回ったという点も見逃せません。

この荷物を詰めました。
他の14製品はこの時点で10kg超でしたが、ゼログラだけは航空機に詰め込める重量をキープ。
ちなみに、収納のしやすさという点ではふつうです。荷物を細かく整理するより、とにかく大容量! という目的に沿うタイプです。
  • [15製品中1位の理由⑤]
    細かいパーツが超頑丈!
機内持ち込み時の上限である10kgになるように内部に砂袋を詰め込んだうえで、階段の上から投げ下ろしたり、5mの高さからコンクリートへ落として耐久性を検証。壊れたモデルもある中、ゼログラは検証後も走行や使用感がまったく変化しませんでした!
階段から3回投げ落としても機能性は損なわれませんでした。

特に、このキャリーバーが頑丈なんです!
多くのモデルはこの部分が曲がってしまい、ほぼ使えなくなってしまいましたが、ゼログラは無事でした。

キャスターもタフです。
傷だらけでもスムーズさはそのまま!

でも、ボディの傷は結構目立つタイプです。
引っ掻いた部分が丸わかりになります。
  • [ココはまあまあです]
    内部のつくりと騒音はお値段なり
内部構造は「なかなかよい」というレベルです。シンプルですがビスの数も多く、耐久性にも期待が持てそうです。
下記、ダメ製品例です。比較するとゼログラしっかりしてんなあ、ということがよくわかります。
次いで、走行中の騒音も記録したところ81.5dBという結果でした。全15製品中、7番目というど真ん中の数値です。参考までに、もっとも音が小さいスーツケースだと平均77.7dB、もっとも大きいのは92.6dBでした。
こんな感じで15製品の「なめらかなアスファルト」「ふつうの道路」「凸凹道」の3カ所で騒音を計測し、平均値を算出しました。
  • [ここは微妙です]
    ブレーキがないのが惜しい!
スーツケースに「あってよかった!」と思うのがブレーキ機能なのですが、ゼログラには付いていません。特に電車の中では、手を離すとスグにどこかへ転がっていってしまうので、あると便利なのですが……。

ブレーキ機能されあれば、文句なしのベストバイだった、というのが率直な裏事情です。
  • [最終結論]軽くて大容量が
    条件ならゼログラはぴったり!
15製品を比較し、持ち歩き時のスムーズさと容量を求めるならゼログラであることは明白でした。同点1位だった無印「キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー」が現在入手困難であることをふまえると、もっともストレスがないスーツケースであると言えます。

ブレーキがない点は惜しまれますし、トップオープン機能もありませんが、ぜひ一度、実際に手にしてスイスイ感を感じていただきたいと切望したくなる、そんな逸品でした!

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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