1万7820円の高額グリル、 それでも美味い!には理由がある

BBQ:渋谷ゆうじ:釜浅商店:BBQグリル:ロースター
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今回試したのは、渋谷宇田川町に店舗を構える炭火焼き肉の名店「渋谷ゆうじ」が、実際のお店でも使用しているロースター。このロースター、合羽橋の老舗・釜浅商店とのコラボ商品なんです。サイズは小ぶりながらも折りたためるわけでもなく、重量もそこそこ重い…。でも、BBQグリルとしてグッドな使い心地には理由がありました。

テストした製品は 浅草・釜浅商店で直接購入しました

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テストした製品は浅草・釜浅商店で直接購入しました イメージ
ダンボールを抱えて持って帰りました

スタッフが購入したのは釜浅商店の実店舗。浅草・合羽橋にあります。料金は1万7820円(税込み)でした。ダンボールに梱包された状態で持ち帰るのですが、これがけっこう重い…ので、郵送や車での購入をおすすめします。

渋谷ゆうじのお店でも購入でき(オンライン販売あり)、後者の場合は「シリアルナンバー入りのロゴプレート」が付いてます。料金は1万9800円(税込み)です。渋谷ゆうじファンなら選ぶのもアリですね。

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ひたすらテストして見えてきたこと

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焼き肉の名店のロースターを野外BBQグリルとして楽しむ。もちろん携帯性度外視、サイズも大勢でわいわいBBQパーティするにはちょっと足りないかな、と思うサイズです。ですがこのロースター、あえてBBQグリルと呼ぶとしたら肉が最高に美味く焼けました。その理由は火力! 鉄板! 網! にあります。

値段なりの理由:その1 炭の燃焼率がハンパなく高い!

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一般的なBBQグリルだと、炭床(ロストル)の場所によっては炭に火が付いたり付かなかったり、強かったりまたは弱かったりするものですが、渋谷ゆうじのロースターは炭床全体が"まんべんなく"火が付きます。また、使用していると分かるのですが、炭のほとんどがきれいに灰になるほど燃焼効率がとても高いです。途中で炭を動かすことなく、少量の炭で燃え尽くすまで使える。この火力はとても魅力です。

値段なりの理由:その2 鋳物の網がムラなく焼ける!

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赤身の肉には鋳物プレートを使用します。このプレートですが極厚で蓄熱性がとても高く、BBQ肉を焼きムラすることなくじっくりと育てられます。さまざまな食材で試しましたが、一般的な鉄板よりも焦げ付きが少ない印象もありました(高ポイント!)。それでも味付け肉などを焼くと焦げ付きが生じるので、予備にもう一枚持っておくのもおすすめです。予備の鉄板は釜浅商店で。また、使用後はオイルを塗るのを忘れずに。

値段なりの理由:その3 一生モノになる俺の網!

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食材によっては網焼きしたいもの。ホルモンなど、脂がよく落ちるものはステンレスの網を使用します。この網が、一般的なBBQグリルのおまけで付いてくるようなペラペラなものと大違い! とてもしっかりとしており、熱で変形することなく使えました。しかも金たわしでゴシゴシすると、肉の焦げ付きが驚くほどよく落ちる。BBQの網を長く使う逸品モノとしてもおすすめです。実際にテスト班は2枚購入しました。

結果:ファミリーキャンプならサイズ感もグッド!

結果:ファミリーキャンプならサイズ感もグッド! イメージ

キャンプでBBQする人ならすでにアウトドアメーカーの BBQグリルを持っていることでしょう。でも、サイズが大きく、車載に困っている…なんて人も少なくはないはず。とは言え、コンパクトさからガスBBQにすると炭火が恋しくなることも。今回のテストではこのロースターと、小型焚き火台を2台並べて使用しました(右側はREBORN の焚き火台M)。実際に渋谷ゆうじのお店でも使用していることから、このサイズ感でBBQを楽しむなら4人でも十分だと思います。

もちろん、大人数のBBQパーティならサブの焼き場としても活躍すること間違いなし。長く使えてかつ、美味しく焼ける。1万7820円(税込み)、値段相当の価値があります。ワンランク上のBBQにおすすめです。