災害時に片手がふさがる懐中電灯は不便
用意すべきはヘッドライト!
2015年02月19日(木)
小島 健良
小島 健良/Test by MONOQLO編集部
災害時に片手がふさがる懐中電灯は不便
用意すべきはヘッドライト!
防災グッズの定番・懐中電灯ですが、被災経験者からは、意外にも片手がふさがってしまい不便だったという声も。一方、役に立ったと高評価だったのがヘッドライトです。両手が自由に使えるヘッドライトは、荷物が多い時や、探し物をする時に重宝します。防災グッズの新定番として準備しておくといいでしょう。
商品写真をクリックすると購入ページに移動します。
  • 実際に役立ったのは懐中電灯ではなく
    両手が使えるヘッドライトでした
防災グッズの定番として懐中電灯を用意している人も多いでしょう。簡単に明かりを確保できる懐中電灯は便利ですが、被災経験者の声を聞くと必ずしもベストな明かりではないようです。

被災経験者100名にアンケート調査をしたところ、「荷物を両手で持って暗いガレキの道を歩いた」(東日本大震災経験者)や「懐中電灯の明かりが弱く、もっと強い光が欲しかった」(集中豪雨経験者)などの回答がありました。このように、手で持つ懐中電灯はガレキの中や、荷物を持って歩く時、片手がふさがってしまい不便を感じたという声が多いのです。代わりに便利だったと挙げられたグッズがヘッドライトです。両手が使えるだけでなく、常に視線方向を照らせるメリットもあります。

また、電気がないと日が落ちるとすぐに暗くなってしまいます。体育館などの避難所も消灯時間が早く、寝るに寝られないという意見もありました。ヘッドライトなら狭い範囲だけを照らせるので、周囲に迷惑をかけずに済みます。

ヘッドライトは防災グッズの新定番とも言うべきアイテムなのです。では、実際に何を基準に選べばいいのか、オススメのヘッドライトはどれなのか、実地テストをもとにベストバイ製品を見てみましょう。
両手が使えて手元だけを照らせるヘッドライトが、実際の利用ではかなり役に立ったとの回答が多数寄せられました。
  • ヘッドライトを選ぶ3つのポイント
①明るさ
明るさに関しては、25ルーメン程度の明るさがあれば十分です。夜間のグラウンドでも視線方向10mは視認でき、文字も十分読めるので、防災用に適した明るさと言えます。「ルーメン」とは光束の単位で、数字が大きくなるほど明るくなります。ヘッドライトのパッケージにはたいてい記載があるので購入時にチェックしましょう。ライトは明るいに越したことはないですが、明るさを求めると当然電池の消費量も多くなります。
②点灯時間
短時間で電池が切れてしまうようでは心許ないでしょう。明るさだけでなく十分な点灯時間かどうかもしっかり確認しましょう。
③電池の種類
非常時に使うことを考慮すると、電源の手に入れやすさが重要です。非常時に手に入れられる電池は限られるので、単三1本で済むなど電源が確保しやすい製品が最適です。
  • ベストバイは「GENTOS リゲル GTR-951H」
    単三1本でも25ルーメンで20時間しっかり照らせる!
「明るさ」「点灯時間」「電池」の3つのポイントで総合的にベストなのはジェントスの「リゲル GTR-951H」です。単三1本で20時間使え、明るさも25ルーメンで十分です。非常時での利用を想定すると、この3点が優れていることは重要です。89gと非常に軽いのも魅力です。

<製品情報>
GENTOS
リゲル GTR-951H
明かりのない真夜中のグラウンドで5mおきにカラーコーンを設置。ヘッドライトで照らした状態ですカラーコーンを撮影してみました。なお、シャッタースピードは1/4s、絞りはf4.5で撮影しています。20m先のカラーコーンまで光は届いており、10m先までははっきりと見えています。
  • 「GENTOS ヘッドウォーズ HW-999H」は
    昼間のような明るさですが単三3本はちょっと重い
同じジェントスのヘッドライトですが、「ヘッドウォーズ HW-999H」は230ルーメンとハイパワーなのが特徴です。空間ごと明るくすることができますが、単三電池が3本必要でちょっと重く、点灯時間も限られます。災害用としてはやや不向きな印象です。

<製品情報>
GENTOS
ヘッドウォーズ HW-999H
明るさの範囲が広いのが特徴です。230ルーメンは強力で空間自体が明るくなる感じですが、単三3本が必要で災害への備えとしては適正とは言えないでしょう。
  • 「mont-bell コンパクトヘッドランプ」は
    3つのポイントはOKですが、バンドの性能がイマイチ
mont-bell製の「コンパクトヘッドランプ」は、「明るさ」「点灯時間」「電池」ともに優れていますが、側頭部のみのバンドとなっているため、長時間使うとズリ落ちてくることがあります。この点でリゲルには一歩及びませんでした。

<製品情報>
mont-bell
コンパクトヘッドランプ
リゲルの25ルーメンに対して、コンパクトヘッドランプは26ルーメンとほぼ一緒なのに、視認性はリゲルより高く感じられます。このあたりが4時間の点灯時間の差にも影響しているのかも知れません。
  • ヘッドライトと併せて用意しておきたい
    使いやすく役に立つ防災ライト
夜間の災害で電気が止まった場合では、防災グッズまでたどり着けない可能性があります。「ここだよライト」などの電気が止まると発光する非常灯を寝室などにセットしておくと、いざという時に助かるでしょう。
  • 電気が止まると自動点灯、夜中の災害対策に最適です
<製品情報>
生方製作所
ここだよライト
電気が止まるとオートでつくライト。取り外して懐中電灯代わりにも使えるので、夜中に電気が止まっても防災グッズまでたどり着くことができます。
  • 足元を照らして歩行を助ける首掛け式LEDライト
<製品情報>
Panasonic
LEDネックライト
足場が悪いところで活躍する首掛け式ライト。遠くまで照すことはできませんが、足元だけなら十分照らすことができます。普段、夜の散歩をする人にもオススメです。
  • 20年以上保存できる電池もいざという時にあると安心です
<製品情報>
Digno2
NOPOPO
経年劣化せず、長期保存ができる水電池です。使う時に液体を少し垂らせば、乾電池と同じように使うことができます。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

こちらのコンテンツに登場する商品

オススメのコンテンツ

  • [防災用品]
    【防災】1枚の風呂敷で盗難対策ができる……って言ったら信じますか?
  • [防災用品]
    【揺れた!】でブレーカーを自動ダウン 地震火災の最強対策がコレです
  • [防災用品]
    水なし場所なし仕切りナシ…でも 用を足せる災害時のトイレ術
  • [防災用品]
    揺れない!落ちない! 耐震グッズは縁の下の力持ち
  • [防災用品]
    緊急時に電池切れは致命傷! 一番タフな単3電池はどれだ?
  • [防災用品]
    燃え盛る油入り鍋3つを完全消火 実録、小型消火器ホントの実力
  • [防災用品]
    手回し充電もグッと楽になった 「防災ラジオ」を徹底検証!
  • [防災用品]
    災害時でも“おしりの清潔”を守る! 携帯ウォシュレットを比較しました。
  • [防災用品]
    停電で「懐中電灯どこどこ?」にならない “自動”点灯ライトのベストはコレだ!
  • [ネット通販]
    中古を買うならAmazon?ヤフオク? 30製品調べてわかったBESTストア
  • [掃除道具]
    【ケルヒャーの盲点】力の込めやすさが最適化されたスチームクリーナーの実力とは
  • [雑貨]
    【乾電池最強決定戦】Panasonicエボルタ、Amazon純正はまさかの結果に。買うべき1本は...
  • [掃除道具]
    【最強紙ナプキン】業務用紙製品が、なぜAmazonで大絶賛されるのか
  • [収納雑貨]
    【無印良品】大定番アクリルボックスが ネクタイ収納にピッタリなことご存知ですか?
  • [掃除道具]
    【壁のシール】憎たらしい汚れを片手で落とすテクニック【床のガム】
  • [雑貨]
    【オシャレ節約術】まさか、中にトイレットペーパーが入っているとは思うまい
  • [トイレ・バス・洗面台掃除]
    【水切り3秒】スポンジが外れると、風呂掃除の“後”が超ラクチンになるという事実
  • [洗濯ばさみ・物干し・部屋...]
    梅雨空でも洗濯物が乾きまくり! 物理的に最強な部屋干しの裏ワザ
  • [ゴミ箱]
    【最強のゴミ箱】夏場の生ゴミ臭を ゼロにする方法がコレ!
  • [枕・抱き枕]
    大まじめに仮眠したいアナタにオススメ 睡眠効果を高める謎の枕の正体とは
  • [雑貨]
    【業者直伝】持ちにくい家具をラク~に運ぶアイデアとは?
  • [ソファ]
    【知らない方がいい!?】ビーズソファ禁断のくつろぎテクニックがヤバすぎる
  • [雑貨]
    【お母さん、スイカも楽勝です!】重た~いビニール袋を超ラクチンに持てる隠れた逸品
  • [照明]
    え、まだ手探りで電気つけてるんですか? 暗い廊下を自動で明るくする照明器具BEST15