使える月齢とできることが タイプによって異なるんです

ベビーカーには、生まれてすぐや首がすわった頃から使える「A型」と、腰がすわって体が安定してくる7カ月頃から使える「B型」があります。

まず「いつからベビーカーを使い始めたい?」と考えてみましょう。

0カ月から使いたいならA型、最初は抱っこひもで過ごすならB型でもいいかもしれませんね。では、それぞれのベビーカーの特徴をチェックしてみましょう。

ベビーカーは全4タイプ 得意なことが違うんです

0カ月から使えるA型ベビーカーには「両対面式」「背面式」「3輪バギー」の3つのタイプがあります。これにB型を加えて、ベビーカーは大きく4つのタイプにわけられるんです。タイプごとに得意とする性能が異なるので、まずはそれぞれのベビーカーの特徴について解説します。

赤ちゃんがゆったりできる!
ベビーカー:ベビー:赤ちゃん:A型:B型:アップリカ:オプティア

アップリカ
オプティア
実勢価格:5万9400円

両対面式とは、ハンドルやシートの向きを切り替えることで、押す方向を変えられるタイプのこと。対面では赤ちゃんとママが向かい合わせになるので、いつも赤ちゃんの様子を見ることができ、背面では赤ちゃんが進行方向を向くので、外の世界を見せてあげることができます。

1台で0カ月?3歳頃まで長く使うことができるのが特徴です!


両対面式よりスタイリッシュ!
ベビーカー:ベビー:赤ちゃん:A型:B型:ビジョン:PATTAN:パタン

ピジョン
PATTAN(パタン)
実勢価格:3万2400円

背面式とは、1カ月頃から使えるA型ベビーカーの中で“対面にならない”タイプです。赤ちゃんの顔を見ることはできませんが、キビキビとした操舵性が楽しめます。両対面式よりもスリムに折り畳めて、見た目もスタイリッシュ! 赤ちゃんが成長すると背面で押す機会が増えるので、最初から背面式を選択するのもアリです。


お散歩を快適に楽しめる!
ベビーカー:ベビー:赤ちゃん:A型:B型:GMPインターナショナル:エアギバーココブレーキ

GMPインターナショナル
エアバギー ココ ブレーキ
実勢価格:5万9400円

主に前輪が1輪、後輪が2輪の3輪ベビーカー。ハンドルを押す力が前輪に伝わりやすく、軽い力でふわっと押せて、曲がり角もスイスイ。そして何よりスタイリッシュなデザインで、ママだけじゃなくパパにも人気があるのがポイントです!


ベビーカーとは思えない軽さ!
ベビーカー:ベビー:赤ちゃん:A型:B型:リッチェル:カルガルー

リッチェル
カルガルー
実勢価格:1万6407円

活動的になってきた赤ちゃんが乗りやすく、ママも持ち運びやすい軽量&コンパクトなタイプがB型ベビーカー。価格もリーズナブルなので、赤ちゃんが成長したら2台目として買い足す人もいます。ベビーカーを1台で済ませたい人は、7カ月まで抱っこひもで乗り切るか、A型ベビーカーをレンタルする方法もありますよ。


さて、ベビーカーの特長がわかったところで、どのタイプが自分に合うのか考えてみましょう。今までの暮らしの流れや、赤ちゃんと出かけたいところを書き出してみるのがおすすめです。

・電車に乗ることが多いなら、コンパクトで折り畳みやすいもの。

・未舗装の道路が多いなら、衝撃吸収性が高いもの。

・保育園が近所で乗り物に乗らないなら、赤ちゃんの乗り心地がいいもの。


というように、環境によってベストなベビーカーが自然と決まってきます。

ベビーカーは「赤ちゃん目線」か 「パパ&ママ目線」を選択

ベビーカーのほとんどは、赤ちゃんが快適に過ごせるか、パパやママにとって便利かという視点で作られています。生活環境に加えて、どちらの視点を優先するかで、さらに自分にとってベストなベビーカーが見つけやすくなるんです。

ベビーカーは「赤ちゃん目線」か「パパ&ママ目線」を選択 イメージ
[Point1]シートのクッション性

赤ちゃんの体をしっかりホールドし、地面からの衝撃も吸収してくれるシートを採用しているものを選びましょう。

ベビーカーは「赤ちゃん目線」か「パパ&ママ目線」を選択 イメージ2
[Point2]リクライニング

首すわり前はもちろん、その後も眠ってしまったときはリクライニング機能があると便利です。

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[Point3]通気性・清潔性

赤ちゃんはとにかく汗っかきです。通気性がよく、シートを取り外して洗えるものだと生活に保てます。

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[Point4]ホロの大きさ

ホロとは、ベビーカーの上部に取り付けられているカバーのこと。夏の日差しを遮ったり、冬の冷たい風から守ってくれます。できるだけホロが大きいタイプがおすすめです。

ベビーカーは「赤ちゃん目線」か「パパ&ママ目線」を選択 イメージ5
[Point5]衝撃吸収性

ホイールや本体のフレームで少しずつ衝撃を逃がし、なるべく衝撃な赤ちゃんに届かないようなものを選びましょう。


パパ&ママ目線でベビーカーを選ぶときは、押しやすさや折り畳みやすさ、カゴの容量の大きさなどがポイントになります。

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[Point1]重さ・大きさ

重くて大きいものは、畳んで持ち運ぶときや人が多い場所で苦労する可能性があります。なるべきコンパクトでスリムに折り畳めるものが便利です。

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[Point2]押しやすさ

ハンドリングのよさや押したときの振動の伝わり方が、操作の快適性に影響します。操作性のよいものを選びましょう。

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[Point3]畳みやすさ

電車やバスなどに乗るときのように、急いで畳む必要がある人は、片手でも簡単に折り畳めるものを選びましょう。

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[Point4]持ち運びやすさ

ハンドルが左右別々ではなく、1本に繋がっているタイプだと、肩や腕にかけてラクに持ち運べます。肩掛け用ベルトが付属したものもあります。

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[Point5]自立性

出先でベビーカーを畳んだとき、自立しないと横倒ししなければならないので、自立するタイプがラクちんです。

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[Point6]カゴの容量・耐荷量

赤ちゃんと一緒のお出かけでは荷物がいっぱい。カゴの容量が大きく、重いものも乗せることができれば、買い物カートとしても使えて一石二鳥です。

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[Point7]ハンドルの扱いやすさ

ハンドルの角度や高さが変えられると、パパやママの身長に合わせて押しやすいハンドルの位置に変更できます。


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[Point]シートの高さ

地面のホコリや、夏の照り返しから赤ちゃんを守れるように、シートも高いものがいいでしょう。また、シートが高いと、赤ちゃんにとって快適なだけでなく、大きく屈まなくても赤ちゃんの上げ下ろしができるので、お世話がしやすくなります。

そして、価格ももちろん大切なポイント。いくらハイスペックなベビーカーでも、予算を上回ってしまったら意味がありません。あらかじめ予算もしっかり決めておきましょう。