まさに「紙」タブレット、手書きならiPadをも上回るこの1台!
2018年05月28日(月)
阿部 淳平
阿部 淳平/Test by 家電批評編集部
まさに「紙」タブレット、手書きならiPadをも上回るこの1台!
iPad ProやSurfaceを長年手書きで使っていると、なにかしらの不満も出てくるもの。そこで見つけたのが、読み書きに特化した電子ペーパータイプのタブレットです。画面上の線の見え方もペン先の感触も限りなく紙っぽいらしい、そんな手書き感No.1の「リマーカブル」の魅力に迫ります。
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  • 「手書き」ができて便利なiPad。
    しかし、こんな不満もありました
「手書き」と聞いてまず思い浮かべるのは、iPad ProやSurfaceなどのタブレット。かくいう私も初代iPad Proを購入して丸一年以上、誌面の下書きなどにiPad ProとApple Pencilを活用してきました。
基本的には満足していますが、実は気になることも……。そこで、あえてiPad Proの不満を3つ挙げると、1つ目は発熱。長時間書くとiPadのディスプレイの熱が手に伝わって、じんわりと不快感が蓄積してきます。2つ目は画面に照明が反射して見づらいこと。そして最後はバッテリーを食うことです。
  • iPad Proの不満を解消してくれる
    「リマーカブル」に注目です!
iPad Proでの手書きの不満をなんとかしたい……。そこで注目したのが、液晶や有機ELではなく、電子ペーパーに書き込めるタブレット。ノルウェーのクラウドファウンディングからうまれた「リマーカブル」です。
reMarkable
reMarkable Tablet  
実勢価格:8万4800円
サイズ:177×256×6.7mm
質量:約350g
ディスプレイ:10.3インチモノクロデジタルペーパーディスプレイ
ストレージ:8GB(100,000ページ)
ペン:筆圧検知2048段階(電源不要)
バッテリー:3000mAh
読み込み:PDFとePUB

「書く」と「読む」しかできない専用機のため、iPadの代わりは務まりませんが、線の見え方もペン先の感触もかなり紙っぽい! なによりiPadにはない、この手書き感がたまりません。
  • iPadにはない使い心地。
    リマーカブルを徹底レビュー
電子ペーパーにすると、フルカラーではなくなるためレスポンスが低下し、iPadのようなヌルヌル&サクサク系の動作も望めません。しかし、「書き心地がかなり紙に近づく」という特権が得られ、画面の発熱やバッテリー持ちもよくなります。

構造上バックライトも表面のグレア(光沢)処理も不要なため、照明の反射や画面の映り込みも起こらず目に優しいです。さらに、Wi-Fiで自動同期できるという便利機能付き。しかし、ネットやゲームができるといった汎用性はありません。
この「リマーカブル」ならiPad Proの不満が解消するかもしれない!  早速、取材や打ち合わせのメモに実戦投入し、ガチで使ってみることにしました。
  • ペン先の摩擦感がよく反射もしない
    圧倒的な「紙感」に感激です
まずは電子ペーパーとiPad Proとで、ペン先の感触や文字の見え方など、使い心地を比較してみました。

[電子ペーパーの場合]
電子ペーパーなので本当に表面に線が描かれます。ペン先の摩擦感がちょうどよく、それが余計に「紙らしさ」を感じさせてくれます。また、反射は一切ありません。
[iPad Proの場合]
画面が反射するうえに、ペン先が滑りやすいです。また、カバーガラスから少しだけ奥まったレイヤーに描画されるので、人によっては書き心地に違和感があるかもしれません。
書き心地は「リマーカブル」の方が圧倒的! iPad Proの「硬いディスプレイにコツコツ書いている感」がだいぶ薄れ、本物の紙に書いている感じに近づいたことに感動しました。
  • ノートはかなり高機能!
    仕事でもガンガン使えます
    
筆圧の検知やレイヤー分けなど、デジタルノートとしては十分実用的。たとえば、レイヤー機能でオブジェクトを重ねて複雑な構造のノートが作れたり、PDFやePubファイルを読み込んで書き込むことも可能。欲を言えば、直線を引く機能は欲しいところです。
テンプレートも多彩で罫線、方眼ToDoや予定表、五線譜など、豊富な種類のテンプレートが揃っています。大量に選べるので、どれを使うか迷ってしまうほど。
ペンには筆圧や傾き検知機能付き。描画モードを鉛筆にすれば、鉛筆のようなかすれ・濃淡などが巧みに再現できます。充電も不要です。
選択部分の拡大・縮小、移動、消去も可能。これがあるのとないでは大違い! ただし、電子ペーパーなのでiPad Proほどヌルヌル&サクサクとした動作は望めません。
  • レスポンスが遅く1秒以上待つ
    これが唯一のデメリットです
デメリットを挙げるとすれば、レスポンスが遅いこと。設定画面やテンプレート画面を開く際など、画面全体の書き換えには1秒ほど待たされます。ですが、電子ペーパーなのでどうしようもないこととして腹をくくりましょう。
  • 「読む」を優先するならソニー
    2画面表示ができて便利です
    
実はソニー製の電子ペーパータブレットもあります。画面の大きさはA4サイズ13.3インチでありながら、薄く設計されていて、手にした時の軽さに驚きます。大画面を生かした「見開き表示」や「論文とメモの2画面表示」といった使い方ができる一方で、筆圧検知はなくオブジェクトの移動もできませんので、用途に応じて選びましょう。
ソニー
DPT-RP1 
実勢価格:8万7900円 
サイズ:224×302.6×5.9mm
質量:349g
ディスプレイ:13.3型フレキシブル電子ペーパー(解像度1650×2200ドット)
静電容量方式ペン入力対応タッチパネル
ストレージ:16GB
充電池持続時間:最長約1週間(Wi-Fi 機能オン時)
書き心地だけで評価するならダントツNo.1はリマーカブル。最大のネックは価格ですが、従来のタブレットの「硬いディスプレイにコツコツ書いている感」が薄れ、本物の紙っぽさを体感できるのは感動ものです。新たなデジタル手書き手段として、電子ペーパーを試してみるのもアリです。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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