【α7 II】憧れのオールドレンズで
フルサイズを撮るという贅沢
2017年04月06日(木)
早坂 英之
早坂 英之/Test by カメラ360.life
【α7 II】憧れのオールドレンズで
フルサイズを撮るという贅沢
ソニーの人気カメラ「α7 II」が、"ボディ内5軸手ぶれ補正機構搭載のフルサイズミラーレス機、登場!"と、華々しくデビューを飾ったのは2014年12月のこと。ところがおよそ2年半経った現在でも「フルサイズのミラーレスカメラの選択肢がソニーα7シリーズしかない…」ということにお気づきでしょうか。厳密に言うとソニー以外にはライカ「SL Typ 601」がありますが、ボディだけで100万円近くするので選択肢から外すとして、そのほかのメーカーはフルサイズミラーレス機を出していません。そう、持ち運びやすいフルサイズミラーレスは、今でも"α7シリーズ一択"なのです。そんなソニーのミラーレス、とくにα7 IIユーザーがこだわりのオールドレンズを付けて撮る、しかもフルサイズで、という大人な遊びも流行しています。
商品写真をクリックすると購入ページに移動します。
  • 古いレンズも使えて手ぶれしない!
    中古相場が落ち着いた今が狙い目!
スタッフが手持ちで撮りました
ボカし効果も楽しめます
2014年12月5日に発売されたソニーのフルサイズミラーレス、「α7 II(アルファ セブン ツー)」。正式発表されたのがそのひと月前の11月で、発表前後からカメラファンの間で一躍注目の製品となったカメラです。

一番の魅力は5軸手ぶれ補正機構がボディ内に搭載されたこと。すなわち、手ぶれ補正機能がついていないレンズでも、手ぶれすることなく撮影することができます。ミラーレス機のコンパクトボディのなかに収められたこの技術はとても革新的でした。

上の写真はカメラ360.lifeのスタッフがニコン50mm F1.4レンズを付けたα7 IIで撮影したもの。なんとなく、今ドキのインスタグラム風な写真に撮れました。もちろん補正無しです。
  • 定価18万円が中古で
    10万円前後のお買い得プライス
2014年発売のこのカメラ。まだまだ現役機というのはこれまでの解説でお分かりになったはず。他に類を見ない性能ですが、発売から2年半ほど経った現在では中古相場が10万円ほど(定価の約1/2)。とてもお値打ち価格にこなれてきて、この先もこの価格帯が続きそうです。10万円でフルサイズ、ボディ内手ぶれ補正機構搭載はAPS-C機からの乗り換えもアリアリです。
  • α7 IIのレンズはEマウント
    でも、少々お高めでもあります
  • そこで古いレンズを付けて撮影します
    しかも手ブレないのがソニーα7 IIです
◎α7シリーズの公式サイトはコチラ(SONY)
◎α7 IIの公式サイトはコチラ(SONY)
◎装着しているマウントアダプターはKIPON製(実勢価格:8000円)
カメラの買い替えで大きな壁となるのが「レンズマウント」の違いです。このマウント縛りのため、欲しいカメラがあっても持っているレンズが使えない、レンズを買い直す必要性があります(ありました)。ところが、ソニーのミラーレスカメラには「マウントアダプター」が数多く発売されており、ソニーのEマウントボディにニコンのFマウントレンズなどを付けることができます。もちろん、キヤノンが付くEFマウントアダプターもあります。ライカだって何だってあります。
  • マウントアダプターを変えれば
    組み合わせは自由自在です
写真はコンタックスレンズとの組み合わせです
ソニー純正のマウントアダプターはソニー製品同士のみ(AマウントとEマウント)。なので、他社が制作・発売している製品なのですが、これがじつによくできており、ライカのレンズやコンタックスのレンズ、旧ソビエトのレンズなどを付けて楽しむ人が続出。ソニーのミラーレスはオールドレンズを楽しむうえでベストなボディと、高い評価を得ています。

たしかに古いレンズが使えて経済的。写真の写りにも個性が出る。おじさんカメラファンのみならず、若ものたちが手にするのもうなずけます。
  • ボディ内手ぶれ補正が超効果的!
    古いレンズも自動で手ぶれ防止!
暗所の手持ち撮影でも手ぶれせずに撮れました
じつはマウントアダプター自体はソニーだけではなく、いろいろなメーカー対応品が発売されています。これだけだと、α7 IIへの乗り換え・買い替えメリットをまったく感じないことでしょう。ですがこのα7 II最大の特徴はボディの中に「5軸手ぶれ補正機構」が備わっているということ。すなわち手ぶれ補正機能が付いていない古いレンズでも「なんちゃって手ぶれ補正」が使えるわけです。手ぶれ補正対応レンズはそもそも高い。いくら古いレンズを所有していたとしても、買い替えにはさらにお金がかかる…そんな悩みを解決してくれるのがα7 IIです。とても経済的だと思います。

もちろんα7Ⅱ本体を揺さぶって撮ったり、思いっきり震えて撮ったりしたら手ぶれはします。あくまで普通に撮れば手ぶれしない、ということです。手ぶれ補正機能を持ったレンズと同程度と捉えてください。
  • 古いレンズが使えるもマニュアル限定です
    オートフォーカスで撮りたい人は純正レンズを
赤いピーキング部分がピントが合ったところです
ここまでベタ褒めしてきたα7Ⅱですが、マウントアダプターを使ううえでひとつ制限があります。それが「オートフォーカス(AF)が使えない」ということ。ソニー純正のマウントアダプターならAマウント・Eマウント間でAFが作動しますが、他社製マウントアダプターは基本的にマニュアルフォーカス(MF)。そのため、手動でピント合わせする必要があります※一部、AF対応のマウントアダプターもありますが。

ですがフィルムカメラのように自分の視力の限界までじっと見てピントを合わせる…ということもなく、ピントが合った部分には色づけされるので、ピント合わせの目安になります。

ファインダーでのぞいてピントを合わせたい部分を拡大。指定したピーキング色を見てピントが合っているかどうかを判断。そしてようやくシャッター……と、なんとなく難しいような気がしますが要は慣れ。絞りを絞るほどフォーカスが全域に広がり、ピントが合わせやすくなります。一方、絞りを開放するほど、ピーキングでの確認は重要です。なので、サッと撮りたいときは絞り気味に。じっくり撮りたいときは開放でと、使い分けてみましょう。
  • カメラを操作している感じが
    たまらなく楽しいです
レンズとボディの間にある筒がマウントアダプターです
実際にこのα7 II、レンズ・マウントアダプター含めてスタッフの私物ですが、当人は買う・買わないを繰り返すこと半年間。この記事で書いた内容をひと通り調べて(店舗で触って悩んで相談して)ようやく購入した経緯があります。購入当初こそMFが心配でしたが、撮影を繰り返していくうちに徐々に慣れていき、これがなかなか楽しいもの。「カメラ操作しています!」感がたっぷりでとても気分良く、正直触っているだけで「買ってよかった」と満足するカメラです。

MFに慣れないとピントはボケますが、そこは徐々に上手くなっていけばいいはず。それよりもオールドレンズがもたらす写真の雰囲気が何とも味わい深い感じになり、フルサイズの効果も相まってなんとなく上手な写真になります。決して『高いトイカメラ』ではありません。
  • 手ぶれ補正はα7 II・α7RII
    そのほかは手ぶれ補正なし
見た目そっくりな印象ですが、細部が異なります
α7シリーズは無印の「α7」をはじめ、いくつかのシリーズ展開があります。このなかでも手ぶれ補正機構搭載モデルは、α7 IIとα7RIIのみで、他の同シリーズは手ぶれ補正非対応です。なので、オールドレンズ目的ならばα7 IIとα7RIIなのですが、正直α7RIIはとても高価格。よほど必要を感じる人でなければα7 IIで十分でしょう。なお、その他のシリーズが以下のとおりです。

◎夜景撮りに注力するなら「α7S」がオススメです。
◎風景撮りが趣味なら解像度No.1の「α7R」です。
◎中古7、8万円でフルサイズ買うなら「α7」です。
  • 番外編
    マウントアダプター×ビデオカメラ
写真をクリックすると公式サイトにアクセスします
写真はソニーのレンズ交換式ビデオカメラ「NEX-VG30(実勢価格:14万7600円)」とニコンのレンズを組み合わせたもの。センサーサイズはAPS-C。手ぶれ補正非対応ですが、三脚固定で使えば一般的なビデオカメラとは異なる、雰囲気マシマシな映像が撮れます。これもマウントアダプターの楽しみ方のひとつです。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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