ヘルスケアプロテイン愛飲者が急増中!

プロテイン愛飲者が急増中! イメージ

プロテイン(=タンパク質)といえば「筋トレが趣味の人が飲むもの」なんてイメージがあるかもしれないですが、最近はダイエットや美容、健康維持を目的としたサプリメントとして利用者もかなり増えてきました。

日常生活でプロテインを積極的に取り入れようとすると、スーパーやコンビニで売っているプロテイン食品(プロテインバーなど)では物足りなくなってきます。でも、通販で売られている高純度のプロテインって種類が多すぎ……。味や成分が違うのでたくさん試したいところですが、大容量だったり値段も安くなかったりで結構ハードルが高いですよね。そのため、初心者はもちろん、ずっとプロテインを飲んでいるという人でも、理想のプロテインを見つけ出すのって意外と苦労するんです。

そんなわけで、今回は読者の皆さんに代わってさまざまなプロテインを徹底比較。「興味はあるけどどれがいいかわからない」という初心者の方はもちろん、理想のプロテインが見つからないトレーニーの方も必見ですよ!

ヘルスケア【選び方】一番重要なのは「使い続けられる」かどうか!

1:味や飲みやすさ

1:味や飲みやすさ イメージ

理想のプロテインの最重要ポイントは、おいしくゴクゴク飲めること。初心者はプロテインの含有率が高いものほどいいと考えてしまいがちですが、いくらプロテインがたくさん入っていても、マズくて続けられなくては意味がありません。買ったプロテインを無駄にしないためにも、まずは味を重視しましょう。

2:コスパがいい

2:コスパがいい イメージ

プロテインは、1kgあたり安いもので2000円台、高いものでは1万円以上するものまであり、価格はまちまち。でも、ずっと使い続けることを考えると、できるだけ安いほうがいいですよね。1袋で何回分なのか、1回あたりどれだけタンパク質を摂取できるのかを考えながら価格を見ると、選びやすくなります。

3:タンパク質とその他の成分

3:タンパク質とその他の成分 イメージ

タンパク質含有率70%以上、1回あたり20g以上……といった摂取量の目安はあるものの、最近のプロテインはこうした部分をクリアしているものが大半。もちろん、ボディビルダーを目指すような人や筋トレが趣味、なんてガチの人にはより含有率や摂取量の高いものを選ぶべきですが、ダイエットや美容、健康維持を目的に使うのであれば、そこまでシビアに考えなくてOKです。ただし、そうした人でも糖質や脂質、カロリーは注視しましょう。なお、プロテインには、タンパク質の吸収を促進したり、筋肉の合成を促進するような成分を配合している製品もあります。

篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

プロテインは継続することが、筋トレの効果を最大化する上でも健康の面でも大切です。そのために、味や価格は特に重視するべきポイントといえます。

佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

BCAA(※)やビタミンを配合したプロテインもありますが、量は多くありません。しっかり効果を狙うなら個別で買うほうがいいですね。

※BCAAとは、筋肉の合成を助けてくれる3種類の必須アミノ酸を凝縮したもの。

ヘルスケア【テスト方法】5つの項目で人気のプロテイン10製品+αを総合的に評価!

【テスト方法】5つの項目で人気のプロテイン10製品+αを総合的に評価! イメージ

プロテインといっても「ホエイ」「ソイ」「カゼイン」など原料はいろいろありますが、今回は最も普及している「ホエイプロテイン」のなかから1kg前後の容量を中心に人気製品をピックアップ。以下の5つの評価項目について、プロテインに造詣の深いプロ2名と編集部で採点を行い、おすすめランキングを作成しました。ちなみに、フレーバーはチョコレート味(あるいはココア味)でそろえています。

篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

味はチョコやココアといった王道から変わりダネまで様々ですが、初心者が飲みやすいのは王道のほうですね

味(30点満点)

タンパク質特有の苦味がないか、ケミカルなニオイがしないか、甘みは自然か……といった味覚に関するチェックを行いました。飲み続けるのに一番重要な項目なので、配点が特に高くなっています。

溶けやすさ・飲みやすさ(20点満点)

ダマができずにきちんと溶けるか、泡が大量にできてしまわないかを評価。このほか、舌触りや喉ごしなど、飲みやすさに関する部分は、味ではなくこちらで評価しています。

コスパ(20点満点)

単純な購入費用ではなく「1食あたりの価格」と「タンパク質1gあたりの価格」を計算し、優秀だったものに高得点をつけています。

タンパク質含有率/含有量(20点満点)

各製品のタンパク質含有率(%)と1食で摂取できるタンパク質量(g)を計算して評価。なお、タンパク質含有率の計算には、無水物換算値(※)ではなく単純換算の数値を用いています。

※無水物換算値:プロテイン粉末に通常含まれる5%程度の水分を考慮しないタンパク質量。本来のタンパク質量より多く表示されます。

その他の成分(10点満点)

タンパク質以外に、必須アミノ酸のBCAA、タンパク質の代謝や吸収を助けるビタミンB6やホエイペプチドなどを含む商品に加点。添加物不使用のグラスフェッドタイプにも加点しています。ただし、メインの成分ではないので配点は低めです。

ヘルスケアプロテインおすすめランキング

プロと一緒に実際に使ってみた、プロテインのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
第1位
エクスプロージョンホエイプロテイン WPC 味付き ミルクチョコ
エクスプロージョン ホエイプロテイン WPC 味付き ミルクチョコ イメージ
3.73
4.00 3.50 5.00 2.25
3kg
20.9g
69.6%
65円
3円
第2位
VALXバルクス ホエイプロテイン チョコレート風味
VALX バルクス ホエイプロテイン チョコレート風味 イメージ
3.62
3.50 4.38 3.75 3.25
1kg
22.1g
73.6%
106
5円
第3位
ビーレジェンドホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味
ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ
3.60
4.08 4.50 2.50 4.00
1kg
80.3%
ファインラボホエイプロテイン ピュアアイソレート 1kg ミルクココア
ファインラボ ホエイプロテイン ピュアアイソレート 1kg ミルクココア イメージ
3.43
2.83 4.13 3.25 3.25
1kg
16.5g
82.4%
14円
7円
グロングホエイプロテイン100 WPI CFM製法 パフォーマンス - ココア風味 / 1kg
グロング ホエイプロテイン100 WPI CFM製法 パフォーマンス - ココア風味 / 1kg イメージ
3.40
2.00 3.75 3.75 5.00
1kg
24.5g
84.5%
110円
4円
マイプロテインImpact ホエイ プロテイン ナチュラルチョコレート
マイプロテイン Impact ホエイ プロテイン ナチュラルチョコレート イメージ
3.35
2.75 2.88 3.75 4.25
1kg
21.0g
84.0%
100円
5円
オプティマムニュートリションゴールドスタンダード 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート
オプティマムニュートリション ゴールドスタンダード 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート イメージ
3.33
3.17 4.38 1.25 4.25
907g
24.0g
78.9%
180円
8円
明治ザバス ホエイプロテイン100 リッチショコラ味
明治 ザバス ホエイプロテイン100 リッチショコラ味 イメージ
3.30
3.83 4.13 3.00 2.25
980g
20.0g
71.4%
118円
6円
ウマテインホエイプロテイン ココア味 1kg
ウマテイン ホエイプロテイン ココア味 1kg イメージ
2.55
2.75 3.88 1.50 2.00
1kg
21.2g
60.5%
170円
8円
チョイスニュートリション ゴールデンホエイ(有機ココア)
チョイス ニュートリション ゴールデンホエイ(有機ココア) イメージ
2.50
2.75 2.13 2.00 2.75
1kg
21.4g
71.3%
149円
7円

第1位エクスプロージョン「ホエイプロテイン WPC 味付き ミルクチョコ」

  • エクスプロージョンホエイプロテイン WPC 味付き ミルクチョコ
  • 実勢価格: ¥6,999検証時価格: ¥6,477

総合評価: 3.73

 4.00
溶けやすさ・飲みやすさ
 3.50
コスパ
 5.00
タンパク質含有率/含有量
 2.25
その他の成分
 3.75

今回、見事1位に輝いたのはエクスプロージョンミルクチョコ味。前回のテストでも味の評価は最高レベルで、味や飲みやすさといった継続性を重視した今回のテストでは順当な結果といえそうです。

しっかりした甘みがありつつ後味がさっぱりしているのが特徴で、とろみのあるテクスチャーと相まって、濃厚なチョコレートジュースを飲んでいるような感覚があります。ただし、とろみに関してはほかのプロテインに比べてかなり強いので、好みが分かれるかもしれません。

また、エクスプロージョンはスタンダードな容量が3kgでほかに比べて大容量ですが、300gのお試し用パックも用意されています。飲み続けられるか心配な人は、まずそちらを買ってみるのがいいでしょう。

なお、大容量なだけあって価格は高めですが、1食あたりの金額は65円、タンパク質1gあたりの金額も3円でどちらも検証製品中最安。コスパを重視する人にもおすすめです。

※コスパは検証時の購入価格から算出しております。

おすすめポイント
  1. しっかりした甘みがありつつ後味はさっぱり
  2. ジュース感覚で飲める
  3. コスパを重視する人にもおすすめ
内容量
3kg
1食あたりタンパク質
20.9g
タンパク質含有率
69.6%
1食分金額
65円
タンパク質1gの金額
3円
型番
B0BRMRK771
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

ガチ感がなく、ジュース感覚で飲めるのがいいですね。独特のとろみも好みです。

佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

マルトデキストリンが入っているので、効率を求めるトレーニーにもおすすめです。

第2位VALX「バルクス ホエイプロテイン チョコレート風味」

  • VALXバルクス ホエイプロテイン チョコレート風味
  • 実勢価格: ¥4,480検証時価格: ¥3,542

総合評価: 3.62

 3.50
溶けやすさ・飲みやすさ
 4.38
コスパ
 3.75
タンパク質含有率/含有量
 3.25
その他の成分
 3.00

初登場となるVALXは、ボディビルダーの山本義徳氏が監修しているブランド。立ち上げは3年前ですが、ホエイプロテインはシリーズ累計100万個を超えるヒットとなっています。

味の特徴としては、チョコレートの香りと、口に含んだときの甘さのインパクトがかなり強め。使用している甘味料によるものか、飲んだあとも口に甘さが残りますが、甘いもの好きの人にはかなりおすすめです。

ほかの製品と比べ、ずば抜けて優秀な点は見当たりませんでしたが、味や飲みやすさ、コスパ、タンパク質まで、バランスよく高評価を獲得。総合2位にランクインしました。ちなみに、1kgの価格はテストした製品中最安。安く始めたい人にも最適です。

おすすめポイント
  1. 甘さのインパクトが強い
  2. 安く始めたい人にも◎
内容量
1kg
1食あたりタンパク質
22.1g
タンパク質含有率
73.6%
1食分金額
106
タンパク質1gの金額
5円
型番
1
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

甘みの強いプロテインが好きな人に! チョコだけでなくカフェオレ風味もおすすめです。

佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

個人的にアスパルテームの甘みが苦手ですが、一口目はおいしいと感じました。

第3位ビーレジェンド「ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味」

ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ1
ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ2
ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ3
ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ1
ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ2
ビーレジェンド ホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味 イメージ3
  • ビーレジェンドホエイプロテインWPI みんなの愛すココア風味
  • 検証時価格: ¥4,780

総合評価: 3.60

 4.08
溶けやすさ・飲みやすさ
 4.50
コスパ
 2.50
タンパク質含有率/含有量
 4.00
その他の成分
 1.75

前回のランキングでは、タンパク質の評価が低く下位に沈んだビーレジェンド。前回の「激うまチョコ味」から、WPI製法でタンパク質含有率を高めた「みんなの愛すココア風味」に製品を切り替えたところ、評価が大きく変わりました。

タンパク質含有率、1食あたりのタンパク質量ともに申し分なく、順当に得点を稼いだことに加え、味と飲みやすさでナンバーワン評価だったことが上位進出の最大要因です。

味は別フレーバーで試したときの「クセがなく飲みやすい味」という評価が今回のココア味にも当てはまりました。もしかすると「しっかり味があるのにすっきりした飲み心地」は、ビーレジェンド共通の特徴なのかも。プロテイン特有のニオイや味が苦手という人は、まずビーレジェンドを試してみることをおすすめします。

おすすめポイント
  1. タンパク質量は申し分なし
  2. 味と飲みやすさで高評価を獲得
内容量
1kg
1食あたりタンパク質
23.3g
タンパク質含有率
80.3%
1食分金額
139円
タンパク質1gの金額
6円
型番
WPI02
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

ココアの味に深みがあっておいしいです。飲んだあとのエグみも感じません。

佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

ココアの味は強めですが、甘さのキレがよくすっきり飲めました。

4位: ファインラボ「ホエイプロテイン ピュアアイソレート 1kg ミルクココア」

  • ファインラボホエイプロテイン ピュアアイソレート 1kg ミルクココア
  • 実勢価格: ¥5,620検証時価格: ¥5,680

総合評価: 3.43

 2.83
溶けやすさ・飲みやすさ
 4.13
コスパ
 3.25
タンパク質含有率/含有量
 3.25
その他の成分
 4.50

前回のランキングで2位だったファインラボは、若干順位を落として4位にランクイン。

サラッとしたテクスチャーで飲みやすく、WPI製法で作られていて成分にこだわりも感じますが、味がやや薄めだったこともあり、評価は伸びず。ただし、さっぱりした味が好きな人なら十分許容範囲です。

内容量
1kg
1食あたりタンパク質
16.5g
タンパク質含有率
82.4%
1食分金額
14円
タンパク質1gの金額
7円
型番
佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

サラッとしていて甘味料の味が強くないので、トレーニング後に飲みやすそうですね。

5位: グロング「ホエイプロテイン100 WPI CFM製法 パフォーマンス - ココア風味 / 1kg」

  • グロングホエイプロテイン100 WPI CFM製法 パフォーマンス - ココア風味 / 1kg
  • 実勢価格: ¥4,480検証時価格: ¥3,808

総合評価: 3.40

 2.00
溶けやすさ・飲みやすさ
 3.75
コスパ
 3.75
タンパク質含有率/含有量
 5.00
その他の成分
 3.00

WPI製法で作られていて、タンパク質は含有率・含有量ともに検証製品中トップでした。コスパの高さも優秀で、口に含んだ際の味もまずまずなのですが、飲んだあとに少しエグ味を感じるので、そこが苦手な人もいそうです。

味はそこそこでいいからもっとタンパク質を、という人にはベストになり得ます。

内容量
1kg
1食あたりタンパク質
24.5g
タンパク質含有率
84.5%
1食分金額
110円
タンパク質1gの金額
4円
型番
GS0327
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

コクには欠けますがココアの風味はしっかりしていておいしいです。この安さでWPIなのもスゴいですね。

6位: マイプロテイン「Impact ホエイ プロテイン ナチュラルチョコレート」

  • マイプロテインImpact ホエイ プロテイン ナチュラルチョコレート
  • 実勢価格: ¥3,811検証時価格: ¥4,000

総合評価: 3.35

 2.75
溶けやすさ・飲みやすさ
 2.88
コスパ
 3.75
タンパク質含有率/含有量
 4.25
その他の成分
 3.50

チョコレート系だけでも複数あるほどフレーバーが豊富で、コスパの高さも人気のプロテインです。

テストではコスパやタンパク質のスコアは優秀だったのですが、薄味なのにクセのある味がいまいちで、少しダマも残ったため飲みやすさの評価も伸びませんでした。

内容量
1kg
1食あたりタンパク質
21.0g
タンパク質含有率
84.0%
1食分金額
100円
タンパク質1gの金額
5円
型番
MyProtein Impact Whey Prot Natrl Cho 1kg
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

最近のおいしいプロテインと比べると少し味は落ちますが、BCAA配合なのはいいですね。

7位: オプティマムニュートリション「ゴールドスタンダード 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート」

  • オプティマムニュートリションゴールドスタンダード 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート
  • 実勢価格: ¥4,985検証時価格: ¥5,378

総合評価: 3.33

 3.17
溶けやすさ・飲みやすさ
 4.38
コスパ
 1.25
タンパク質含有率/含有量
 4.25
その他の成分
 4.00

前回ベストバイだったゴールドスタンダードは、大幅にランクダウン。

味の評価は低くはないものの、“海外のお菓子っぽい”チョコレートの味で規定量だとやや薄めでした。タンパク質の含有率や量は多いですが、価格が高くコスパはよくありません。

ただし、ペプチドやBCAAを配合しているのは高ポイントです。

内容量
907g
1食あたりタンパク質
24.0g
タンパク質含有率
78.9%
1食分金額
180円
タンパク質1gの金額
8円
型番
4571275222009
佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

タンパク質より吸収効率がよいペプチドなどが入っているので、トレーニーにはいいですね。

8位: 明治「ザバス ホエイプロテイン100 リッチショコラ味」

  • 明治ザバス ホエイプロテイン100 リッチショコラ味
  • 実勢価格: ¥4,212検証時価格: ¥4,140

総合評価: 3.30

 3.83
溶けやすさ・飲みやすさ
 4.13
コスパ
 3.00
タンパク質含有率/含有量
 2.25
その他の成分
 2.75

前回低評価だった「ココア味」から口コミ評価の高かった「リッチショコラ」味に切り替えてテストしてみましたが、結果は8位。

ほかの製品と比べてタンパク質の評価が低かったのですが、標準的な目安はクリアしていて、コスパもそれほど悪くはありません。

味や飲みやすさも上位と互角でトップクラスなので、健康維持目的で飲むような人には向いていそうです。製造元が国内の有名食品メーカーという安心感もあります。

内容量
980g
1食あたりタンパク質
20.0g
タンパク質含有率
71.4%
1食分金額
118円
タンパク質1gの金額
6円
型番
CZ7382
佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

ビタミンB群が入っていて万人受けする味も◎。プロテイン初心者にはおすすめです。

9位: ウマテイン「ホエイプロテイン ココア味 1kg」

  • ウマテインホエイプロテイン ココア味 1kg
  • 実勢価格: ¥5,480検証時価格: ¥4,860

総合評価: 2.55

 2.75
溶けやすさ・飲みやすさ
 3.88
コスパ
 1.50
タンパク質含有率/含有量
 2.00
その他の成分
 2.50

「ウマいプロテイン」を標榜し、ITQI優秀味覚賞やモンドセレクション最高金賞も受賞したという、味にこだわったプロテイン。

甘さはしっかりあって、それなりにおいしくはあったのですが、口にいつまでも残る人工甘味料の後味は気になりました。

タンパク質の含有率もコスパもよくはないので、敢えてこれを選ぶ理由は……。もしかすると、ココアより別のフレーバーのほうがウマいのかも。

内容量
1kg
1食あたりタンパク質
21.2g
タンパク質含有率
60.5%
1食分金額
170円
タンパク質1gの金額
8円
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

個人的には嫌いな味ではないのですが、人工甘味料が強めに出ているので苦手な人もいそうです。

10位: チョイス ニュートリション「ゴールデンホエイ(有機ココア)」

  • チョイスニュートリション ゴールデンホエイ(有機ココア)
  • 実勢価格: ¥5,480検証時価格: ¥4,980

総合評価: 2.50

 2.75
溶けやすさ・飲みやすさ
 2.13
コスパ
 2.00
タンパク質含有率/含有量
 2.75
その他の成分
 3.00

牧草を食べ、ストレスなく育った牛のホエイが使われている“グラスフェッド”のプロテインで、有機ココアや天然甘味料を使うなど、素材にこだわっているのが特徴です。

泡立ちがあるのでやや飲みづらく、口にココアの苦味が残るのもマイナスポイント。

タンパク質は必要十分ですが、ほかの製品と比べると、それほど多くはありません。

内容量
1kg
1食あたりタンパク質
21.4g
タンパク質含有率
71.3%
1食分金額
149円
タンパク質1gの金額
7円
篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

ナチュラル志向の人にはありですが、1回300ml飲むのはちょっときついですね。

ヘルスケア番外編コラム

【ランク外の注目製品】前回2位のゴールドジムはまさかのランク外!

【ランク外の注目製品】前回2位のゴールドジムはまさかのランク外! イメージ

ゴールドジム
CFMホエイプロテイン ダブルチョコレート風味 900g
実勢価格(検証時):6696円

内容量:900g
1食あたりタンパク質/24.8g
タンパク質含有率/82.6%
1食分金額/223円
タンパク質1gの金額/9円

▼テスト結果

総合点
(100点)

(30点)
溶けやすさ・
飲みやすさ
(20点)
コスパ
(20点)
タンパク質含有率
/含有量

(20点)
その他の成分
(10点)
43 9 4.5 3 19 7.5

トレーニーにおなじみのゴールドジムは、プロテイン含有率や含有量だけならトップクラス。前回までの評価方法であればかなり上位にランクインしたはずですが、今回はランク外という結果に。泡が多すぎて飲みづらく、クセも強いなど、味の評価が低かっただけでなく、1食あたり200円以上するコスパの悪さも影響しました。味よりも成分重視という人以外には、あまりおすすめはできません。

篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

CFM(※)なので、タンパク質の吸収速度を上げ、筋トレの精度を高めたい人にはおすすめです。

佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

味のクセは強いですが、吸収効率の高いペプチドも配合しているので、ガチトレーニーにはありです。

※CFM(クロスフローマイクロフィルトレーション):セラミック膜のフィルターを使ったプロテインの製法のことで、それによって作られたプロテインのことを指すことも。通常の製法に比べ、良質なタンパク質だけを抽出できるメリットがあります。

【その他の注目製品】食感のあるクッキーが斬新! “味”特化型プロテインが登場

【その他の注目製品】食感のあるクッキーが斬新! “味”特化型プロテインが登場 イメージ

B-ST
ハイグレードプロテイン 筋 クリーミーココア味
実勢価格(検証時):6480円

内容量:1kg
1食あたりタンパク質/19.6g
タンパク質含有率/65.3%
1食分金額/195円
タンパク質1gの金額/10円

これまでの製品と異なり、クッキーチップが入ったプロテイン。ランキングで比較したプロテインとは一線を画すものだったので今回のランキングからは外しましたが、味は絶品。ミルク濃いめのココアにサクサク食感のクッキーが加わることで、ちょっとしたデザートドリンクを飲んでいるような気分になります。お値段はちょっと高めですが、とにかくおいしいプロテインがほしい人はお試しあれ!

篠田開斗 氏
Muscle Deli 執行役員
篠田開斗 氏 のコメント

ダイエット中のご褒美プロテインとして買っておくのもよさそうですね。

佐藤樹里 氏
管理栄養士
佐藤樹里 氏 のコメント

プロテインだけでなく、亜鉛やHMB(※)が摂れるのもポイントです。

※HMB(ベータヒドロキシベータメチル酪酸):必須アミノ酸のひとつ「ロイシン」が体内で代謝されたあとにできる物質。ロイシンと同じように筋肉の増加や維持に役立つとされています。

ヘルスケア未経験者も納得! プロテインを摂るべき5つの理由

未経験者も納得! プロテインを摂るべき5つの理由 イメージ

トレーニー以外にもプロテイン人気が広がっているのは、それだけタンパク質の重要性が認知されだしたという証でもあります。ここでは、まだプロテインを飲んだことがない人のために、プロテインが必要な理由をいくつか紹介していきます。

理由1:人間のカラダはタンパク質でできている

カラダを構成する成分で、水の次に多いのがタンパク質。カラダ全体の約5分の1はタンパク質と言われ、筋肉だけでなく髪の毛や肌、爪などもすべてタンパク質でできています。さらに、血液や酵素にもなる非常に重要な栄養素なんです。つまり、プロテインを積極的に摂取することは、健やかなカラダを作ることにつながるんです。

理由2:体内で生成できない必須アミノ酸が含まれている

タンパク質を構成するのは20種類のアミノ酸です。その中には、成長促進や免疫力の強化、疲労回復などの効果がある必須アミノ酸も含まれています。ちなみに、筋肉の合成をサポートするBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)も必須アミノ酸です。

理由3:疲れにくいカラダにしてくれる

タンパク質を十分に摂取することは、筋肉量の維持につながります。筋肉量は代謝や疲れにくいカラダづくりに関係しているので、筋肉量をキープすることは大切です。

理由4:食品よりも体内に吸収されやすい

プロテインは、食品よりもカラダが吸収しやすい状態で商品化されているので、食事をするより効率的にタンパク質を摂取できます。また、種類の異なるプロテインを使って「トレーニング後にタンパク質を素早く筋肉へ届ける」「ゆっくり時間をかけて筋肉を修復する」といった吸収スピードのコントロールが可能なのもメリットです。

理由5:栄養バランスをコントロールしやすい

プロテインはダイエットにも効果的です。筋肉量を効率的に増やせば基礎代謝が上がり、瘦せやすく太りにくいカラダになっていきます。また、食品のように糖質や脂質といった余計な成分が少ないため、栄養バランスがコントロールしやすいのもポイント。さらに、ソイプロテインのような腹持ちのよいプロテインを用いれば、間食防止にも役立つなど、多くのメリットがあります。

タンパク質を効率的に摂取できるのがプロテイン!

このように、タンパク質は健康なカラダを維持するのにとても重要な栄養素。たとえ筋トレをしない人でも、必要性を感じていただけたのでは? でも、普段の食事にもタンパク質は含まれているはずですよね。なぜ敢えてサプリメントを使うのでしょうか。

日頃筋トレをしている人やアスリートなどの場合(いずれも成人を想定)、タンパク質の1日の必要量は体重1kgにつき約1.2~2.0g程度とされています。では、一般の人はというと、こちらは体重1kgにつき約0.8~1.2g程度。体重60kgの人であれば48〜72gぐらい必要になるわけですが、この量を食事だけで摂ろうとすると、実はかなり大変。

食品にはタンパク質以外の脂肪や糖質といった栄養素も含まれるので、それらの量にも気を配らなくてはなりません。これらを抑えつつ十分なタンパク質を摂取するとなると、食事の量を増やしたり、食べるものを厳選したりすることになります。たとえば、上記の体重60kgの人が卵だけで1日分のタンパク質を摂るならば、数にして10個、重さにして600gぐらいを食べなければいけないんです。

でも、プロテインならパウダーを200mlくらいの水で割って飲むだけで、ほかの栄養素を気にせず20gくらいのタンパク質を摂取可能。普段の食事で不足しているタンパク質を補うのに、これほど便利なものはありませんよね。

ヘルスケア購入前に知っておきたい! プロテインの基礎知識

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プロテインは、タンパク質の種類、味、製法の違いなどで多くの製品があります。主原料は、大きく「ホエイ」「ソイ」「カゼイン」の3種類に分けられますが、「ホエイ」「ソイ」の違いくらいは最低限知っておくとよいでしょう。

「ホエイ」は、牛乳に含まれるタンパク質。筋肉に必要なアミノ酸を多く含んでいるので、初心者はまず「ホエイ」を選ぶのがプロテイン選びの基本です。ホエイには、製法が異なるWPC(Whey Protein Concentate)とWPI(Whey Protein Isolate)があり、牛乳から抽出したホエイから水分を取り除いて凝縮したものがWPC。WPIは、そこからさらにろ過を行い不純物を取り除いたもの。

WPIでは乳糖(の多く)が除去されるため、牛乳に含まれるラクターゼ(乳糖)を消化できない「乳糖不耐症」(牛乳を飲むとお腹が痛くなったり下痢をしたりする)の人でも、比較的使いやすいのが特徴です。なお、WPCにはタンパク質含有率が70~80%で安い、WPIにはタンパク質含有率が90%以上で吸収も早いけれど高価、という特徴もあります。

対して「ソイ」は大豆から作られます。タンパク質の栄養価を数値化したアミノ酸スコアが最高値で、脂肪が少ない、吸収速度がゆっくりなどの理由から、ダイエット向きとされます。しかし、製造過程で生じる独特の風味が苦手な人も多いため、初心者はホエイを選ぶのが無難です。なお、ホエイを受けつけない乳糖不耐症の人は、ソイプロテインを選ぶのがベターです。

カゼインプロテインは、基本的にはホエイと同じく牛乳の成分から作られたものですが、吸収のスピードに大きな違いがあります。カゼインはホエイよりも吸収スピードがゆっくりなので、「長時間にわたってタンパク質を摂取し、筋肉を修復したい」といった用途に適しています。

ヘルスケアおわりに

以上、おすすめのプロテインランキングでした。

同じチョコレート(ココア)フレーバーのプロテインでも、味の濃さや質感などはかなり違いました。チョコレートだとミスマッチな味で不評だった製品でも、バナナやストロベリーなど、別のフレーバーになれば絶妙にマッチして、評価が替わる可能性も十分にあります。

最後に、そのあたりの特徴の違いを可視化した図を載せておきます。プロテイン選びの際のお役に立ててもらえたら幸いです!

おわりに イメージ

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