最強のお掃除ロボ「ルンバ」が
格安Ankerに負けた2つのポイント
2017年04月03日(月)
平山 美緒
平山 美緒/Test by MONOQLO編集部
最強のお掃除ロボ「ルンバ」が
格安Ankerに負けた2つのポイント
高性能モバイルバッテリーで人気のAnker(アンカー)から3万円を切るロボット掃除機が発売され人気です。ロボット掃除機といえば「ルンバ980」が絶対王者として君臨していますが、Ankerは、その牙城を崩すことはできるのか。徹底検証したら、Ankerが勝るポイントが2つありました。
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  • ロボット掃除機の価格破壊
    AnkerのRoboVac 10
弊社の月刊家電批評やMONOQLOでは、黎明期からロボット掃除機の商品テストを何度何度もしてきました。その経験から、現在のロボット掃除機の絶対王者は、ルンバの最上位モデル980であると断言できます。

もしお金に余裕があるなら、絶対ルンバの最上位モデル980がおすすめです(その辺の詳しいテスト結果は近日360.lifeにてレポートしますので、ぜひ参考にしてください)。

ただ、昨年登場した実売価格が2万円台という低価格のAnker「RoboVac 10」が、ロボット掃除機界に大きな衝撃を与えたのも事実です。

ルンバと同様の丸いボディ、ゴミを集めるふたつのサイドブラシと吸込口のメインブラシ……などなど、外見とパーツ構成はルンバ980とよく似ています。

そこで、今回はAnkerの格安掃除機が、絶対王者ルンバにどれだけ近づいているのか、徹底検証したいと思います。
[製品情報]
Anker
RoboVac 10
実勢価格:29,800円(後継機の実勢価格です)
サイズ:W310×D310×H76mm 
重さ:約2.3kg
連続使用時間:約100分

現在は後継であるRoboVac 20が発売されています。価格も同じですので、これから購入されるならこちらの20をおすすめします。(製品画像をクリックすると、アマゾンのRoboVac 20の商品ページが開きます)

そしてこちらが、おなじみルンバです。
[製品情報]
iRobot
ルンバ980
実勢価格:108,487円
サイズ:W353×D353 ×H92mm
重量:約3.9kg
連続使用時間:約120分

それでは、早速検証スタートです。ルンバは、ロボット掃除機最強の名を果たして守ることはできるのでしょうか…… !?
  • 【賢さ比較】効率は少し悪いが
    時間をかけてルンバ並に掃除 
まずは、「賢さ」をテストします。図のように木枠で囲いを作り、均等に撒いた計30グラムの小麦粉をどれだけ掃除できるか検証しました。別室へ移動できるかも、擬似的に再現しています。
カメラを一晩コースに放置し、ホームに戻るまでの挙動を観察した結果、撒いた小麦粉ポイントはAnkerもルンバも、どちらもほぼ全て通過しました。
しかし時間には大きな差があり、ルンバは開始40分で終了。Ankerは充電ギリギリの120分かかりました。実際、ルンバが終了した「開始40分」の時点で、Ankerは小麦粉をほぼ残しており、いかにルンバの掃除能力が高いかがわかると思います。
Ankerは、不規則に動いて、何度も掃除することでゴミを除去しました。
対するルンバは、規則的な動きで無駄なくゴミを除去しました。

つぎに障害物への対応力を比較しました。
こちらはAnkerが優秀でした。段差やラグを越えるときは勢いづいて、力押しで一気に乗り越えるという印象でした。障害があってもパワーで頑張る体育会系といえます。
対するルンバは、今回のテストでは、意外にもラグを越えることができませんでした。今回テストに用いたラグはかなり厚めだったのと、優秀すぎるセンサーが裏目に出てしまったのか、障害物と認識されてしまったようです。他の項目は難なくオールクリアしました。
  • 【ゴミ捨て比較】Ankerは
    捨てやすいダストボックス
つぎにゴミの捨てやすさを比較しました。ダストボックスはほぼ似たような作りでしたが、Ankerが上へ大きく開くのに対し、ルンバは横に口が付いているので若干捨てづらく感じました。
【Anker】全体が開いて一気にポイ! 
Ankerは本を開くようにフタが開閉。ゴッソリ捨てられて簡単です。
【ルンバ】奥のゴミは掻き出す必要アリ 
ルンバは奥のほうのゴミが取り出しにくく、細かいゴミを捨てるのが少々面倒でした。
  • 【騒音比較】20dB以上の差で
    圧倒的にAnkerが静か!
つぎに騒音比較です。今回2製品を比較してまず印象に残った違いが音量です。ルンバが91dB、Ankerが68dB。音を気にする人にとっては、少なくない差だといえます。
【Anker】音はだいぶ抑えられてます 
Ankerならマンションやアパートなどでも、そこまで気兼ねすることなく使えます。
【ルンバ】掃除機の音量とほとんど同じです 
ルンバの91dBは、一般的な掃除機の音と同じくらいです。
  • 【使い勝手比較】細かいところに
    気が利いているルンバに一日の長
今回の検証で、価格の差を一番感じたのはこの「使い勝手」です。長く使用するほど、Ankerは不便に思うかもしれません。

特に注目したのが、「ブラシ」「リモコン」の2点です。ブラシは、Ankerは一般的なブラシタイプ。髪の毛が絡まりやすく、取り除くのが面倒でした。しかし、ルンバはゴムタイプのブラシで、毛をスルスルと取ることができました。
【Anker】ブラシに毛が絡まりやすいです 
【ルンバ】毛が絡まらないゴム製ブラシ 
また、リモコンはアプリで操作できるルンバの勝利。どちらもスケジュール設定が行えます。

ただ、手入れの必要な目安がわかるルンバの方が便利で使いやすかったです。清掃モードの設定もルンバの方が細かく、スケジュール設定も簡単です。
【Anker】タイマー機能など、最低限 
【ルンバ】細やかな設定が可能! 
  • Ankerとルンバの価格差は約8万円
    使い方次第ではAnkerもありです
これまでの格安ロボット掃除機は、正直ルンバの足元にも及ばない製品ばかりでした。そういう意味では、Ankerは非常に優秀でした。当然、10万円をこえるルンバが絶対王者であることは、今回の検証を終えてもなお間違いないですが、Ankerも予想以上の有能っぷりを披露してくれました。

コードや段差も何のその、ルンバがダメだった厚めのラグを乗り越えたときは取材班から「おぉ」と声が上がったほどです。稼働中の音量もとても低く、ダストボックスも捨てやすく扱いやすい……となると、いよいよもってルンバはお役御免かに思われました。

そんなときに露呈したのが「賢さ」の違い。ルンバは縦移動で動きまわった後は横移動を、といった規則的な動きをみせ、部屋全体をくまなく掃除してくれました。対してAnkerはただひたすらランダム移動を繰り返し、掃除を終えるのに3倍の時間を要したのです。

本当にベストな1台が欲しいならルンバ980ですが、一人暮らしだったり、掃除にいくら時間がかかっても問題ないという人にとっては、3万円以下で常にキレイな部屋を手に入れることができると考えれば、大いにありな選択です。ぜひ、住宅環境と目的とお財布事情に合わせて検討してみてください。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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