ホーム とにかく期待大!良ければ自腹買いします

自宅マンションを購入以来、リビングルームの窓を「いかに簡単にキレイに保つか」を考え続けて、はや5年。自称「窓掃除マニア」の本サイト編集長、私、西尾は、本サイトをはじめ、あらゆる場所で「ケルヒャーのバキュームクリーナー最強説」を唱え続けてきましたが、ついにその牙城を崩すかもしれない「窓掃除ロボット」が登場しました。それがRF社のウインドウメイトです。

RF 窓掃除ロボット  ウインドウメイト RTシリーズ:家電

セールス・オンデマンド
RF 窓掃除ロボット
ウインドウメイト RTシリーズ
実勢価格:6万9984円

サイズ:ナビゲーションユニット 263×56×250mm(幅×高さ×奥行) 、クリーニングユニット 250×50×250mm(幅×高さ×奥行)
付属品:ナビゲーションパッド×4枚、クリーニングパッド×4枚ほか

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こちらが外観の箱です。

「ケルヒャーのバキュームクリーナー最強!」と言っても、あくまで道具ですから、当然、自分で掃除する必要があります。もし、全部やってくれるロボット掃除機があるなら、そりゃ相当に魅力的。しかも、ルンバを日本市場に広めた立役者、セールス・オンデマンド社からの発売となれば、期待大。コレはガチテストするしかない!

ガチテストの前に、まず最初に仕組みを確認しましょう。

「ウインドウメイト」は、ナビゲーションとクリニーングという永久磁石を内蔵するふたつのユニットから成り、このユニットで窓ガラスを挟みます。

そして、ナビゲーションユニットの方が動くことで、クリーニングユニットが「窓拭き」する仕組みです。

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こちらがラインナップです。このように、窓ガラスの厚さによって選択するモデルが異なるのも特徴的。購入する際は、利用したい窓ガラスの厚さが何㎜なのか計測する必要があります。

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こちらがナビゲーションユニット。実際に駆動するのはこちらです。付属パッド(グレー)を装着することで、乾拭きに対応します。

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こちらが、実際に窓を掃除するクリーニングユニット。付属の専用パッド(青)を装着し、洗剤を吹き付けてから掃除したいガラス面にセットします。

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専用の充電池を使用します。電池は取り外し可能です。この手の商品は、本体から直充電するタイプが多いので、コレは嬉しいですね。

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充電は付属の充電器を利用します。

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前述の通り、型番ごとに対応する窓厚が異なるので、購入前に専用ツールで測定します。今回、専用ツールで測ると「11~16㎜」だったので、RT16というモデルを選択し、テストを開始しました。なお、専用ツールの窓厚メジャーは、 取扱のある家電量販店やウインドウメイト公式サイトから無料で入手できます。

こちらがテスト前の窓です。全体的に結構汚れております。

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ということで、早速TEST1スタートです。

ホーム 【TEST1】通過したところは、確にキレイですがいろいろとデリケートみたいでして……

スタートしてすぐ感じたのは、「なんか遅い……」ということ。動きがとにかくウロウロ&モッサリ。

「様々なセンサーで自動的に窓サイズを測定」ということで、静かに見守っていると、徐々に窓の上部へ移動開始。頂点に達するか達しないかの時点で、方向を変え、右へ移動。サッシにぶつかると今度は左へ移動開始。

同様にサッシにぶつかるまで移動するかと思いきや、途中でまた方向変更。「うーん、なんか雲行きが怪しい……」。

しばらくすると、同じ場所で前に進まなくなる問題が頻発。止まっているわけではなく、ローラーが空回りしている模様。

一旦、停止して再スタートすると、また空回りが発生。説明書には、「ローラーはこまめに掃除を」とあるが、箱から出したばかりなので、そのせいではないはず。なぜだ?

【TEST1】通過したところは、確にキレイですがいろいろとデリケートみたいでして…… イメージ

窓を見ると、本体が通過した箇所は確かに汚れが落ちてキレイ。また、永久磁石でちゃんと固定されているので、立ち往生している際でも、途中で落下してしまうような心配は本テストではありませんでした。

とはいうものの、パッと見でわかるほど、全体的に汚れが残りました。

【TEST1】通過したところは、確にキレイですがいろいろとデリケートみたいでして…… イメージ2

こちらがテスト1回目のクリーニング直後。こんな感じで、広範囲に渡って未掃除部分が……。

左のサッシには一度も到達せず……。

【TEST1】通過したところは、確にキレイですがいろいろとデリケートみたいでして…… イメージ3

中盤から下段にかけても、左部分が掃除されずに汚れたままでした。

また、ローラー空回りで立ち往生しばし。

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こんな感じで、上に登ることができずに、途中で空回りして立ち往生してしまうことが頻発しました。

【TEST1】通過したところは、確にキレイですがいろいろとデリケートみたいでして…… イメージ5

こちらが掃除後のクリーニングパッド。通過したところは汚れが取れてました。

うーん、終わってみれば(いや、途中で立ち往生して終わってすらいないですが)窓の左3分の1がまるまる手つかず。あの手この手で試すも同じような状況。コレ、ホントにちゃんと窓掃除できるの? というか、使い方、間違ってる?

埒があかないので、販売元に行って聞くことにしました。

ホーム 販売元に直接行って聞きました「コレホントに動くんですか?」

どうやってもうまく掃除できないので、「一体どうしてなんでしょう?」と販売元を直撃。

「ちゃんと動くところを、目の前で見せてくれませんか?」

販売元に直接行って聞きました「コレホントに動くんですか?」 イメージ

「………あー、確かに動いてますねぇ~。しかも、超スムーズですねぇ~」。

なんで? どーして、うちのウインドウメイトちゃんは動いてくれないのかしら?? もしかして、窓の厚さに合ってません? 17~22㎜用の「RT22」モデルで、再度チャレンジです。

ホーム 【TEST2】磁力が一段高いモデルで再度テストすると……

TEST1で、うまく動いてくれない原因を探ったところ、テストした窓の厚さに対して、「RT16」ではユニット同士の引き合う磁力が弱く、そのためローラーが空回りしてしまうのでは? と推測。

結果として、ワンランク磁力が強い「RT22」で、再度チャレンジすると、今度はバッチリ、スムーズに動きました!

「おー、ちゃんと動いた!」

TEST1から引き続き検証したテストチーム一同、歓喜。説明書通り動いているだけなんですが、前のテストがダメすぎてこの「RT22」が超すごいお掃除ロボットに見えました……。

冗談はさておき、実際、ちゃんと無駄のない動きで、全面キレイに掃除。構造上、どうしても届かない四隅やサッシギリギリを除いて、ほぼ完璧に掃除できました。

TEST1では、ウロウロ、ノロノロ、結果、掃除できてない箇所が相当残ってましたが、TEST2では、スタート直後から迷わず発進! 規則正しい動きで、窓の最上部へ進行、そして右へ左へ移動を11回繰り返し、最後にスタート地点に無事帰還。

四隅とサッシ際に残る汚れは、面積としてはわずかなので、正直そのまま放置しても気にならないレベル。これならセッティングする手間を含めても、自分で1枚1枚窓を掃除するよりも、明らかにラクで、早くて、キレイです。

【TEST2】磁力が一段高いモデルで再度テストすると…… イメージ

前ページのTEST1とはうって変わって、今度はバッチリ! 残っているのは隅だけ。

【TEST2】磁力が一段高いモデルで再度テストすると…… イメージ2

ギリギリまで攻めてます! さっきとは全然違います。

【TEST2】磁力が一段高いモデルで再度テストすると…… イメージ3

真ん中はほぼ完璧。パッドが届かないサッシの際には若干汚れが残ってました。

最初は、どうなることかと思いましたが、TEST2を終えて、結果としては高評価です。

いずれにせよ、この窓掃除ロボットのキモはちゃんと窓の厚さに合ったモデルを使うという点なのは間違いありません。

日本の窓は相当バリエーションが豊富なため、単一モデルですべてをカバーするのは難しいようです。そういった不具合に対する「サポートはちゃんとします」とのことですので、もし購入したモデルがノロノロ・モッサリである場合は、サポートに即ご相談を!

ホーム ウインドウメイトはこうやって使います

①まずは本体付属の専用充電池をセットします。電池は取り外し可能。この手の商品は、本体から直充電するタイプが多いので、コレは嬉しいです。

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②クリーニングユニットに専用パッドを取り付け、付属の洗剤を吹き付けます。市販の洗剤も利用可です。

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③次にナビゲーションユニットの方に、乾拭き用パッド (グレー)を装着。これで準備完了です。

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④実際にふたつのパッドで窓ガラスを挟んで装着。間のクッションは窓を傷付けないための付属品。

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⑤ナビユニットにある主電源をオンにした後、本体のスタートボタンを押します。

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⑥スタート時はサッシから20㎝以上離してセット。写真のように近すぎるとうまく動かないこともあるので、ご注意を。

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ホーム 【最終結論】最初はどうなることかと思いましたが、これなら欲しい! 自腹で買いました

最初は、どうなることかと思いましたが、TEST2を終えて、結果としては高評価です。正直、値段はまだまだ高い印象ですが、そこは今後に期待です。とりあえず、窓掃除マニアの私としては、自腹で1台買います。(その後、ホントに自腹で買いました)なお、環境によって使えない窓があるので、そこは事前にチェックを。