家電 基本性能を徹底検証しました!

以前、格安ロボット掃除機を比較検証した際に、「格安ならAmazon人気のアイライフ」と推していた編集部ですが、最近出たドンキの格安ロボット掃除機も気になる! というわけで、最も"いい"格安ロボット掃除機を決めるべく、2台を徹底比較しました。

ドンキの方はスマホとつながるWi-Fi対応というウリですが、ここでは掃除機本来の基本機能を検証。

さて、どちらに軍配が上がったのでしょうか?

家電 どちらがパワフルでどちらが使いやすい?

比較した今回主役の2製品はこちら。

ILIFE:V3s Pro:ロボット掃除機

以前、格安ロボット掃除機7台を比較した際にベストに輝いた1台です。2万円以下と安いながら、バツグンの吸引力ですぐにお部屋をキレイにしてくれます。パワフルなため、厚いラグやコードなどの障害物も難なく越えてくれます。

ILIFE
V3s Pro
実勢価格:1万6900円

ドン・キホーテ:情熱価格+PLUS:スマホとつながる Wi-Fi対応ロボットクリーナー  ERC-283

ドン・キホーテ
情熱価格+PLUS
スマホとつながる
Wi-Fi対応ロボットクリーナー
ERC-283
実勢価格:1万5984円


最近ドンキから発売された、話題のロボット掃除機です。1万5000円台ながらWi-Fiに対応しています。専用のアプリをスマートフォンなどにインストールすることで、外出先からも操作することができます。

今回はこの2台の「掃除力」「使い勝手」「賢さ」を検証しました。それではテスト結果をご覧ください!

家電 掃除力テスト吸引力が強いのは?

テスト1:掃除力

テスト方法
砂50g、綿2g、髪の毛3gの3種類を、180cm四方の囲いの中に等間隔に置き、30分掃除させてどれだけ吸ったかを検証しました。

掃除力テスト吸引力が強いのは? イメージ

【アイライフ】
検証結果
砂:48.6g
綿:1.9g
髪:2.8g


吸引力が強いのか、3種類のゴミをほとんど吸い取りました。綿ゴミを模した大きめのゴミも、ほぼ残さずに吸い尽くしているのにはオドロキ!

掃除力テスト吸引力が強いのは? イメージ2

大きな綿も難なく吸います。

掃除力テスト吸引力が強いのは? イメージ3

15分ほどで囲いの中心どころか、四隅もほぼ砂を吸えてました!


【ドンキ】
検証結果
砂:20.7g
綿:0.0g
髪:0.4g


砂のような細かいゴミはそこそこ吸えますが、綿や髪の毛など大きめのゴミはほとんど吸えていませんでした。アイライフと比べると吸引力は弱め。

掃除力テスト吸引力が強いのは? イメージ4

綿は吸いきれず、囲いの中を散らかして終わってしましました……。

掃除力テスト吸引力が強いのは? イメージ5

囲いの中で30分いっぱい使えばほとんどキレイになりましたが、四隅が苦手なようです。


純粋な掃除能力ではアイライフの方が優秀なようです。

家電 使い勝手テスト音やゴミ捨てを検証

テスト2:使い勝手

テスト方法
掃除中の音を計測器で計測。ゴミを捨てる際の手間も実際に試して検証しました。

【アイライフ:音】
検証結果
70.4dB

使い勝手テスト音やゴミ捨てを検証 イメージ

70dBは一般的な掃除機と同じくらいの音で、ドンキに比べるとやや大きめでした。

【ドンキ:音】
検証結果
66.4dB

使い勝手テスト音やゴミ捨てを検証 イメージ2

一方ドンキは静かで、マンションなどでも気兼ねなく使えそうです。


【アイライフ:ゴミの捨てやすさ】

使い勝手テスト音やゴミ捨てを検証 イメージ3

アイライフは口が広めで捨てやすいですが、フィルターを外さなければならないのがちょっと面倒。

【ドンキ:ゴミの捨てやすさ】

使い勝手テスト音やゴミ捨てを検証 イメージ4

ドンキは口は小さめでしょっちゅうゴミを捨てないといけませんが、フィルターごと取り外せます。

捨てやすさについてはどちらも一長一短という印象です。

家電 賢さテスト掃除パターンは?

テスト3:賢さ

テスト方法
180cm四方の囲いの中にロボット掃除機を置き、30分間掃除させて動きを観察しました。


【アイライフ】
検証結果
はじめにランダムに動き回った後、カベ際をつつくように掃除。おかげで吸い残しはほとんどありませんでした。

賢さテスト掃除パターンは? イメージ

【ドンキ】
検証結果
ドンキは3パターンの動きで掃除。ランダム移動からカベ際掃除はアイライフと同じですが、さらにスポット的に集中し、掃除して回る動きも見せ、より複雑な動きをすることがわかりました。

賢さテスト掃除パターンは? イメージ2

賢さの比較ではより複雑な動きをするドンキの方が、より賢いと言えそうです。

家電 よくあるレビュー項目でも検証してみた

ドンキの賢さがわかったところで、アイライフのAmazonレビューでよく挙げられる以下の4項目をドンキでもテストし、比較してみました。

・1cmの段差が超えられる
・黒い家具が苦手
・カベ際は減速する
・必ずホームに戻る

さて、気になる結果は……?

1cmの段差を乗り越えられるか:×

よくあるレビュー項目でも検証してみた イメージ

センサーが敏感すぎるのか、直前で感知して避けてしまい、乗り越えられませんでした。

黒い家具にぶつからないか:◯

よくあるレビュー項目でも検証してみた イメージ2

黒い障害物が近づくと数センチのところでちゃんと避けました。黒いものにも強いのは驚き!

カベ際でちゃんと減速するか:◯

よくあるレビュー項目でも検証してみた イメージ3

カベが近づくと減速。激しくぶつかることはなく優秀なセンサーでした。

必ずホームに戻るか:△

よくあるレビュー項目でも検証してみた イメージ4

ホームから離れすぎると、逆走することがありました。だいたい帰還しますが、たまに迷子に……。


【結論】
スポット掃除など賢さはドンキの方が上でしたが、単純にキレイに掃除したいなら、アイライフの方がオススメです!