壁ドンさせない! ステルス上達!
入門用「サイレントギター」を比較!
2017年03月27日(月)
冨田 岳
冨田 岳/Test by AV機器360.life
壁ドンさせない! ステルス上達!
入門用「サイレントギター」を比較!
この春から新しい趣味を始めようという方も多いかもしれません。そして、挑戦したいと思った回数&断念した回数No.1、それが「ギター」という楽器ではないでしょうか(担当主観)。立ちはだかる最大の難関が「騒音」問題です。難しいとか簡単とかいう以前に、練習ができなければ話になりませんし、下手くそな練習を他の人に聞かれるのも恥ずかしい…ということで、今回は普通のギターよりはるかに静かに演奏できる、「サイレントギター」を比較しました。
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  • 憧れのギターデビューには
    「練習できない…」が最大の壁
    
ギターをはじめるにしても、日々忙しくてなかなか時間がとれません。教室に通うのもちょっと億劫……。
アパートなど集合住宅住まいの場合、隣室の音はとくに気になるものです。楽器類を気持ちよく弾くのはなかなか難しい。そこで……
  • 打開策は「サイレントギター」
    “骨だけ”だから響かないのが特徴
「サイレントギター」はボディが「ない」独特の形状で、一般のギターよりも音の共鳴が小さく演奏音も小さいのが特徴です。音量はおよそ1/8程度で”無音”というわけではないものの、控え目の音量で集合住宅や夜間でも比較的演奏しやすい上、演奏方法自体は一般のギターと変わりません。
  • 軽く、静かです。
重量が軽量なことも相まって、気楽に練習するのに向いている楽器といえます。
また、静音ギターはアンプを搭載しており、弦を弾いた音を一般のギターに近い音で出力できたり、演奏音にエフェクトをかけたりといったデジモノ的な性質も強くあります。

ヘッドホンで音を聞いて演奏すれば、静音ギターのボリューム不足もフォローできます。忙しくて毎日練習ができない人や、ギター教室などに行くのは億劫という人に静音ギターはぴったりでしょう。
  • 「無音」ではありません。
    音量は普通のギターの約1/8程度
通常:約80dB→サイレント:約66dB
静音タイプで一番気になるのが、実際に演奏した際の音量。ということで騒音計を使い1mほど離れた場所から計測したところ、結果は上記のようになりました。

軽めに弦を弾いた場合は、66dBほどの音量で、これは普通に会話するときの音量と同程度です。一般のアコースティックギター演奏が80dBほどだったので、デシベルを実際の音圧として計算すると、約1/8程度の音量といえます。

一般のギターに比べると充分に静音ですが、集合住宅で夜間に演奏する際は抑え気味で演奏したほうが安心でしょう。
壁を挟んだ場所では、ギターの音だとわかるレベルでは聞こえますが、音は小さめで気にならなりません。
2階で演奏した場合、階下ではかすかに聞こえる程度です。テレビをつけていればほぼ分からないでしょう。
  • 堅強なヤマハと低価格のアリア
    入門モデル4本を弾き比べ!
静音タイプのギターは現在ヤマハとアリアが2大メーカーで、大きく分けると、少々価格が張るもののアンプ性能が高いヤマハ、価格が安くより手が出しやすいアリアという棲み分けになっています。

それぞれにチューニングに使用する「ペグの位置」と「ボディの形状」などに違いがあり、コントロール機能でもアリアの方がシンプルな機能性となっているといった違いがあります。
一般のギターと同様にペグの位置が上部にあるヤマハ製に対して、アリア製は下部に配置。
またボディ部分はヤマハ製は片側、アリア製は両側が取り外せます。またアリア製はスポンジが巻かれています。
加えて、出力とトーンが2種類というシンプルなアリア製に比べ、ヤマハ製は4種類のエフェクトや音声入力が可能です。ちなみに、静音ギターのことをヤマハは「サイレントギター」、アリアは「シンソニード」と呼んでいます。

ここではそれぞれのメーカー製のギター4本を用意し、ギター歴10年越えの編集部員ふたりが演奏してその使用感などをまとめました。なお、各ギターの評価は”初心者向けかどうか”も今回重要な判定基準にしています。

[評価基準]
①弾きやすさ/音の響き方/静音度を三段階評価
②上記を総合して「ビギナー向け度」を決定!
  • コスパ抜群、弾きやすい!
    入門用ベストは約4万円のアリア!
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<商品情報>
アリア
AS-101S
実勢価格:4万3800円

サイズ・質量:H643mm×W43mm・1.7kg
コントロール機能:ボリューム・トレブルトーン・バストーン
アリア製のアコースティックタイプ「AS-101S」は、軽くて弾きやすく、音もいい。でもなにより約4万円という低価格が魅力! コスパや静音性を考えると、ギターライフの入門としてピッタリでした。

唯一難点といえるのが、ヘッドホン使用時に少々ノイズがあったこと。初心者には一番オススメですが、音質にもこだわりたい人は、必ず試し弾きしてからにしましょう。
  • 価格が高いのがネックですが
    音の響き方はヤマハの勝ち!
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<商品情報>
ヤマハ
SLG110S
実勢価格:6万6510円

サイズ・質量:W355×H985×D80mm・1.8kg
指板幅(上駒部・胴接合部):43mm・54mm
弦:スチール弦
コントロール機能:ボリューム・ベースコントロール・トレブルコントロール・エフェクトスイッチ

※在庫希少。現在はバージョンアップしたSLG200Sが発売しています。
音質が柔らかく弾きやすかったのが、ヤマハのアコースティックタイプ「SLG110S」。ヘッドホンを使ったときのノイズも少なく、総合的な弾きやすさでは一番でした。

ただ、ピックでジャカジャカ演奏するとちょっとうるさく、静音度はアリアに軍配。また価格も2万ほど差があり、入門編としてはちょっと高いかも……。
  • 薄めネックが弾きやすい
    入門用クラシックギター
<商品情報>
ヤマハ
SLG110N
実勢価格:6万4800円

サイズ・質量:W365×H965×D80mm・1.8kg
指板幅(上駒部・胴接合部):50mm・60mm 
弦:ナイロン弦
コントロール機能:ボリューム・ベースコントロール・トレブルコントロール・エフェクトスイッチ
アンプを内蔵したヤマハ「SLG110N」(実勢価格:6万6510円)は、弦を押さえるネックの部分が短く、持ちやすいクラシックギター。広く太いネックは、薄めに作られているため弾きやすさも上々です。

価格の高さがアコースティックタイプ「SLG110S」と同様の弱点になります。
  • 弾きやすさは悪くないけど
    音質はクラッシックっぽくない…
(画像クリックでアマゾンの購入ページが開きます)
<商品情報>
アリア
AS-101C/SPL
実勢価格:4万3800円

サイズ・質量:H650mm×W46mm・1.7kg
コントロール機能:ボリューム・トレブルトーン・バストーン
アリア「AS-101C/SPL」はクラッシックギターとしてはネックが細く、手の小さい人でも扱いやすい形状です。ただ、音質は少々残念。特にヘッドホンで聞いた際のノイズの大きさが気になりました。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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