Amazonで大人気の格安VR! プレステVRとは何が違うの?

Amazonで買えるVRゴーグルは、2000~3000円程度の格安製品が多いです。安いものだと1000円以下で手に入る場合もあり、今やVRは手軽に楽しめる存在になっています。

ですが、中にはPlayStation VRのように、数万円もするVR機器もあります。そもそも格安VRゴーグルは、一体PlayStation VRと何が違うのでしょうか?

ソニー・インタラクティブエンタテインメント:PlayStation VR:VRゴーグル

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
PlayStation VR
実勢価格:4万8578円
サイズ:W187×H185×D277mm
重量:約600g

ソニー・インタラクティブエンタテインメント:PlayStation 4:プレステ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
PlayStation 4
実勢価格:3万2378円
サイズ:W265×H39×D288mm
重量:約2.0kg
ハードディスク:500GB

PlayStation VRは、PlayStation 4でVRコンテンツを楽しむための機器です。非常に高品質なコンテンツを楽しむことができますが、PlayStation VRとPlayStation 4両方を購入する必要があるため、お試し感覚で始めるにはハードルが高いです。

一方、格安VRゴーグルは、スマホを使ってVRコンテンツを表示します。そのため、利用するスマホによって、解像度などの品質に差が出てしまうのですが、気軽に試せるというメリットがあります。

「PlayStation VRは高くて手が出ない」そんな人がVRデビューするのにぴったりな格安VRゴーグルですが、実際に使っているユーザーからは、さまざまな不満の声も上がっています。

Amazonで大人気の格安VR!プレステVRとは何が違うの? イメージ

もっとも多い不満のレビューは、「スマホがうまく固定されない」というものでした。格安VRゴーグルは、スマホのサイズによっては固定できなかったり、使っている最中に頭を動かすとスマホがズレてしまったりすることがあるんです。

また、ほかにも「ピントが合わない」「操作性が悪い」「バンドが固定されない」といったレビューも多く見られました。

では、そうした不満点が少なく、実際に使いやすい格安VRゴーグルはどれなのか、検証結果を見ていきましょう。

AV機器自分に合わせて微調整しやすい 「VOX PLUS」がベスト!

自分に合わせて微調整しやすい 「VOX PLUS」がベスト! イメージ
王冠アイコン

VOX PLUS
BE 3DVR
実勢価格:2899円
対応ディスプレイ:4.0~5.6インチ
対応スマホサイズ上限:W83×H165mm

今回試した5製品のなかで選ぶなら、この格安VRゴーグルがオススメです。スマホをしっかり固定できるのはもちろんのこと、頭部へのフィット感やピント調節機能も満足できるレベルで、VRコンテンツへの没入感が高かったです。

自分に合わせて微調整しやすい 「VOX PLUS」がベスト! イメージ2

ベルトの長さやイヤホンの位置を自分好みに微調整できるので、フィット感に優れています。長時間の利用でも疲れにくいです。

自分に合わせて微調整しやすい 「VOX PLUS」がベスト! イメージ3

簡易なつくりのヘッドセットですが、ほかの製品と比べると音漏れが少ない印象でした。

自分に合わせて微調整しやすい 「VOX PLUS」がベスト! イメージ4

イヤホンが内蔵されているので、臨場感のあるサウンドを楽しめます。ただし、このイヤホンを使用するには、スマホとオーディオケーブルで接続する必要があります。iPhone 7などイヤホンジャックのないスマホを使う場合には、変換コネクタを別途用意し、接続するようにしましょう。

特筆すべき長所がなく 値段相応の使い勝手でした

LUPHIE:3D VRゴーグル:ゴーグル

(画像をクリックすると購入ページへ移動します)

LUPHIE
3D VRゴーグル
実勢価格:1399円
対応ディスプレイ:4.7~6.2インチ
対応スマホサイズ上限:-

ピント調節のしやすさは、良くもなく悪くもなくといったところ。スマホの固定具合も、少し頭を動かした程度では問題ありませんでしたが、頭部のクッションが取れやすいので、使いにくさを感じました。

リモコン付きはうれしいですが スマホがずれやすく使いにくいです

EchoAMZ:3D VRゴーグル:ゴーグル

EchoAMZ
3D VRゴーグル
実勢価格:2080円
対応ディスプレイ:4.0~6.0インチ
対応スマホサイズ上限:-

Bluetoothリモコンが付属するので、別途用意しなくてもいいのはうれしい要素です。ただし、音漏れしやすい構造や、スマホのズレやすさなどイマイチな点も多く、使い心地は微妙でした。

ピント調節機能は優秀ですが 装着感に難アリ

SONIC:VRゴーグル:VRゴーグル

SONIC
VRゴーグル
実勢価格:3599円
対応ディスプレイ:4.0~6.0インチ
対応スマホサイズ上限:-

焦点距離と視界距離を左右別々に調整できるので、ピントを合わせやすいです。ただし、頭部にクッションがなく、ベルトに髪が絡まって取り外しにくいという難点があります。

スマホの固定具合は◎ ただし別売りコントローラーが必須

Canbor:ゴーグルメガネ:VRゴーグル

Canbor
ゴーグルメガネ
実勢価格:2999円
対応ディスプレイ:4.7~6.2インチ
対応スマホサイズ上限:W88×H165mm
※現在品切れ中です。

頭を振ってもスマホがズレず、位置を微調整しなくても十分使えます。しかし、スマホ画面のタッチの代わりとなるOKボタンの反応が悪く、別売りのコントローラーは必須と言えるでしょう。


スマホの固定具合は◎ただし別売りコントローラーが必須 イメージ

全製品の評価はこうなりました。

格安VRを快適に楽しむための オススメアイテムを紹介!

最後に、格安VRをもっと楽しむことができる、便利なアイテムを紹介します。

ELECOM:JC-VRR01BK:Bluetoothリモコン

ELECOM
JC-VRR01BK
実勢価格:2071円
サイズ:W34.8×H54.3×D120.0mm
重量:約53g
連続動作時間:約100時間

VRゴーグルを操作するには、片手で持てるBluetoothリモコンがあると非常に便利。必ず用意しておきましょう。

ファーウェイ:HUAWEI P10 lite:スマホ

ファーウェイ
HUAWEI P10 lite
実勢価格:2万3898円
サイズ:W72×H146.5×D7.2mm
重量:約146g
ディスプレイ:5.2インチ(1920×1080)

VRを楽しむには「ジャイロセンサー」という、向きを測定するために使われるセンサーが、スマホに搭載されている必要があります。HUAWEI P10 liteはジャイロセンサー搭載スマホの中で、安くて性能も良いので、新たにスマホを用意するならオススメです。

VR市場は今後もいろいろなコンテンツが登場し、ますます盛り上がっていくと思います。まだ体験したことのない人は、まずはお試し感覚で使える格安VRから始めてみてください!