スマートフォン アマゾンの豊富なコンテンツで迷子にならないために

各社の動画配信サービスを、テレビで視聴できるようにするセットトップボックス(STB)。Googleの「Chromecast」、Appleの「Apple TV」など、各社が製品を出していますが、家電批評が"2017年のNo.1ガジェット"と高く評価したのは、AmazonのFire TV Stickでした。その6つの理由とFire TV Stickの機能、競合製品と比べたメリットなどを、前後編の記事でお伝えします。

前編はコチラ!

Amazon:Fire TV Stick

Amazon
Fire TV Stick
実勢価格:4980円
解像度:最大 60fps・1080p
プロセッサ:MediaTek Quad-core ARM 最大1.3GHz
メモリ:1GB
ストレージ:8GB
オーディオ:Dolby Audio
Wi-Fi:デュアルバンド・デュアルアンテナ(MIMO) 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth:Bluetooth 4.1
その他:音声認識リモコン/音声認識付きリモコンアプリ
入出力端子:タイプA HDMI(1.4b出力・HDCP 1.4)×1/Micro USB(電源用)×1
サイズ:85.9×30.0×12.6mm
重量:32.0g

プライム・ビデオを始めとした、アマゾンのコンテンツを大画面で楽しめるのがウリのFire TV Stick。でも、膨大な量のコンテンツから、肝心の「観たい動画」を探し出すのが、そもそも大変ですよね?

そこで役立つのが、好みのコンテンツへのアクセスを簡単にしてくれる便利な機能の数々です。どんなものがあるのか、順番にご紹介していきます。

スマートフォン リモコンで検索なんてもう古い!これからは「自分チャンネル化」の時代

リモコンで検索なんてもう古い!これからは「自分チャンネル化」の時代 イメージ

まず注目したいのは、ショッピングでもおなじみの強力なレコメンド機能です。動画を視聴するたびにその傾向を学習し、アマゾンの豊富な動画コンテンツの中から、ユーザーの好みそうな作品をおすすめしてくれるのです。

おすすめ動画は、レンタル中の動画や購入動画などと並んで「マイビデオ」に表示されます。学習が進めば、わざわざ動画検索をしなくても、マイビデオから好みの作品を視聴できるようになります。

リモコンで検索なんてもう古い!これからは「自分チャンネル化」の時代 イメージ2

さらに、連続ドラマの続きや関連動画といった「次に見そうな動画」を予測する「ASAP機能」もあります。あらかじめ動画を読み込んでおいてくれるので、待ち時間なしのスムーズな連続視聴も可能です。

スマートフォン 「ジョン・マルコヴィッチ」なんて面倒な入力も音声でラクラク検索

Fire TV Stickの魅力のひとつは、シンプルなリモコンによる簡単操作。でも、検索のときに画面上で1文字ずつ文字入力するのが大変というデメリットもあります。

こんな場面で役立つのが、リモコンについている音声検索機能です。アマゾン内のコンテンツであれば、キーワードに関連した作品を音声で検索できます。「ジョン・マルコヴィッチ」のような入力が面倒なキーワードでも、検索に手間がかかりません。

「ジョン・マルコヴィッチ」なんて面倒な入力も音声でラクラク検索 イメージ

ただし、アマゾン以外のコンテンツは検索対象外。さらに、リモコンの音声認識精度があまり高くない、といった欠点もあります。スマホ用のリモコンアプリでも音声検索は利用可能で、こちらの認識精度は優秀ですが、文字入力を本体に反映してくれません。この機能には、まだまだ改善の余地がありそうです。

スマートフォン 数百万曲が聞き放題に!リビングで音楽を垂れ流そう

数百万曲が聞き放題に!リビングで音楽を垂れ流そう イメージ
数百万曲が聞き放題に!リビングで音楽を垂れ流そう イメージ2

Fire TV Stickには、プライム会員ならアマゾン内のデジタル音源が聴き放題となる「プライムミュージック」アプリが用意されています。オススメのプレイリストやステーションからジャンルを選び、ラジオのように音楽を流し続けることもできるんです。

そして、リモコンで楽曲に評価をつければ、ユーザーの好みを学習していく機能も備わっています。聴けば聴くほど、自分好みの曲が増えていくというわけですね!

スマートフォン [結論]Fire TV Stickは使うほど「自分仕様」に進化します

いかがでしたでしょうか? 豊富なコンテンツがウリというだけあって、それらへのアクセスをより簡単に、より快適にするための機能が備わっていることがおわかりいただけたと思います。Fire TV Stickをどんどん使って、より自分向けにカスタマイズされたコンテンツを楽しみましょう!