手書きのメモが“コピペ”できる
「デジタルノート」を徹底テスト!
2017年03月10日(金)
阿部 淳平
阿部 淳平/Test by 家電批評編集部
手書きのメモが“コピペ”できる
「デジタルノート」を徹底テスト!
会議や打ち合わせの記録など、ビジネスマンならメモを取るのは日常茶飯事。ただし面倒なのが取ったメモの整理。特に長時間に及ぶ会議などはいちいちパソコンで打ち直してテキスト化するのもひと苦労です。そこで注目なのが、取ったメモのバックアップや管理ができるデジタルノート。これ、使わないと本当にもったいないです!
商品写真をクリックすると購入ページに移動します。
  • アナログとデジタルのいいとこ取り
    手書きメモはコピペを可能にする!
デジタルノートとひとくちにいっても、取ったメモ帳をスマホなどで撮影するタイプ、電子パッドにメモ帳をセットするタイプ、デジタルペンで専用のメモ帳に記録するタイプなど、さまざまなタイプがあります。それぞれに一長一短ありますが、いずれも取ったメモをアプリで管理し、メールやクラウドなどと連携することができます。
  • そしてココからが本題
1冊数百円から購入できるデジタルノートはローコストである反面、スマホで撮影する手間があったり、機能も限られます。

あくまで取ったメモをキレイにバックアップし、タグなどでデジタル管理できるのがメリットです。しかしそこから一歩踏み込み、デジタルパッドやデジタルペンを組み合わせた製品を選ぶと、手書き文字のテキストデータ化といった高機能も利用できるように!

ただし、変換の精度や書き心地など性能差も気になるところ。ということで、高機能なデジタルノート&ペン3製品を実際に検証してみました。
  • ワコムなら乱筆でも高確率で
    文字の認識ができました!
(画像クリックでアマゾンの購入ページが開きます)
<スペック>
ワコム 
Bamboo Spark
購入価格:1万8480円
サイズ・質量:約206×253×30mm・約535g
ペン重量:22g
駆動時間:約8時間

文字認識の精度とコストパフォーマンスの両面で優秀だったのが、ワコムの「Bamboo Spark(バンブースパーク)」です。今回試した製品の中では唯一、専用のノート以外でも使えるので、より安価な市販のメモ帳などで惜しげなく利用できます。

操作もシンプルで、本体に電源を入れ、ノートにひと通り書き込んだらボタンで保存するだけ。手元にスマホがなくても内部メモリに100ページ分のノートが保存できます。
ペンは22gと軽量で、握りやすいので不必要に疲れることもありません。ペン先に向かうにつれて細くなっていく形状で、先端を把握しやすいのもポイントです。
ノートに書いたものが、弱めの筆圧でも薄くなることなくデータ化されます。文字認識の精度はかなり高いので、少し誤字を直せばすぐにメール送信できるレベルといえます。
専用アプリでは黒のペンで取り込んだデータへの書き足しや、分割ができる程度で、必要最小限という印象。ただし着色などの高度な編集も連携アプリである「Bamboo Paper」で続けられるので問題ありません。
  • コクヨはアプリは多機能ですが
    文字認識に不安が残りました
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<スペック>
コクヨ 
CamiApp S
購入価格:1万5930円(ノートブックタイプ)
サイズ・質量:約258×179×38mm・730g
ペン重量:17g
駆動時間:約12.5時間

「Bamboo Spark」と同じく、電子パッドにノートをセットし、書き込んでからデータを保存・転送するタイプ。ノートがコントローラーとなり、ペンでセーブなどの操作をします。データの保存先をEvernoteなど他のアプリに指定することも可能。専用ノートを使用するためコストはやや割高になります。
ペンは17gで今回最軽量と好感が持てる反面、ペンの先端が太く、ペン先が見えづらい形状は評価が分かれるところです。
ノートに書いたものが薄めにデータ化されたのが気になります。また文字認識も誤変換が多発。スラッシュ表記の日付などが特に苦手の模様。
取り込んだデータの見栄えを良くする再編集やデータのタグ付け整理、Googleカレンダーとの連携など機能の豊富さでは随一。アプリ内で色付けも行えます。
  • ペンが太く若干書きづらいが
    録音もできるlivescribe
(画像クリックでアマゾンの購入ページが開きます)
<スペック>
livescribe 
Livescribe 3
購入価格:2万5460円
ペン重量:34g
駆動時間:約14時間

デジタルペンで専用のノートに記入するタイプです。ペンの電源を入れ、スマホのアプリも立ち上げて書き始めると、書いている内容がスマホの画面にそのまま反映されていきます。メモを取りながら音声録音もできるのが大きなメリット。ただし専用のノートが必要で1冊500円とやや高額。販売店が限られるため手軽さに欠けるという側面もあります。
高級万年筆のようなルックスで、ペン先の認識性は良好です。しかし、太めで重さを感じる独特のペンは、長時間使うと疲れてしまうこともあります。
ブロックごとに文字を認識。グニャグニャの文字もほぼ正確に変換され、満足できる精度。丸数字が苦手のようですが、何文字かを直すだけで済む文字認識率です。かなりの精度を持っているといえます。
ノートブックごとに保存したデータが並び整理され見やすい作り。メモ・音声データの共有や操作もアプリから行います。
  • [まとめ]精度に差はあれど
    メモのテキスト化機能は便利!
今回、文字認識の精度としては甲乙付け難い結果となったBamboo SparkとLivescribe 3ですが、決め手はやはりコストパフォーマンス。本体の価格差はもちろんですが、ノートはやはり消耗品。

高価な純正ノートが必要な他機種に対して、Bamboo Sparkは市販のノートも使えるので、価格を気にせずガシガシ使うことができるのは大きなアドバンテージです。

もちろんペンの書きやすさや、認識しやすい文字が書けるか、という点は個人差がありますので、ぜひ店頭でも触って欲しいところですが、それを考慮してもBamboo Sparkなら、かなりの人が満足できるのではないでしょうか。

ぜひデジタルノートを活用して、無駄の極みともいえるパソコンでの打ち直しをスッキリ解決しましょう!

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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