「鮭とサーモン」どっちが刺し身NGか知っていますか?
2017年12月08日(金)
360.life編集部
360.life編集部/Test by LDK編集部
「鮭とサーモン」どっちが刺し身NGか知っていますか?
サーモンは回転寿司で人気ネタのひとつ。日本人に馴染み深い鮭だから当然! ちょっと待って下さい。それ、勘違いしてますよ。鮭とサーモン、そしてトラウトサーモンはみんな別物です。その違いは……。
  • 鮭とサーモン
    実は大きく違います
スーパーの鮮魚コーナーには、さまざまな鮭が並んでいます。塩鮭だけでも甘塩・中塩・辛塩、さらには産地別など、他の魚の数倍のスペースを占めていることも。塩鮭ひとつ選ぶにも選択肢が多すぎて迷ってしまいます。

最近は昔なじみの鮭のほか、アトランティックサーモン、キングサーモンといったさまざまな“サケ”が並ぶようになりました。回転寿司でも焼きサーモンやとろサーモンなど数種類のメニューが用意されるほどの人気ぶりです。

ところで、鮭とサーモンの違いをご存知ですか? 日本語と英語の違いじゃありません。鮭とサーモンには大きな違いがあるんです。
  • 日本の川に帰ってくる?
    スーパーは産地がポイント
スーパーでは、日本の川に帰ってくるかどうかで鮭とサーモンを区別しています。
スーパーの表記は、日本の川で生まれ、海を回遊して産卵のために生まれた川へ帰ってくる白鮭や、銀鮭、紅鮭などを「鮭」としているようです。これに対し、日本の川には帰ってこないサケや、養殖されたサケなどを「サーモン」と表記しているようです。簡単にいえば国産が「鮭」で「サーモン」はそれ以外といったところでしょうか。

よく耳にする「トラウトサーモン」は、そのどちらにも属しません。実はこれ、サケではなく養殖されたニジマスのこと。直訳してマスサケなのも頷けます。もともとニジマスは淡水魚ですが、海で養殖できるように人工的に改良されたんですね。最大の生産地はチリですが、国内でも養殖されています。
  • 鮭とサーモンの違い
    生食できるのは?
鮭とサーモンの大きな違いは、生食できるかどうか。そういえば、スーパーのお刺身コーナーでサーモンは定番ですが、鮭は見かけたことがありません。

そもそも鮭は、アニサキスなどの寄生虫を持っているため、生食厳禁です。焼いたり冷凍してからでないと食べられません。北海道にはルイベという郷土料理があります。これは冷凍保存した鮭を小さく切り分け、火で炙って融けかけたところを味わうというものですが、昔の人は経験的に寄生虫の危険性を回避していたんですね。

では、サーモンに寄生虫の心配はないのかというと、ご安心下さい。サーモンは養殖されているので、寄生虫の心配はほとんどありません。養殖の技術が進み、生育環境や飼料などは徹底した管理がなされていて、アニサキスなど寄生虫の感染も心配しなくていい状態にあります。そのため、刺身でも安心して食べられるんです。
  • 甘塩・中塩・辛塩
    塩鮭の塩分てどれぐらい?
ところで、塩鮭のパックには甘塩・中塩・辛塩の表示がありますが、何を意味するのかご存知ですか? これは塩分濃度の違いで、甘塩、中塩、辛塩の順にしょっぱくなります。
ぱっと見ただけでは判断できませんが、辛塩はかなりの塩分量になります。そのまま食べるのは結構キツいので、塩抜きしてから食べたり、お茶漬けにしたりと食べるにも工夫が必要です。ちなみに、推奨される1日の塩分摂取量は10g以下なので、辛塩の塩鮭を食べたら他のものは食べられなくなってしまうのでご注意を。
  • 「こってり」or「あっさり」
    お好みはどっち?
鮭とサーモンは見た目や味の違いはもちろん、脂の乗り具合にも大きな違いがあります。両者を比べると、鮭は脂が少なくあっさりしているのに対し、サーモンは脂が多くこってり。なんとなく鮭は和食、サーモンは洋食というイメージがありますが、どんな料理に向いているのでしょうか?

鮭といえば焼き物が王道です。塩焼き、ちゃんちゃん焼きなどがオススメです。塩鮭は焼くだけなので、時間がないときには大助かりですね。その他、氷頭なますや三平汁などでもおいしく食べられ、頭から尻尾まですべて料理することができるんです。

サーモンのオススメ料理はムニエルとバター焼き。イメージ通り洋食にぴったりです。スーパーの定番にもなっているスモークサーモンは、パックから出してすぐに食べられるのでお手軽ですね。サラダやおつまみにパッと使えて便利です。

鮭とサーモン、「こってり」と「あっさり」で好みが別れると思います。あっさり派の鮭でもハラスのようにこってりな部分もあるので、何を買うかは好みや料理で選び分けるといいですね。



「サーモン」は刺身OK、「鮭」は生食厳禁なんて言われるまでもないことのようですが、普段は意識せずに過ごしていますよね。スーパーの鮮魚コーナーで、両者の違いを改めて認識しそうです。今やどちらも日本の食卓に欠かせない食材となっていますが、お刺身大好きさんは「サーモン」でお願いします。「鮭」は寄生虫が怖いので、生食厳禁ですよ!

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

オススメのコンテンツ

  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    平日が楽チンに! あっという間にできたての下味冷凍レシピ[タラの時短2品]
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    賞味期限切れの前に…エビの使い切り冷凍レシピがこちら
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    パックのままじゃダメ? 鮭は“アレ”するだけで美味しくなるんです
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    ふっくら、パリパリ! “国産うなぎ”を買うならAmazonが近道です
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    658円で感じるイカのうま味。「北海道の海の幸」お取り寄せオススメ3選
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    【裏技レシピ】スーパーのうなぎが簡単美味しい! その秘密は“洗い流す”にあり
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    まぐろの刺身は“サク一択”な理由【スーパーでハズレを引かない目利きワザ】
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    “キハダ”“ビンチョウ”“メバチ”。高級まぐろはどれか、わかりますか?
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    知ってた? まぐろのお刺身はパッケージで“目利き”できるんです
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    【素通りNG】コストコの鮮魚コーナーはアレンジ食材の宝庫なんです
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    大容量でアレンジ自在!魚介類はコストコの隠れた逸品なんです
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    知らなきゃ損! スーパーの“お魚選び”の大正解
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    からしに明太マヨ!? クセになるカニカマ6製品ランキング【変わり種編】
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    1位はもはや本物!? カニカマ11製品ランキング【カニ感追求タイプ編】
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    1位は西友・セブン超え! カニカマ32製品採点【ノーマル編】
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    本家を超える激旨モノ発掘! Amazonイクラ頂上決戦はコスパが決め手に
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    【特別企画】おせち料理が“2018年の開運”を呼ぶ理由
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    「脂質17%と0.2%」タラは2種類あるのを知っていますか?
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    「余っちゃった…」2日目のお刺身が美味しく食べられる裏ワザ
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    知ってた? 同じ魚でも刺身と調理で食べごろが違います
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    「青魚と白身魚」決定的に味が変わる焼く前のあることとは?
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    魚さばける? 無理ならスーパーに頼めばいいじゃない
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    「待った!」明日の夕飯のサンマ、そのまま冷蔵庫に入れていませんか?
  • [生鮮魚介・魚介加工品]
    3位広島、2位京都、1位は……最強の鍋ランキング5選