羽毛ふとんの保温効果を 最大限に活かそう

昨冬、SNSを中心に大きな話題となったのが、正しい毛布の使いかたです。

多くの人は、身体の上には毛布、羽毛の順に布団を掛けていたのではないでしょうか。

毛布:ふとん:布団

肌ざわりのいい毛布は身体に掛けて眠りたくなりますよね。でも、その上から羽毛ふとんを掛けても、羽毛ふとんのもつ保温効果が生きて来ないんです。

もっと温まる使いかたは……

毛布:ふとん:布団

羽毛ふとんは、人の体温で空気を温めます。なので、羽毛ふとんは身体に直接掛けるほうが効果的。毛布は身体の下に敷くのが正解なんです。

羽毛ふとんの保温効果を最大限に活かそう イメージ

実際に試してみれば、すぐにわかります。寝ているときの熱は、敷布団を通して逃げて行ってしまいます。そのため、毛布を敷いておくと熱を逃がさないので暖かいというわけです。

毛布と保温効果の高い羽毛ふとんの間に寝ると、すぐに身体が温まるのを実感できますよ。特に、冷え性の女性にはオススメの使いかたです。

毛布を敷く場合は、ウールやカシミアなど通気性のある天然素材のものが向いています。

羽毛ふとんの上に毛布! ふたをして熱を逃がさない

また、こんな使いかたも。

毛布:ふとん:布団

羽毛ふとんの上から毛布を掛けると、熱を逃さず暖かいんです。羽毛で温まった空気にふたをして、熱を逃がさないイメージですね。

この掛け方は、アクリルやマイクロファイバー、フリースなど化学繊維の毛布に向いています。化学繊維の毛布は肌触りが良いので直接掛けたくなりますが、湿気を吸収しないため、気温の下がる夜中、溜まった水分が体温を下げてしまったりするからなんです。

化学繊維の場合は、上に掛ければ、蒸れてふとんを跳ね飛ばしたりするようなこともなくなりますよ。


寒い季節に重宝する技、いかがだったでしょうか。お使いの毛布の素材を確かめて、ぜひ使い分けてみてください。この冬は風邪知らずで過ごしましょう!