1万円で買える「PCスピーカー」比較
おすすめS評価はこの2機種!
2017年02月16日(木)
阿部 淳平
阿部 淳平/Test by 家電批評編集部
1万円で買える「PCスピーカー」比較
おすすめS評価はこの2機種!
音楽を聞いたり動画を見たり、パソコンは当たり前に「音」を出すものになりましたが、いまだに内蔵スピーカーの品質はガッカリなことが多いです。そんなときに検討したいのがPCスピーカー。そんなに高いお金は必要ありません。1万円以内でも十分な臨場感と音質のグレードアップができます。今回はアマゾンで人気の1万円クラス製品を6製品集め、テスト比較してみました!
商品写真をクリックすると購入ページに移動します。
  • 10年以上売れ続ける鉄板モデル
    透明感のある音質のオンキヨー!
ハイレゾブームの遙か前、MD時代からのロングセラー。個性的な形状ですがPCスピーカーとして様々な工夫が盛り込まれたデザイン。ハイレゾではなく圧縮音源を中心に楽しむなら今でも実力に何ら不足はない、まさに名機です。
  • オンキヨー WAVIO GX-R3X
オンキヨー WAVIO GX-R3X
実勢価格:9183円
サイズ・質量:W99×H170×D170mm・約800g
最大出力:12W(6W+6W)
周波数特性:55Hz~20000Hz
給電:AC電源
フルレンジ
フロントバスレフ
  • ジャンルを問わずオールマイティーに楽しめます
識者総論 ゴン川野氏(左) 高橋敦氏(中) 山本敦氏(右)
透明度が高くハッキリしたサウンドで1つ1つの音の立ち上がりは鋭いです。高音は伸びきらないがメリハリあり。低音は人によっては不足を感じそうですが、他の帯域とのバランスやしなやかさも兼ね備えていることが満点の高評価につながりました。
  • [本体チェック]
    プロも大絶賛のベースコントロール
  • 大音量でも音割れしません
WAVIO GX-R3Xは大音量でも音割れしません
音量に合わせて低音域のボリュームを最適化にブーストする「アクティブバスコントロール」は、大音量でも音割れしません。
  • ベースやドラムだけをちゃんと動かせる
WAVIO GX-R3Xはベースやドラムだけを動かせる
ベースコントロールは60~80Hzぐらいのスペック限界に近い低域だけをコントロールできる印象。このためボーカルなどの中高音域には影響を及ぼさないようにベースやバスドラムの空気感だけを調整できました。
  • 低音が直接届くフロントバスレフ
バスレフは細長いスリットダクトをスピーカーの前面に配する方式。スピーカーは15度の上向きの傾斜角で取り付けられています。
  • 同率1位の正統派FOSTEX
    滑らかで暖かさのある音質です
オンキヨーと並びS評価を獲得した本機は、ウーハー+ツイーターの2Wayでリアバスレフという、デザインも構成もオーソドックスなスピーカーです。30Wと出力が大きいのでリビングなどデスクトップより広い空間でも利用可能。エンクロージャーは木製となります。
  • FOSTEX PM0.3
FOSTEX PM0.3
実勢価格:9979円
サイズ・質量:W100×H185×D130mm・1490g
最大出力:30W(15W+15W)
周波数特性:110Hz~20000Hz
給電:AC電源
2Way
リアバスレフ
  • 全体的にはニュートラルな音質です
識者総論 ゴン川野氏(左) 高橋敦氏(中) 山本敦氏(右)
フルレンジに比べ低音を出しやすい2Wayではあるものの低音はベースの最低音までは出しきれません。しかし、低音の出し方に無理がなく、濃いめで生っぽさのあるサウンドでスッキリしたオンキヨーサウンドとは好対照。高音域は大変滑らかです。
  • [本体チェック]
    カスタマイズ性が大きな魅力
  • 背面ボリュームで操作性はいまひとつ
PM0.3は背面ボリュームで操作性はいまひとつ
背面ボリュームは、デザインがスッキリするメリットはあるものの、操作性への配慮も欲しいところです。
  • 設置位置には気を使う必要があります
PM0.3は設置位置に気を使う必要がある
PCスピーカーとしてはかなり大きいうえ、リアバスレフなので壁との距離やスピーカー同士の距離にシビアです。うまくセッティングさえできれば音質のバランスは高品質。
  • サブウーハーやアンプなど充実のアップグレード
FOSTEX
アクティブ・サブウーハー
実勢価格:1万2435円
サブウーハーやアンプ内蔵のボリュームコントローラーもあり、システムとして拡張可能です。まずはスピーカー本体だけを購入して、低音に物足りなさを覚えたら、サブウーハーを買い足すと良いでしょう。
  • [ライバル機と音質比較]
    音質的には上位2機種が圧倒的!
WAVIO GX-R3X、PM0.3、TW-S7、Elevate 3、NX-50、ED-R1100を明瞭さ・バランス・定位感・低音域・中音域・高音域で比較した結果のまとめ
S評価のオンキヨーとFOSTEXはチャートをひと目みて高音質とわかりますが、立体的でサラウンドのような広がりがあるALESISも健闘を見せました。ただこのクラスは一様にサイズが大きめで設置スペースをとってしまいます。そこでコンパクト性能重視なら、圧倒的な省スペースを誇るオラソニックも選択肢に入ってきます。
  • その他の機種の評価はコチラ!
  • 「オラソニック TW-S7」
    パワー不足は否めないが省スペースは魅力
オラソニック TW-S7
実勢価格:6617円
サイズ・質量:W108×H141×D108mm・約950g
最大出力:20W(10W+10W)
周波数特性:60Hz~20000Hz
給電:USB
フルレンジ
パッシブラジエーター
  • ヘッドフォンのようなサウンドです
識者総論 ゴン川野氏(左) 高橋敦氏(中) 山本敦氏(右)
USBでフルレンジ、容積も少ないためパワー不足になりがちです。パッシブラジエーターで健闘しているものの他のスピーカーと比べるとパワー不足は否めません。スピーカーというよりヘッドフォンで聴いている感じに近いでしょう。
  • 設置性能は高く調整もしやすい
TW-S7の設置性能は高く調整もしやすい
設置スペースに限りがある場合には、本機のコンパクトさはメリット大。インシュレーターも付属し、細かくスピーカーの向きや角度が変えられます。

  • 「ALESIS Elevate 3」
    ツイーターの配置は効果的!サラウンド感あり
ALESIS Elevate 3
実勢価格:9800円
サイズ・質量:W127×H190×D163mm・約1600g
最大出力:20W(10W+10W)
周波数特性:80Hz~20000Hz
給電:AC電源
2Way
リアバスレフ
  • 個性的な高音域は好みが分かれます
識者総論 ゴン川野氏(左) 高橋敦氏(中) 山本敦氏(右)
高音域は「華やかで粒立ちもいい」(山本さん)一方「荒々しい」(ゴンさん)という見方も。音場は立体的でサラウンドのような広がりがあります。アコースティック楽器の再現性に優れています。
  • 低音はただ出ているだけでした
ALESIS Elevate 3の低音はただ出ているだけでした
背面にベースブーストがあるものの、このスピーカーでは低音を下げたいほど。

  • 「ヤマハ NX-50」
    一番の期待はずれでした…
ヤマハ NX-50
実勢価格:7481円
サイズ・質量:W83×H184×D184mm・2000g
最大出力:14W(7W+7W)
周波数特性:80Hz~20000Hz
給電:AC電源
フルレンジ
バスレフ
  • AVスピーカーよりの設計が仇に
識者総論 ゴン川野氏(左) 高橋敦氏(中) 山本敦氏(右)
小音量では綺麗ですが、少し音量を上げると低音域がほかの音域を阻害してしまいます。識者からは「オーディオではない」というコメントも飛び出しました。

  • 「Edifier ED-R1100」
    低音さえ出れば満足な人に
Edifier ED-R1100
実勢価格:8858円
サイズ・質量:W140×H226×D197mm・4200g
最大出力:42W(21W+21W)
周波数特性:65Hz~20000Hz
給電:AC電源
フルレンジ
バスレフ
  • 中国オーディオブランドの実力は?
識者総論 ゴン川野氏(左) 高橋敦氏(中) 山本敦氏(右)
質はともかく、NX-50よりも低音域がより低い音まで伸びていました。とにかく低音が欲しい!という人なら選択肢に入れるのはアリ。
  • [総評]個性あるS評価の2製品
    欲を言えば2台あっても楽しめます
アンダー1万円でS評価を獲得したオンキヨーとFOSTEXの2機種は、いずれ劣らぬ高音質機という評価。ただ音の傾向は大きく異なってもいます。まずオンキヨーはハイレゾ以前のPCスピーカーのサウンドで高音域の解像がよく、低音域は解像よりも量感重視。つまり低音がしっかり出ているという実感を得られるタイプ。

対してFOSTEXは、際立ってココがいいというよりも、良い意味で「ニュートラル」なサウンドで、いわゆるピュアオーディオの音をお手本にした王道の音作りといえます。

ぜひ本記事を参考に、可能なら実機も視聴した上で、自分の好みに合いそうな機種を選んでみて下さい。

テスト方法
アマゾンで4つ星の15台をピックアップし、3人の音のプロがチェック。3人それぞれが3曲(トータル9曲)ずつ試聴。評価チャートは減点方式で満場一致が5点となり、そこからネガティブな評価が多いほど点数が下がる仕組み。

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360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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