これだけは買っちゃいけない!
ガッカリ注意の地雷銘柄6選
2017年02月14日(火)
高瀬 央樹
高瀬 央樹/Test by マネー360.life
これだけは買っちゃいけない!
ガッカリ注意の地雷銘柄6選
株価は相場の需給バランスで値下がりすることはよくありますが、大きく値下がりしている銘柄は何か理由があるものです。でも、世界経済の変動が激しい今、株に不慣れな人にとって、リスク回避した銘柄の見極めは至難の業。そこで今、買いの材料に乏しい銘柄をプロたちに聞きました!
  • 株価が下がったら
    その要因をチェック
値下がりの要因で注意しておきたいポイント。まずは「業績低迷」。「下方修正」や「最終赤字」など、市場で嫌気されるキーワードだけでなく、利幅が小さくなる「減益」や配当金が減少する「減配」なども悪材料として見られる傾向にあります。

さらに、市場予想を下回る増益は、決算発表後に下落するケースもあるので注意しましょう。中長期投資で気をつけたいのは主力事業の鈍化。原油安や為替など外部環境の悪化も含めて、事業の柱となる領域が不調だと株価の低迷が長期化することが多いです。また、消費増税を前提とした予想に振り回されないようにするのも大切です。
  • [地雷銘柄1]
    三陽商会(東1・8011)
  • 看板ブランド・バーバリーとの
    契約終了で収益が大幅悪化
株価:167円
単元数:1000
最低購入金額:16万7000円

人気ブランド「バーバリー」のライセンスが昨年6月末をもって契約終了。そのことにより大方の見方通り業績は赤字に転落しました。不採算ブランドの廃止を推し進めるも短期的には赤字脱却は困難と言わざるを得ず、今は見定める期間といえます。
赤字脱却に向け、「不採算ブランド・売り場の廃止」「人員削減」などの施策を発表。黒字転換が待たれるところです。
  • [地雷銘柄2]
    シダックス(JQ・4837)
  • 赤字店舗を整理するも
    17年3月期通期決算を下方修正
株価:453円
単元数:100
最低購入金額:4万5300円

カラオケ大手のシダックスですが、本業のレストランカラオケ事業が業界全体の競争激化によって、消費回復が遅れています。また、そのことにより、都心部を中心に不振が続くカラオケ店を閉鎖し、店舗の売却損がかさむことになりました。当面は業績改善の行方を見守るべきです。
2016年8月末に数十店舗規模を閉店するとの報道後、株価は急落。投資家の警戒感が色濃く出た相場となりました。
  • [地雷銘柄3]
    楽天(東1・4755)
  • 成長速度が鈍化
    株価は昨夏の半値以下水準に
株価:1091円
単元数:100
最低購入金額:10万9100円

2020年度に年商1兆7000億円を狙う中期計画を発表。海外事業は縮小も、株価は昨年夏から右肩下がりで、ほぼ半値水準になっています。これだけ株価を下げているのは、市場で本業の成長鈍化が懸念されているからともいえます。ポイント還元の販促も減益の要因になっています。
国内ネット通販はヤフーと双璧ですが、世界的に見れば、アマゾンに水をあけられている状態が長く続いています。しかし、楽天はカードほか金融事業が好調、ヤフーはアスクルを買収し売上寄与などプラスとなる材料もあります。今後も3社を中心とするEC業界は目が離せません。
  • [地雷銘柄4]
    ヴィレッジヴァンガード
    コーポレーション (JQ・2769)
  • 一時ストップ安になるほど
    優待の利用幅制限に嫌気
株価:1116円
単元数:100
最低購入金額:11万1600円

もともと人気だったヴィレッジヴァンガードの優待。自社で使える1万円の優待券が、1会計につき何枚でも利用可能だったものが、ここにきて2000円ごとに1枚のみ利用可能に。今後の業績次第では更なる改悪(=株価下落)の可能性もあり得ます。今買うのはオススメできません。
使用制限が狭まると、優待券のみでの買い物ができなくなることから利用の幅が大きく制限されることとなります。株価下落はそれを嫌った格好となりました。
  • [地雷銘柄5]
    任天堂(東1・7974)
  • ポケモンGOやソフト好調も
    株価の割高感は否めない
株価:2万2520円
単元数:100
最低購入金額:225万2000円

「ポケモンGO」の象徴的な銘柄として、今年の株式相場を大きく賑わせた任天堂。しかし、今年の円高相場で業績は伸びず、現在の株価から見ると割高ジャッジ。しかしトランプ勝利後、予想外の円安相場が続いており、これが続くようなら一躍オススメ銘柄となると期待できます。
ポケモンGOで一躍人気化したものの、影響は軽微。いまだ株価は割高感が否めません。先日発表した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」もマーケットの期待を上回るとは言えなかったと、悲観的な捉え方をする投資家も少なくありません。
  • [地雷銘柄6]
    フューチャーベンチャーキャピタル(JQ・8462)
  • 2015秋に急騰で話題になった銘柄
    だが材料に乏しく手を出しにくい
株価:1579円
単元数:100
最低購入金額:15万7900円

関西を地盤とするベンチャーキャピタル。IoT関連として人気があがりましたが、IoTに投資する合弁事業を解消しており、テーマ性が薄れています。前期は久しぶりに黒字となりましたが、それまで9期連続営業赤字。今期も再び赤字予測です。地域別に分かれていた投資部門改善に期待したいところです。
テーマ性の高い銘柄は決算前後で買いが一巡して一気に売られる可能性もあります。とくに業績の伸びが振るわなかった場合は急落に注意しましょう。