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U7000円ではおすすめ度No.1! 高音域の広がりが段違いでした

テストした5台中唯一の2way構成。高音域担当のツイーターと中~低音域担当のミッドレンジドライバーで音域を分散するためワイドレンジなサウンドが楽しむことができ、他機種に比べ高音部の広がりに優れています。トーンコントロールのおかげでバランスは文句なし!

スピーカー:音:パソコン:オーディオ:クリエイティブ:T15:ワイヤレス

クリエイティブ
T15 ワイヤレス
実勢価格:4997円
サイズ・質量:W90×H200×D180mm・約940g
周波数特性:非公表
給電:AC電源
接続方式:Bluetooth(SBC)、有線接続
2Way
トップバスレフ

全体的にはニュートラルな音質です

 

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中音で抜けが足りずモコモコするという弱点はあるものの、トップバスレフで低音を上に逃がすことができ、ライバル機に比べて低音域の出過ぎを防ぐことができます。定位感や音域の広さなども好印象でした。

[本体チェック] 壁際設置でもバランスが崩れません

バランスを改善するトーンコントロール

 

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識者大絶賛の機能。高音域を調整でき、やや低音域に寄っているバランスを高音に振って改善できます。

上向きバスレフで使いやすい

 

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低音がダイレクトに届かない分、使いやすいトップバスレフ。設置場所が限られるPCスピーカーでは合理的な設計です。

Bluetoothより有線がオススメ

 

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Bluetoothコーデックは音質に限界のある「SBC」なので、有線スピーカーとして使うのがオススメです。

[ライバル機と音質比較] 他製品は低音“過剰”の場合が多い

[ライバル機と音質比較]他製品は低音“過剰”の場合が多い イメージ

ライバル機の低音を比べてみると、一番自然なのがパッシブラジエーターを積むサンワサプライ。ただ音は平凡でスピーカーとパッシブラジエーターの音の分離もあまり綺麗とはいえません。JBLの低音は「すごくこもる」「ベースの最低音域までしっかり出ている」と評価が割れました。

そしてガッカリなのがFOSTEXのバスレフ。特定の音程が「ボワッ」と出てまた引っ込んでしまうこともあり、こうした低音なら出ない方がまだ自然との評価。なおサテチの「U620」はとにかく音が個性的で「これはこれで使いどころがある」(高橋さん)という声も。

USB電源の割には低音が良くでるという評価でした。

その他の機種の評価はコチラ!

「JBL Pebbles」
イマドキらしいスッキリ派

 

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JBL
Pebbles
実勢価格:5311円
サイズ・質量:W78×H132×D150mm・1000g
周波数特性:70Hz~20000Hz
給電:USB 2.5W
音声入力:USBコネクタ、3.5mmステレオ ミニジャック
フルレンジ
リアバスレフ

PC用の音作りで評価が分かれました

 

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無難なサウンドで聴きやすいですが、情報量が少なく音を間引いてメリハリを出しています。良くも悪くも音を整理して丸め込んだサウンドといえます。

高音質だが整理された音

 

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内側のホイールで音量コントロールでき、横置きも可能です。電源も音声入力もUSBで行います。DAC内蔵ですが48kHz/16bitの対応に留まりハイレゾは非対応。フルレンジなので再生レンジはどうしても狭めです。

「サンワサプライ 400-SP057」
聴き疲れないマイルドサウンド

 

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サンワサプライ
400-SP057
実勢価格:5980円
サイズ・質量:W90×H190×D90mm(質量非公表)
周波数特性:100Hz~20000Hz
給電:AC電源
音声入力:Bluetooth(apt/X対応)、3.5mmステレオ ミニジャック
フルレンジ
パッシブラジエーター

ボーカルの再現力はなかなか!

 

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音は柔らかめ。特徴に乏しいサウンドですが、素性は良いので長時間聴いても聞き疲れしません。最近の音楽やクラシックより古いポップスが似合います。

ワイヤレス性能はクリエイティブより高スペック

 

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Bluetooth対応でコーデックは高音質なAACとapt/Xに対応するため、ワイヤレス性能はクリエイティブよりも上。パッシブラジエーターは前面に搭載され、低音は自分に向かって響いてきます。

「サテチ Dual Sonic Black ST-U620」
ハマるかどうかは「机」次第

 

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サテチ
Dual Sonic Black ST-U620
実勢価格:2750円
サイズ・質量:W99×H91×D63.5mm・約775g
最大出力:3W(1.5W+1.5W)
周波数特性:非公表
給電:USB電源、有線接続
フルレンジ

良くも悪くも低音の影響が大きい

 

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小型でUSB電源のためにパワーが不足しそうですが、低音はパワフルです。机との共振が激しいので机の材質で音が大きく変化。煌びやかな音色で、クラシックではスピーカーの間隔を拡げるとgood。

デザインもサウンドも個性的

 

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いわゆる360度スピーカーで、このタイプは置き場所を気にせず使えるはずですが、本機に限ってはとてもセンシティブ。とにかく置き方次第で音が変わるので部屋中で試してみましょう。

「FOSTEX PM0.1」
壁際設置はオススメできず

 

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FOSTEX
PM0.1
実勢価格:4918円
サイズ・質量:W86×H175×D120mm・約775g
最大出力:10W(5W+5W)
周波数特性:80Hz~35000Hz
給電:AC電源
入力:RCAピンジャック×2
フルレンジ
リアバスレフ

メリハリはあるがバスレフが目立ちすぎ

 

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低音域が高音域をマスクしてしまうのが最大の問題。特に壁際に置くとバスレフが効き過ぎてしまいます。低音の量感はありますが音の分離が下手で、低音域のなかでもこの部分がバスレフなのね!と分かってしまう鳴り方。トーンコントロールが欲しいところ。ただ高音域は滑らかでソフトでした。

操作性もイマイチ

 

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操作面でも端子類が背面配置で、とくにボリュームつまみが背面にあるのは扱いづらい印象です。

[総評]難しい低音をしっかりと コントロールできるのが「T15」

アンダー3000円の格安品とは打って変わり、この価格帯は低音域の出過ぎが共通した問題でした。とくにスピーカーで一般的な低音が後ろに抜ける構造(リアバスレフ)では、壁際に設置すると反響でさらに低音が効き過ぎとなってしまいます。

その点、低音を上に逃がせるクリエイティブの「T15」は、狭い机でも使いやすい設計といえます。それでも帯域バランスは低音域に寄っていますが、トーンコントロールがあるためオーディオ用に適した音に調整が可能。

定位感や音域の広さなども好印象で「トーンコントロールがなくても1位」「このクラスで他と比べて負けるところがない」と識者大絶賛の結果でした。

<テスト方法>
アマゾンで4つ星以上の製品15台をピックアップし、それはU3000円、U7000円、U1万円の価格帯に分類。3人の音のプロがそれぞれが3曲(トータル9曲)ずつ試聴。評価チャートは減点方式で満場一致が5点となり、そこからネガティブな評価が多いほど点数が下がる仕組み。

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