【2023年】キッチンバサミのおすすめランキング16選。LDKがステンレス刃&分解できる人気商品を比較

使い勝手のいいキッチンバサミに乗り換えませんか？

キッチンバサミは、料理の下ごしらえや取り分けのほか、牛乳パックなどを切り開くときにも便利なキッチン用品。

最近では包丁もまな板も使わずに、キッチンバサミだけで時短料理をする人も増えてきましたが、使い勝手の悪さを感じることはありませんか？

切れ味の悪くなったキッチンを包丁のように自分で研ぐと、刃同士の噛み合わせが悪くなり、かえって使いにくくなることも。それなら、いっそのこと買い替えたほうがラクかもしれません。

キッチンバサミの買い替えサイン

食材が逃げる

切ろうとしても刃が食材を捉えることができず、右に左にプルッと逃げてしまうと余計に時間がかかってしまいます。

切りにくい角度がある

刃が当たる位置や角度を変えるとなんとか切ることはできるものの、狙った部分が切れないと手が滑ってケガをしてしまうリスクも。

使うたびに手が疲れる

かなり力を入れて握らないと刃が食材に食い込んでくれないため、疲れてしまう原因になります。

持ち手にヒビが入ってきた

プラスチックのグリップにヒビが入ったまま使ってしまうと、手を挟んで痛い思いをしてしまいます。

最近のキッチンばさみは、刃や持ち手に工夫が施されており、かつての製品より使いやすくなっているものが多いんです。

そこで、雑誌『LDK』ではメーカの新作や通販サイトなどで評価の高いレビューや口コミの多い、ステンレス製刃のキッチンバサミ16製品をテスト。乗り換えにふさわしいアイテムを探しました！

万能キッチンバサミを使うメリットは？

切れないキッチンばさみを使うと、食材の見栄えが悪くなるだけでなく、味も落ちてしまいます。

また、狙った部分が切れずに、うっかり手を滑らせてケガをしてしまうことも。切れ味抜群、使い勝手のいい万能キッチンバサミなら、いろいろな場面で使えて時短できます。

科学する料理研究家

さわけん 氏 のコメント

まな板を洗う手間が省けるのでその分時短になります！

下ごしらえも仕上げも包丁がいらないことも

炒め物の上や鍋の上などでキッチンバサミで具材を切りながら入れると、余計な洗い物が出ないのでかなりの時短に。

加熱しながら入れると、下ごしらえと加熱調理が一気に完結します。

サラダにちょこっと足したいというときもトッピング野菜を自在にカットできて重宝します。

玉ねぎやアボカドをカットしてトッピングしたり、ミニトマトなどつぶれやすい野菜も、切れ味のよいキッチンバサミならスパッと切れます。

切れ味がいいと包丁より仕上がりUP

包丁でイカをさばくときは、先に中に入っているワタを抜き取るのがセオリー。でもキッチンバサミなら、胴を切ってからワタを取り出せばいいのでラクちん。

包丁だと意外と切れない鶏肉の皮や脂の部分も残さず取りたいときはキッチンバサミのほうが簡単です。

子どもや介護用の取り分けでも活躍

硬くて噛みちぎれない肉や大きくて口に入らないおかずをカット。子ども用にわざわざ作る必要がなく、大人と同じ食べ物を取り分けられるので時短になります。

関連記事

【2024年】みじん切り器おすすめ人気ランキング11選。LDKがぶんぶんチョッパーなどを料理家と比較

ピーラー・スライサー

玉ねぎやにんじんを細かく刻むなら、みじん切り器（みじん切りチョッパー）があると便利。でも口コミだけではどれが使いやすいのかわかりませんよね。そこで雑誌『LDK』…

キッチンバサミの選び方は？

おすすめのキッチンバサミを紹介する前に、まずはキッチンバサミを選ぶときのポイントを見ておきましょう。

選び方1：切れ味

刃の材質をチェック

材質はステンレス製のほかセラミック製もありますが、切れ味の点でステンレス製がおすすめ。

セラミック製は金属ではないので軽量で扱いやすく、サビの心配がありません。ただし、ステンレス製のキッチンバサミと比べると切れ味は劣ります。

包丁代わりに使いたい人は切れ味に優れたステンレス製を選ぶとよいでしょう。

ステンレス製にはさらに硬く加工され、切れ味が長持ちする「ハイカーボン」もありますがプロの料理人用向けでお値段は高価です。

刃渡りをチェック

細かい作業や力のいる作業は、刃が長いとラクに行えます。具体的には刃渡りが6cm以上ないと普段使いには向かないと考えてよいでしょう。

選び方2：持ちやすさ

持ち手がステンレス製か樹脂製か

キッチンバサミの持ち手は、ステンレスを採用したタイプとゴム・樹脂製を採用したタイプがあります。

長時間使う場合や疲れにくいものを選ぶなら、ゴムや樹脂製の素材がおすすめ。持ち手の内側が柔らかいため指が痛くなりにくく、軽くて使いやすいので手にかかる負担が少ないです。

重さとグリップ

手が痛くなりにくいキッチンバサミのチェックポイントは、本体の重量とグリップの大きさです。

本体が重いと細かい作業はしずらいもの。切れ味が良いなら軽いに越したことはありません。

そして見落としがちですが、グリップの大きさも重要です。

狭すぎると手を圧迫するので、自分で選ぶ場合はグリップが小さくないか確認するのがオススメです。

サイズ感

キッチンバサミは、全長15cmほどの小ぶりのものから全長25cmの大きなものまでさまざまなサイズがあります。

使う人にもよりますが、まずメインで使うものとしてひとつ購入するなら全長20cm前後を選ぶといいでしょう。

左利きの人は両利き用を

左利きの人は、両利き用のキッチンバサミがおすすめ。

キッチンバサミは左利き用が少ないため商品数が限られてしまいます。両利き用であれば、利き手が異なる人とも共有でき、左利き用よりも探しやすいです。

選び方3：刃の形状

どんな用途にも対応してくれるなキッチンばさみ。でもよく見ると、刃の形状にもいろいろ種類があるのに気づきます。刃の形状と最適な使い方はこんな感じです。

鋭角な刃

細かい作業が得意。きざみ海苔や葉野菜の切り分けなどはとくに先端が鋭いものが向いています。

平刃

牛乳パックなど、奥行きがあって力が必要な物は平刃（まっすぐな刃）がオススメです。野菜の茎部分を切る場合にもグッドです。

ギザ刃

一番やっかいそうに見えるお肉。こちらはキッチンばさみに定番となったギザ刃（ギザギザした刃）がベストです。

油や水分でぬるぬるした食材も滑らずにしっかり切断してくれます。料理の切り分けにも最適です。

選び方4：お手入れしやすいかどうか

キッチンばさみは食品に直接触れるものなので、清潔に保ちやすいことも大事です。

基本的なことですが、「使うたびに洗浄」「しっかり乾かす」の2点がしやすいかどうかがポイント。

衛生的に保つために、「分解ができるタイプなのか」「食洗機対応タイプか」「刃の形状は洗いやすいか」など、日頃の手入れがしやすいかどうか確認しましょう。

ほかにも、最近のキッチンバサミには、缶切りや皮むきとして使えたり、くるみ割りやうろこ取りができるものもあるのでチェックしてみてください。

関連記事

【2023年】キャベツピーラーのおすすめ3選。LDKがプロと人気商品を比較

ピーラー・スライサー

キャベツの千切りは、包丁や通常のピーラーよりも“キャベツピーラー”を使うと簡単に作れるんです。でも、口コミだけでどの製品がいいかわかりませんよね？ そこで雑誌『…

人気のキッチンバサミ16製品を徹底比較

過去ベストの王者はヴェルダン

下村工業
オールステン ヴェルダン キッチンハサミ2
実勢価格：¥2,980

下村工業「オールステン ヴェルダン キッチンハサミ2」は、過去のテストでベストに選ばれたキッチンバサミ。

進化を見せる製品も多く、連覇のハードルは上がっていましたが、圧倒的な切れ味で他の追随を許しませんでした。

切れ味だけでなく、握りやすさでも優秀な結果を残しました。分解して洗うことができるので衛生面も安心です。

そこで今回は、何度も王者になっているヴェルダンを除き、メーカーの新作やAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販の口コミで人気があるステンレス刃のキッチンバサミ16商品をピックアップ。

料理家のさわけんさん、主婦モニターのみなさんと一緒に以下の項目をテストしました。

テスト1：食材の切れ味

「昆布」「小ねぎ」「鶏むね肉」「手羽先」の4つの食材を同じ条件でどれだけ切れるかテスト。プロの目でしっかり検証しました。

科学する料理研究家

さわけん 氏 のコメント

実際にすべて使って切れ味や使い心地を確かめました！

テスト2：指への負荷

持ち手を固定し、刃の先端3cmまで切ったときの負荷をプッシュプルゲージで測定しました。

LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長

松下和矢 のコメント

刃の切れ味を同一条件で計測し、数値化しました。

テスト3：グリップの性能

握ったときの持ちやすさのほか、グリップに使われている素材や形状をチェックしました。

テスト4：お手入れのしやすさ

分解できるか、グリップに隙間がないかなど、清潔に使ううえで重要な性能を確認しました。

テスト5：使いやすさ

普段から使っている主婦に食材を切ってもらい、リアルな使い心地をインタビューしました。

モニター（女性） のコメント

いつものキッチンバサミより使いやすいかリアルに見ています。

それでは、テスト結果を評価の高かった順にランキングで発表します！