マジで「万能」だった
一年中使える麺つゆランキング22
2017年11月18日(土)
山田 和樹
山田 和樹/Test by 食品雑貨360.life
マジで「万能」だった
一年中使える麺つゆランキング22
麺つゆってやたらと種類が多いし全部一緒に見える……そこで今回は、麺つゆの中でもお得で一年中使える「万能」つゆを決めるべく、22製品を実食テストしました!
製品画像をクリックすると購入ページへ移動します。
  • 味はもちろん香りやコスパなど
    5項目で実力をジャッジ!
種類が豊富でよく目にする万能つゆ。どれも差がないように思えますが、食べ比べてみると、味や香りに大きな違いがあらわれました。どんな麺にも、料理にも使える多様性バツグンの1本を探しましょう!
検証するのは、薄める割合を変えることで麺にも料理にも使える「万能つゆ」です。味・香り・コスパなど5項目をジャッジしています。
希釈しないストレートタイプのつゆもありますが、今回注目したのは、薄めて使う「濃縮つゆ」。大きな理由は3つありますが、まず1つめはコスパがいいこと。
スーパーの価格表示だけを比べるとストレートより割高に見える濃縮つゆですが、希釈後のコスパを計算すると実は割安! というものが多いんです!
ミツカン
追いがつおつゆ 2倍
実勢価格:214円/500ml
ミツカン
追いがつおつゆ ストレート
実勢価格:204円/500ml
この2製品を100mlあたりのコストで計算すると、ストレートは40.8円なのに対し、2倍濃縮タイプはなんと21.4円。約半分のコストで済んじゃうんです。
そして2つめの理由は、希釈率を変えてさまざまなレシピに使えること。元々濃く作られているから、希釈率によってあらゆる料理に活用できるのが濃縮つゆの特徴です。麺だけに使うのはもったいない!
「麺用の味付けのストレートつゆは料理に使うのは難しいです」とは、料理人である渡貫淳子さんのコメント。活用できる料理は、だし巻き玉子や炊き込みごはんのほか、カレーの隠し味や和風パスタの味付けにも使えるんです。
そして3つ目の理由は、濃縮しているぶん、塩分濃度が高いため、ストレートのそうめんつゆやそばつゆと比べると開栓後の日持ちがいいんです!
開栓後の消費の目安は、ストレートのめんつゆやそうめんつゆの場合はその日のうち、または2~3日であるのに対し、2倍濃縮なら約2~3週間、3倍濃縮はなんと約1ヵ月も持つんです。これらはあくまでも目安なので、メーカーや保存状態によって多少異なりますが、ストレートよりも確実に長持ちするんです。
検証方法は、プロ2人がスーパーで買えるめんつゆ22製品を3種の麺と料理に使用して実食。万能つゆは麺のつけつゆ用に薄め、それぞれの麺で食べ比べ。味のバランスや、料理への使いやすさを慎重にジャッジしました。
採点を行ったのはこのお二人です!
料理人 渡貫淳子さん
調理師学校職員を経て「食彩わたぬき」を開業・運営。南極地域観測隊に調理隊員として参加しました。
料理研究家 酒寄美奈子さん
レシピ開発を行うかたわら、料理教室を主宰。国際中医薬膳師としても幅広く活躍しています。
採点項目は、以下の5項目です。
【味(30点)】
甘み・塩分のバランスはどうか。味を左右する甘みと塩分のバランス、だしの旨みが出ているかを確認しました。
【香り(20点)】
香りが豊かに出ているか。だしの香りがしっかり感じられるか、他の原料に邪魔されていないかをチェックしています。
【料理への使いやすさ(20点)】
麺以外の用途にも使えるか。麺だけでなく、幅広くさまざまな料理に活用できるかを判定しました。
【容器の使いやすさ(10点)】
素材や持ちやすさもポイント。容器の素材や重さ、形、液だれの有無など、細かいところもチェック!
【コスパ(20点)】
お買い得かをジャッジしています。希釈したつゆ100mlあたりの価格で評価しました。
以上の項目を加算した、計100点満点で判定を行っています。また、今回はどの麺に合うかもジャッジ。そうめん、うどん、そばに合うかを検証しました。どの麺と相性が良いかもチェックしています。
さらに、健康面で気になる塩分濃度もチェック! 100ml(希釈後)あたりの塩分濃度を計測。健康面を気にしている人は要チェックです!
株式会社アタゴ
ポケット塩分計 PAL-SALT
それでは気になる検証の結果を一気に見ていきましょう!
  • 万能つゆはどんなものにも合う
    桃屋「つゆ 大徳利」が1位!!
堂々の1位に輝いたのは、桃屋の「つゆ 大徳利」です。点数を大きく左右したのは、味の決め手とも言える甘みと塩分のバランスです。一方が強すぎても、両方弱すぎてもダメ。砂糖や人工甘味料のいきすぎた甘さや醤油の塩分が目立つものが多い中、安定感のあるバランス型の本製品が高得点を獲得しました。
旨み、甘み、塩分がバランスよくしっかり効いていて、麺にも料理にも相性◎。重たい瓶や蓋の扱いづらさには改善を期待したいところだけど、安定したクオリティでベストバイに決定!
桃屋
つゆ 大徳利 
実勢価格:358円/400ml 2~3倍
甘みと塩分のバランスがピカイチで、どの麺に合わせてもおいしい! これだけで料理の味もバッチリ決まります。さらにかつおの香りも豊かで、プロ絶賛の逸品です!
【100mlあたりのコスト】29.8円
【塩分濃度】1.94%
バランス型、そうめん・うどん・そば・料理向き
味にまとまりがあるため、麺にはもちろんのこと、料理にも幅広く活用できる点も評価されました。
こちらはスッキリした味わいと化学調味料無添加が◎。ただし、販売しているスーパーがあまりないので普段使いしにくいところが難点といえます。
桃屋
つゆ 特級
実勢価格:470円/400ml 2倍
  • 2位は濃いだし本つゆ
    しっかりした味わいが魅力
キッコーマン
濃いだし本つゆ 
実勢価格:191円/500ml 4倍 
麺と合わせた時の塩分のバランスがちょうどよく、醤油の味と香りがしっかり効いた濃い味なので、煮物料理など味を染み込ませる料理にも向いています。
【100mlあたりのコスト】9.55円
【塩分濃度】1.95%
しょっぱめ、うどん・料理向き
  • かつおがしっかり感じられる
    追いがつおつゆが3位を獲得
ミツカン
追いがつおつゆ2倍 
実勢価格:214円/500ml 2倍
かつおで2度だしをとっているのが特徴で、香りと風味が好印象。どの麺にも相性◎でオススメです。もう少し甘みがあればさらにバランスが良くなり、料理に活用しやすいかも。
【100mlあたりのコスト】21.4円
【塩分濃度】2.02%
しょっぱめ、そうめん・そば・うどん向き
  • 4位はヤマサの昆布つゆ
    風味と香りに欠けるがメリハリのある味
ヤマサ
昆布つゆ 
実勢価格:268円/500ml 3~4倍
だし、醤油よりも甘みが強いつゆです。昆布メインのためかつおだしよりも香りは弱めですが、メリハリのある濃い味が好印象。麺よりも甘さを活かした料理に使うのがいいようです。
【100mlあたりのコスト】13.4円
【塩分濃度】1.89%
甘め、うどん・料理向き
  • 5位はヒガシマルの万能だしつゆ
    スッキリとした後味で食べやすい
ヒガシマル
万能だしつゆ 
実勢価格:380円/400ml 4倍
甘みと塩分のバランスがいいつゆです。そうめんにはちょうどいい濃さですが、そばには風味で負け気味。だしはさほど強くありませんが、スッキリとした味わいが○。
【100mlあたりのコスト】23.8円
【塩分濃度】1.55%
甘め、そうめん・うどん向き
  • 6位はにんべんのつゆの素
    濃い味なので麺より料理向き
にんべん
つゆの素 
実勢価格:354円/500ml 3倍
醤油が効いた濃い味で料理の味付けに向いてますが、塩分が強いため、麺に合わせるのは難しいようです。甘みもしっかり出ているので、まろやかさがプラスされればなお良し。
【100mlあたりのコスト】23.6円
【塩分濃度】2.48%
しょっぱめ、料理向き
  • 7位にはキッコーマンがランクイン
    麺にからみやすい濃度の高いつゆ
(画像をクリックすると購入ページへ移動します)

キッコーマン
いつでも新鮮 だし香る贅沢つゆ 
実勢価格:321円/450ml 3倍
味に深みやコクが足りず、少し物足りない印象です。麺にからみやすい濃度のつゆは◎。味がさらっとしているため、サラダ麺などのあっさりした料理にも使えます。
【100mlあたりのコスト】23.8円
【塩分濃度】2.01%
しょっぱめ、そうめん・そば向き
  • 8位はヤマキのめんつゆ
    太めの麺に合うしっかり味
ヤマキ:鰹節屋のだし:めんつゆ:めんつゆ
ヤマキ
鰹節屋のだし めんつゆ
実勢価格:378円/600ml 2倍
若干甘みが強いが、バランスは崩れていない印象でした。ただ、しっかりした味が細い麺には濃いため、うどんと合わせるのがオススメ。容器が瓶で重く、扱いづらさを感じました。
【100mlあたりのコスト】31.5円
【塩分濃度】2.04%
甘め、うどん・料理向き
  • えぐみがなくスッキリしている
    9位の割烹白だし
ヤマキ
割烹白だし 
実勢価格:244円/400ml 8倍
希釈すれば飲めるほどスッキリした味わいです。高希釈だが香りはよく出ていますが、味はかなり薄まってしまい麺には合わないため、だしとして料理に使うのがベストのようです。
【100mlあたりのコスト】7.6円
【塩分濃度】0.30%
しょっぱめ、料理向き
  • どちらかというとかつおが強い
    成城石井のつゆが10位
成城石井:鰹と昆布のいいとこどりつゆ:めんつゆ
成城石井
鰹と昆布のいいとこどりつゆ 
実勢価格:475円/360ml 4倍
甘みのほうが若干強いようですが、味のバランスは崩れていません。しかし、麺には甘すぎるため料理向きといえます。かつおも昆布も風味は強くなく、どちらかといえばかつお、という程度でした。
【100mlあたりのコスト】33円
【塩分濃度】1.96%
甘め、料理向き
  • 塩分が強いため細い麺には不向き
    創味のつゆは11位に落ち着いた
創味:創味のつゆ:めんつゆ
創味
創味のつゆ 
実勢価格:645円/1000ml 4倍
塩分が強すぎるため、細い麺をおいしく食べることは難しいつゆでした。味が濃いので、料理の味付け用として使うのがベター。容器の幅が太く持ちづらい点がマイナスになりました。
【100mlあたりのコスト】16.1円
【塩分濃度】2.72%
しょっぱめ、うどん・料理向き
  • 良くも悪くも無難な味で
    個性が弱い西友のつゆが12位
西友:みなさまのお墨付き かつお昆布つゆ:めんつゆ
西友
みなさまのお墨付き かつお昆布つゆ 
実勢価格:150円/500ml 2倍
甘さ、塩分どちらも強いですが、若干塩分が勝っている印象。だしの香りはほとんど感じられないですが、無難な味で目立って悪い部分がなく、料理に幅広く使えそうです。
【100mlあたりのコスト】15円
【塩分濃度】1.99%
しょっぱめ、うどん・料理向き
  • イオンの2倍濃縮つゆは
    後味に嫌な甘さが残り13位に
イオン:かつおと昆布の旨みがきいたつゆ 2倍濃縮:めんつゆ
イオン
かつおと昆布の旨みがきいたつゆ 2倍濃縮 
実勢価格:159円/500ml 2倍
スッキリしない甘さという印象です。麺に使うとこの甘さが気になり、食べづらさを感じてしまうため、料理に使うのがベターです。だしの風味はほとんどなく、かつおの香りが若干するぐらい。
【100mlあたりのコスト】15.9円
【塩分濃度】1.97%
甘め、料理向き
  • キッコーマンの減塩つゆは
    名前ほどだしは感じられず14位
キッコーマン:だししっかり減塩つゆ:めんつゆ
キッコーマン
だししっかり減塩つゆ 
実勢価格:300円/500ml4倍
減塩した分の味の薄さをだしの旨みでカバーしきれていないのが残念です。太い麺にはからまないのでそうめん向き。容器が持ちやすい形に設計されている点は◎でした。
【100mlあたりのコスト】15円
【塩分濃度】1.36%
甘め、そうめん向き
  • 15位のミツカン味白だしは
    旨みがなく麺との相性が×
ミツカン:プロが使う味白だし:めんつゆ
ミツカン
プロが使う味白だし 
実勢価格:258円/500ml 10倍
だしの旨みや昆布の香りはほとんど感じられず、そうめんにも負けてしまいます。だしに使われている地鶏の風味を活かすなら、希釈を工夫して料理に使うのがベター。
【100mlあたりのコスト】5.16円
【塩分濃度】0.36%
しょっぱめ、料理向き
  • 盛田の本返しつゆは16位
    後味にアルコールっぽさが残り×
盛田:本返しつゆ 2倍:めんつゆ
盛田
本返しつゆ 2倍 
実勢価格:408円/400ml 2倍
強い甘みとアルコールっぽさが舌に残り食べづらさを感じました。せっかく数種類のだし原料を使用しているのに、甘みにかき消されてだしの旨みが活きておらず残念な印象です。
【100mlあたりのコスト】51円
【塩分濃度】2.00%
甘め、料理向き
  • 減塩によって甘さが気になった
    にんべんのつゆの素ゴールドは17位
にんべん:塩分ひかえめ つゆの素ゴールド:めんつゆ
にんべん
塩分ひかえめ つゆの素ゴールド 
実勢価格:429円/500ml 3倍
塩分を抑えたことで甘さが目立ちます。だしの旨みはあまり感じられず、麺と合わせると主張がなくぼんやりとした味になってしまいました。甘さが活かせるお肉の煮込み料理には◎。
【100mlあたりのコスト】28.6円
【塩分濃度】1.59%
甘め、料理向き
  • 18位の旨み豊かな贅沢白だしは
    昆布のえぐみが出てしまっている
キッコーマン:いつでも新鮮 旨み豊かな贅沢白だし:めんつゆ
キッコーマン
いつでも新鮮 旨み豊かな贅沢白だし
実勢価格:321円/450ml 10倍
だしの旨みよりも昆布のえぐみが勝っているため、麺に合わせると食べづらさを感じます。昆布メインのだしで味、香りが薄いので、麺や煮物よりもおひたしに使うほうがベター。
【100mlあたりのコスト】7.1円
【塩分濃度】1.02%
甘め、料理向き
  • ヤマキの減塩だしつゆは19位と低迷
    だし感が弱く甘みも悪目立ちしている
ヤマキ:減塩だしつゆ:めんつゆ
ヤマキ
減塩だしつゆ 
実勢価格:332円/400ml 3倍
減塩タイプのためしょっぱさより甘さが際立つのは仕方ないのですが、それが強過ぎました。だしの風味も弱く麺にも料理にも使えないため、あえて選ぶ理由が見当たりません。
【100mlあたりのコスト】27.7円
【塩分濃度】1.63%
甘め
  • 20位のマルキン旨味つゆは
    強い甘みが味のバランスを悪くしている
マルキン:旨味つゆ:めんつゆ
マルキン
旨味つゆ 
実勢価格:378円/1000ml 3倍
くどい甘さが強く感じられて、後味がよくありません。原料の魚醤の塩分に甘さを足して濃くしていったせいか、味のバランスが悪い印象です。味が濃いので、煮物の味付けには向いています。
【100mlあたりのコスト】12.6円
【塩分濃度】2.52%
甘め、料理向き
  • ヤマモリの名代つゆが21位
    だしの風味と香りがほとんどしない
ヤマモリ:名代つゆ:めんつゆ
ヤマモリ
名代つゆ 
実勢価格:352円/1000ml 3倍
だしの原料にしいたけとありますが、しいたけの風味や香りはまったく感じられませんでした。だしよりも醤油が強く味が濃いため、麺よりも料理向きといえます。
【100mlあたりのコスト】11.7円
【塩分濃度】2.39%
しょっぱめ、料理向き
  • アルコール臭がすべてを台無しにした
    キッコーマンの白だしが残念な結果に
キッコーマン:本つゆ 香り白だし:めんつゆ
キッコーマン
本つゆ 香り白だし 
実勢価格:267円/500ml 7倍
きついアルコールの匂いが味や香りを邪魔しており、国産だし原料100%を活かしきれていません。希釈前でも味が薄いため、細い麺に使用するのも難しいという結果になりました。
【100mlあたりのコスト】7.6円
【塩分濃度】1.01%
しょっぱめ、料理向き
いかがでしたか。そうめんやうどんだけでなく、料理にも使える万能つゆは一年中常備しておきたい主婦の強い味方です! ぜひ、参考にしてみてくださいね。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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