人気炊飯器をガチ比較! ベストバイは圧勝でこちらのブランドでした
2017年10月07日(土)
360.life編集部
360.life編集部/Test by MONOQLO編集部
人気炊飯器をガチ比較! ベストバイは圧勝でこちらのブランドでした
いま炊飯器の世界がアツい! 独自の機能や最新技術がふんだんに盛り込まれた高級炊飯器に、昨年末から新参入したバーミキュラやバルミューダも話題です。今回はそんな話題の6製品を食べ比べ。お米が一番美味しく炊ける1台を探りました。
  • 味、料理との相性、使い勝手
    計62回炊いて徹底検証しました
主食となるごはんは、毎日の食事のクオリティを左右する大事なもの。いま、そのごはんを炊くための炊飯器の世界がアツいんです! IH方式をはじめ、スチームや各種炊き分け機能、こだわりの内釜など、より美味しいごはんを炊くための高機能炊飯器が目白押し。また昨年は、トースターで大ヒットを飛ばしたバルミューダや、老舗ホーロー鍋メーカーのバーミキュラといった異業種からの調理家電参入も話題となっています。

今回は、そんな話題の人気6製品をピックアップし、実際にごはんを炊いていちばん美味しい一台を検証しました。

[検証方法]
標準的な米、安い米、早炊きなどいくつかのパターンで炊き、それぞれの味を検証。また料理との相性や実際に使ってみての印象など、総合的にチェックを行いました。検証項目は以下6つです。

検証①標準米で比較
標準的な質と値段の米(2合)を、美味しく炊ける軟水でふつう炊きし、炊き上がりの見た目、香り、旨味をチェックしました。

検証②安い米で比較
1kg300円の安い米で炊き比べを行いました。安い米は、米ぬかのようなくさみを感じますが、炊飯器によってどう差が出るのか気になるところです。

検証③早炊きで比較
硬くなりがちな早炊きの差はどう出るか、実際に炊いてみました。

検証④卵かけごはんで比較
ご飯の基本にして至高の食べ方、「卵かけご飯」でどのような違いが出るかチェック。このテスト、食感や味に意外なほどの差が出ました!

検証⑤炊き込みごはんで比較
ごはん単体の問題ではなくなってくるのが、炊き込みご飯をつくるとき。味の浸透や具材の炊き上がり方を徹底比較しました。

検証⑥使い勝手を比較
約1ヶ月62回にわたり、延々と炊きつづけて感じた使いやすさや、使いにくかったところをチェックしました。毎日使うことを考えると、けっこう重要なポイントです。

今回の検証にあたって、ご協力いただいたのはこちらのお二人。
スーパーエコごはん研究家 桃世真弓さん
五ツ星お米マイスター 金子真人さん

それではさっそくベストに輝いた一台をご紹介します!
  • 【ベストバイ】旨味を最大限に引き出す
    象印南部鉄器 極め羽釜
「旨い!」「この品種の米はふつうに炊いてもここまで美味しくならない」とプロから大絶賛だったのが、象印の南部鉄器 極め羽釜。鼻からぬける香りがよく、噛むほどにどんどん米の旨味が出てくるのは感動レベルです。美味しく炊ける技術はあたまひとつ抜きん出ており、一口食べただけで違いがわかります。
象印
圧力IH炊飯ジャー南部鉄器
極め羽釜NW-AS10 
実勢価格:8万6740円
内釜は、かなり重めな南部鉄器になっています。以下、この象印の特徴をご紹介していきたいと思います。
  • 【象印の特徴①】どうやっても
    ごはんが美味しく炊ける!
標準的な米、安い米、早炊きモードなど、いろいろなパターンで炊飯しましたが、とにかく米が美味しく炊けます。まずは標準米の炊飯結果からご紹介します。

[標準米]
標準米で炊いたごはんの評価はこのとおりです。噛んですぐに甘味を感じるほどの美味しさでした。
[標準米の炊き上がり]ごはんが立ちツヤがあります。ごはん一粒ひとつぶに保水膜があり、お箸ですくうと糸を引くのは、上手く炊けている証です。
[標準米の質感]もっちり系のほどよいやわらかさです。歯ごたえがしっかり感じられます。この飛び抜けた美味しさは、安い米でもしっかり結果を出しました。

[安い米]
安い米で炊いたごはんの評価です。安い米特有のくさみが消え、最大限に旨味が引き出され美味しくなりました。
[安い米の炊き上がり]美味しく炊けており、しっかり甘みが出ています。
[安い米の質感]安い米でもツヤ・照りがあり、もっちりでやわらかめです。さらに早炊きモードでも、それを感じさせない炊き上がりになりました。評価はこちら。

[早炊き]
早炊きモードで炊いたごはんの評価です。
[早炊きの炊き上がり]ふっくらした炊きあがりで、上手く炊けています。
[早炊きの質感]ふっくら&ずっしり。とはいえ、早炊きはさすがにやや硬めとなりました。
  • 【象印の特徴②】卵かけなら
    硬めに炊くのがオススメです
卵かけごはんは、卵や醤油の味、そして何より食感が重要。その点象印のごはんは、甘みや旨味たっぷりでもっちりしているせいか、ふつう炊きのごはんだと少しやわらかいかなという感じでした。

[卵かけごはん]
象印で炊いたごはんだともっちりしすぎかも……。少し硬めに炊飯するのがオススメです。つづいては炊き込みごはん。パプリカにエビ、人参の具材に、醤油とバター、コンソメで味付けをし、炊き込みモードで炊飯しました。

[炊き込みごはん]
バーミキュラ、バルミューダと比較しました。具に関しては、バーミキュラが炊き上がりの見た目、味ともに優秀。バルミューダは具もごはんもふつう、そして象印はというと、野菜独特の匂いが出てしまっており具の味に関しては評価が低くなりました。ただ、ごはんはもっともおいしく炊けていたのはさすがです!
ごはんの味のつき方は、象印がピカイチでした。ごはん単体となると、やっぱり強いです。
  • 【象印の特徴③】逆台形型の釜で
    混ぜやすく、扱いやすい
象印で感動したのは、美味しさだけではありません。それは、逆台形型をした釜。口が一般的なお釜よりも広く、底に向かって狭くなっていく形になっているので、とても扱いやすいんです。炊き上がったあと豪快に混ぜたり、洗うのもラクでした。
こちらが釜。釜自体はずっしりと重いのですが、それが気にならないくらい扱いやすいです。
[混ぜやすさ]口が広いので、豪快に混ぜることができます。
[洗いやすさ]毎日使うものだから、美味しく炊けるだけではなく、扱いやすさも重要ですね。

以上、ベスト炊飯器に選ばれた象印南部鉄器 極め羽釜の特徴でした。次からは、各炊飯器の「ご飯の美味しさ」に対する評価をご紹介していきます。
  • 【美味しい】やわらかめ好きなら
    パナソニックWおどり炊き
次点となったパナソニックWおどり炊きは、やわらかくもっちりとしたご飯が炊けるのが特徴です。のどごしのいいごはんを食べたい人にオススメです。
パナソニック
Wおどり炊きSR-SPX106 
実勢価格:7万830円
※この製品は2017年6月に生産終了し、後継機としてSR-SPX107が発売されています。
内釜は、ダイヤモンドのコート加工がされています。
標準米で炊いたごはんの評価はこのとおりです。
[炊き上がり]お米が一粒ひとつぶ、ちゃんと立っています。ツヤもあってキラキラと輝いています。
[質感]やわらかめで、ふっくらとした質感が旨味を感じます。
  • 【及第点】今までにない不思議食感
    バーミキュラ ライスポット
食材の組織を壊すことなく内側から温め、さらにそこで発生した蒸気で外側からも温めることで、旨みや栄養を閉じ込めるホーローならではの強い遠赤外線効果で炊き上げます。粒感がありながらもっちりとしており、これまでの炊飯器にはなかった味わいです。
バーミキュラ
ライスポットRP23A-SV 
実勢価格:8万6184円
熟練のホーロー技術が詰め込まれています。
標準米で炊いたごはんの評価はこのとおりです。
[炊き上がり]ツヤもあり、炊きあがりは好感触。ですが、炊きムラがちょっとだけ気になりました。
[質感]粒感が強いためか、歯ごたえを感じます。粘りは少ないのですが、もっちりしています。
  • 【及第点】大火力・羽釜で旨味を
    引き出す東芝 IHかまど炊飯器
羽釜で、かまど炊きを追求した炊飯器。時間のかかる吸水を真空により芯までしっかり吸水し、大火力で加熱することで美味しさの頂点を引き出します。弾力があるごはんで、しゃっきり噛み応えを感じる人と、もっちり感じる人と印象が幅広いのが特徴です。
東芝
IHかまど炊飯器RC-10ZWK 
実勢価格:10万2190円
備長炭入りのずっしりした羽釜です。
標準米で炊いたごはんの評価はこのとおりです。
[炊き上がり]しっかり火が通っていて、ツヤや甘みがあります。
[質感]ずっしり弾力系です。弾力があるのでしゃっきりと、もっちり、感じ方が分かれそうです。
  • 【硬すぎ】蒸らすと美味しい
    三菱電機 IHジャー炊飯器
羽釜のかたちの本炭釜と、高断熱構造による大火力炊飯を実現した炊飯器です。特許を取得した米の旨味を引き出す「連続沸騰」や、29銘柄米別に炊ける「銘柄芳潤炊き」が搭載されています。炊き上がり直後と、蒸らし後ではかなり印象が違うのが特徴です。
三菱電機
IHジャー炊飯器 NJ-AW107 
実勢価格:9万6000円
※この製品は2017年4月に生産終了し、後継機としてNJ-AW108が発売されています。
内釜は、純度99%の炭でできています。
標準米で炊いたごはんの評価はこのとおりです。
[炊きあがり]保水膜はありますが、粘りが少なく早炊きしたような感じです。もう少し粘りが欲しいところですが、蒸らすと美味しくなります。
[質感]噛んでいても、旨味が出るまで少し時間がかかるあっさりさ。食感はなめらかです。
  • 【硬すぎ】硬めで旨味を感じない?
    バルミューダThe Gohan
バルミューダは、爆発的に売れたトースターでもキーワードになっていた「蒸気」を使って炊き上げるのが特徴です。二重になった釜の間に水を入れ、圧力もかけずに低温でじっくり蒸して炊くというのは、一般的な炊飯器とは正反対。味はというと、硬くて旨味が感じられないというザンネンな結果に……。
バルミューダ
BALMUDA
The Gohan
実勢価格:4万4820円
薄めの二重釜になっており、こちらは内側の釜。米と水を入れます。
こちらは外側の釜。内側の釜をセットし釜と釜の間に水を入れて使います。
標準米で炊いたごはんの評価はこのとおりです。
[炊きあがり]硬めで縦に長く炊けており、照りもあるので、すごく美味しそうとの評価でした。
[質感]米が細長く、ご飯のふくらみが少なめ。超さっぱり&超硬めで、噛んでもなかなか味が出づらい印象です。時間がたつと、さらに硬くなってしまいました。

以上が、人気炊飯器6台の食べ比べでした。色々な観点から見てベストとなったのは象印。安い米もグレードアップするくらいなので、とりあえず美味しいごはんを食べたいと思うなら、本製品は間違いありません! とはいえ好みの違いもありますので、選ぶ際の判断材料として参考にしていただければと思っています。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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