汚れ落としと拭きやすさのほかに 便利な機能があるかもチェック

フロアモップ7製品をテストしてわかったのは、どの製品もホコリや油汚れはきちんと落とすことができるということ。差が出るのは、ホコリ以外の小さなゴミや髪の毛などでした。今回は、そんな各製品の使い勝手に違いが出た部分を中心にテスト結果を紹介していきます。

TEST1 汚れ落とし
髪の毛に見立てた毛糸のほか、細かい汚れを想定した七味唐辛子、大きめの汚れを想定したゴマをフローリングにまき、乾拭きと水拭きを試して、汚れが取り除けるかどうかをテスト。

TEST2 拭きやすさ 
乾拭きや水拭き時に、力をあまり入れずに拭くことができるかどうかをテスト。一度拭いただけではゴミがあまり取れず、何度も往復する必要がある製品は減点対象となりました。

TEST3 各種機能 
ヘッドが180度曲がる、狭い場所が拭きとりやすい、水を入れられるボトルが取りつけられる、クロスの両面で拭けるなど、各製品独自の特徴をテスト。それぞれの利便性をチェックしました。

テスト結果から、汚れ落としで重要なのはクロスの大きさと厚さということが判明! この2つを満たし、使い勝手も抜群のグッズを紹介しちゃいます!

ではランキングをご覧ください。

どんなホコリやゴミも逃さない 広く厚みのあるクロスが便利すぎ!!

見事1位を獲得したのは、山崎産業の「コンドル ハイマジック ウェットモップ300」。クロスが大きめで厚く、超極細マイクロファイバー製なので大きなゴミも、小さなゴミも難なく取れます。交換用のクロスはドライとウェットがあり、洗って何度も使えるのがうれしい!

アマゾンでも、レビュワー全員が5つ星をつけるのも納得です。

山崎産業:コンドル ハイマジック ウェットモップ300:掃除用品

山崎産業
コンドル ハイマジック
ウェットモップ300
実勢価格:1778円

SPEC:サイズ 幅260×奥行き130×高さ680~1130mm
タイプ:乾拭き・水拭き/専用クロス/洗濯型

どんなホコリやゴミも逃さない広く厚みのあるクロスが便利すぎ!! イメージ

こちらがモップ本体です。上部は面ファスナーで交換も楽チン!

どんなホコリやゴミも逃さない広く厚みのあるクロスが便利すぎ!! イメージ2

超極細マイクロファイバーのおかげで、毛糸や七味唐辛子は完全に取ることができました。大きめのゴマもほぼ取り残しがありません。

どんなホコリやゴミも逃さない広く厚みのあるクロスが便利すぎ!! イメージ3

クロスは厚みがあるため水分吸収量が多く、しばらく水拭きを続けても乾きにくい! 軽い力で水拭きを続けられます。

どんなホコリやゴミも逃さない広く厚みのあるクロスが便利すぎ!! イメージ4

交換用クロスの上に本体を乗せるだけで取りつけ完了。しゃがんで手で取りつける必要がなく、とても楽です。

取り替え用の薄いシートに慣れていると、雑巾+モップのような本製品は逆に新鮮。しっかり拭ける感や、拭いたあとのさっぱり感は、やっぱりモップタイプですね。薄いシートタイプになんとなくしっくりきていない方は、ぜひお試しください。

水を入れられるボトルつきで クロスが乾く不安なし!

2位はランバードの「マイクロファイバースプレーモップ」。テスト製品の中で最も大きく重いので日本の家庭では使いづらいかと思いましたが、ヘッドは小回りがきくこともあり、あまり気になりませんでした。目を引く水ボトルも、長時間水拭きでき、薄めた洗剤を噴射できるのでとても便利!

ラバーメイド:マイクロファイバー スプレーモップ:掃除用品

ラバーメイド
マイクロファイバー
スプレーモップ
実勢価格:5180円

SPEC:サイズ 幅385×奥行き150×高さ1280mm、スプレーボトル容量 約600ml
タイプ:水拭き/専用クロス/洗濯型

水を入れられるボトルつきでクロスが乾く不安なし! イメージ

こちらがモップ本体です。水や床用洗剤をボトルに入れ、柄の部分に装着します。

水を入れられるボトルつきでクロスが乾く不安なし! イメージ2

上部のレバーを握ると、下から水や液剤がスプレーされます。クロスをいちいち取り外して濡らす手間がなく、長時間水拭きできるのは◎。

水を入れられるボトルつきでクロスが乾く不安なし! イメージ3

毛糸や七味唐辛子は、ほぼすべてクロスにくっつきました。ただ、ゴマは少し取り残しました。

操作性が抜群で 天井や壁の掃除にオススメ

スリーエム ジャパンの「スコッチ・ブライト マイクロファイバーモップ」は、掃除がしやすいスタイリッシュなデザインモップ。乾拭き、水拭きともに、バッチリ使うことができ、先端のグリップの自在性は全製品の中でトップでした。デザインはスタイリッシュで緑のカラーにより汚れが目立ちにくいのも◎。

スリーエム ジャパン:スコッチ・ブライト マイクロファイバーモップ:掃除用品

スリーエム ジャパン
スコッチ・ブライト
マイクロファイバーモップ
実勢価格:1473円

SPEC:サイズ 幅340×奥行き150×高さ740~1230mm
タイプ:乾拭き・水拭き/専用クロス/洗濯型

操作性が抜群で天井や壁の掃除にオススメ イメージ

こちらがモップ本体です。先端グリップの自在性はピカイチ!

操作性が抜群で天井や壁の掃除にオススメ イメージ2

専用クロスを本体に取りつけるときは、端に差したら折り返します。本体を立てると、折り返し部分で拭けるのは○。

操作性が抜群で天井や壁の掃除にオススメ イメージ3

毛糸や七味唐辛子は問題なく取り除けました。ただ、大きめのゴマやや苦手でした。

4位: さすが定番のクイックルワイパー
これはこれで確かに使いやすい

フロアモップの中でも人気の高い「クイックルワイパー」は4位という結果に。定番商品だけあって、これだけ使うには大きな不満はなし。ウェットタイプはローズなどの香りが付いたタイプもあるので、拭いたあとはほのかによい香りがします。

シートは使い捨てなので洗う手間がなく、いつも清潔なのはご存知の通り。

ただ、雑巾のようなモップタイプと比較すると、汚れ落としや拭きやすさという掃除面では、そちらの方が上でした。

花王:クイックルワイパー:掃除用品

花王
クイックルワイパー
実勢価格:1091円

SPEC:サイズ 幅250×奥行き100×高さ1100mm
タイプ:乾拭き・水拭き/使い捨てクロス/交換型

4位: さすが定番のクイックルワイパーこれはこれで確かに使いやすい イメージ

こちらがモップ本体です。クロスは交換型なので、洗濯の手間がかかりません。

4位: さすが定番のクイックルワイパーこれはこれで確かに使いやすい イメージ2

シートは本体の先端にある4カ所の差し込み口に押し込みます。

4位: さすが定番のクイックルワイパーこれはこれで確かに使いやすい イメージ3

毛糸のほか、少量の七味唐辛子ならしっかり取ってくれました。

5位: クロスは安くて洗濯もできるけど
乾きが早く水拭きはニガテ

クロスは2枚つきで、取り替え用は5枚組みで1296円。1枚あたりは安く、汚れたら洗濯もできるのはうれしいですが、クロスが薄いためか、水の乾きが早いのが△。

ホーキィ:オールラウンドモップ:掃除用品

ホーキィ
オールラウンドモップ
実勢価格:4023円

SPEC:サイズ 幅300×奥行き93×高さ最長1400mm
タイプ:乾拭き・水拭き/専用クロス/洗濯型

5位: クロスは安くて洗濯もできるけど乾きが早く水拭きはニガテ イメージ

こちらがモップ本体です。付属のクロスはかなり薄め。

5位: クロスは安くて洗濯もできるけど乾きが早く水拭きはニガテ イメージ2

クロスの取りつけ時は、本体の2カ所で挟む必要があるため少し面倒。

5位: クロスは安くて洗濯もできるけど乾きが早く水拭きはニガテ イメージ3

拭いてみると毛糸は取れるのですが、七味唐辛子は少しこぼれ、ゴマはほとんど取れませんでした。

6位: 取りつけが面倒で
ぞうきんの質もイマイチ

ぞうきんの両面を簡単に使えるのは便利ですが、細かいゴミが取りにくく装着もやや手間です。

アズマ:ゾーキンはさんでモップF AL :掃除用品

アズマ
ゾーキンはさんでモップF AL
実勢価格:1750円

SPEC:サイズ 幅230×奥行き120×高さ670~1170mm
タイプ:乾拭き・水拭き/市販クロス/洗濯型

6位: 取りつけが面倒でぞうきんの質もイマイチ イメージ

こちらがモップ本体です。

6位: すき間のホコリには便利だけど
耐久性に難あり

取りつけにコツがいる上に、使っている最中にシートがはずれてしまうことがありました。

アイリスオーヤマ:4面ヘッド フローリングモップ:掃除用品

アイリスオーヤマ
4面ヘッド
フローリングモップ
実勢価格:1260円

SPEC:サイズ 幅280×奥行き70×高さ1120mm
タイプ:乾拭き/使い捨てクロス/交換型

6位: すき間のホコリには便利だけど耐久性に難あり イメージ

こちらがモップ本体です。ヘッドが4面なので狭いすき間を掃除するのに便利!

以上、フロアモップ7製品のランキングでした。フロアモップは100均でも買える定番の掃除道具ですが、今回テストした7製品に比べると性能の差は歴然。特に1位のコンドルはオススメです。ぜひお試しください。


360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。