キャンプの醍醐味!炎を眺めるくつろぎタイムは至福

キャンプの醍醐味!炎を眺めるくつろぎタイムは至福 イメージ

ゆらゆらと揺れる炎に、パチパチと薪が弾ける音……。日常の喧騒から離れた空間で炎を眺めていると、穏やかな気持ちでリラックスできますよね。

暖房、調理、語らいの場、そして照明に。焚き火台があればキャンプの夜がより一層楽しめます。炎が反射して周囲を照らす様は美しく、焚き火をゆったりと見惚れる至福の時間が味わえます。

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キャンプを趣味にするなら、一生モノの焚き火台を用意するところから始めませんか。バーベキューや煮込み料理にも使えるタイプもあり、アウトドアでの出番は多くなりそうです。

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とはいえ、焚き火台に興味はあるものの「焚き火台のいろはも分からない初心者なんだけど……」という方もご安心ください。

キャンプ歴20年、その知識とノウハウの豊富さに定評があるアドベンプロダクツ代表・義村貞純氏と、数多のアウトドアムックの編集・監修を手がけてきた風間拓氏に監修を依頼し、焚き火の魅力や焚き火台の選び方を解説していただきました。

また、義村氏と風間氏が厳選した28製品に対して自ら採点評価をしていただき、一生モノの焚き火台おすすめランキングをまとめました。

さっそくですが結果発表!1位はベルモントでした

さっそくですが結果発表!1位はベルモントでした イメージ

ベルモント(Belmont)
焚き火台TOKOBI(ケース付)
BM-273
実勢価格:1万2600円

結論を先に言いますと、ベルモント(Belmont)「焚き火台TOKOBI」がおすすめです。

焚き火台としてだけでなく、BBQグリルとしても使える汎用性の高さ、組み立てやすさが高評価のポイントとなりました。また価格も1万円ちょっとでコスパも抜群です。

アウトドア続いてミニ焚き火台の1位はChill Campingでした!

今回は、別枠でソロキャンプ用のミニ焚き火台のランキングも行いました。第1位になったのはこの商品です。

続いてミニ焚き火台の1位はChill Campingでした! イメージ

ChillCamping(チルキャンピング) 
焚火台
実勢価格:6980円(鉄板付き)

ミニ焚き火台の第1位Chill Camping(チルキャンピング)「焚火台」は、暗闇での炎が美しく映えると大人気の商品。耐久性にも優れ、長く使うことができるアイテムです。またロストルが3段階調節になっていて、好みの火力で調理ができる点も秀逸です。

とはいえ、焚き火台で何をしたいかで、2・3位の製品が候補に上がる可能性も。それでは焚き火台の基礎知識・選びのポイント・評価基準・ランキングの全容をご覧ください!

読むだけで欲しくなる!“焚き火の3つの楽しみ”

キャンプでのイベントといえばバーベキューが挙げられますが、それに匹敵するのが焚き火。焚き火を愛でながら料理を味わうという、キャンプならではの食事を楽しむことができます。

読むだけで欲しくなる!“焚き火の3つの楽しみ” イメージ

昼間にワイワイと食事を楽しんだ空気感から一転、暗くなり肌寒さも感じ始める頃からゆったりとした雰囲気が流れ始めます。

自然と焚き火を囲むように集まり、ぽつりぽつりと語らいを楽しむひととき…。日常から離れてゆったりと流れる時間を楽しむのも、キャンプの醍醐味の一つです。

【焚き火の楽しみ1】焚き火を囲んだ団らんと語らい

【焚き火の楽しみ1】焚き火を囲んだ団らんと語らい イメージ

ゆらゆらと揺れる炎を眺めていると、不思議といつもなら話さないような深い話になることも。焚き火を囲んで語り合うのも、キャンプでしか得られない貴重な時間です。

【焚き火の楽しみ2】BBQや調理の幅が広がる

【焚き火の楽しみ2】BBQや調理の幅が広がる イメージ

せっかく火を燃やすなら、長い時間使いたいもの。料理にも使用できる焚き火台だと、用途が広がります。バーベキューの焼き網やダッチオーブンを載せても安定するようなしっかりとした作りのものを選ぶと、調理にも使えます。

【焚き火の楽しみ3】火をおこす過程も楽しめる

【焚き火の楽しみ3】火をおこす過程も楽しめる イメージ

薪を組んで炎を作り上げる工程が、焚き火本来の楽しみ方でもあります。キャンプ場に着いたら、燃料となる松ぼっくりや枯れ枝を探すことから始まります。集めた薪を並べて組み方を工夫するなど、火をおこす作業自体も楽しめます。

自然に配慮して焚き火を楽しむポイントは?

自然に配慮して焚き火を楽しむポイントは? イメージ

キャンプ場によっては安全面から、フィールドに直接炭や薪を置く"直火"を全面禁止しているところもあります。

これは地面を熱することで微生物が死滅し、土がダメになるという理由から。そんな問題をクリアするには専用の道具が必要になるため、焚き火台はひとつは持っておきたいアイテムです。

焚き火台設置は風下に

必ず風下に置くようにします。風上側だとテントが燻されて焦げ臭くなったり、舞い散る火の粉でテントに穴が開いたりすることもあります。火災を起こさずに楽しむためにも、最初が肝心です。

焚き火台は燃焼効率が重要

焚き火台は燃焼効率が重要 イメージ

薪に火をつけるには、まず枯れた小枝などを拾い集めます。次に新聞紙や着火剤を使って火をつけ火種を作り、徐々に太い薪をくべて火を大きくするのが基本です。

火が起こるまでのスピードは、空気穴の付き方など焚き火台自体の構造で大きく変わります。燃焼効率も念頭に置いて選びたいところです。

程よく空気が取り込めないと、あたり一面が煙でモクモク…なんてこともあります。

焚き火台の選び方は?

焚き火台の選び方は? イメージ

焚き火の魅力を知ったら、次はいよいよ実際に使う製品選び。でも一口に焚き火台と言っても、種類が多すぎて分からない……ってなりますよね。

車に大量の荷物を積み込んで行くオートキャンプに向いているものから、ツーリングやバックパック一つで出かける身軽なキャンプ向きのものまで……。定番から最新型まで、機能性に富んだ製品が多く、本当に迷ってしまいます。

焚き火台の選び方は? イメージ2

ここでは識者・義村氏と風間氏の監修のもと、焚き火台選びのポイントをご紹介します。目的や楽しみ方に合わせて選ぶと、自分に合うものを見つけやすいですよ。

【選び方1】焚き火の炎を純粋に楽しむなら

【選び方1】焚き火の炎を純粋に楽しむなら イメージ

純粋に焚き火を楽しみたい方には、スタンダードタイプがおすすめ。焚き火の薪が燃える音や匂い、火の暖かさを感じられます。焚き火台にテーブルやポッド(釣り鍋調理用のアイテム)をあわせて使うと、古き良き「囲炉裏スタイル」も楽しめます。

【選び方2】調理やBBQも楽しみたいなら

【選び方2】調理やBBQも楽しみたいなら イメージ

バーベキュー用の網が最初から付いているタイプだと調理もしやすくなっています。網が付いていないものもオプションで付けられることが多いです。バーベキューをした後に網を外して炎を楽しむことができますので、荷物が無駄に増えることもありません。

【選び方2】調理やBBQも楽しみたいなら イメージ2

バーベキューをする場合、焚き火台のサイズは人数に合わせて選びます。小さすぎると調理の効率が下がるので注意が必要です。

ダッチオーブンを載せたい場合は、耐荷重をチェックすることが重要。鋳鉄製10インチのダッチオーブンだと本体重量は約6kgです。

【選び方3】ソロキャンプで手軽に使うなら

【選び方3】ソロキャンプで手軽に使うなら イメージ

バックパック一つで楽しむソロキャンプやツーリングなどで使いたい方には、軽量コンパクトタイプがおすすめ。

ポケットに入れて持ち歩けるものや、1kg以下という超軽量な製品があります。コンパクトでありながら焼き網でのバーベキューやダッチオーブンが置ける使い勝手の良さを兼ね備えたものもあります。

人気の焚き火台をプロの5つの視点でランキング評価

数ある焚き火台の中から、識者・義村氏と風間氏には初心者におすすめの製品を選定していただきました。どの製品もそれぞれに魅力があり、選定作業は難航を極めました。

その結果、選抜された焚き火台はソロ用も含め合計28製品

今回はそれらをプロが製品選びで重要視する5つの視点から採点評価。定番とミニタイプに分けてランキング形式で公開します。

【1:使い勝手】組み立てやすさや薪のくべやすさは?(配点30点)

【1:使い勝手】組み立てやすさや薪のくべやすさは?(配点30点) イメージ

まずは、組み立てやすさなどの使い勝手。特に初心者には薪や炭をくべやすいものがおすすめです。設置や燃料投入のカンタンさをチェックしました。

【2:燃焼性能】薪の火つきの良さや燃えやすさは?(配点30点)

【2:燃焼性能】薪の火つきの良さや燃えやすさは?(配点30点) イメージ

使いやすい焚き火台とは、早く火がつき、燃焼時には空気の流れがほどよく、薪が早く燃え尽きないもの。キャンプ初心者が最初に苦労するのが薪や炭への着火ということもあり、重要なポイントです。

【3:コスパ】機能性と価格のバランスは?(配点20点)

【3:コスパ】機能性と価格のバランスは?(配点20点) イメージ

一口に焚き火台と言っても、価格帯は幅広くなっています。低価格に越したことはないですが、機能性もしっかりとチェックしたいところ。製品の全体的な質と価格のバランスをチェックしました。

【4:耐久性】つくりの良さや頑丈さは?(配点10点)

【4:耐久性】つくりの良さや頑丈さは?(配点10点) イメージ

焚き火台自体に、長時間使用しても変形しないような強度があるのかをチェックしました。ステンレスやスチールなど材質も様々で、各メーカーの工夫が見られます。一方で、頑丈さと軽量化は相反することもあり、両方を兼ね備えたモデルは少なくなっています。

【5:携帯性】収納のしやすさや軽さは?(配点10点)

【5:携帯性】収納のしやすさや軽さは?(配点10点) イメージ

キャンプは荷物が多くなりがちです。テントなど他にも荷物を持つことを考え、焚き火台もコンパクトさに注目して選びたいもの。

スペック欄の総重量や収納時のサイズなどは、購入前にしっかりチェックし、使い勝手をイメージしておきましょう。

以上、5つの視点で採点評価し、ランキングにまとめました。それでは気になる1位から見ていきましょう!

アウトドア焚き火台のおすすめ1位は?

第1位ベルモント「TOKOBI」

ベルモント「TOKOBI」 イメージ

ベルモント(Belmont)
焚き火台TOKOBI(ケース付)
BM-273
実勢価格:1万2600円

材質:18-8ステンレス
重量:約2.2kg
サイズ:約415×460×320mm
収納時サイズ:約260×460×60mm
薪量:5kg以下、ワイヤーシェルフ1段につき8kg

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
94/100点 29/30点 29/30点 20/20点 8/10点 8/10点

第1位に輝いたのは、ベルモント(Belmont) 「焚き火台TOKOBI」。2.2kgという軽さながら、さまざまな使い方ができる焚き火台です。

ベルモント「TOKOBI」 イメージ2

何よりも便利なのが、横幅が長いこと。2種類の調理を同時並行で行うことができます。なお五徳や焼き網は別売りとなります(今回は義村氏所有の網で検証を行いました)。

ベルモント「TOKOBI」 イメージ3

※写真はメーカー公式HPより

40cmの薪がきれい入るサイズ。薪が多少はみ出しても全く問題がありません。また薪はメッシュに載せるので、焚き火前に乾燥させることもできて便利。構造的に通気性抜群で燃焼効率が高いため、燃え残りも少なく、後片付けも簡単です。

ベルモント「TOKOBI」 イメージ4

※写真はメーカー公式HPより

五徳や焼き網を取り付ける部分が2段になっているので火力調整も自由自在。じっくりと調理を行うことができます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

焚き火になにを求めるか? 炎を眺める、調理する……が目的だとして、その手段として焚き火台があります。この製品は、単品としてどちらもバランス良く、両方狙える良い商品だと思います。オプションを加えることで、さらに調理の幅を広げることができるのがとても便利。メッシュの焚き火受けは、やや耐久性に難ありですが、メーカーからきちんと安く提供されています。収納サイズがバックパッキングしやすい点も高評価の理由のひとつ。ステンレスメッシュで構造上火のついた薪が溢れることもあるので、場所によっては難燃性のグランドシートやステンレストレーなどを併用したほうがいいでしょう。

第2位ユニフレーム「ファイアグリル」

ユニフレーム「ファイアグリル」 イメージ

ユニフレーム
ファイアグリル
実勢価格:7500円

材質:焼網/鉄・クロームメッキ、本体/ステンレス、脚/スチールパイプ
重量:約2.7kg
サイズ:430×430×330mm
収納サイズ:380×380×70mm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
93/100点 28/30点 28/30点 20/20点 9/10点 8/10点

第2位は、ユニフレームの「ファイアグリル」。各項目で高得点と非の打ち所がなく、コスパでは満点を獲得しました。

BBQグリルとして使用できる汎用性の高さや、組み立てやすく、薪をくべやすい形が評価されました。専用のロストル(焚き火台に敷く耐久性の高い網)は変形しやすいですが使えなくなるわけではなく、長く愛用できる製品です。

まったく欠点のない機能性ながら、1万円以内という価格は圧倒的にコスパが良いです。

ユニフレーム「ファイアグリル」 イメージ2

はじめて焚き火台を購入するなら、確実に候補に挙がる製品。スクエアタイプの焚き火台は、焚き火専用テーブルと特に相性が良いです。

四方から焚き火を囲んで、調理や食事を楽しむことができます。食事が終わったらテーブルを片付けて、ダイナミックな炎を楽しみましょう。

ユニフレーム「ファイアグリル」 イメージ3

オプションのポッドハンガーを使用すれば、本体の脚を利用してダッチオーブンなどが吊るせます。シンプルな構造でも強度は十分で、10インチのダッチオーブンを吊るせるほどです。

リーズナブルな価格設定ですが、炉の変形を防ぐ技術が搭載。ハードな仕様にも耐えられるようになっており、コスパはバツグンです。

ユニフレーム「ファイアグリル」 イメージ4

オプションのグリルプレートは、エンボス加工とフッ素加工の2種類があります。エンボス加工は食材がこびりつきにくいためハードに使え、フッ素加工は手入れがしやすく、弱火~中火でじっくりと焼く調理に向いています。

ユニフレーム「ファイアグリル」 イメージ5

本体に対して網を90度回転させて配置する構造になっています。網の四隅を保温スペースとして活用できたり、網をつけたままでも薪や炭を追加することができます。

ユニフレーム「ファイアグリル」 イメージ6

炉の中にロストル、スタンド、焼き網を収納できて、重量も2.7kgとコンパクトで軽量です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

1位商品焚き火台TOKOBIと比べても遜色ないほど、焚き火を眺める、調理する、をバランスよく実現している焚き火台だと思います。耐久性では1位商品よりも高評価で、焚き火を眺めるのであればこちらが上だと思います。ただし、収納はコンパクトながら、バックパッキングしにくいので評価を下げました。オプションも豊富なので、さらに料理の幅を広げることも可能です。火を付けてからの移動が比較的安全に簡単にできるのもいいですね。

第3位FUTUREFOX「焚き火台 Confire櫓」

FUTUREFOX「焚き火台 Confire櫓」 イメージ

FUTUREFOX 
焚き火台 Confire櫓
実勢価格:6980円

材質:焚き火台・五徳/鉄、メッシュ網/ステンレス、収納袋/キャンパス生地
重量:本体/1.75kg、収納時/2.1kg
サイズ:幅36.5×奥行30.5×高さ26cm
収納サイズ:長さ45×幅8×高さ8cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
92/100点 26/30点 28/30点 20/20点 8/10点 10/10点

第3位はFUTUREFOXの「焚き火台 Confire櫓」。ワンタッチ組み立ての焚き火台の味気無さとは異なり、よりナチュラルな風合いでネット通販でも大人気です。

脚部は幅2cmの四角柱で4点支持ですが安定感抜群。組み立て時にはハの字形となり、ナバホ柄の五徳を5本フレームに嵌めて使用します。ケトルやスキレット、ダッチオーブンなど様々な調理器具を使うことができます。

FUTUREFOX「焚き火台 Confire櫓」 イメージ2

薪や炭を載せる部分はメッシュ素材で、焚き火台の溝4か所にはめ込む形になっています。サイズが大きいので45cmの薪が収まります。またメッシュの弛みを取ってピンと張ることができる工夫もされています。

FUTUREFOX「焚き火台 Confire櫓」 イメージ3

※画像はAmazonより

火床の高さは地面から約8.5cm。直火の雰囲気が楽しめますが、直火禁止のキャンプ場では別に焚き火シートを用意する必要があります。また囲いがないので空気が入りやすく、燃焼効率も抜群です。

FUTUREFOX「焚き火台 Confire櫓」 イメージ4

パーツは専用のケースに写真のように収納できます。パーツをひとつひとつ組み合わせていかなければならないので、若干組み立ての面倒さはあります。

FUTUREFOX「焚き火台 Confire櫓」 イメージ5

こちらは収納ケースを丸めた状態。携帯性にも優れています。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

45cmの薪が燃せて、なおかつコンパクトに携行できるタイプなので、ソロキャンプなどにも向く焚き火台です。薪が低い位置に設定できるため安定するのもいいですね。キャンプギアをボックスに収納している場合には、スノーピークの焚き火台など薄くはなるけど面積が大きい場合は収納しにくいのですが、このタイプだとカーゴボックスに入れられて便利!

第3位SOTO「エアスタ」

SOTO「エアスタ」 イメージ



【エアスタベースST-940】
[ベース]
材質:アルミニウム
サイズ:250×250×215mm
収納サイズ:100×340×215mm
重量:約1650g

[フィンキャップ]
材質:ステンレス
サイズ:106×106×42mm
重量:約100g

[アンダートレイ]
材質:鉄
サイズ:274×274×7mm
重量:約650g

【エアスタウイングLST-940WL】
※エアスタベースに取り付けて使用します。
材質:ステンレス
サイズ:433××226mm
重量:約505g

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
92/100点 27/30点 30/30点 18/20点 8/10点 9/10点

同点3位のSOTO「エアスタ ベース&ウイングLセット」は、独自のエアアシストスタートシステムを採用し、とにかく燃焼性能にこだわった製品。

焚き火台の中でもトップクラスの燃焼性能を誇り、満点を獲得。見た目も近未来的で、専用ケースにコンパクトに収納できる携帯性も評価されました。

パーツが多いため、組み上げまでに時間がかかることが難点。機能性が高い分、初めての焚き火台としては少し高価ということで3位となりました。

SOTO「エアスタ」 イメージ2

中央の筒の下から空気を取り込むことで着火をアシスト。新聞紙や着火剤の力を借りることなく、すばやく薪に着火することができます。地面からの高さも十分にあり、安全に焚き火や調理をすることができます。

SOTO「エアスタ」 イメージ3

独自のエアアシストスタートシステムが秀逸。中央の筒に小枝を入れて着火すれば、短時間で勢いよく火が燃え始めます。横風を筒内に送り込んで火種が安定して燃えるようにアシストする仕組み。風がない時は扇げばOKです。

SOTO「エアスタ」 イメージ4

本体は分解して収納バッグで運べるので便利です。細かなパーツで構成されますが、それぞれがしっかりとした頑丈な作りとなっており、耐久性には問題ありません。Mサイズもあり、キャンプの人数を考えて選ぶことができます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

「燃焼を科学する」SOTOからの焚き火台。燃焼効率という点で、とても良く考えられた製品です。直ぐに薪から火を付けて焚き火を楽しみたい、という需要を満たしていると思います。効率よく薪を燃やすので、煙が少なくなるのも良い点。ただし気をつけないとどんどん薪を消費していまいます。調理という点では、ユーザーの一工夫が必要とされます。トライポッドなどがあると幸せになれる商品だと思います。

5位:ユニフレーム「焚火ベース」

5位:ユニフレーム「焚火ベース」 イメージ


材質:ステンレス鋼
重量:約5.3kg(炉・フレーム)
サイズ:約500×810×790mm
収納サイズ:約500×560×75mm
分散耐荷重:約15kg
付属品:Sカンチェーン×2本、スチール網150×400(1枚)、スチール網300×400(1枚)
※収納ケース「焚き火テーブルトート」は別売り

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
91/100点 30/30点 26/30点 18/20点 9/10点 8/10点

5位はユニフレーム「焚火ベース450」。組み立てのしやすさ、調理でも使える点が評価され、使い勝手は満点を獲得。ダッチオーブンやポットを吊したり、網でBBQをしたりなど、様々な焚き火調理が楽しめます。

燃焼性能も申し分なく、しっかりとした作りで長く愛用できることから耐久性も評価されました。

5位:ユニフレーム「焚火ベース」 イメージ2

ベテランキャンパーならこれを駆使して様々な料理が楽しめますが、価格も少し高いため、初心者は少し持て余してしまいそうです。

5位:ユニフレーム「焚火ベース」 イメージ3

火を焚いて鍋を吊るばかりではなく、火床の口に網や鉄板をしかけてバーベキューをすることができます。タフグリルシリーズの鉄板やステンレスワイヤー網・UFおでん鍋なども使えるため、オプションを駆使すれば更に調理の幅が広がります。

5位:ユニフレーム「焚火ベース」 イメージ4

飯ごうもダッチオーブンも吊るせて使える調理専用の焚き火台ということもあり、安定感はバツグンです。火力が強すぎたら、遠火に調整すればOK。火床とフレームは、収納時はすべて平らに折りたためます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

キャンプ用品専用メーカーのユニフレームが出した焚き火台。同メーカーは、僕が把握している限りでは焚き火台として5タイプを発売していますが、後発な本モデル。弱点は、やや価格が高いのと、収納サイズがやや大きくバックパッキングしにくいぐらいかと。単純な焚き火台で調理となるとトライポッドが別途必要になったり、出来たとしても使いにくかったりしますが、この製品は、単体でも複数調理が同時に行える点が素晴らしいと思います。SOTO「エアスタ ベース&ウイング」などと比べると、やや火付けが難しいという面も。その分、下に火がついた薪が落ちたりしにくい構造なので、単体でも充分なスペックのある焚き火台です。吊れるクッカーやダッチオーブンなどを持っているかが購入の決め手になるかもしれません。

5位:DOD(ディーオーディー)「めちゃもえFIRE」

5位:DOD(ディーオーディー)「めちゃもえFIRE」 イメージ

DOD(ディーオーディー)
めちゃもえファイヤー
実勢価格:1万4620円

材質:本体/ステンレススチール、テーブル/スチール(高耐熱塗装)、キャリーバッグ/600Dポリエステル
重量:約7.7kg(付属品含む)
サイズ:焚き火台/約W43×D14×H24cm、テーブル/約W45×D16.3×H12.8cm
収納サイズ:約W47×D19×H25cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
91/100点 29/30点 28/30点 18/20点 9/10点 7/10点

同点5位のDOD「めちゃもえFIRE」は焚き火台というより焼き鳥台という風情。形状的に熱が上にしっかり伝わるので調理に適しています。

5位:DOD(ディーオーディー)「めちゃもえFIRE」 イメージ2

灰受けが引き出し式で引っ張り出して捨てるのがラク。燃え残しがないので、片付けも簡単です。

5位:DOD(ディーオーディー)「めちゃもえFIRE」 イメージ3

折り畳めないので携帯性は悪いですが、組み立てが不要ですぐ使えるのは高評価。どちらかと言えばオートキャンプ向けの商品です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

薪から出た煙にはまだ燃える成分が残っていたりします。そのガスを余すこと無くしっかり燃やして二次燃焼させることができる焚き火ボックスです。完全に無煙とまではいきませんが、比べると煙は相当少ないと言えます。二次燃焼が始まると家庭のガスコンロのように、大きさが揃った炎が内側の穴から吹き出しますが、この炎を眺めて楽しいと思えるかがポイントになるかと。高火力で調理しやすいと謳っていますが、反面弱火はやや難ありで、あまり弱火にすると二次燃焼が一次燃焼に切り替わってしまったりします。逆に二次燃焼が始まれば火力は安定するので、火との距離をとって火力調整ができるようユーザーが工夫するといいですね。

7位:ロゴス「theピラミッドTAKIBI」

7位:ロゴス「theピラミッドTAKIBI」 イメージ

ロゴス(LOGOS)
theピラミッドTAKIBI
実勢価格:1万1000円

素材:ステンレス、スチール、ポリエステル
重量:約3.1kg
サイズ:約39×38.5×28cm
収納サイズ:約42×26.5×7.5cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
90/100点 27/30点 28/30点 18/20点 9/10点 8/10点

7位のロゴス「theピラミッドTAKIBI」は、元祖ピラミッドスタイルと呼ばれる焚き火台。

7位:ロゴス「theピラミッドTAKIBI」 イメージ2

本体以外に焚火ゴトク(串焼きプレート付)、ワイヤーロストル、収納バッグなどが付属しています。

7位:ロゴス「theピラミッドTAKIBI」 イメージ3

つぶして折り畳める横長のコンパクトな焚き火台です。薪もそこそこ入り、安定感があります。ただし、五徳をはめる前に薪を組まないと着火しにくい、灰受けの取り外しが面倒など、いくつか短所もあります。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

中華製などにコピー商品がたくさん生まれた銘品です。重くはありますが、ギリギリバックパッキングにできなくもないサイズ。オプションを追加すると結構なお値段になってしまいます。スノーピークの焚き火台やキャプテンスタッグ「ヘキサステンレスファイアグリル」などと比べると、下部の空気取入口が大きいため、薪がよく燃え、燃え残りが少ないのが特徴です。脚部など各パーツが分離できるので使用後の清掃がしやすいのも良いですね。ただし組み立てには時間がかかります。

8位:CARBABY「バーベキューコンロ 焚き火台」

8位:CARBABY「バーベキューコンロ 焚き火台」 イメージ

CARBABY
バーベキューコンロ 焚き火台
実勢価格:2948円

材質:フレーム・430ステンレス、 焼き網・201ステンレス
重量:2.5kg
サイズ:39×38.5×22cm
収納サイズ:A4

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
88/100点 27/30点 27/30点 20/20点 8/10点 6/10点

8位のCARBABY「バーベキューコンロ 焚き火台」は、価格が5千円を切る、形状がロゴスに似た焚き火台。薪を組みやすく着火もしやすいタイプです。

8位:CARBABY「バーベキューコンロ 焚き火台」 イメージ2

ただこちらは作りが甘く、部品が上手くはまらないことがあり組み立てやすさはあと一歩。また各部のがたつきがあり、調理器具を載せたときの安定感もいまひとつです。

8位:CARBABY「バーベキューコンロ 焚き火台」 イメージ3

燃え残りが多く、灰受けがあるのに下に灰が落ちるのがマイナスポイントでした。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ロゴスの構造コピー製品ですね。ただ、台として使えるステンレスケースが秀逸で、ベランダや縁側、芝生、テーブルの上など、絶対に熱を加えたくない場所で使用する場合に水を貯めておけば、かなり防ぐことができます。殆どの焚き火台でも、100均とかのステンレストレーで充分代用できますけれども。ロゴスが若干高いなーと感じる方向け。

8位:コールマン「ファイアーディスク」

8位:コールマン「ファイアーディスク」 イメージ

コールマン
ファイアーディスク
実勢価格:4984円

材質:ステンレス、ナイロン(ケース)
重量:約1.6kg
サイズ:φ450×高さ230mm
収納サイズ:φ460×高さ85mm
耐荷重:約30kg(ダッチオーブン3サイズに対応)

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
88/100点 26/30点 25/30点 20/20点 9/10点 8/10点

同点8位のコールマン「ファイアーディスク」は、ビギナーが簡単に焚き火ができることに特化したオールインワンモデル。オールステンレス製のシンプルな作りで耐久性は高く、比較的軽量で持ち運びもしやすいです。

空気穴などがないため特別な燃焼機能はなく、燃焼性能は平均的です。

8位:コールマン「ファイアーディスク」 イメージ2

本体に付いた脚を立てるだけなので、3秒で設営が完成します。焼き網つきでダッチオーブンが置けて、耐荷重も問題ありません。薪の出し入れもしやすくなっています。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

同じような構造のペトロマックスの焚き火台と比べると脚の取り付けが開くだけ、という楽チン仕様。キャンプ場で使う場合には、炭捨場に残りの炭をポイッとすればほぼ撤収完了なのもいい点です。専用の網も比較的安価ですが、ちょっと薪を調理で使うのは難あり。写真のように豆炭などしか追加できません。トライポッドと併用すれば幸せかもしれません。個人的にはペトロマックスの値段だと、自作を考えてしまいますが、この値段なら納得です。ペトロマックスと同様、強風のときには目を離さないように。というか、焚き火のときはいつでも強風注意で、目を離さないのが無難です。

8位:ペトロマックス「ファイヤーボウル」

8位:ペトロマックス「ファイヤーボウル」 イメージ

ペトロマックス
ファイヤーボウル fs-56
実勢価格:1万4636円

材質:スチール
重量:約6kg
サイズ:φ560mm×高さ260mm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
88/100点 28/30点 26/30点 16/20点 10/10点 8/10点

こちらも同点8位となったペトロマックス「ファイヤーボウル fs-56」。無骨なデザインと頑丈さがウリで、シンプルで非常に使いやすく、余計な機能はいらないという方におすすめです。

組み立ても簡単で、薪もくべやすくて使い勝手も抜群。脚は取り外しが可能で携帯性も問題なし。空気穴などはついていないため、燃焼性能はあまり高くありません。シンプルゆえに価格面でももう一声ほしいところ。

8位:ペトロマックス「ファイヤーボウル」 イメージ2

ファイヤーボウルは厚さ3mmのスチール製。下から火を当てれば調理にも使えるため、1台で2種類の使い方ができます。直火NGのフィールドなら下にワンサイズ上のファイヤーボウルと重ねて使うか、別の焚き火台を使って工夫します。

8位:ペトロマックス「ファイヤーボウル」 イメージ3

鉄製の皿と3本の脚という最小構成。皿の裏側に脚を差し込む部分があり、脚をねじ込むだけの簡単設営。地面が柔らかい場所では脚を少しだけ地面に差し込むと安定させられます。

8位:ペトロマックス「ファイヤーボウル」 イメージ4

別売りの専用キャリングケースは、内側に3本の脚を収納できるポケットを搭載しているのでスマートに持ち運べます。脚を取り付けるネジ部分にあて布をしておくとケースの破損を防げます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ペトロマックスといえば、灯油ランタン! LEDの時代にあえて灯油、という古いスタイルに味があります。この焚き火台も重ねて大中小を使い鉄板代わりにするなど、撤収が楽という利点がある味のある製品です。個人的には、値段が高いので中古の中華鍋で自作したくなりますが……。なお強風の時には目を離さないようにしたほうがいいと思います。燃え残りがあったとしても、炭捨て場のあるキャンプ場ならば撤収は超簡単です。

11位:キャプテンスタッグ「ヘキサステンレスファイアグリル」

11位:キャプテンスタッグ「ヘキサステンレスファイアグリル」 イメージ

キャプテンスタッグ
ヘキサステンレスファイアグリルM
実勢価格:4809円

材質:本体・底板: ステンレス鋼、バーベキュー網・目皿・スタンド: 鉄(クロムめっき)
重量:3.8kg
サイズ: 475×410×高さ300mm
収納サイズ:570×470×60mm
セット内容:本体、スタンド、底板、目皿、バーベキュー網(455×395mm)、バッグ

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
87/100点 27/30点 26/30点 20/20点 8/10点 6/10点

11位のキャプテンスタッグ「ヘキサステンレスファイアグリルM」は、1台で焚き火、BBQ、ダッチオーブンと3役を担いながらも5000円以下という、コストパフォーマンスに長けたグリルです。

空気穴が空いていることから燃焼効率は高く、カンタンに組み立てられる使い勝手の良さも評価されました。

11位:キャプテンスタッグ「ヘキサステンレスファイアグリル」 イメージ2

六角形の形状で安定感が高く10インチのダッチオーブンもすっぽり入り、グリルとしても使いやすいです。ステンレス製で耐久性や安定性は問題なく、平らに折り畳めるコンパクトさも秀逸です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

深さがあって、ロストルもはじめからセットされていて、個人的には評価が高い焚き火台です。ただしバックパッキングには不向きな収納サイズ。焚き火を眺めたい場合は、網などのオプションを外して、薪をくべればいい感じになります。調理をする場合は、セット内容では網の高さが調整できないので、やや火力調整に技術が要りますが、トライポッドなどを併用すれば解決。セット内容が豊富で、専用の網など各パーツがメーカーから安い値段で提供されている点も◎。撤収時にも、肉厚のスチール部分が少ないので、比較的短時間で冷めるのも良い点です。逆に水を掛けて消火すると簡単に歪むので要注意。カラーがブラックとシルバーがあります。

12位:スノーピーク「焚火台」

12位:スノーピーク「焚火台」 イメージ

スノーピーク
焚火台 M
実勢価格:1万3000円

材質:ステンレス、ナイロン(ケース)
重量:3.5kg
サイズ:35×35×24.8cm
収納サイズ:45×51.5×3.2cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
86/100点 26/30点 26/30点 17/20点 9/10点 8/10点

12位のスノーピーク「焚火台 M」は、本体を開くだけで、焚き火台が完成するシンプルさが最大の特徴。逆三角錐形状は薪入れもしやすくなっています。厚くて頑丈なステンレス素材を使用しており、一生モノになる頑丈さを備えています。

コンパクトに収納できますが少し重く、価格もやや高めです。

12位:スノーピーク「焚火台」 イメージ2

上記はMサイズですがS・M・Lの3タイプがあり、人数やスタイルに合わせて選ぶことができます。オプションのブリッジを使えばネットやプレートをセットして焚火だけではなく、炭火料理を楽しむことができます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

焚き火台というジャンルを開拓した唯一無二の製品です。単体だと、砂地で潜ってしまう脚の形状、そのままだと調理できない、灰が下に貯まるなどの弱点がありますが、いずれもオプションで解決可能。ただオプションを揃えることで、いつの間にかかなりの出費になることも。一方で愛してやまない人がたくさんいるのも事実です。このスノーピーク製品から他のアウトドアメーカーが焚き火台を開発、販売したので、弱点の、 ・重い ・下部の吸気がすくない ・脚が砂地でめり込む ・価格が高い ・薪がすっぽり入らない。(対角にすれば入る) を、他のメーカーがどう改善しているかを見ると、焚き火台選びの助けになるかもしれません。使い勝手は、後発のほうが改善されていたりもしますが、それでもやっぱり唯一無二の製品だと思います。

13位:アイリスオーヤマ 「焚き火台 TKB-ST43」

13位:アイリスオーヤマ 「焚き火台 TKB-ST43」 イメージ

※画像はAmazonより

アイリスオーヤマ 
焚き火台 TKB-ST43
実勢価格:5986円

材質:ステンレス鋼
重量:約2.7kg
サイズ:約幅43×奥行43×高さ33cm
収納サイズ:約幅33×奥行38×高さ7cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
85/100点 26/30点 26/30点 17/20点 8/10点 8/10点

13位は1万円以内でお釣りがくる、コスパに優れたアイリスオーヤマ 「焚き火台 TKB-ST43」。焼き網付きで、焚き火だけでなく料理やBBQも楽しめるのも嬉しいポイント。さまざまな用途で使うことが可能です。

13位:アイリスオーヤマ 「焚き火台 TKB-ST43」 イメージ2

パーツも数がそれほど多くなく、組み立てが簡単にできます。付属のロストルを本体と薪の間に敷くことで、空気の通り道ができて、安定した状態で火を維持できます。

13位:アイリスオーヤマ 「焚き火台 TKB-ST43」 イメージ3

焼き網を置いたときには、焚き火台の四隅にスペースができるため、空気が入りやすく、隅の調整も簡単にできます。また加熱、保温が分けられるのも便利。

なおポリエステル製の収納バックが付いています。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ユニフレームのファイアグリルに似た製品です。最大の特徴は、汚れが目立ちにくいブラックの塗装がしてあるところでしょうか? ブランドのこだわりとか無ければユニフレームのファイアグリルとは、色で選んでも差し支えないほど似ています。

13位:Field to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」

13位:Field to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」 イメージ

※画像はAmazonより

Field to Summit 
ボンファイアM OFBBFM 焚き火台
実勢価格:5725円

材質:本体/網:ステンレス、ベース/ロストル:スチール、収納バッグ:ポリエステル
重量:約4.78kg
サイズ:約幅36×奥行31×高さ27cm
収納サイズ:約38×38×6cm(編集部計測)

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
85/100点 25/30点 26/30点 17/20点 10/10点 7/10点

同点13位のField to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」は「とにかく頑丈」との評判の焚き火台。丈夫な分重量が4.75kgと結構重いので、携帯性では若干他商品に劣ります。

13位:Field to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」 イメージ2

特徴的なのがアミの高さが3段階で調節できること。調理の際、焼き加減の調節ができる上、一番上の段に網をセッティングしておけば、網を載せたまま薪をくべることができます。

13位:Field to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」 イメージ3

ロストルは若干小さめ。中には燃焼効率を高めるため、大きいロストルに代えて使用する人もいるとのこと。

13位:Field to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」 イメージ4

注意すべき点は、網を入れない、「焚き火台自体」は、幅28×奥行28×高さ20cmと小さめなこと。なお焚き火台を固定できるベースが付いているので、地面に火が飛ぶ心配が少なく、安心して焚き火が楽しめます。

13位:Field to Summit 「ボンファイアM OFBBFM 焚き火台」 イメージ5

各部品をばらした状態。組み立てもそれほど面倒ではありません。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

こちらは、スノーピークの焚き火台と似ています。本家の約半額でフルセット!重量がそれなりにあるので荷物を減らしたい場合にはデメリットですが、脚の固定もできるので強風で倒れたりしにくい安定性があるのがメリットです。

15位:コールマン「ステンレスファイアープレイス3」

15位:コールマン「ステンレスファイアープレイス3」 イメージ

コールマン(Coleman)
ステンレスファイアープレイス3
実勢価格:1万6500円

材質:ステンレススチール他
重量:約5.7kg
サイズ:約41.5×46.5×34.5(h)cm
収納サイズ:約41.5×30.5×15.5(h)cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
84/100点 25/30点 26/30点 16/20点 9/10点 8/10点

15位のコールマン「ステンレスファイアープレイス3」は高い火力を誇る焚き火台です。

構造は空気の流れを作りやすく、燃焼効率の高い井げた式。組み立て方は折り畳まれている本体を開き、4か所のスタンドを開き、灰受け皿をセットするだけ。若干組み方にコツが必要ですが、パーツが少なめでラク。

15位:コールマン「ステンレスファイアープレイス3」 イメージ2

網のせいで若干薪を入れにくいものの、安定感は抜群。付属の焼き網を使えば焼き料理が簡単にできます。ただ着火がやややりにくいのが減点対象となりました。

15位:コールマン「ステンレスファイアープレイス3」 イメージ3

灰受けが付いていて便利ですが、燃え残りが多いのが残念です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

キャンプファイヤーの薪組を思わせるデザイン。当然、キャンプファイヤーのような焚き火の炎の形を楽しむことができるのが昭和生まれにはうれしい仕様。取手は熱くなりますが、耐熱グローブとかトングとかがあれば、移動が簡単にできるのもグッド。

16位:笑's「焚き火グリル A-4君」

16位:笑's「焚き火グリル A-4君」 イメージ

笑's
焚き火グリル A-4君
実勢価格:9350円

材質:0.8mm厚ステンレス・リベット
重量:約1.9kg
サイズ:約36.5×20.6×29cm
収納サイズ:約29.2×20.6×20cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
83/100点 24/30点 25/30点 16/20点 9/10点 9/10点

16位の笑's「焚き火グリル A-4君」は、A4のノートサイズに収納できるコンパクト性に優れた焚き火台です。

16位:笑's「焚き火グリル A-4君」 イメージ2

内部はやや狭めですが、前面が開くので着火は簡単にできるのが特徴のひとつ。組み立ては前後の板が差し込み式になっていて、ややはめにくいと感じました。調理はプレート(別売り)を設置すれば器具が安定します。

16位:笑's「焚き火グリル A-4君」 イメージ3

短所はバラしにくく、片づけにくいという点。また燃え残りは少ないですが、灰を捨てにくいというのも残念な点でした。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

個人的にはソロ向きかと思いますが。調理で積極的に使いたいガレージブランドの焚き火台です。収納性に優れ、焚き火と調理が両立できます。キャンプ場での薪はそのまますっぽりとは入りませんが、四方が覆われた構造なので、風に煽られて火の粉が舞うことも少ないです。

17位:F-BOX「バーベキューコンロ 焚き火台」

17位:F-BOX「バーベキューコンロ 焚き火台」 イメージ

F-BOX 
バーベキューコンロ 焚き火台
実勢価格:3250円

材質:本体/ステンレス、網/鉄
重量:3kg
サイズ:縦31.5×横31×高21cm
収納サイズ:縦40×横21×厚さ4cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
82/100点 24/30点 24/30点 18/20点 7/10点 9/10点

17位のF-BOX「バーベキューコンロ 焚き火台」は、コンパクトで持ち運びに便利と、通販サイトのレビューでも高評価を得ている商品です。組み立ても直感的に行うことができ、今回編集部で組み立ててみたところ短時間で設置することができました。

通風穴は前後に合計2か所。ロストルと灰受けを完備しています。また網焼き付きなので、BBQ他さまざまな調理に使用できます。

17位:F-BOX「バーベキューコンロ 焚き火台」 イメージ2

このような形で収納ケースにまとめられます。組み立ては収納ケースを地面に置き、スタンドを広げて設置。その上に本体、灰受け、ロストル、焼き網を順に載せていきます。

17位:F-BOX「バーベキューコンロ 焚き火台」 イメージ3

収納バッグ付きで持ち運びにも便利。ツーリングなどにおすすめです。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

焚き火台の後片付けをキャンプ場で済ませる場合は、燃え残った薪や灰を灰捨てに運ばなければなりません。焚き火台ごとそこまで持っていく場合、メッシュタイプだと、灰が飛び散ってしまったりもするので工夫が必要だったりします。このタイプは、台がトレイ状になっているので、後片付けがとても楽に行えると思います。反面ゴロタなど平面がないような海岸での焚き火などは工夫が必要かもしれません。

17位:モノラル「ワイヤフレーム」

17位:モノラル「ワイヤフレーム」 イメージ

モノラル
ワイヤフレーム
実勢価格:1万8480円

材質:特殊耐熱クロス/ステンレス
重量:980g
サイズ:φ360×360×280(高さ)mm
収納サイズ:φ90×370mm
積載重量:薪/3kg、調理器具/3kg(別売五徳使用時)

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
82/100点 27/30点 27/30点 13/20点 6/10点 9/10点

同点17位はモノラル「ワイヤフレーム」。デザイン性が高く、コンパクトで軽量な焚き火台として絶大な人気を誇る製品です。

超軽量とはいえ、組み上げるとしっかりとした安定感と大きさになり、たっぷりの焚き火が楽しめます。火床は空気を通す素材のため、高い燃焼効率を誇ります。

17位:モノラル「ワイヤフレーム」 イメージ2

価格はやや高く、火床となるクロスやメッシュが消耗品であることから、コスパ面はもう一つ。

17位:モノラル「ワイヤフレーム」 イメージ3

オプションの五徳アタッチメントを取り付ければコッヘルやアルミ製のダッチオーブン、大小の網を安定して載せることができます。調理の幅を広げたければ、揃えておくことをおすすめします。

17位:モノラル「ワイヤフレーム」 イメージ4

火床とアームは直接接していないので、アームにはほとんど熱が伝わりません。そのため熱変形の心配がなく、アームの厚さを薄くすることで軽量化と蓄熱量の軽減を実現することができています。

17位:モノラル「ワイヤフレーム」 イメージ5

火床に特殊耐熱クロスを使用し、分解できる折りたたみ式アームと組み合わせることで、1kgを切る重量とバックパックに入る収納サイズを実現。ソロキャンプやツーリングでも活躍します。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

ソロ向き? バックパッキング向きのコンパクトな焚き火台です。焚き火を眺めるには必要十分です。調理に利用するならば、オプション品の購入もしくはトライポッドや網などが必要になります。また、ステンレスメッシュは、長期間使うとどうしても穴があいたりしますので、交換が必要になります。メーカーから交換品が提供されていますが、えっ! って思う値段なのがネック。

19位:UCO「グリル&ファイヤーピット」

19位:UCO「グリル&ファイヤーピット」 イメージ

UCO(ユーコ)
フラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット
実勢価格:5099円

材質:ステンレス
重量:1.73kg
サイズ:25×33cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
81/100点 26/30点 27/30点 14/20点 6/10点 8/10点

19位のUCO「フラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット」は、開いて脚を出すだけの、わずか30秒で組み立てられるコンパクトな焚火台。

19位:UCO「グリル&ファイヤーピット」 イメージ2

収納サイズはわずか厚さ3.5cmで、携帯性にも優れています。比較的燃焼効率が良く、調理にも適しています。

19位:UCO「グリル&ファイヤーピット」 イメージ3

短所としては網が前面をふさぐという点。途中の薪の追加がしにくいです。燃え残りは比較的多めですが、灰は逆さにして捨てるだけなので後片付けは簡単にできます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

スクエアや逆ピラミッド型の「長い薪がくべにくい」を克服した焚き火台。燃焼効率の点では、もう少し、下からの空気取り入れ口があるといいと思います。ドリルがあれば 簡単に加工できますけれども。上位商品のニュートラルアウトドアよりも、火がついた薪がこぼれにくい構造になっているので、ベランピングなどではこっちをチョイスしたほうがいいかもしれません。ニュートラルアウトドア クロスファイヤスタンドと比べると、応用力はないですが、若干値段が安くて、構造もシンプルなので、こちらを選ぶのもアリ。横からみるとハート形になっているのも素敵です。

19位:DOD「秘密のグリルさん」

19位:DOD「秘密のグリルさん」 イメージ

DOD(ディーオーディー)
秘密のグリルさん
実勢価格:6290円

材質:ステンレス
重量:約2.2kg(付属品含む)
サイズ:約W47×D47×H25cm
収納サイズ:約W42×D13×H7.5cm
付属品:焼き網×3、ゴトク×1、キャリーバッグ

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
81/100点 25/30点 27/30点 14/20点 6/10点 9/10点

同点19位はDOD「秘密のグリルさん」。布製の本体を広げてフレームを2本差し込むだけで組み立てが完成する便利な焚き火台です。

19位:DOD「秘密のグリルさん」 イメージ2

オープンな形で薪を汲みやすく、燃焼効率も高いのが特徴です。網は3分割できて使いやすいのですが、薪との間が狭くやや調理には不向きと言えます。

19位:DOD「秘密のグリルさん」 イメージ3

フレームがやや外しにくいものの灰は捨てやすいです。使用後は本体をくるくる巻きかなりコンパクトになります。携帯性は抜群の焚き火台です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

薪ではなく、割り箸などを使って、ササッと焚き火で。もしくは薪をバトニングで細くしてから使うとそれなりに調理はできます。携帯性を重視して、焚き火台のサブとして活用したりもできるかもしれません。

アウトドアミニ焚き火台のおすすめ1位は?

ミニ焚き火台のおすすめ1位は? イメージ

ここからは今人気のソロキャンプ向けの焚き火台8製品をご紹介します。

ソロキャンプ向け焚き火台の採点項目はこれまで紹介したものと同じですが、「持ち運びに便利かどうか」という携帯性の配点をやや高めに設定しています。

▼評価項目

  • 項目1:使い勝手(30点満点) 
  • 項目2:燃焼性能(20点満点)
  • 項目3:コスパ(20点満点)
  • 項目4:耐久性(10点満点)
  • 項目5:携帯性(20点満点)

それでは、ソロキャンプやツーリングにおすすめできるという観点から評価した“ミニ焚き火台”8製品ランキングをご覧ください。

第1位ChillCamping(チルキャンピング)「焚火台」

ChillCamping(チルキャンピング)「焚火台」 イメージ

ChillCamping(チルキャンピング) 
焚火台
実勢価格:6980円(鉄板付き)

材質:黒皮鉄
重量:全パーツ合計/約3.2kg、調理用極厚鉄板/約1.1kg
サイズ:縦26×横28×高24cm
収納サイズ:29×34×1cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
92/100点 27/30点 19/20点 17/20点 10/10点 19/20点

ミニ焚き火台の第1位は「育てる焚き火台」というキャッチフレーズが印象的な「Chill Camping(チルキャンピング)」。育てるとは経年変化を楽しみながら長く使えるということで、耐久性に優れた作りになっています。

デザインも素晴らしく、何より暗闇での炎が美しく映えます。

機能的には3段階に調節可能なロストルが秀逸。好みの火力に調整ができます。灰は台の下部にたまる構造になっていて、使用後、形状を維持したまま、灰捨て場に持っていって灰が捨てられます。

ChillCamping(チルキャンピング)「焚火台」 イメージ2

素材には黒川鉄を使用。黒皮とは1000℃の高温で成型し、温度が下がるときにできる酸化被膜のこと。赤サビ防止の役目を果たしますが、完全なサビ防止効果はありません。

今回は鉄板付きのタイプを取り寄せましたが、鉄板はシーズニングの必要があります。なおサイドパーツを外すことで長い薪をそのまま投入することができます。

鉄板の代わりに100均の焼き網もジャストフィットするので便利。

ChillCamping(チルキャンピング)「焚火台」 イメージ3

各パーツには空気穴が設けられていて効率的に空気を取り込むことが可能です。一見どう組み合わせていいのか悩むようなパーツ群ですが、慣れれば1分前後で設営できます。また使い方によっては薪スタンドにもなり便利。

ChillCamping(チルキャンピング)「焚火台」 イメージ4

素材のせいで、サイズの割に若干重めですが、キャリングケースが付いているので、持ち運びに苦労しません。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

焚き火台に軽量化を求めると、メッシュや薄い金属板になりどうしても経年劣化でベコベコになってしまいます。この焚き火台は厚めの鉄板なので、そういった変形は防ぐことができそう。45cm薪をそのまま入れるにはサイドパネルを外さないと入りません。ソロキャンプかふたりキャンプぐらいなら、この焚き火台で楽しめそう。逆にそれ以上ならば、2つ購入して連結するとかがいいかもしれません。空気取入口がしっかり空いているので燃焼効率はいいのですが、薪の種類や組み方によっては地面に燃えカスが落ちなくもないので注意しましょう。

第2位TokyoCamp「折りたたみ焚火台」

TokyoCamp「折りたたみ焚火台」 イメージ

TokyoCamp
折りたたみ焚火台
実勢価格:4980円

材質:ステンレス
重量:965g
サイズ:30×22cm(収納時)

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
91/100点 27/30点 19/20点 17/20点 8/10点 20/20点

2位はTokyoCamp「折りたたみ焚火台」でした。

TokyoCamp「折りたたみ焚火台」 イメージ2

フレームを組んで皿を載せるだけの設営が簡単な焚き火台。大きな薪を使うことが可能です。火も比較的長持ちします。調理も問題なくできて使い勝手も抜群。A4サイズの収納ケース付きで、カバンに入れて持ち運べるので、携帯性にも優れています。

TokyoCamp「折りたたみ焚火台」 イメージ3

燃焼効率が高く、とにかくよく燃えます。また商品をばらす必要がありますが、燃え残りも少なくて片づけやすいです。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

大人気ピコグリルを元に発展させた商品です。ステンレスメッシュを利用したモデルに比べてステンレス板のモデルは耐久性があります。ただ、下部に空いた穴から、どうしても灰などが地面に落ちるので、場所によっては「A4サイズに折り畳める耐熱シート」などを併用するほうがいいでしょう。SOLOの場合、キャンプ場では、トイレ移動などで目を離すシーンがあるかと思います。採点基準によって上位になっていますが、個人的にはソロで初心者ならば、四方を覆われているタイプの焚き火台のほうをオススメするケースもあります。

第3位キャンピングムーン「焚火台 X-MINI」

キャンピングムーン「焚火台 X-MINI」 イメージ

キャンピングムーン(CAMPING MOON)
焚火台 X-MINI
実勢価格:3280円

材質:ステンレス鋼304
重量:1600g(層重量)
サイズ:約幅19.5×奥行19.5×高さ15.5+4.0cm
収納サイズ:約幅20×奥行20×高さ6cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
90/100点 27/30点 19/20点 18/20点 8/10点 18/20点

3位のキャンピングムーン「焚火台 X-MINI」は、ロゴスと似た作りの焚き火台です。

キャンピングムーン「焚火台 X-MINI」 イメージ2

価格が5千円を切り、焼き網なども付いているので、初心者のお試しにはおすすめ。焼き網は3段階の高さ調節ができて火加減をコントロールできます。

キャンピングムーン「焚火台 X-MINI」 イメージ3

薪がはみ出すのと、灰受けのせいで燃え残りを捨てにくいのがイマイチ。また他のソロ用と比べて若干重めなのも減点になりました。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

構造的にロゴス製品にそっくりの商品です。別のサイズもラインナップされています。ただ、このメーカーの製品は、値段が安い割には、遜色ないしっかりした作りになっています。そのぶん重量は重いです。TokyoCampと比べると四方が囲まれている点で、より初心者にオススメしたい焚き火台です。

4位:DOD「秘密のグリルちゃん」

4位:DOD「秘密のグリルちゃん」 イメージ

DOD(ディーオーディー)
秘密のグリルちゃん
実勢価格:3982円

重量:約590g
サイズ: 約W34×D30×H18cm
焼き網サイズ: 約W23.5×D15.5cm
収納サイズ:約W30×D7×H5cm
材質:ステンレス

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
89/100点 27/30点 18/20点 18/20点 7/10点 19/20点

4位はDOD「秘密のグリルちゃん」。重さ約590g、収納サイズはポケットサイズと言って差し支えないほどコンパクトながら、バーベキューと焚き火が両方しっかり楽しめます。

4位:DOD「秘密のグリルちゃん」 イメージ2

専用ケースに入れて、車に常備しておきたいアイテムです。

4位:DOD「秘密のグリルちゃん」 イメージ3

グリル&焚き火台の嬉しい2Way仕様。特殊耐熱メッシュは目が細かく、灰が落ちにくいためフィールドを汚しません。

4位:DOD「秘密のグリルちゃん」 イメージ4

構成パーツが少ないので組み立てもラク。取り出して脚部を広げ、ステンレスパーツを組み立てるだけの簡単セッティングです。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

バックパッキングできるサイズ感の焚き火台です。DOD製品にはいつも「そうきたか!」とネーミングも含めてワクワクさせられっぱなし! です。実際は、料理をするにも、焚き火を眺めるにも、テクニックが必要なんですが、「テクニックを磨けば何でもできる」と思わせてくれる商品です。故に初心者で終わる覚悟の人が1つ目で買う商品では無いかもしれません。

5位:ユニフレーム「ファイアスタンド2」

5位:ユニフレーム「ファイアスタンド2」 イメージ

ユニフレーム
ファイアスタンド2
実勢価格:6400円

重量:約490g
サイズ:約W40×D40×H30cm
収納サイズ:約φ60×H57cm
材質:特殊耐熱鋼FCHW2(メッシュシート)、ステンレス鋼(スタンド)、収納ケース(ナイロン)

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
88/100点 25/30点 18/20点 18/20点 7/10点 20/20点

5位のユニフレーム「ファイアスタンド2」は軽量&コンパクトで、かさばらないのが最大の魅力。

5位:ユニフレーム「ファイアスタンド2」 イメージ2

特殊耐熱鋼メッシュはくるくる巻いて収納でき、重さも約490gと超軽量で気軽に持ち運べますよ。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

超軽量で焚き火を楽しめるアイテム。構造が単純なので、コピー商品がたくさん発売されていますね。ある程度の上級者にオススメしたい商品です。初心者にオススメしない理由は、 ・風の影響をモロに受ける→火が散らばる ・移動が脚を持って簡単そうに見えて、実はコツがいる ・調理の場合は単体では使いにくい この弱点をどう克服するか、を楽しみたい……と思ったあなたは上級者の入り口です。

6位:ユニフレーム「ネイチャーストーブ」

6位:ユニフレーム「ネイチャーストーブ」 イメージ

ユニフレーム
ネイチャーストーブ
実勢価格:5600円

重量:約320g
サイズ:約W14×D14×H16cm
収納サイズ:約W13×D13×H 1.5cm
材質:ステンレス鋼(メッシュ部のみ耐熱鋼)

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
87/100点 25/30点 19/20点 18/20点 7/10点 18/20点

6位は、煙突効果を利用することで効率的に炎を生み出すのユニフレーム「ネイチャーストーブ」。煙突効果を高める本体、底部のメッシュやX字の脚部など、効率良く燃やすための工夫がいたる所に見られます。

扱いもカンタンです。落ち葉や松ぼっくりなど身近にある自然素材を本体に入れて、側面の着火孔から火をつけるだけで調理可能。十分な火力が得られます。

6位:ユニフレーム「ネイチャーストーブ」 イメージ2

ただ、乾燥した落ち葉や松ぼっくりは季節によっては見つからなかったり、湿気を帯びていたりと準備が困難な場合があります。

とはいえど、焚き火本来の風情を存分に味わえるミニ焚き火台です。13cm×13cmとはがきレベルのサイズ感なのも嬉しいポイント。このサイズで320gならザックに入れてもノーストレスですね。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

むー。これも「焚き火台」となる時代なのかー。この製品の類は、ネイチャーストーブとかウッドストーブとか呼ばれる類なのかと。利点は、「そのへんにあるものを燃料にできる」→「長期のキャンプで燃料との軽量化の兼ね合い」だと思っています。実は、固形燃料との相性も良かったりもします。ソロキャンプとかロングトレイルで使う場合は、夕暮れ前はなにかと忙しいので、自然吸気で火を起こしやすい構造で、四方を覆われていて、やや目を離せるのがロングセラーの理由かと思っています。

7位:ユーコ「グリル&ファイヤーピット 」

7位:ユーコ「グリル&ファイヤーピット 」 イメージ

ユーコ(UCO)
ミニフラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット
実勢価格:5170円

材質:ステンレス鋼
重量:832g
サイズ:23×17cm

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
86/100点 24/30点 19/20点 18/20点 7/10点 18/20点

7位のUCO「ミニフラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット」は、フラットパックグリルをさらにコンパクトにした焚き火台。重量もかなり軽くなっています。

7位:ユーコ「グリル&ファイヤーピット 」 イメージ2

バックパックの背面へ押し込んだり、ダッフルバッグに忍ばせたりと、携帯性も抜群。設営も開いて脚を出すだけと非常に簡単。大きい薪も載せられて良く燃えるタイプですが、若干薪を組みにくいのが惜しいです。

7位:ユーコ「グリル&ファイヤーピット 」 イメージ3

片づけは逆さにして灰を捨てるだけと非常に簡単。撤収も短時間でできます。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

コンパクト版ということですが、キャンプ場での使用を想定すると、薪をそのまま使うならば薪のサイズを短くしなければなりません。いざのこぎりの出番だ!というのは個人的にはマイナス。ですが、その辺に落ちている枝などが利用できるキャンプ場ならばプラス。薪をバトニングで細かくして、折れるサイズにするのが苦でないならば、さらにプラス。そんな商品です。つまり中、上級者向けです。何度でも言いますが、焚き火って手間をかけてもいい、そういうものでもあります。

8位:ユニフレーム「UFファイアポット」

8位:ユニフレーム「UFファイアポット」 イメージ

ユニフレーム
UFファイアポット
実勢価格:1万4900円

重量:約1.76kg
サイズ: 約W16.5×D16.5×H54.5cm
収納サイズ:約W16.5×D16.5×H49cm
材質:ステンレス鋼

▼採点結果

総合点: 使い勝手 燃焼性能 コスパ 耐久性 携帯性
82/100点 21/30点 20/20点 17/20点 8/10点 16/20点

8位のユニフレーム「UFファイアポット」は薪をタテにセットして使う斬新な焚き火台。内部で発生する上昇気流によって、美しく立ち上る炎を楽しめます。かがり火のようで幻想的。演出効果もバツグンです。

8位:ユニフレーム「UFファイアポット」 イメージ2

ただ、一般的な“火を見て落ち着く”や“火を囲んで友人とお酒を酌み交わす”などといった使い方には、あまり向かないかもしれません。

また、他にランクインしたユニフレームのミニ焚き火台と比べて、サイズ・形状・重さが違うからということもありますが、若干お値段が高いのも惜しいポイントでした。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

むー。これも焚き火台かー。篝火台? 薪を縦に入れて使用する構造です。料理は出来なくもないですが、ここは製品デザインにしたがって、篝火として使用しましょう。煙突効果があるのでバーバキューなどでの炭の火起こし器としても使用できます。篝火で使用した場合移動がしやすいのがいいですね。大人数で飲みキャンプをして、徐々に就寝してメンバーが減った際に合わせて明かりの範囲を徐々に小さくできますよ。

【おまけ】焚き火便利グッズおすすめ3選

【おまけ】焚き火便利グッズおすすめ3選 イメージ

さて、最後は焚き火をより便利に楽しむためのアイテム3製品のご紹介です。プロと一緒に焚き火ビギナーズにもおすすめの製品をセレクトしました。

焚き火に鍋を吊せるコールマン「ファイアープレイススタンド」

焚き火に鍋を吊せるコールマン「ファイアープレイススタンド」 イメージ

コールマン
ファイアープレイススタンド
実勢価格:6891円

コールマン「ファイアープレイススタンド」は、4本の脚を使う安定性抜群の焚き火スタンドです。ストッパーの位置を調整することで自由な位置で固定できます。

焚き火に鍋を吊せるコールマン「ファイアープレイススタンド」 イメージ2

他製品の多くはトライポッド(三脚)ですが、これなら料理の入った重い鍋を吊るしてもビクともしません。ビギナーでも安心して使えますよ。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

これは四脚なので、トライポッド(三脚)ではなくテトラポッドですね。個人的には、トライポッドに比べて、一つが駄目でも三脚として機能するのでより安定しますし、長方形のテーブルとの相性もよいと感じています。

扱いがラクなステンレス製鍋 SOTO「GORA OVEN」

扱いがラクなステンレス製鍋 SOTO「GORA OVEN」 イメージ

SOTO
GORA OVEN
実勢価格:2万円

SOTO「GORA OVEN」は、3mm厚の保温性に優れたオーブン鍋です。シーズニングが必要なダッチオーブンと違い、ステンレス製だから扱いもラク。別売の専用の鍋ヅル(3080円)を使えば、焚き火に吊るして使用することもできます。

扱いがラクなステンレス製鍋 SOTO「GORA OVEN」 イメージ2

鋳鉄のダッチオーブンには憧れますが、手入れも使い方も難しいのが悩みどころ。ビギナーにはステンレス製がおすすめです。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

家庭用品とアウトドア用品は、どちらも生活用品! と分け隔てなく利用していますが、ことアウトドア用品に求められるのが収納性や携帯性です。この製品は別のステンレスヘビーポットを中に収納できます。取っ手の出っ張りが少ないし、吊り下げて使える取っ手が取れるオプションがあったりして携帯性がよいのが◎。取っ手が取れるティファールも吊り下げないのであれば、アウトドアで使ってもいいと思うんですけどね。

ナイフで薪を割る! モーラ・ナイフ「コンパニオンスパーク」

ナイフで薪を割る! モーラ・ナイフ「コンパニオンスパーク」 イメージ

モーラ・ナイフ
コンパニオンスパーク
実勢価格:3630円

モーラ・ナイフ「コンパニオンスパーク」は、薪も割れるアウトドアナイフです。ナイフ1本でサバイバル気分を楽しむ「ブッシュクラフト」というアクティビティが注目されていますが、身近な道具に頼らずチャレンジすることが上級者への第一歩と言えます。

ナイフで薪を割る! モーラ・ナイフ「コンパニオンスパーク」 イメージ2

グリップエンドには、ファイヤースターター(火打ち石)が仕込まれているので、自ら薪を割り火をつけてサバイバル気分を楽しむことができますよ。

刃物を使う場合には、手を保護するために必ずグローブを着用しましょう。無理な力を加えるのも怪我の元なので注意が必要です。

義村貞純 氏
アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏 のコメント

焚き火の楽しみ方のひとつに着火があります。もちろん着火剤を使ってもいいし、バーナーで火を付けても、それは自由!ナイフ一本で、フェザースティックを作って、ファイヤースターターで小さな種火から着火するのも楽しいこと間違いなしです。また、ナイフを駆使して、小さな焚き火台に入るサイズに薪を割るバトニングをするのもいいかもしれません。

以上、おすすめの焚き火台ランキングと、焚き火を楽しむ便利グッズのご紹介でした。

自分で選んだ焚き火台を囲んで語らう空間は、まさに癒やしの時間です。一生モノの焚き火台を手に入れ、焚き火デビューしてみませんか?