家電 しっかり乾燥のコツは適切な容量を守ること

不快な上、洗い直す面倒もある生乾きの悩み。そんなとき、とくにドラム式の洗濯乾燥機を使っている人は、乾燥機能の活用方法を見直す必要があるかも知れません。

というのは、乾燥容量は洗濯量とイコールではないので、場合によっては容量をオーバーして乾燥機能が低下してしまうんです。

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ですので、「どうも最近乾燥モードの仕上がりがいまいち」という人は、まず洗濯物を詰め込みすぎていないか確認しましょう。

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また、ドラム式はタオルの乾燥が実は苦手というのも覚えておきましょう。タオルの乾燥は生地が寝やすく、ゴワつきやすい弱点も毛が寝てしまいます。タオルの乾燥方法は後ほど説明しますので、ぜひ参考にしてください。

家電 しっかり理解しておきたい洗濯量と乾燥量の違い

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先述のとおり、洗濯乾燥機を使用する際に、まず押さえておきたいのが洗濯容量と乾燥容量は違うという点。乾燥容量は洗濯容量より小さく、場合によっては「洗濯後にそのまま乾燥」すると生乾きで仕上がることもあります。

基本的に乾燥性能は洗濯量が少ないほど効率はアップするので、小分けにして活用しましょう。

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このように洗濯物を溜めすぎると細菌の原因になります。

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せっかく乾燥しても生乾きで悪臭がすることも。

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乾燥モードで強弱を選べるモデルは、強モードでしっかり乾して生乾きのニオイを防止しましょう。

それでは実際に洗濯機の「乾燥モード」を使った乾燥術を紹介します。

STEP① 洗濯量を把握しましょう

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[大人1人の1日分の洗濯量1.5kg]

ワイシャツや下着、タオルなど1日に出る大人1人の1日分の洗濯量は1.5kgが目安。何日溜めたか計算しましょう。

STEP② 量が多そうなら間引きます

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乾燥容量が多そうなら、2回に分けて乾燥モードを活用しましょう。

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たくさんの洗濯物を一気に乾燥するのは避けるべきです。

STEP③ ひと手間でシワ軽減

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脱水後に1度洗濯機を止めてほぐしておくとシワ軽減になります。

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ちなみに、シーツを乾かすときは、脱水後の工程で乾いたタオルを1枚入れておくと、水気を吸い取ってくれるので乾燥効率がUPします。

家電 タオルのゴワつき防止は「半乾き3時間干し」が正解

ドラム式は上下に衣類を動かして乾かすため、どうしても生地が寝やすく、ゴワつきやすくなります。とはいえ雨で外に干せないときは、生乾きの状態でもいいので乾燥機能を止め、室内干しに切り替えましょう。

5時間超の室内干しは雑菌のニオイが付着する原因になるので、3時間以内を目安に乾燥機能と組み合わせて乾かしましょう。

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乾燥機
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天日干し

乾燥機能で最後まで乾かすと、タオルのパイル生地が寝てゴワゴワになってしまいます。途中で乾燥機能を止めてみましょう。

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途中で乾燥を止めて外に天日干しするだけでもゴワつき具合は全然違います。もし天日干しができない場合は3時間室内干しをしましょう。

また、ゴワつきをできるだけ抑えるためは、柔軟剤とハイターの組み合わせが有効です。

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洗濯物をふんわり仕上げる柔軟剤に加えて、

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ハイターを使うと柔軟剤が染み込みやすくなり、ふっくら感がよりUPします。

家電 浴室乾燥の落とし穴乾燥機能は必須です

雨の日に便利な浴室乾燥ですが、ひとえに言ってもただ干すだけは厳禁。専用の乾燥機がないと、カビや雑菌のニオイが衣類に付着してしまいます。

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浴室乾燥機

いわばドライヤーで丁寧に乾かしているのと同じです。温風で乾かすので速乾性が高く重宝する乾燥機能です。

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ただ干すだけ

乾燥機能なしで浴室干しをするのは、浴室のカビや雑菌のニオイが衣類につくだけです

また、乾燥は必ず「5時間以内」を厳守。それ以上の乾燥はニオイの原因になり逆効果です。

さらに、浴室乾燥には日頃、浴室を掃除・除菌することも必要です。具体的な手順を紹介しますので、干す前には浴室をキレイにしておきましょう。

STEP① まずは換気扇をONにします

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浴室は家の中で最も湿気がたまりやすいスペース。浴室乾燥の前にあらかじめ換気しておきましょう。

STEP② タオルで床掃除をします

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床や浴槽に水滴が残っていたらタオルで拭きとっておきましょう。これを怠ると湿気はなくなりません。

STEP③ 天井と壁を除菌します

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写真上
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アルコール除菌スプレーで壁や天井の雑菌を除去しましょう。とくに、換気扇廻りは念入りに!

STEP④ 拭き取って完了です

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そのまま放置しても問題ありませんが、すぐに浴室乾燥する場合は拭き取ってから衣類を干すようにしましょう。

以上、洗濯乾燥のコツを紹介しました。湿気が多い日本は生乾きがよく起こります。これらのポイントをしっかり押さえて、気持ちよく洗濯を楽しみましょう。