新モデルの季節到来! クロスバイク17年モデルのランキングをおさらい①
2017年10月08日(日)
360.life編集部
360.life編集部/Test by MONOQLO編集部
新モデルの季節到来! クロスバイク17年モデルのランキングをおさらい①
今年もクロスバイクの新モデルが登場する季節になりました。そこで、今回はモノクロ誌の2017年モデル(旧モデル)のクロスバイクランキング14選をプレイバック。最後の最後に残った市場在庫を探すもよし、新モデルに思いをはせるもよし! ぜひ、参考にしてくださいね。
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本記事はMONOQLO2017年7月号発売時点でのランキングとなります。
  • ライフスタイルにより
    最適な一台は異なる
サイクリングは近年、健康意識の高まり、節約意識の向上、震災時の活躍などを受けてブームになっています。普通自転車専用通行帯や自転車ナビラインが整備された車道も増えており、より安全に走りやすくなりました。

自転車にはさまざまな種類がありますが、街中もサイクリングロードも走りやすく、初心者が扱いやすい一台を選ぶなら「クロスバイク」が最適です。本特集では識者やメーカーがオススメする10万円以下のクロスバイク14台を一堂に集め、実際に乗り比べて比較。それぞれの項目で点数を付け、総合ランキングを発表します。
よく走る距離や坂の多さなど走るシチュエーションにより、オススメのスポーツバイクは異なります。上の表を見ると分かるとおり、クロスバイクはどの状況にも対応できる万能タイプといえます。
  • 自転車に詳しい識者が
    5項目で総合評価
クロスバイク14台を集め、舗装路、石畳、芝生などで走行テスト。各パーツの使いやすさなどもチェックしてもらいました。
今回は自転車に詳しいこの3名にご協力いただきました。
【左】アドベンプロダクツ代表 義村貞純さん
マウンテンバイクを使った冒険体験のイベント企画やWEBサイトの制作などを行う会社の代表取締役です。
【中】自転車ライター 田中弾さん
「ファンライド」などの自転車雑誌やオートバイ雑誌で編集、ライティングなどを行っています。
【右】サイクルパラダイス 松永弘樹さん
自転車の販売、カスタム、メンテナンス、リサイクルを行う専門店「サイクルパラダイス」のスタッフです。
【01 通勤】スーツ姿で短距離走行
10㎞以内の短距離での通勤を想定し、急いで運転してもキビキビ走行できるか、混雑している都心でも小回りが効くかどうかをチェックしました。
【02 ロングライド】変速段数が多いタイプがベスト
10㎞以上のサイクリングコースでの走行を想定し、高速巡航で楽しく運転できるか、長時間運転しても疲れにくいかなどを検証しました。
【03 坂】車体が軽いと登りやすい
坂でもブレずに漕ぎやすいか、細かいギアチェンジができるか、ペダルを踏んだぶんしっかり伝えてくれるかをチェックしました。
【04 乗り心地】カーボンなど素材で変わる
タイヤの大きさや太さ、フレームの形状や素材、サドルの形状や大きさなどにより変わります。乗り心地がいいと、長距離運転もラクになります。
【05 ブレーキ性能】ディスクは雨天も優位
スピードを出していてもしっかり止まるという、安全面で重要な項目です。ディスクブレーキは制動力が高いですが、構成パーツが重いなどの難点もあります。
【合計】50点満点でランキング化
「通勤」「ロングライド」「坂」「乗り心地」「ブレーキ性能」の各項目を10点満点、計50点満点で採点しランキング化しています。
  • クロスバイクの購入時には
    スペックのココをチェック
クロスバイクはモデルによってサイズやパーツ構成が異なります。購入時には乗り心地だけでなく、こうしたスペックもよく確認をしましょう。
【サイズ】シートチューブの長さで適正身長が変わってくる
サドルの下にあるフレーム(シートチューブ)が長いほど、乗車に適している身長も高くなります。
【スピード】変速段数が多いと坂や長距離走行で有利
例えばギアがフロント3速、リア9速だと「3×9S」と表示されます。ギアが多ければ速度が出やすく坂もラクになります。
【ブレーキ】ディスクタイプは優れた制動力がある
小型軽量な「キャリパー」、制動力が高めな「V」、天候を問わず制動力が高い「ディスク」など、さまざまな種類があります。
【ホイール・タイヤ】ホイールが大きいと高速巡航がラク
700×28Cと表記されていれば、700Cホイールに28㎜タイヤを履いているということです。サイズが大きいほど高速巡航がラクになります。

それでは、10万円以下で買えるクロスバイク、2017年モデルのベストランキングの発表です!
  • 1位はカーボンフォークで7万円台!
    ジャイアント「エスケープ RX2」
通勤、通学のチョイ乗りから週末のロングライドまで幅広く使えるクロスバイク。14製品を総合的に評価したところベストバイに輝いたのは、ジャイアントの「エスケープ RX2」でした。
決め手は、走りの軽さと快適性。試乗した識者たちも「ペダルを踏んだ一歩目から、軽くスッと前に進んでくれる。スポーティだが長く乗っても疲れない。よく考えられている」「アルミのフレームは乗り心地が硬くなりがち。ですが、RX2は路面からの振動吸収性が高いカーボンのフレームのように感じる。高価なロードバイクに近い走りです」と高く評価しました。

この軽快性は、フロントフォークに上位モデルと同じカーボンを使っていることも大きく影響しています。それでいて7万4000円という価格は、コストパフォーマンスに優れているといえます。

ギアは前3段×後9段の27段変速。低速から中高速域までをカバーするMTB(マウンテンバイク)系のギアが付きます。軽いギアを備えているうえ、車体重量が9.7㎏と軽量なので坂道も楽に上ることができました。脚力に自信のない女性でも安心です。

乗車時の姿勢は、身体がほどよく前傾姿勢になるアップライトなポジション。初めてクロスバイクを買う人でも決してキツイものではないので、乗っているうちにすぐ慣れるでしょう。

同モデルは、クルマに例えるならスポーツツアラーのような位置づけ。クロスバイクらしい高いスピード力を持ちつつ、乗り味がやさしく、操作もしやすい。トータルバランスに優れている万能選手といえます。
踏めば即座に反応する感覚が気持ちいい!
ジャイアント
エスケープ RX2
価格:7万4000円(税抜き)
サイズ:430(XS)/465(S)/500(M)/555(L)㎜
カラー:パールイエロー/ブラック
重量:9.7㎏(実測)
ホイール・タイヤ:700×28C
ブレーキ:V
スピード:3×9S
軽さや乗り心地が特に評価されました。
【フレーム】軽いのに強度がありスピードが出やすい
強度を高めたいところ、衝撃を吸収したいところを解析して開発。部分ごとに断面積や厚みを適正化しています。無駄のない設計で、軽く仕上がっています。
【グリップ】広めなので安定して持ちやすい
グリップは端の部分が広がっていて、手を軽くそえたり、体重を預けたいときに便利。手の平を支えてくれるのでリラックスできます。
【ケーブル】ケーブルがフレームの中を通っている
ケーブル内蔵式のフレームで、見た目がスッキリしています。ケーブルが外に出ないため、雨水の浸入による動作不良や腐食もしにくくなります。
【フロントフォーク】カーボン製なので乗り心地がとてもよい
素材としてカーボンはアルミよりも高価で、軽さと振動吸収性に優れています。クッション的な働きをしてくれるので疲れにくいです。
【シートピラー】長時間乗っているとありがたみがわかる
フレームとサドルをつなぐシートピラーのつくりを工夫して振動を吸収。お尻に感じる衝撃が少なく、痛みが出にくくなっています。
【ギア】前3段×後9段ありスピードが出しやすい
一番軽いギアは、ペダルを踏む力がほとんどいらないほど。急勾配の坂も足を着かずに難なく走れます。段数が多いので加速もスムーズでした。
【タイヤ】舗装路メインに走るためのタイヤを履く
タイヤはトレッドに溝のないスリックパターンを履いています。溝のあるタイヤより路面との接触面積が増えるためグリップ力が増します。加速がよくコーナーリングも安心です。
  • 2位キャノンデール「バッドボーイ4」
    独創的な存在感と硬派な走り
キャノンデールの「バッドボーイ4」は、フォークが左側1本だけという個性的なモデルです。このレフティフォークは、1999年からMTB(マウンテンバイク)に使われている由緒あるもので、フロント回りを軽快にしてハンドリングを向上させるメリットがあります。

走りは、フレームが硬めでシャキシャキした感じ。ガッチリしていて立ち漕ぎもまったく問題ありません。ジャイアント「エスケープ RX2」のような優等生的な乗り味というよりは、自転車を右へ左へとアグレッシブに操って楽しみたい人に向いています。

ホイールは最近のMTBのトレンドになっている650B(27.5インチ)。走破性と小回りのバランスがよく、その流行をいち早く押さえています。欧米人より小柄な日本人には、700Cよりもマッチしやすいでしょう。
右側にフォークがないので軽量化の恩恵もあります。
キャノンデール
バッドボーイ4
価格:8万3000円(税抜き)
サイズ:SM/MD/LG/XL 
カラー:ニアリーブラック w/チャコールグレー アンド リフレクティブ
重量:11kg(実測)
ホイール・タイヤ:650×35C
ブレーキ:Mディスク
スピード:3×9S
ディスクブレーキの性能が高く評価されました。
【ブレーキ】ディスクブレーキは制動力が高い!
雨の日も制動力の落ちにくいディスクブレーキを装着。レバーを握るとキュッと止まってくれます。
【タイヤ】太めなので溝にはまりにくい
ホイールは700Cよりひと回り小さい650B。幅35Cと太めのロードタイヤで、段差や溝なども越えやすくなっています。
【フレーム】立てかけたときにキズが付きにくい
フレームのサイド部分に保護用のラバーが貼ってあり、キズが付きにくいので、混雑する場所でも安心して駐輪できます。
乗りやすくてカッコいいバイクが欲しい人にオススメです。
  • 3位トレック「FX 3」
    ロングライドでも疲れにくい相棒
3位にランクインしたトレック「FX 3」は、ゆったりとしたポジションが心地よく、どこまでもマイペースで走りたくなるようなリラックスした乗り味が特徴です。「クセがなく馴染みやすい」「オールマイティに使える」「フェンダーやキャリア装着用のダボ穴があり拡張性も高い」点も高評価につながりました。

ギアはロングライドに十分な前3段、後9段の27段変速。グリップやサドルは長い時間乗っても疲れにくく、タイヤも32Cと太くクッション性が高いです。スピードは出そうと思えば出せますが、どちらかといえば、ある程度スピードを維持してたんたんと距離を稼ぐ走り方が得意です。それゆえ10㎞や20㎞と言わず、軽く50㎞は走っていけます。

フレームは大柄なアメリカ人が乗っても大丈夫なようしっかり作られており、長くつき合える相棒になっています。
カーボンフォークは振動を吸収するのでラクに漕げます。
トレック
FX 3
価格:7万3149円(税抜き)
サイズ:15/17.5/20/22.5in
カラー:トレック ブラック/カリフォルニア スカイブルー/バイパーレッド/トレックホワイト
重量:10㎏(実測)
ホイール・タイヤ:700×32C
ブレーキ:V
スピード:3×9S
ロングライドにもおすすめです。
【ギア】良質の27段ギア搭載でロングライドも安心
リアの変速機は信頼の高いシマノ製。ケーブルの取り回しもスムーズで操作が軽いです。27段あるのも心強いですね。
【グリップ】衝撃を吸収するエルゴグリップ
手に伝わる振動を軽減するグリップ&ハンドル。長距離を走るうえで欠かせないものとして専用品を開発しています。
【オプション】センサーを付けるとルートなどを記録
サイクルコンピューターのセンサーはチェーンステー内側に装着できるので、見た目がすっきりしてスマートです。
通勤やサイクリングで遠距離を走ることが多い人にオススメです。
  • 総合力ならエスケープ!
    期待を裏切らない作り
10万円以下のクロスバイクを走行距離、場所、乗り心地、ブレーキ性能と多角的に評価したところ、ランキング1位に輝いたのはジャイアントの「エスケープ RX2」でした。過去に行ったランキングでも同社のRX1やRX3が首位になっており、この価格帯ではエスケープ RXシリーズの評価が高いことがわかります。スピード感が手軽に楽しめて疲れにくいクロスバイクが7万円台で購入できるのですから、初心者も手が届きやすくその期待を裏切らない一台といえます。

今回は5項目の合計点で順位を付けていますが、総合順位が下位のものでも特定の人にはオススメできるクロスバイクもありました。例えばクロスバイクをほぼ通勤にしか使わない人であれば、「通勤」の項目の点数が高ければほかの項目の点数が低めでも推奨できます。順位だけでなく、それぞれの特徴も参考にして最適な一台を選んでください。
4位から14位の発表は、「新モデルの季節到来! クロスバイク17年モデルのランキングをおさらい②」にて(近日公開予定)。

※すべての製品の価格(税抜き)は、MONOQLO2017年7月号発売時点での情報となります。製品によっては、価格が変わっているもの、売り切れてしまっているもの、モデルチェンジが行われているものがありますので、ご了承ください。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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